Half Full!~PD~

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人生最大の危機「パニック障害」発症!


なのに次の日から同じような時間帯や食事中に息苦しさは増すばかり。
だんだん息苦しさと同時に激しい恐怖が襲ってきた。回数も頻繁に。
「死ぬかもしれない!」という恐怖と、「これは一体何なんだ!!」という気持ちのまま数日を過ごしたが、だんだん強烈な感覚が!
病気だという自覚のないまま、とうとう自分の目の前にある、自分の部屋の机や椅子まで現実にあるものなのか、怖くて泣きながらベタベタ触らないと信じられなくなってきた。自分だけが絵の中に閉じ込められていて、自分以外の全ての物や人が現実に存在していないような恐怖と、過呼吸の発作がひどくなった。
気分転換にと音楽を聴いても、今まで好きだった音楽までもが普通に聞こえない。なぜか強烈に怖い。しかも一番辛いのは、「何で音楽が怖いわけーー!!」と、自分の頭の中と、自分の起こしている反応が一致しなくて、わけがわからないこと。わけがわからないことに自覚があるのに、体や心の反応は、ただただ、「怖い!!」という矛盾。
そうやって、頼りの五感さえもが何かに支配されて行くように感じてきた。とても普通の人間の持つ感覚ではない。こうなると、怖い対象は『自分自身』になってしまう。
心臓は飛び出しそうにドキドキし、息はうまく出来ないし、「死にたい」わけでなく、「死ぬことに引っ張られている」ような独特な感覚。息がうまく出来ないから、だんだん意識が遠のく感じ。そして手足が冷たくなり痺れてくる。顔だけはなぜか熱い。(その全ての症状がパニック障害の発作だったとは後で知った)
それでも私は病気だと気付かなかった。怖くても会社にタクシーで通っていた。

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