お気楽者でいこう!

お気楽者でいこう!

PR

Profile

けんパパ@福岡

けんパパ@福岡

November 22, 2004
XML
テーマ: 生き方上手(711)
カテゴリ: 自分を見る
 この1週間は、久々に本業が忙しくて午前様が続いておりました。そういえば、僕はエンジニアだったんですね(笑)
 設計開発の仕事をしていると、技術的な理論や理屈を利用する側面と、アイデアとか発想ということを求められる側面とがあるわけですが、今日はこの辺について考えてみましょう

 新しいものを生み出したり、何かしらの問題点を解決する過程というのは、僕のこれまでの経験では、大きく3段階に分けられます。

Step1 :枠組み作り・条件出し・問題点の絞込み
 Step2の発想が出てくる範囲を限定するための枠組み作りです。ただ漠然と「アイデアを出せ!」と言われても出てくるものではないので、大よその技術的要件を洗い出したり、問題点を絞り込んで、ここさえ解決できれば、というレベルまで論理的に追い込んでいきます。
 要は、「この範囲のアイデアが欲しい!」ということを、はっきりさせるためのステップです。

Step2 :発想・ブレークスルー
 Step1で限定された範囲のアイデアが出てくる過程です。
 えてして、「あ~そうか!」「こうすればいいんだ!」という気付きの表現を伴うことが多く、最もエキサイティングで最もワクワクする過程です。ただし、いつどのような形でそのアイデアが出てくるか、全く読めません(^^;


Step3 :アイデアの具現化
 Step2で出てきたアイデアを具現化する過程です。
 この過程は、これまで積み上げてきた理論や理屈・経験を総動員します。ここでまた何か問題点にぶつかったときは、その問題点について、このStep1~Step3のサイクルを回すことになります。


 このうち、Step1とStep3は、あくまで頭を使って「考える」ステップです。
 問題はStep2ですが、これはどんなに頭をひねって思考をめぐらしてもうまくいきません。どちらかというと、ぼーっとしてるときの方がいいアイデアが出てきます。
 そう、アイデアは出てくるものであって、自分で出すものではないんです。

 例えば、「携帯にカメラ機能を持たせる」というのは携帯メーカーの誰かの発想で、発想した本人(Aさんとしましょう)は、自分のアイデアだと思ってるはずですが、実はAさんの作ったアイデアではありません。
 Aさん自身は、「携帯に入れられるくらいのもので、何か面白い機能はないかな・・」と、発想の出てくる範囲を限定したに過ぎないのです。そうしたら、「カメラ機能はどうだろうか・・・」というアイデアが、どこからともなくポン!と頭に浮かんだだけの話です。

思い付く という言葉は、この辺を実にうまく表現してると思います。どこからか思いが飛んできて、ペトッとくっつくんです。自分で作ったわけではありません。

 これは別に僕のような設計開発業務をやってる人間だけの話ではなくて、日常生活のちょっとした工夫や、些細なトラブルを解決するのに「こうしたらいいや!」とか、「久し振りに○○さんに電話してみよう」といった他愛もない発想も含めて、自分の発想と言えるものは、実は何一つないんじゃないかと僕は思ってます。思いはどこからかやってくるからです。


 あなたが今とらわれてるその思いが自分のものでないとしたら、自分って一体何なんでしょうか?

 こんなこと考えてると、色んな思いの集合体+肉体=自分と思ってきた人にとっては、自分というアイデンティティが揺らぎ始めるかもしれません。
 そして、それこそが真の自由への第一歩だと思います。自分の思ってる自分という枠に自分を限定する必要はないんです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 22, 2004 01:26:59 PM
コメント(2) | コメントを書く
[自分を見る] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


クレアコグニザンス  
スターチャイルド さん
けんパパさんの考察、洞察?鋭いですね!
私達は自分だと思っている自分が外れていくと、
中身の通過がよくなって、宇宙の資源に繋がるんですよね。

初めまして!自己を超越したい者の一人です。
おしゃべりの仲間入りさせてください。

宇宙と繋がると、マ、いわゆる神と繋がるんですね。
そうして今までに経験ないものが見えたり聴こえたり、
見える人のことをクレヤボヤンス、アイデアが閃く人は
クレアコグニザンス、というらしいです。他に聴こえる人もいるし、わかるという人もいます。
神から下りてくる閃きなんですが、クレアコグニザンスの人は、これは自分が想いついた!と感じるらしいです。あるいは、知っていた、とか。

本当に内面の浄化が出来れば、本物のそれ。つまり本物のクレアコグニザンスとは閃いたものが、必ず世の中の役に立つものなんですね。神から下りてくる閃きって
個人のためのモノではない筈です。

エゴが無いと、夢とロマンが広がりますね。
自分の人生で自分の命だとばかり思ってきたのに
この身体もこの人生も、全て世の中のために、存在そのものが世の中のために,だなんて!

いやあ、独り言を書かせていただいて有難うございました。
超越への馬力が少し湧きました。。 (November 26, 2004 12:19:31 PM)

Re:クレアコグニザンス(11/22)  
★スターチャイルドさん

はじめまして。

>けんパパさんの考察、洞察?鋭いですね!
>私達は自分だと思っている自分が外れていくと、
>中身の通過がよくなって、宇宙の資源に繋がるんですよね。

>初めまして!自己を超越したい者の一人です。
>おしゃべりの仲間入りさせてください。

>宇宙と繋がると、マ、いわゆる神と繋がるんですね。
>そうして今までに経験ないものが見えたり聴こえたり、
>見える人のことをクレヤボヤンス、アイデアが閃く人は
>クレアコグニザンス、というらしいです。他に聴こえる人もいるし、わかるという人もいます。
>神から下りてくる閃きなんですが、クレアコグニザンスの人は、これは自分が想いついた!と感じるらしいです。あるいは、知っていた、とか。

クレアコグニザンスという言葉ははじめて聞いたざーんす!
・・・失礼しましたm(__)m

そんな特殊なメッセージではなくて、普通の人に当たり前のように浮かぶ思いは
どこから来るんだろう・・と思ってるんです。
また宇宙や神からのメッセージなるものも、それを送ってるのはどんな存在
なんだろうと思います。

>本当に内面の浄化が出来れば、本物のそれ。つまり本物のクレアコグニザンスとは閃いたものが、必ず世の中の役に立つものなんですね。神から下りてくる閃きって
>個人のためのモノではない筈です。

なにかそういう閃きの経験はありますか?(^^)

>エゴが無いと、夢とロマンが広がりますね。
>自分の人生で自分の命だとばかり思ってきたのに
>この身体もこの人生も、全て世の中のために、存在そのものが世の中のために,だなんて!

>いやあ、独り言を書かせていただいて有難うございました。
>超越への馬力が少し湧きました。。

ぜひぜひ超越してくださいませ。
ディクシャおすすめですよ♪
(December 1, 2004 12:30:33 PM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

つきみのひとりごと 月海_つきみさん
motoKing 元Kingさん
素直になりたい アサガオ@ayakoさん
◆◇raraと猫げんき◇◆ rara(⌒∇⌒)さん
TOMOKO’s Basket とも_ちゃんさん
太助んち 太助っちさん
ひねもすのたりくた… いもうとかびごんさん
◇Voice Art Judyのジ… Voice Art Judyさん
ぽち吉の部屋! ぽちきちαさん
こんなもの喰らって… altlilaさん

Comments

zdttitzk@ nyMiBYFaNFkArI <small> <a href="http://www.lightningg…
amjfoijf@ hyQYIBqvtAIePMtFaUA <small> <a href="http://ahavasachim.dr…
jtkwsirc@ cxDQTkfrPAcJIMROpS <small> <a href="http://www.miamicatam…
iatflqvz@ HljrUHnBFnadyg <small> <a href="http://viralnet.net/h…
bijltrhz@ FlJzNxeNjF <small> <a href="http://eco-first.com/…
vetgipie@ vrqlFWpUbJW <small> <a href="http://www.golfwashin…
ddyuyyzw@ VcZxNKYtJy <small> <a href="http://slfemp.com/ind…

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: