介護ど根性記

介護ど根性記

入院10日まで


すぐにインスリンの注射をバッテリー付きの点滴で
他の点滴と共にしてくれた。時間と共に吐き気、おう吐は治まった。
頭痛もしなくなった。もともと熱はあまりなかったので血糖値のせいだったろう。
4時間ほどしたら、今までのしんどさが嘘のように快復してきた。
もう治った、やっほー。という気分であった。

次の日も点滴3種類ほど。
そして4時間おきに血糖値をはかりに来てくれる。
200以上だったり100以下だったりと波がある。
数値に関係なく私の体は普通に感じられる。
その数値により、インスリンの量を調節してくれる。
相変わらずインスリンの注射器はバッテリーと共に
点滴台にセットしたままだ。
食事も待っているのに出てこない。ご飯も食べられないのだろうか。
「あのう、ご飯はいつ食べさせてもらえますか?」
もしかして忘れているのではないかと思い担当医に聞いた。
「お腹空きますか?」と聞かれた。ご飯食べていないから空くに決まっているよ。
「はい、空きます」
「じゃあ、明日からお粥出しますね」
食事に変わるものが点滴に含まれているらしかったが
点滴も入院も初めてだし、そんな説明もないので知る由もない。
そういえばお腹あまり空かなかったなあ。

お粥は全粥、おかずはペースト状のまるで離乳食。
みそ汁ではなく、出し汁。
私、そんなに重病人?胃は悪くないのに。
3日ほど全粥だった。また聞いた。
「いつから、ご飯ですか?」
「お腹空きますか?」とまた聞かれた。
「はい・・・」

次の日から7分粥になった。
おかずは今までより少し形がある。
カボチャ、人参は形をとどめているが舌で潰せるほどだ。
やっとみそ汁になったが具がない。

10日間はお粥と点滴の毎日であった。
毎日、帰ってきてくれている子供と夫の来院で明け暮れた。
その間、膵臓の検査、尿検査、血液検査と初めての珍しい検査
も体験した。
何しろ、病院とは無縁だったからこわごわドキドキのことばかり。





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