音楽室

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第一章 全ての始まりはココから・・・。
第一話 澪と佐助

「佐助、行こう。」
澪は言った。敵の罠にはまって、作戦は失敗した。
「・・・ハイ。澪様・・・。」
返事をするのをとまどった佐助だったが、澪のために従った。
「今回は手こずったわね・・・。あの敵、ただ者じゃあ無い・・・。」
「澪様、危ないッ!!」
敵の城から出ようとしたその時、上から何百本もの刀が落ちてきた。
「・・・!!」
澪はしゃがんだ。よける準備をして・・・。
「佐助!!気を付けてねっ!!」
サッと、澪はよけた。
空中で、刀が地面に突き刺さる音が聞こえる。
・・・その時だった。よけたあと、すぐに別の刀が落ちてくる。
「よけきれないっ!!」
澪は死を覚悟した。
しかし、刀の刺さった感じはしない。
ホッとして、上を向いた澪の目に飛び込んできた光景は、
あまりにも悲惨だった。
なんと、佐助が澪に覆いかぶさるようにして
自分が刀を受けていたのだ。
「な・・・。佐助ぇぇ・・・!!!」
澪は涙目だった。
「ぐうぅっ!!澪・・・様・・・。
怪我はありませんか・・・?ゲホッ!!」
佐助は血を吐きながら言った。
「もうしゃべらないでッ!!
・・・この刀、毒が塗ってある・・・。
あれを使うしか・・・。」
澪はポケットから小瓶を取り出した。
それを開けると、中から緑色の粒をとりだした。
澪は深呼吸すると、それを口の中に入れた。
そして倒れた佐助の上に覆いかぶさった。(勘のいい人は、
澪が何したか解るよね?////)
澪が顔を上げると、佐助は眠っていた。
「・・・佐助・・・。ゴメンね・・・。
これが私には精一杯なの・・・。」
澪はそうつぶやくと、涙も拭かずに佐助の隣に横になった。
                            つづく

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