ＤＥＬＴＡ ＦＯＲＣＥ
[１st ＳＰＥＣＩＡＬ ＯＰＥＲＡＴＩＯＮＡＬ ＤＥＴＡＣＨＭＥＮＴ－ＤＥＬＴＡ]
（第１特殊作戦部隊デルタ分遣隊）
「奇襲・速攻・勝利」をモットーに掲げる特殊任務部隊で対テロ・特殊作戦・編成等、イギリスの特殊部隊ＳＡＳを手本とされています。
●創設までの苦労
１９６２年：世界一過酷なＳＡＳの選抜試験に見事合格した熟練将校、[チャーリー・Ａ・ベックウィズ大佐]が第２２ＳＡＳ連隊に１年間勤務して様々な特殊訓練を学んできました。
チャーリー・Ａ・ベックウィズ大佐はＳＡＳの訓練・編成・理念・隊員個人の自主性など独特のシステムに共感して、アメリカ軍にもＳＡＳと同様の組織化・機能を持ち、対テロ・不正規戦闘（ＬＩＣ：低烈度紛争）に長けた専門部隊が必要だと考えました。
そして帰国後、早速政府・軍上層部に新しく特殊部隊設立案を行いましたが、既にＧＲＥＥＮ ＢＥＲＥＴＳ、ＮＡＶＹ ＳＥＡＬs、ＦＯＲＣＥ ＲＥＣＯＮ、レンジャーなどの多くの特殊部隊や精鋭部隊が存在していたのと、アメリカ国内においてテロが起きるのはありえないだろうという考えから設立を反対する意見が数多く、対テロ戦闘に消極的だった為、特殊部隊設立は見送られました。
１９６０年半ば：対ゲリラ部隊を編成した[プロジェクト・デルタ]（Ｂ５２分遣隊）を指揮していたが、ベトナム戦争が終結すると共に解隊されている。
１９７０年：ヨーロッパ方面各地でテロリストの嵐が巻き起こり、各国はテロリストに対抗する為に次々と対テロ特殊部隊が急速に設立されていきました。だが当時のアメリカには５th ＳＦＧ（第５特殊作戦グループ）から臨時に編成された４０名程の特殊部隊[ブルーライト]が配備しているだけで他国に比べて大分テロ対策に遅れていました。
この数年後、アメリカ版ＳＡＳ創設を熟望していたチャーリー・Ａ・ベックウィズ大佐にチャンスがやってきます。
１９７７年１０月１７日：それはモガディシオ空港で起きた、ルフトハンザ航空機ハイジャック事件をドイツの特殊部隊[ＧＳＧ－９]の活躍でテロリストグループを鎮圧、人質を全員無事に救出しました。この救出劇を一部終集見ていたアメリカ政府と軍上層部は、十分な対テロ訓練を受けた特殊部隊の繊密な行動に驚くと同時に、突入の際に使用した「スタングレネード」（特殊音響閃光手榴弾）の特殊武器について何も知らなかった訳です。
当時の大統領、カーター大統領は軍上層部にスタングレネードについて、「あの武器は何だ？我が国にはああいった対テロ部隊は存在しているのか？」と聞かれて、軍上層部は大急ぎでチャーリー・Ａ・ベックウィズ大佐を呼び、スタングレネードの説明をいたしました。
大統領と軍上層部に対テロ部隊の重要性をアピールしたのです。
この一件でアメリカ政府は、いかに自国のテロに対する認識が甘かったことか痛感することとなるのです。
そして軍上層部も今回の一件で改めて特殊部隊が重要だと感じ、ようやく対テロ部隊の創設許可を認めました。
こうしてチャーリー・Ａ・ベックウィズ大佐は念願の対テロ特殊部隊を創設許可を貰い早速、特殊部隊の設立と訓練を行いました。
１９７７年１１月１９日：こうしてチャーリー・Ａ・ベックウィズ大佐の指導の元でＳＡＳ方式の訓練を試行錯誤、繰り返し[ＤＥＬＴＡ ＦＯＲＣＥ]（第１特殊作戦部隊デルタ分遣隊）が創設されました。
ちなみに部隊名をＤＥＬＴＡ ＦＯＲＣＥにしたのも、ベトナム戦争で指揮をしていた[プロジェクト・デルタ]から名を取っています。
●駐イラン米大使館占拠事件
１９７９年１１月：イラン人学生による武装グループにより「駐イラン米大使館」を占拠される事件が起きました。
人質を救出する為にＤＥＬＴＡＦＯＲＣＥ隊員はノースカロライナ州フォート・ブラッグから約２００ｋｍ離れた「キャンプ・スモーキー」という演習地に移動して突入訓練の準備を開始しました。
統合任務部隊は駐イラン大使館人質救出作戦のコードネームとして[ライスボール]を付け、作戦立案に必要な情報収集を開始し、効率良く作戦を遂行できる救出案の検討に入りました。
●武器
アサルトライフル：ＳＲ－１６、Ｍ４Ａ１、Ｍ７３３コマンド、Ｍ１６Ａ１、ＣＡＲ－１５
スナイパーライフル：バレットＭ８２Ａ２、レミントン４０ＸＢ
重機関銃：Ｍ６０、Ｈ＆Ｋ２１
サブマシンガン：ＭＰ５Ｎ、ＭＰ５ＳＤ３、ＵＺＩ、イングラムＭ１０/１１
ハンドガン：ＭＫ２３ ＳＯＣＯＭピストル、Ｍ９、ブローニングＨＰ、Ｐ７Ａ８、Ｐ２１
ロケット/グレネード：Ｍ７９グレネードランチャー、Ｍ２０３ ４０ｍｍグレネードランチャー
●装備品
アーマー：ＢＨＩ社製Ｄ．Ｏ．Ａ．Ｖベスト、ＥＡＧＬＥ社製ＴＡＣ－Ｖ１－Ｎ－Ａベスト
ＢＤＵ：米国陸軍標準戦闘服、私服
ヘルム：ＰＲＯＴＥＣヘルメット
只今工事中・・・
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