おんさま日記 onsama

おんさま日記 onsama

メンメン2000年12月






<2004年1月16日の日記より>

昨夜動きが少なくなり、しゃがみこんだ状態が続いた。

 朝目覚めてみると、完全な弛緩状態だった。
 生きているのか?
 心臓の付近は波打っているので大丈夫だ。口元は少し舌を出したまま。
 私のベッドを片付け、暖かいところに寝かしてやる。
 口からは胃の内容物だろうか流れ出るので、ティッシュをしいて時間を待つ。
 その間ネットで猫の尿毒症を検索する。8時間以内に連れて行けなどと書いてある。
 8時半にI獣医科に電話。9時半に連れて行くことになった。
 ひょっとしてだめかもしれないなと思いながら、ぬいぐるみ状態のメンメンをスポーツバッグに入れていく。

 容態が急変するとは思っていなかった。
 7時頃、気づいてみると横たわったままだった。
 「先生、昨日、明日の夜連れてくるようにおっしゃいましたが、このような状態です」
 「弱っていて、冬眠状態です」とのことである。
 確かに昨日連れて行ったときには触ろうとすると、うなり声を上げるぐらいの元気はあったのだから。
 そんなことを言ってみてもはじまらない。去勢をしていて、ペニスも小さく尿管も細いのだそうだ。
 バリカンで毛を剃り、管から尿を出してもらう。少し赤くなっている。
 メンメンは暴れることもなく、なすがままである。
 「大丈夫でしょうか」に対しては、様子を見ましょうということになる。「具合が悪くなったら電話します」とのことだった。雄猫の場合は尿が出ない障害が多く、一度なってしまえば食事で管理するしか方法がないとのことである。特別の缶詰も用意をしていてくれた。
 手術で切り取る方法もあるが、癒着もあるとのこと(垂れ流しになる)

 祈るような気持ちもあった。Kはこの間からもう1匹いれば良いね、と言っていたな。1匹だけではかわいそうだからというのだ。

 3時ごろ電話が鳴った。やはりだめだったか。
 もう少し早く気づいていたらよかった。そう思う一方、だから昨日連れて行ったのだという思いがグルグル回る。
 もう生き返らないのである。

 1998年8月 1日生まれ
 2004年1月16日没(5歳半)
   9時半、連れて行く
  13:00時心停止
  14:00硬直
  15:00電話連絡、とのことであった
  診断から総合すると、尿路結石、腎不全、尿毒症か。

 連れて帰って、ダンボールを手配し、環境美化センターに電話して明日の引取りをお願いする。

 こうやって、日記を書いていても気が重い。

 思い出が、脳裏によぎっていく。
 ありがとう、メンメン!

 早いけど、天命だったね。昨日おこたに入れてやればよかったのかな、などと・・・・、でも後の祭りだね。メンメン。

 いくら悔やんでも仕方がないのである。生き返らないのだから。ちょっとM市に行っていた間も異常であったらしい、と聞いている。

 生きるものはやがて死を迎える。それは承知している。だけど、5年半では早すぎる。
 ビニール袋にくるみながら抱いてやる。Kに渡して最後だからと声をかける。


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