おんさま日記 onsama

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発達障害(京都新聞より転載)


 京都新聞、2003/10/3「灯」をスキャナーで読み取り、ソフトで変換しました。読んでくださいね。門先生、お久しぶりです。お元気でしょうか。

  発達障害

 長崎の男児誘拐殺人事件で、補導された中学生は、精神鑑定の結果、広汎性発達障害で言語の遅れや知的障害を伴わないアスペルガー症候群と診断された。鑑定では、発達障害自体が犯罪を誘発するのではなく、育ってきた過程や別の直接的なきっかけがあって事件が引き起こされたとの見方を示している。
 すべての子どもは、いろんな可能性と個性を持って生まれる。児童精神科医によると、発達障害も、こうした可能性や個性のあり方の一つだという。基本的に脳の機能的な発達に問題があり、障害というのは、成長の過程で「困ること」が生じる場合に使われる言葉であるという。
 発達障害には、知的障害、広汎性発達障害(自閉症)、高機能広汎性発達障害(アスペルガー症候群)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などがある。広汎性発達障害は、典型的なケースから一見わからない軽度な人までさまざまで、ある物事にこだわりを持つことも特徴。才能を大きく開花させる場合も多いが、早期に発見して適切な発達支援がないと二次的な問題が生じて社会適応が難しくなることもあるという。
 京都市児童福祉センターの門眞一郎副院長によると、米国ノースカロライナ州などでは診断、療育、学校教育、就労を通じて発達障害に対する一貫した支援システムがあるという。事件の悲惨さを考えると、発達障害への社会的認識の深まりと同時に支援システムの確立を願わずにはいられない。
京都新聞2003/10/3 「灯」 (川端 眞一)


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