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コタ&こたplusサチイブ お気楽DAYS
2004年下半期
2004年度7月~12月に試写会&映画館で観た作品の
こたっぺ☆的勝手なレビュー(笑)です。
(※当時の日記からのコピーなので、統一感のない書き方で申し訳ないです。)
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
『キング・アーサー』
『モナリザ スマイル』
『LOVERS』
『アイ,ロボット』
『ターミナル』
『カンフーハッスル』
◆ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004/7/4の日記より)◆
夏休みになり、またダーズリー家に戻ってきていたハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、
変わらず一家に虐げられていた。
宿題をしたくてもさせてもらえず、
こっそり夜中に魔法の灯りでなんとか教科書を読む始末。
だが、ハリーの我慢も限界を超えた。
たずねてきたマージおばさんがハリーの両親のことを悪く言ったのに腹を立てたハリーは、
学校以外で使ってはいけない魔法でおばさんを風船のようにふくらまし、
空へ飛ばしてしまった。
そのままダーズリー家から荷物を持って飛び出すハリー。
あてもなく歩きつづけ、気がつくと日が暮れていた。
人通りもなく、静かな住宅街。
そこでハリーは恐ろしげな黒い犬を見かけた。
身の毛もよだつほどのそのプレッシャー。
だが、急に現われた夜の騎士バスによって救われる。
そのバスは迷子や家出の魔法使いを保護するバスで、
一般のマグル(魔法の使えない人たち)には見えない。
ハリーは行き先をバー・漏れ鍋を指定。
バスはものすごい速さでロンドンの町をすりぬけていく。
車掌が読んでいた新聞には、シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)という男が
アズカバン刑務所から脱獄したという記事が大きく取り上げられていた。
魔法使いが入れられる脱出不可能なはずのアズカバン刑務所。
シリウスはどうやって脱獄したのだろうか?
漏れ鍋では、魔法省のファッジ局長(ロバート・ハーディー)が待っていて、
彼のはからいでハリーは違反行為をしたにもかかわらず、
罪に問われることはなかった。
やがて新学期が始まる時期となり、ハリーはロン(ルパート・グリント)やハーマイオニー(エマ・ワトソン)と再会。
だが、ハリーはそこでロンの父から恐ろしい話を聞く。
夜の騎士バスの中で車掌が読んでいた新聞に出ていた
シリウス・ブラックがハリーの命を狙っているというのだ。
ホグワーツへ向かう汽車に乗っているときに、
ハリーたちはアズカバンから派遣され、シリウス・ブラックを追うディメンターという吸魂鬼と出会う。
なぜかハリーはそのディメンターの影響を受け意識がなくなってしまうが、
ディメンターを遠ざけてくれたのは、同乗していた新しい闇魔法学の先生、ルーピン(デヴィッド・シューリス)だった。
やがてハリーたちはホグワーツ魔法学校へ到着。
一抹の不安を抱えたまま、ハリーの3年目が始まる。
確かに、監督も変わって、ハリーたちも成長して、
今までよりもダークな感じではあったけれど、
こたっぺ☆は今までの中で一番『アズカバンの囚人』がおもしろかったかな。
前の2作よりさらにミステリアスな部分もあったし、ハリーの苦悩とか両親への思いがすごくよく表れていたと思う。
魅力的な生き物とかもすごく精工に造られていたし、第1作と違ってホグワーツでの細かいことは省くことができたので、なんかいろんな説明っぽいシーンとかがなくてスッキリしていた感じ。
ホグワーツ校内の幽霊たちもパワーアップしてたわ(笑)
壁にかけられた絵の中の人物たちも、今回はかなりいろいろな動きをしていて、
それも背景としてちょっとしか映らないんじゃなく、クローズアップされたり、
普通にスクリーンを観ていても絵の動きが気になるくらいにわかりやすくなってた。
ただ、シリウス・ブラックに関わるストーリーは先が読めてしまったけどね。
あ、やっぱりね…という感じ(笑)
ハリー役のダニエルくん、ロン役のルパートくん、ハーマイオニー役のエマちゃん、ドラコ役のトムくんと
みんな成長早いね~。
一年でこんなに大きくなるのかぁ。
ネビル役の子もかなり成長してたなぁ。
今回からダンブルドア校長役を故リチャード・ハリスの後を受け継いでマイケル・ガンボンが演じていたけれど、
顔を覆うヒゲであまり違いはわからないかも(笑)
でも、目が違うけどね~。
マギー・スミスのマグゴナガル先生、トビー・コルドレーンのハグリッド、アラン・リックマンのスネイプ先生、それから、ハリーを苛めるダーズリー一家も変わらず。
スネイプ先生というか、アラン・リックマンの喋り方って好きだなぁ。
このダーズリー一家もまぬけでおもしろいのよね(笑)
こんな一家って絶対居そうだもんな(笑)
ダーズリー一家はよかったけど、ドラコが今回はいまいち小物だったなぁ。
前作はパパも出てきてかなり存在あったのに。
ニューメンバーとして、闇魔法学のルーピン先生役にはデヴィッド・シューリス。
最近では『タイムライン』とかに出てたっけね。
それから、こたっぺ☆の大好きな女優さん、エマ・トンプソンが髪の毛ボサボサで牛乳ビン底メガネの占い学トレローニー先生を演じていました。
そして、今作のカギとなる男・脱獄犯シリウス・ブラックには、
これまた大好きな演技派ゲイリー・オールドマン。
もっともっとカギになるペティグリュー役には、『ラストサムライ』のティモシー・スポール、
ちょびっとしか出ないけれど、パブ『三本の箒』の店主マダム・ロスメルタ役には、『トロイ』にも出ていたジュリー・クリスティ。
こう見ると、すごい豪華なキャスティングだよなぁ。
原作ファンの人たちから見たら、今回の『アズカバン~』はどうだったんだろう~?
1年間の出来事を2時間半にまとめちゃうんだから、
きっとあちこち端折ってあったんだろうけど、不満なのかな。
それとも、いい出来だったのかな。
◆キング・アーサー(2004/7/24の日記より)◆
紀元前よりローマの侵攻の続くヨーロッパ大陸。
ブリテン島(現在のイギリス)にもローマ軍はその勢力を広げていた。
ブリテンで生まれ育った男たちもまたローマ軍の兵士として兵役を課せられていた。
少年ランスロットもまたその一人。
彼がローマ軍に連れていかれるその日、ランスロットの父は
「勇敢な戦士は戦場で生き耐えた後、勇ましい馬へと生まれ変わるのだ。」
と。
15年兵役を務めれば、自由になれるというローマ軍の話を受け入れ、
ランスロットは家族を残して旅立った。
15年後、たくましく成長したランスロットは、親友であり、
仕えるべき勇士アーサーの元にいた。
知将・名将と名高いアーサーは、
ローマ人の父とブリテンの原住民ウォードの母との間に生まれ、
父の国ローマのため、生まれた国ブリテンの警備に当たっていた。
彼の元には、ランスロットのほかにも、鷹を使うトリスタン、誰よりも自由を欲するガウェイン、
豪傑なボース、年若いガラハッド、大きな体に見合う大きな心をもったダゴネットという
6人の騎士たちが集っていた。
武勇名高いアーサーの円卓の騎士と呼ばれる騎士はほかにもいたが、
長年の闘いで今はこの6人が残るのみ。
彼らもローマのために闘い、15年を経た今日、
ローマからやってくる司教が持ってくるという
教皇の書類によって、晴れて自由を手に入れるはずだった。
ところが、司教が持ってきたのは最後の指令。
それも、今までの任務とは比べ物にならないほどの危険なものだった。
ローマ軍の勢力が衰え、ローマ本国はブリテンを放棄する意思を固めた。
任務とは、ローマ軍の撤退と共に、
ローマ領最前線の地に居るというローマ人司祭の家族を救い出すこと。
しかし、そのあたりはすでに強暴なサクソン人の侵攻が進むあたり。
敵とあらば女子供といえども生かしてはおかないという狂人たちが侵略してくる中、
たとえ円卓の騎士といえども、この人数で任務を遂行するのはかなり危険だった。
サクソン人だけではない。
ローマ軍を憎んでいる原住民のウォードの住むあたりを通り抜けなければ、
ローマ人家族を救い出すことはできない。
自由を手にし、故郷へ戻ることを夢見ていた騎士達は、
生きて帰れる保障のない最後のこの命令に打ちひしがれた。
この任務を終えれば、今度こそ自由が待っているのだが・・・
しかし、騎士たちはアーサーとともに任務に赴く。
なんとかローマ人司祭の居る砦へたどり着くアーサーたちだったが、
独裁権力をふりかざす司祭たちの愚行を目にしてしまう。
作物はほとんど独占し、歯向かうものには暴行を加え、
そして、神に逆らうものとして捕らえたウォードたちを監禁し、
拷問を繰り返していたのだ。
極悪非道な司祭のやり方にアーサーは激怒。
かろうじて息のあった監禁されていた若いウォードの女性グウィネヴィアと少年を救い出し、
サクソン人が攻めてくる前にこの村と砦の人々全員を率いて
本拠地であるハドリアヌスの城塞へ出発する。
その後ろからは、武装したサクソン人たちが追ってくる。
民間人をかかえ、山越えを試みるアーサーたち。
無事に彼らを救い出し、自由を手に入れることはできるのだろうか?
まず、感想は、意外と短かったという感じ。
2時間で終わっちゃったんだね~。
あれだけの壮大な物語を2時間にしてしまった分、
いろんな面で薄いというか弱いというか、
もうちょっと詳しく描いて欲しいってのはたくさんあるんだけど、
『トロイ』よりは疑問が残らず良かったかな。
日本ではアーサー王伝説って知らない人も多いだろうから、
設定とかこれまでの経緯とかがほとんど説明されていなくて、
わかりにくい部分もあるかも。
あまり深く掘り下げてなくて、
よく知られているアーサー王伝説とは
違う部分も多いかな。
原作を知る人が見たら、「え!?なんで!?」って思う部分も多々あるの。
ネタバレになるので、そこんとこあんまり言えないんだけどさ。
製作のジェリー・ブラッカイマー曰く、
「伝説のアーサー王ではなく、史実のアーサー王を描いた。」
らしい。
たしかに、人間臭いアーサー王だったよ。
自分についてきてくれる騎士たちや民のことを心から思う王で、
彼らのためなら自分の命をも捨てられるくらいの勇敢なアーサーでした。
円卓の騎士たちは、とにかくランスロットがカッコイイ♪
一匹狼っぽいんだけど、アーサーにすごく忠誠心をもっている最強の騎士。
頭がちょっとチリチリパーマだったけど(笑)、きっとこの映画で
ランスロットやランスロット役のヨアン・グリフィスは人気出るんじゃないかな~。
あとね、鷹を使ったり、弓が上手いトリスタンも良かった♪
彼はロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンっぽい風貌だったなぁ。
最後にこの人の射た矢が「ウソぉ~!?」って感じだったんだけどね(笑)(←観ればわかる)
今回のキーラ・ナイトレーが演じたグウィネヴィアはすごくかっこいい役だったよ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』でも、ちょっとお転婆なお嬢様だったけど、
今回はお転婆なんてもんじゃないほどの勇ましさ。
ってか、こんだけ強いのに捕まったの?ってくらい強い。
そういえば、氷の張った湖でのシーンはノースリーブのナイトドレスみたいなのを着てて、
寒そうだったな(笑)
戦闘シーンも結構あるんだけど、血なまぐさくないの。
斬ったりとかのシーンも切られる側が映らないので、
グロくはないです。
それから、馬に乗っているシーンがやたらカッコイイ。
武道館の椅子がイマイチで、体制を整えながらの試写だったんで、
集中できなかったのが残念。
もう一回座りごこちの良い映画館で集中して観てみたい作品です。
びーちねえさん、誘ってくれてありがと~♪
◆キング・アーサー公式HP◆
◆モナリザ スマイル(2004/7/29の日記より)◆
1953年秋。
戦後まもないアメリカ。
キャサリン・ワトソン(ジュリア・ロバーツ)は、はるばるロサンゼルスから
ニューヨークの女子大ウェルズリー大学へ美術史の講師として赴任する。
女性も大学へ通えるようになったとはいえ、卒業生による同窓会の権力が強く、
まだまだ保守的なところだった。
これからの女性を育てていきたいと意気込んでいたキャサリンは、
理想とその現実とのギャップに早くも悩まされる。
優等生のベティ(キルスティン・ダンスト)を筆頭に、女学生たちのほとんどは
結婚して家庭に入ることこそ女性としてあるべき道であると教えられ、
現に半分の生徒はすでに人妻か婚約者のいる身だった。
ベティは厳しい母親の言われるままに結婚し、
ジョーン(ジュリア・スタイルズ)は弁護士になる夢を諦めて結婚、
ジゼル(マギー・ギレンホール)は破綻した両親への反発か、多くの男性と付き合い、
コニー(ジェニファー・グッドウィン)はまだ見ぬ自分への求婚者をひたすら待つのだった。
自分で物事を考え、自分で生き生きとした人生を選択するような女性になってほしいと願う
キャサリン。
彼女の授業は次第に女生徒の心を動かしていく。
だが、保守的な学園側がそれを良しとするはずもなかった…
ジュリア演じるキャサリンは、
『いまを生きる』のキーティング先生のように『変化をもたらす教師』。
最後には学校側から破門されても、
生徒は先生を称えるというお決まりのストーリー。
キャサリンは芯を持った女性で、
自分で考え、自分で選ぶことを教えたかったのだけど、
それが裏目に出てしまうの。
当時はアメリカでさえも女性の社会進出に否定的だった時代。
たった50年前まで、アメリカもそんな時代だったんだよね。
男性に嫁ぎ、子供を産み、家庭を守ることこそが女性の幸せであるといわれていた時代。
特に大学へ行けるような良家のお嬢様たちには、
結婚以外の選択肢はなかったのよね。
徐々にキャサリンのように「仕事」を持つ女性が増えてきていたけれど、
その活躍も決められた範囲から出ることは許されないし、
仕事と家庭を両立するなんてもってのほか。
男性もまた、そんな自立した女性を理解する人でも、
その才能を心から祝福する人は少なかった。
そんな時代に生まれていたら、こたっぺ☆だってこうやって仕事することもなかったんだろうな。
優等生のベティ役は、『スパイダーマン』『ヴァージン・スーサイズ』のキルスティン・ダンスト。
彼女が一番キャサリンに反発していたんだけど、一番キャサリンを必要としていたのは彼女だったんじゃないかなぁ。
その親友のジョーン役は、ジュリア・スタイルズ。彼女はあまり知らないのです(^^;)
ジゼル役のマギー・ギレンホールは、ジェームズ・スペイダーと『セクレタリー』にでてるのを観たことあるかなぁ。
『アダプテーション』にも出てたらしい。
弟は『デイ・アフター・トゥモロー』のジェイク・ギレンホール。
ジェイクとキルスティンはちょっと前まで恋人同士でした。
ほかにも、キャサリンのルームメイトで、行儀作法の講師役には
『スペース・カウボーイ』『ミスティック・リバー』のマーシャ・ゲイ・ハーデンが出てました。
ちなみに、司会のアナウンサーが言ってたんだけど、
ウェズリー大学はかのヒラリー・クリントンの出身校とか。
ホント?
◆LOVERS(2004/8/27の日記より)◆
唐の時代。
唐朝廷を脅かす反政府組織の一つ、飛刀門の前頭目が朝廷によって葬られた。
その娘が牡丹坊という遊郭で評判の踊り子らしいという情報を得た朝廷の官吏・金(金城武)は、
同僚の劉(アンディ・ラウ)の策に乗り、客として牡丹坊を探りに行く。
牡丹坊で一番の売れっ子を指名した金の前に現れたのは、
美しい盲目の踊子・小妹(チャン・ツィイー)。
クセのあるただの酔っ払いを演じる金はたわむれに小妹をかどわかそうとする。
その場が大騒ぎとなり、タイミング良く劉が取り押さえに来た。
金と劉の策略で、飛刀門の前頭目の娘らしき女・小妹を捕らえることに成功したが、
劉はもっと手柄を上げようと、飛刀門のアジトを見つけ、
現頭目を捕まえようとさらに計略をはかる。
それは、金が官吏であることを隠して小妹を逃がし、
飛刀門と合流させようというもの。
さいわい小妹は盲目。
金がただの遊郭の客ではなく官吏であることはバレていない。
こうして、素性を隠し、別の男を演じる金と小妹の逃避行が始まる。
金は随風と名乗り、小妹を牢獄から連れ出した。
声しかしらないこの男をどこまで信じていいのか・・・
小妹ははかりかねていたが、そこへ劉がわざと送った朝廷の追手が二人を襲う。
小妹もかなりの技の使い手だったが、
自分の武器とも言える飛刀を探しに行ってしまった随風も不在。
複数の男相手にそう簡単に逃げられるわけもなかった。
もうダメかと思った瞬間、小妹を取り押さえた男たちが宙を舞う。
危険を感知し、戻ってきた随風の矢が間一髪の所で小妹を救ったのだ。
また追手が来るかもしれないということで、二人は先を急いだ。
随風と小妹が先に進んだ後、矢で倒されたはずの追手が次々に立ち上がる。
矢は全員の服を貫いただけであった。
そう、彼ら追手が襲ったのは、小妹が随風を信頼するように仕組んだことで、
劉たちの謀略の一つだったのだ。
実際、劉が随風と小妹の後を密かに追い、
時々、小妹にバレないように
随風と落ち合っては打ち合わせることもあった。
牢から逃がしてくれただけではなく、
命をも救ってくれた随風に、
なにも知らない小妹はだんだん心を許していく。
だが、二人を陥れる謀はこれだけではなかった。
こたっぺ☆の見たかったチャン・ツィイーの踊り。
これはホントすごかった!
実際に彼女が踊っているんだけど、スゴイの一言だね。
踊りもスゴイが剣技もスゴイという魅力的な女性の役だったよ。
前半の彼女の踊る姿だけでも、映画館へ行って観る価値アリです!
衣装はワダエミさんなんだって。
(和田勉の奥さまで、黒澤映画『乱』でアカデミー衣装デザイン賞もとった人です。もちろん『HERO』もこの人)
この色鮮やかな衣装もまたとても素敵で、見ごたえあるよ。
チャン・ツィイーは盲人の役だったけれど、
そのごく自然なしぐさとかも、
本当に目が見えないようで、すごかった!
小妹が盲目ということだからなのか、前半は全体的にすごく音に気をつけている感じがしたよ。
もちろん映像もとてもきれいなんだけど、小妹じゃなくても
目をつぶって聞いていたら小妹と同じ感覚を掴めそうな感じ。
ただ、剣技のときの剣の当たる音、キーン、キーンって音が大きすぎて頭にひびいちゃった。
隣みたら、びーちねえさんが手で耳をふさいでたもん(笑)
金城くんはねぇ、あまり映画観たことないけど、
衣装が良く似合っててカッコよかった。
中国語のセリフだったし、この人ってほんと何人かわからなくなるわ~。
ダテに志村けんと台湾行ってないよね~(笑)
アンディ・ラウは一昔前の香港映画ではアイドルだったなぁ。
最近は『インファナル・アフェア』で来日してたっけ。
すっかり年老いちゃって・・・
でもまぁ、カッコイイよね。
監督は『初恋のきた道』や『HERO』のチャン・イーモウ。
『HERO』のイメージがあったから、もしや格闘シーンはワイヤーアクションがハチャメチャ!?と思ったけれど、
それはあまりなかったの。
その代わり・・・もう爆笑もんの竹やぶ大合戦があったわ~。
朝廷の刺客がどんどん来るんだけど、竹から竹に飛び移ったり、
逆さになって下りて来たりして、
おまえらはハットリくんか
といわんばかりの忍者ばりの動き。
しかも、どんどん先を削った竹ヤリが飛んでくるんだけど、
どう見ても一人一本しか持てないのに、
竹ヤリは次から次へと降ってくるの。
びーちねえさんとも変だねぇと言っていたけど、
こたっぺ☆の予想では、竹へ飛び移る一瞬のうちに、
次に投げる竹を光速でシャカシャカ削ってたに違いないわ!(爆)
カンフーとかはもうすごいよね。
主役の二人は絶対敵の攻撃当たらないし(笑)
そんなんよく除けられるなと思うほどすごい除け方(笑)
もちろんそういう際どいのはスローモーションだから、よく見えるよ~。
ストーリーも「そうきたかぁっ!」って感じでどんでん返しもあるし、たった数日のことを描くんだけど、
テンポもいいし、主演の二人の気持ちの変化もすごく自然に感じるの。
最後だけが「え?おわり?」という感じだったんだけど、
この続きは自分で想像してってことなのかなぁ?
ってか、
「あんた、背中に刺さってるのになんで!?」
とか、
ツッコミどころ満載だったよ(笑)
美しい自然の色彩とか、人間離れした動きとか衣装とか、
ほんと綺麗で、楽しめる映画でした。
◆
LOVERS公式サイト
◆
◆アイ,ロボット(2004/9/5の日記より)◆
2035年シカゴ。
人類の科学が進歩し、数人に一人は人型の使役ロボットを所有するようになっていた。
おつかいから子守り、犬の散歩などなんでもこなすロボット。
シカゴ市警の刑事スプーナー(ウィル・スミス)の祖母もまたロボットを所有していた。
このたび、ロボットメーカーのロボティックスが元来のロボットを超える高性能家庭用ロボットを発売。
だが、ロボットを開発したロボット工学博士ラニング(ジェームズ・クロムウェル)が、
ロボティックス社内のラボから飛び降りて亡くなるという事件が起こる。
博士とは知り合いだったスプーナーが現場に向かうと、博士のラボには
そこから飛び降りたのだろう、突き破られた強化ガラスと彼の開発した新しいロボットNS-5が並んでいた。
誰もが博士の死を自殺と断定。
だが、スプーナーだけは疑問を抱く。
そんなスプーナーをNS-5の一体が襲い、混乱に乗じて街中へ消えていった。
なんとかNS-5を逮捕したスプーナーは、博士殺害の犯人としてNS-5を尋問した。
自らサニーと名乗ったNS-5は、容疑を否認。
彼らロボットには人類の為につくすよう、そして、人に危害を加えることのないよう【ロボットの三原則】がプログラムされているはず。
だが、スプーナーはこの新しい高性能ロボットの知能の高さに圧倒されるも、
犯人としての疑いを消すことはできなかった。
そして、タイミング良くロボティックスの社長がサニーを引き取りに来る。
サニーを欠陥品として処分するというのだ。
何かを隠そうとしている社長。
そしてまた、何かを隠しているサニー。
スプーナーは博士の死の裏に隠れる謎を解くために、博士の助手だったカルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)と共に事件の真相をさぐっていく。
とにかくウィル・スミスが好きで、
ぜひ観たかった作品なんだけど
やっぱカッコイイ~♪
2035年のシカゴが舞台。
フィクションとはいえ、
30年後、果たしてこんなふうにロボットが普及してるんだろうか?という疑問はあるけれど、
アシモくんとかに人工知能でも埋め込めば、不可能ではないのかな~と思ってみたりもしました。
ロボットだけでなく、ほかにも進化していたのがスプーナー刑事の車。
自動操縦になってたわよ~。
ウィル・スミス演じるスプーナーは、殺人課の刑事なの。
でも、ロボット嫌い。
過去に辛い経験があるからみたい。
彼にはもう一つ秘密があるのだ~~~。でも、これは内緒(  ̄ノ∇ ̄)
自殺したラニング博士役はジェームズ・クロムウェル。
『ベイブ』でベイブの飼い主さんを演じてアカデミー賞にノミネートされた人。
今回は死体役だったけど(笑)
スプーナーに協力するカルヴィン博士はブリジット・モイナハン。
よく知らない女優さんだけど、たしか『セレンディピティ』で観たような・・・?
社長役の人もなんか観たことある顔だったんだよな~~~。
街中で見かける従来のロボットはまるで『スターウォーズ』のC-3PO。
事件のカギを握るNS-5型のサニーなんかは、
顔の表情とかも変えられるようになっていて、ちょっと不気味。
もちろんCGなんだけど、そのなめらかな動きの元は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラムのように、
全身タイツの人の動きを元にして、自然な動きを表してるんだって。
ハラハラドキドキもするけれど、ちょっぴりホロリと来てしまう映画です。
科学の脅威というのも感じるかな。
◆
アイ,ロボット公式サイト
◆
◆ターミナル(2004/11/14の日記より)◆
『ターミナル』は、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のトム・ハンクス&スピルバーグが
再びタッグを組んだ空港ライフストーリー。
フランス映画『パリ空港の人々』が元となってるんだって。
突然国籍を失ってしまい、空港内に留まることになった一人の男をめぐる、
ちょっと笑えて、ちょっとホロリなドラマになっています。
ちなみに、このモデルとなった人物は実在の人物で、
今もフランスの空港内で暮らしているとか。
とにかくちょっとしたトムの仕草やアドリブで吹き出しっぱなし(笑)
彼だけでなく周りを固める脇役たちもおもしろかった~。
あえてコメディにしてあるわけじゃないけれど、
お互い大変な境遇・背景を持つ人々のちょっとしたふれあいが楽しいの。
世界中から毎日何十万人という人たちが集うアメリカのNY国際空港。
今日も観光で、あるいはビジネスで訪れる人々、そして、旅立つ人々で空港ターミナルはあふれていた。
そんな中、入国審査を受けるある男(トム・ハンクス)のパスポートが受付不可能と判断された。
ただちに警備員に連れていかれる男。
クラコウジアというロシア沿岸の小さな国からはるばる来たこの男ビクター・ナボルスキーが
入国できないわけ・・・
それは、ビクターの祖国クラコウジアで起きたクーデター。
既存の政府が倒されたため、
クラコウジアという国の存在が消滅。
つまり、パスポートは無効。
彼はアメリカへ入国することも、クラコウジアへ帰ることもできなくなってしまったのだ。
空港警備局長代理のディクソン(スタンリー・トゥィッチ)が、
クラコウジアと入国できない理由を説明するも、
英語を話せないビクターには理解できない。
一日経てば、なんとかなるだろうと思っていたディクソンは、
ビクターにこの空港ターミナル内で自由に時間をつぶすように配慮する。
だが、決してアメリカへの入国は許さなかった。
なぜここまで来たのにアメリカへ行かせてもらえないのか。
自分は犯罪者でもないのに、監視され、入国許可のスタンプを押してもらえない・・・
そう疑問に思うビクターの目に飛び込んできたのは、
ターミナル内の全てのTV画面に映る
祖国クラコウジアの内戦のニュースだった。
やっと事の次第を理解し、悲しみと混乱に陥るビクターだったが、
英語のわからない彼は孤立していた。
金はあっても、米国ドルに両替することもできず、
警備員から支給された食事券もゴミになってしまった。
さぁ、どうやって生活していこうか。
まず、空港内の本屋で語学本を手にして英語を勉強したビクターは、
だんだんと英語を理解するようになった。
さらに、頭を使って小銭を稼ぎ、購入したハンバーガーで空腹を防いだ。
そして、夜は改装中のゲートで寝泊りする。
そんな生活が何日続いただろうか。
一週間待てど、一ヶ月待てど、クラコウジア情勢が治まる様子はなく、
ビクターはずっとターミナルで待ちつづけた。
彼を支えたのは、時折この空港へやってくるフライトアテンダントのアメリア(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)と
空港で掃除やデリバリーをしているスタッフたち。
国を失い、一人で粘り強く待つビクターを、誰もが応援していたが、
それをこころよく思わない者もいた。
この無国籍男をいつまでもターミナル内で生活させていては、
空港警備局長への昇進査定にひびいてしまう・・・
そう考えたディクソン。
なんとかビクターをターミナルの外へ出させ、
自分の管轄外で処理させようといろいろと画策するが、
そんなディクソンの思惑を知ってか知らずか、
ビクターはターミナルから一歩も出ることはなかった。
どんなにアメリカの地を踏みたくとも・・・。
内戦中の危険な国からの亡命者と自ら認めれば、
亡命者としてアメリカへ入国できる用意があるとディクソンが提案しても、
愛する祖国から逃げてきたわけではないビクターは、それを受け入れることもなかった。
彼は祖国へ戻ることはできるのか?
あるいはアメリカへ入国できるのか?
そして、なぜビクターはそこまでしてアメリカへ入国したいのか?
◆カンフー・ハッスル(2004/12/23の日記より)◆
何かの試写会で、『カンフーハッスル』の予告編をやっていたのを観て、
どうしても観たくなってしまったこたっぺ☆。
チャウ・シンチーの映画ってバカバカしいけどおもしろいのよね~。
入場の際には、入念な荷物チェックとボディーチェックがあって、
入場にかなり時間食ってたわ。
開始時間が遅れていたからね。
その試写会は、某ラジオ局が主催だったんだけど、
試写会の前にイベントがあったの。
「ありえねー流行語大賞」とかいうイベントで、政府の出した流行語大賞とは違って、
一般リスナーが選んだものになっているんだけど、
その表彰式があったのだ。
それで、第二位と第一位になった「ヒロシです」と「間違いない」の表彰式にその芸人さんたちがゲストで登場したのよ。
ちなみに、第三位が「どこ見てんのよ」でした。
でも、その“彼女”は出てこなかったわ~。
さて、映画本編。
とある町では、泣く子も黙る組織・斧頭会がのさばり、警察さえも手を出せないほどの横暴ぶりで
人々を震えあがらせていた。
敵対する組は全てつぶされ、組長のサム(竹ノ内豊となすびを足した感じ)は歯向かう者、気に食わない者は全て排除してきた。
郊外にたたずむ集合住宅。
ガミガミとうるさい家主の奥さん、奥さんには頭のあがらない家主(痩せたマギー司郎)が経営する豚小屋アパートでは、
多くの住人が狭くて部屋を借り、あるものは店を営業していて、そこは小さな村のようになっていた。
一方、悪いヤツになりたくて、斧頭会に入ろうと町へ出てきたチンピラ風の男シン(チャウ・シンチー)は、相棒と共に斧頭会を勝手に名乗って
豚小屋アパートで騒ぎを起こす。
勘違いから、斧頭会の一人が手斧を振りかざし、豚小屋アパートの半ケツの床屋に襲いかかる。
しかし、逆にやられたのは斧頭会のほうだった。
誰がやったのかはわからなかったが、斧頭会を敵に回したことには違いない。
おびえる住民たちをよそに、さっそく斧頭会の組長サムも現れて、豚小屋アパートの住民たちを虐待し始めた。
いてもたってもいられなくなり、サムの前に立ちはだかったのは、普段は荷物運びをしている男だった。
実は彼は拳法の達人で、あっというまに数人の斧頭会の面々を倒していく。
さらに、普段は麺を打っている粥麺屋の主人が麺棒を使った棒術を、
オカマっぽくナヨナヨした仕立て屋の主人が少林寺で荷物運びに加勢する。
そう、3人はそれぞれ武道の達人だったのだ。
手下をやられてここで引き下がる斧頭会ではない。
組長サムは3人よりも力の強い琴奏者兄弟を暗殺者として雇い、豚小屋アパートに送りこむ!
豚小屋アパートの運命は!?
そして、チャウ・シンチーの出番は?
めっちゃオモロイ。
めっちゃオススメ。
家主のおばちゃん、サイコーヾ(≧▽≦)ノ☆
チャウ・シンチーの活躍が少なめなのがちょっと拍子抜けだったけど、
バカバカしくてメチャメチャ笑える映画よ。
こーいうバカバカしいのって大好き♪
「ありえねー」
この言葉が映画の感想をなかなか上手く表現していると思うわ。
本当にありえないでしょってシーンが多い(笑)
しいて言えば、『Dr.スランプ アラレちゃん』のアラレちゃんとか『ドラゴンボール』の孫悟空の
動きを実写で表すとこうなんだな・・・という感じ。
わかんないって?(笑)
とにかく観てみて~~~~。
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