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LFJ-TOKYO2024運営委員会から正式な開催報告が出たので、これまでの一覧へ追加。年回期間テーマ来場者数フォーラム全体チケット販売数有料/無料公演数2005年第1回4/29-5/1ベートーヴェンと仲間たち306千人324千人109千枚120/2092006年第2回5/3-5/6モーツァルトと仲間たち490千人695千人160千枚145/3772007年第3回5/2-5/6民族のハーモニー660千人1,060千人200千枚181/4732008年第4回5/2-5/6シューベルトとウィーン640千人1,004千人182千枚221/5292009年第5回5/3-5/5バッハとヨーロッパ411千人711千人137千枚168/4192010年第6回5/2-5/4ショパンの宇宙420千人808千人141千枚175/3582011年第7回5/3-5/5とどけ!音楽の力広がれ!音楽の輪タイタンたち146千人・・・・人45千枚90/1752012年第8回5/3-5/5サクル・リュスロシアの祭典360千人460千人123千枚159/1922013年第9回5/3-5/5パリ、至福の時414千人516千人138千枚135/2092014年第10回5/3-5/510回記念祝祭の日431千人612千人151千枚147/3662015年第11回5/2-5/4PASSIONSパシオン367千人427千人122千枚135/3952016年第12回5/3-5/5ナチュール自然と音楽366千人429千人114千枚126/3402017年第13回5/4-5/6ラ・ダンス舞曲の祭典356千人422千人116千枚122/3262018年第14回5/3-5/5モンド・ヌーヴォー新しい世界へ308千人432千人119千枚125/4512019年第15回5/3-5/5ボヤージュ旅から生まれた音楽366千人425千人121千枚124/2982023年第16回5/4-5/6Beethovenベートーヴェン150千人180千人87千枚65/1842023年第17回5/3-5/5ORIGINESすべてはここからはじまった157千人200千人91千枚90/242 昨年より来場者、チケット販売数は増えているが、有料公演数が65→90に増えているものの来場者数150→157千人、チケット販売が87→91千枚の微増なのは、増えた公演会場がG409でキャパが小さいため。B5,B7,D5を増やしても大幅な増員は出来ず、東京国際フォーラム以外に広げる必要があるが、中身が伴わないと。 ホールE復活で、来場者が地上広場と分散して、ベンチへ座れる余裕が出来たのは良かった。 有料公演の国内アーティスト735人に対し海外アーティスト46人と極端に少ないのは、オーケストラや合唱等の多人数団体を呼んでいないため。円安の影響が大きいのでしょう。 国内アーティストなら、わざわざLFJに出掛けなくても聞くことが出来るので、LFJとしては普段聞けない海外アーティストの公演を増やせるかが、音楽祭としての存在意義、存続に関わってくると思われる。End
2024.05.08
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鑑賞日:2024年1月24(水)19:00開演入場料:¥24,000 S席1塁側1階スタンド16列【主催】J-WAVE/TOKYO FMONE NIGHAT ONLY IN JAPANビリー・ジョエルIN CONCERT会場:東京ドーム 演奏ボーカル、ピアノ、ハーモニカ:ビリー・ジョエルキーボード、オルガン、ミュージカルディレクター:デヴィッド・ローゼンタールサックス、フルート、ハーモニカ、パーカッション、ボーカル:マーク・リヴェラパーカッション、サックス、ハーモニカ、ボーカル:クリスタル・タリエフェロギター、ボーカル:トミー・バーンズベース、ボーカル:アンディ・シションドラムス:チャック・バーギトランペット、トロンボーン、サックス:カール・フィッシャーボーカル、ギター:マイク・デルジュディス曲目01. MY LIFE マイ・ライフ(冒頭にベートーヴェン「交響曲第9番・歓喜の歌」の一節)02. MOVIN’OUT ムーヴィン・アウト03. THE ENTERTAINER エンターテイナー04. HONESTY オネスティ05. ZANZIBAR ザンジバル(冒頭に「さくらさくら」の一節)06. INNOCENT MAN イノセント・マン(冒頭にザ・ローリングストーンズ「Start Me Up」をビリーがモノマネ歌唱)07. THE LONGEST TIME ロンゲスト・タイム(冒頭にトーケンズ「ライオンは寝ている」のコーラス)08. DON’T ASK ME WHY ドント・アスク・ミー・ホワイ(冒頭にベートーヴェン「交響曲第7番第2楽章」のピアノ独奏)09. VIENNA ウィーン10. KEEPING THE FAITH キーピン・ザ・フェイス11. ALLENTOWN アレンタウン12. NEW YORK STATE OF MIND ニューヨークの想い13. THE STRANGER ストレンジャー14. SAY GOODBYE TO HOLLYWOOD さよならハリウッド15. SOMETIMES A FANTASY 真夜中のラブコール16. ONLY THE GOOD DIE YOUNG 若死にするのは善人だけ17. THE RIVER OF DREAMS リヴァー・オブ・ドリームス(ブレイクにバンド・メンバーのクリスタル・ タリエフェロがアイク&ティナ・ターナーの「River Deep, Mountain High」を歌唱)18. NESSUN DORMA 誰も寝てはならぬ(バンド・メンバーのマイク・デルジュディスが歌唱)19. SCENES FROM AN ITALIAN RESTAURANT イタリアン・レストランで20. PIANO MAN ピアノ・マンアンコール21. WE DIDN’T START THE FIRE ハートにファイア22. UPTOWN GIRL アップタウン・ガール23. IT’S STILL ROCK N ROLL TO ME ロックンロールが最高さ24. BIG SHOT ビッグ・ショット25. YOU MAY BE RIGHT ガラスのニューヨーク感想 16年振りにビリー・ジョエルが来日公演を行うとのことで、先行販売でチケット入手し、仕事を早めに切り上げて、東京ドームへ向かった。 高校から大学時代は、TVでなくラジオ聞く機会が多く、ビリー・ジョエルは1日に数回は聞こえて来た位に流行っていた。熱烈なファンでは無かったが、生活の中に染み付いているミュージシャンの一人。 アリーナ席でずっと立っているのはつらいので、S席のスタンドを選択。1階の16列目のホーム側に近いので、舞台は遠いものの、正面に近く見やすい。幸い当方座ったブロックは立つ人がほとんどおらず、最後まで座って聞くことが出来た。 主催者発表で4万4千人。当方と近い年齢層-がほとんどで、男女比は半々位。女性だけのグループも沢山見られた。 5分押しで会場内が暗くなり、スタート。いきなり第九「歓喜の歌」のメロディーから1曲目「マイ・ライフ」が演奏される。 マイクを通してだが、74歳とは思えない声量。 途中のMCはほとんど無く、アンコール含め25曲歌い上げ、時計は9時半近くに。 ただヒット曲を並べるのでなく、冒頭に違う曲を入れてつなげたり、自身はピアノ伴奏に徹してバンド・メンバーに歌わせたり。 はたまた、ミック・ジャガーに成り切って、「Start Me Up」を歌い、ハイトーンが大変と「INNOCENT MAN」を完璧に歌う。 ドゥーワップはトーケンズ「ライオンは寝ている」をワンコーラス歌った後にTVCMに使われた「ロンゲスト・タイム」が歌われ、そのハーモニーが素晴らしい。 「ストレンジャー」の口笛もマーク・リヴェラが生で吹いて完璧。音楽をバンドメンバー含めて楽しんで演奏し、観客も楽しませる。 ステージ後ろの巨大スクリーンには、舞台上の映像だけでなく、曲に合わせ彼が生まれ育ったニューヨーク下町ブルックリン、ロングアイランドの当時の風景写真、アニメーション等を映写している。 ネットで調べると、2014年から約10年間、マディソン・スクエア・ガーデン(2万人収容)で毎月コンサートを行い、150回目となる今年7月に終了するらしい。今回のバンドメンバーも、その定例コンサートのメンバーであり、レベルの高さと音楽の完成度に納得。今アメリカ、ニューヨークを代表するエンターテイメントだった。 そして本編のラストは自らハーモニカを吹いて歌う「ピアノ・マン」は正しく彼自身。 学生時代にタイムスリップして、楽しめたハイレベルのコンサートだった。 End
2024.01.24
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鑑賞日:2023年9月29(木)18:30開演入場料:¥11,000 1階15列【主催】TOKYO FM/キョードー横浜山下達郎PERFORMANCE 2023会場:神奈川県民ホール 大ホール 演奏ボーカル、ギター、キーボード:山下達郎ギター :佐橋佳幸→鳥山雄司ベース :伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス :宮里陽太ドラム :小笠原拓海コーラス :ハルナ、ENA、三谷泰弘感想 今年も神奈川県民ホールで山下達郎のコンサーツがあるとのことでファンクラブ枠でチケットを確保し、山の神と山下公園まで出かけた。昨年は10/14に同ホールで聴いており、ほぼ一年振り。客席には若いファンも増えている。 昨年ツアーの後、今年5~9月にRCA/AIR時代(1976-1982年)のアルバム8枚をリマスターしアナログLPとカセットで再発(全てオリコン・アルバムチャートTop10入り)したこともあり、前半はその中からの選曲で久々に聞く曲もあり、懐かしい。 40年以上前の曲にも関わらず、全く古臭く感じないのは、曲自身が素晴らしいからで、正しく「Oldies But Goodies」。 全て打ち込みでなく、生バンド演奏として作られているので、コンサートでよりその良さがわかる。 昨年ツアーから、ギターリストがロック・バリバリの佐橋佳幸から、フュージョン系の鳥山雄司に変わっており、始めは少々物足りなさを感じたが、段々とはまって来て、「これもありかも」とまた違った良さを感じることが出来た。 何と言っても70才になった山下達郎は、最初から最後まで素晴らしい歌声。昨年までは、多少勢いで出していた様な所もあったが、今年は曲の端々まで安定した歌声で、3時間後越えても全く衰えてこない。サンソンでも言っていたが、禁酒の効果が出ているのでしょう。 MCは少なめで音楽中心のコンサートだったが、そこは山下達郎らしく音楽の中に「70」を入れたり、たっぷりのリズムギターカッティング演奏、キーボード、ギターの一人弾き語り、いつもの一人アカペラもあり最後まで楽しむことが出来た。 アンコールも1曲多かったようで。例のネットネタの皮肉も少々入っていたような・・・。 舞台上の装置も海外の街を切り取った風景を再現し、流行りのCGを使わず、照明だけで昼夜、季節を表現して、安心して観ることが出来た。 先日神奈川県よりこの神奈川県民ホールは、2025年3月で一旦休館となり、今の所その後は未定との発表があり。 回り舞台やオケピットもあり、オペラ、バレエも上演できる貴重なホール。 MCにもあったように、ぜひ残して頂き、山下達郎のコンサートをまた聞きたい。End
2023.09.28
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鑑賞日:2022年11月17日(木)19:00開演入場料:12,000円(A席 K列)【主催】(財)水戸市芸術振興財団内田光子&マーク・パドモア リサイタル会場:水戸芸術館・コンサートホールATM出演:ピアノ:内田光子テノール:マーク・パドモア曲目:シューベルト:歌曲集《冬の旅》D911感想 昨年10月にその演奏に圧倒された内田光子さんのコンサートが今年も聴けるとのことで、寒くなって来た夜空の下、水戸芸術館まで出掛けた。 コロナ対策は、入り口での手の消毒とチケット確認前の検温のみ。ホールスタッフがチケット半券もぎりやプログラム配布を行い、座席は最前列まで、空席設けない通常の設定になっている。客席は左右の端席に少し空きがあったものの、ほとんど満席。 今回の来日は11/11、14にネルソンス指揮のボストン交響楽団来日公演でベートーヴェン「皇帝」を演奏したあと、11/19,24に東京オペラシティホールでマーク・パドモアとの歌曲公演になっており、その間に水戸芸術館でも演奏するもの。 チケット発売当初のプログラムはベートーヴェンの歌曲4作とシューベルトの歌曲集「白鳥の歌」となっていたが、10/20にシューベルト「冬の旅」への曲目変更のメールあり。11/19東京オペラシティーホールと同じプログラムとなった。ちなみに11/24は水戸芸術館当初発表のプログラムになっている。 開場は予定より10分程押して18:40となった。事前のリハが押したか。 開演も5分ほど押して、内田光子さんとマーク・パドモアさんが登場。お二人共、黒のシャツとズボンでシンプルな衣装。内田光子さんは腰回りに黒に白模様のスカーフを巻いている。 マーク・パドモアさんはホール中央のピアノの前に立ち暗譜で歌唱、内田光子さんは楽譜をおいて、譜めくり役と思われる女性もそばに着席。結局一度も譜めくりはしなかった様に思うが、連続して演奏する所もあったので、用心のためか。 今回全24曲を休憩入れずに約1時間20分、一気に演奏された。 とにかく驚くのはその完璧さ。1曲1曲が歌唱、ピアノとも1箇所もミスは感じられず、テンポのズレ等も全くなし。1曲毎に詩に合わせ歌い方、強弱、テンポが変わるが、連続して演奏されることで、一つの作品になって聞こえてくる印象。それだけ事前の準備が十分されて来た結果なのでしょう。 東京オペラシティーコンサートホールの約1/3、620席のよく響くホールで、演奏者の緊張感がそのまま客席まで伝わり、客席も緊張感に包まれる状況。 ドイツ語歌唱のためプログラムの訳詞を見ながら聞くことになるが、プログラムには「お願い:ページをめくる際、音が出ませんようにご配慮下さい。」の注意書きまで書かれている。 演奏が終わると3度のカーテンコール、最後は客席の一部でスタンディングオベーションとなった。 アンコールはなかったが、これだけ緊張感のある演奏だったので、かえって蛇足になってしまう。 昨年のピアノ演奏も素晴らしかったが、今回の歌曲公演もその完成度の高さに驚かされる。けしてCD等の録音では味わえない、緊張感のある音楽を楽しむことが出来たコンサートだった。End
2022.11.17
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鑑賞日:2022年10月14(金)18:30開演入場料:¥11,000 1階11列【主催】TOKYO FM / キョードー横浜山下達郎PERFORMANCE 2022会場:神奈川県民ホール 大ホール 演奏ボーカル、ギター、キーボード:山下達郎ギター :佐橋佳幸ベース :伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス :宮里陽太ドラム :小笠原拓海コーラス :ハルナ、ENA、三谷泰弘感想 2019年から3年振りのツアー。全国24都市47公演で、前回2019年とほぼ同じ規模。6月から始まったツアーは7月下旬と8月中旬にご本人とメンバーの新型コロナ感染で6公演が延期となったが、無事回復され神奈川公演は予定通り開催となり一安心。 いつもコンサート前に食事をするイタリアンレストラン・ローマステーションは新型コロナ感染後も金曜休みが続いているため、山の神と神奈川県民ホール6階の英一番館で食事後、大ホールへ向かった。 開場予定時間17:30前の17:10頃に既に受付が始まっており、ホールロビー入り口で体温測定の後、同行者含め身分証明チェックを受け、大ホールロビーへ入場。開場時間前だったこともあり、並ばずスムーズに入場出来た。 本コンサートは開催毎にチケットが取りにくくなっており、一般抽選発売は尽く外れファンクラブ枠の1回のみ。今回座席は1階席の前方下手側で通路脇の席のためステージが良く見え、山の神も満足の様。 ステージ上は欧州風の街中の広場のセッテイングで、レストラン、バー等の建物に、曲に合わせ照明やプロジェクションマッピングで星空や雪が映し出される。レーザー光や派手なCGはなく、落ち着いて音楽を楽しめる。 今回の曲は前半は先日11年ぶりに発売された新譜「Softly」からの選曲が多く、後半はポピュラーな曲を一人弾き語り、多重録音アカペラ、提供曲等バラエティ豊かに演奏。最初のMCで「暗い世の中なので今回のツアーは明る目の曲を選曲」とコメントがあり、「The War Song」等社会性の強い曲は無かったが、曲の途中で「反戦歌」の別の曲の歌詞を入れるなど、社会への一言は忘れない所はいつも通り。(ツアーの途中なので、曲目等これ以上は記載せず) 今更ながら驚いたのは、コード付きマイクを持ってステージの端から端へ移動しながら歌うので、ケーブルさばきのスタッフまでいたこと。今時ギター含めワイヤレスを使うのが普通で、最近のステージでは見られなくなった光景。これもライブの音への拘りでしょう。 MCで客席に向かって「初めてコンサートに来た人は」と挙手させたが、3割程度おられ達郎本人も驚き、感激していた。 バックの演奏はいつもの固定メンバーなので、演奏に安定感あり。照明、音響も問題なし。 長いアンコールの後いつものように、観客席を見回し達郎が退場。時計を見ると21時半を過ぎており3時間の長丁場があっという間に過ぎてしまった。 来年古希と言っていたが、後半に行く程、声の調子が上がり、最後まで歌い切った所はさすが。 来年も全国ツアーを行い、ライブ・アルバム「JOY2」も出すとのことで、気長に待つことに。End
2022.10.14
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鑑賞日:2022年9月6日(火)19:00開演入場料:12,000円(S席:1階12列)【主催】bayfm、【後援】tvk【企画・制作・招待】Live Nation JapanYES – Close to the Edge 50th Anniversary Tour in Japanイエス『危機』50周年記念ジャパンツアー会場:Bunkamuraオーチャードホール出演ギター :スティーヴ・ハウキーボード:ジェフ・ダウンズボーカル、ギター、パーカッション:ジョン・デイヴィソンベース :ビリー・シャーウッドドラム、パーカッション:ジェイ・シェレン曲目1.On The Silent Wings Of Freedom 2.Yours Is No Disgrace 3.Does It Really Happen? 4.To Be Over (ステーブ・ギターソロ) 5.Wonderous Stories 6.The Ice Bridge 7.Heart Of The Sunrise 8.Close To The Edge 9.And You And I10.Siberian Khatru <アンコール>11.Roundabout12.Starship Trooper感想 Yes来日公演があるとのことで、仕事をAM中に切り上げ渋谷へ向かった。ライブ鑑賞は2014年の来日公演以来なので8年振り。 ベースのクリス・スクワイアが8年前来日公演後直ぐに亡くなり、ドラムのアラン・ホワイト今回来日直前に逝去されたため、オリジナルメンバーはスティーブ・ハウのみとなった。なおスティーブ・ハウもサードアルバムからの加入で厳密にはオリジナル・メンバーとは言えないが。 5分押しでメンバー登場したが、冒頭は亡くなったアラン・ホワイトの追悼写真が映され、スティーブ・ハウの追悼スピーチの後にコンサートスタート。 中央奥の左にキーボード、右にドラム、その左前にギター、中央前ボーカル、右前にベースの配置。 舞台奥にはスクリーンが貼られ、前半はCG、後半はロジャー・ディーンのイラストが映し出された。 前半は新し目のアルバムからの曲が多く、後半にアルバム「Close to the Edge」から3曲全曲の演奏。 新しいメンバーはテクニックも申し分なく演奏していたが、スティーブ・ハウのギターが遅れ気味で若干ぎくしゃくするも、耳に馴染んだ懐かしい曲が再現されただけで十分満足。 あとは存命のジョン・アンダーソン、リック・ウェイクマンとスティーブ・ハウで、「こわれもの」「危機」のセッションが聴きたい!End
2022.09.06
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鑑賞日:2021年11月28日(日)18:00開演入場料:16,000円(S席:1階25列)【企画・制作・招聘】クリエイティブマンプロダクションキング・クリムゾン JAPAN2021MUSIC IS OUR FRIEND会場:東京国際フォーラム・ホールA出演ギター、キーボード:ロバート・フリップボーカル、ギター :ジャッコ・ジャクジクサックス:メル・コリンズベース :トニー・レヴィンドラム :パット・マステロット、ギャヴィン・ハリソン、ジェレミー・ステイシー曲目<第1部>01. Devil Dogs of Tessellation Row02. Neurotica03. Red04. Epitaph05. One More Red Nightmare06. Tony's Cadenza07. Peace - An End08. Larks' Tongues in Aspic, Part Two09. Moonchild10. Radical Action II11. Level Five<第2部>12. Drumzilla13. The ConstruKction of Light14. Peace - An End15. Pictures of a City16. Islands17. The Court of the Crimson King18. Indiscipline<アンコール>19. Starless感想 2018年来日公演は聞き逃したため、2015年名古屋以来、6年振りの来日公演。日生劇場から日比谷のクリスマスイルミネーションを通り徒歩で東京国際フォーラムへ、近くてよかった。 8月のオフィシャル先行抽選に申し込みSS席外れたもののS席当選。チケットは公演1週間前に郵送され、座席位置は期待してなかったものの、SS席の4列後ろ1階25列で下手側でも通路側でステージがよく見えるgoodな席。 客層は前のオペラ公演とは打って変わって、男性が7~8割。開演前、休憩中の男性トイレは長蛇の列。また年齢層が高く、当方も全く違和感なく聞ける。 薄暗いホールに入ると、鐘の音が間隔を置いて流れる。舞台上には6年前と同じくドラムセットが3台置かれ、その後ろの山台に、ギター、シンセが準備されている。 開演時間となり、ステージ上の注意書きが外され、メンバー入場。まずはトリプルドラムから始まり、40年前LPレコードで聴いたプログレが流れ、意識は一気に学生時代へ。 ロバート・フィリップの生演奏が聞けるだけで最高の気分に。曲が終わると時々目の上に手をかざし、客席を眺めている。 来日公演は今回ツアーが最後との話も出ているが、新型コロナ感染が収まった後、来年もぜひ!End
2021.11.28
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鑑賞日:2021年10月17日(日)16:00開演入場料:13,000円(A席 G列)【主催】(財)水戸市芸術振興財団内田光子ピアノ・リサイタル会場:水戸芸術館・コンサートホールATM曲目:モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第15番 ヘ長調 K.533+K.494 [旧全集第18番]ベートーヴェン:ディアベッリのワルツの 主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120感想 世界的ピアニストの内田光子さんの来日公演が水戸であるとのことで、急に気温が下がった小雨模様の中、水戸芸術館まで出掛けた。 地方はコロナの影響がまだ根強く、会館入口でカメラで体温チェック、手のアルコール消毒、更にホール入口で手首での再度の体温測定、チケット半券自らもぎりと厳重。客席は620席の客席の前後左右を空けた千鳥格子配列のため300人位の観客。なぜか2階のホールのロビー、トイレは使えなく不便な状況。 舞台上にはホールのスタインウェイのピアノが置かれているのみ。時間となり、客席暗転で内田光子さん登場。ベージュ色の七分袖セーター、黒色のパンツ、金色のハイヒール姿。ピアノの上に置かれたメガネを掛けて演奏開始。 前半はモーツアルトのピアノソナタ。極端なテンポの揺れや誇張された強弱は無く、楽譜通りの演奏だが、なめらかな指の動きで、旋律が浮き上がってくる。 約30分の大変心地よい演奏。 20分の休憩を挟んで、後半はベートーヴェンの変奏曲。1曲目冒頭のフォルテから耳を掴まれる。プログラムに書かれている各曲の特徴を明確に次々と演奏される。途中2回ほどペットボトルの水を含む間があり。22曲目の「ドン・ジョバンニ」の旋律が出てくるところは正しくモーツアルトのように。 各曲でのテンポの揺れは殆ど感じないが、一小節の中で微妙な揺れがあり、単調さを感じさせない。あっという間の33曲1時間だった。 72歳とは思えない完成度の高さは、ベートーヴェンの書いた楽譜の隅々まで分析し、自分の中へ取り込んだ上で、再度曲として組み立てた上で作り上げた演奏のように感じた。 演奏が終わると4度のカーテンコール、最後は客席の半分がスタンディングオベーションとなった。 大曲のピアノソナタでなくても、十分に感動できる演奏が聞けることを認識できたコンサートだった。End
2021.10.17
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鑑賞日:2021年4月30日(金)19:00開演入場料:6,000円(A席 I列)【主催】(財)水戸市芸術振興財団小曽根真 60th Birthday SoloOZONE 60CLASSIC×JAZZ会場:水戸芸術館コンサートホールATM曲目<第1部>・Gotta Be Happy・Need To Walk・モーツァルト:小さなジグ K.574 ト長調・Struttin'In Kitano・モシェコフスキ:20の小練習曲 第8番 Op.91-8 ロ短調・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番「戦争ソナタ」より 第3楽章 Op.83<第2部>・ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調より第2楽章・The Puzzle・Listen・・・・O'berek・For Someone<アンコール>・Always Together感想 小曽根真の水戸でのコンサート、当初発売5/1公演は所要があり残念に思っていた所、早々にSOLD-OUTになり、4/30に公演が追加され、会館メンバーズの早期発売でチケット確保し、仕事を定時で切り上げ、水戸芸術館へ出掛けた。 水戸芸術館も入り口のカメラで体温測定し、アルコールで手を消毒。チケット半券を自ら切り取ってボックスへ。プログラム、チラシを受け取り、客席へ。プログラムは小曽根真のインタビュー記事のみで曲目等は無し。 客席は前後左右に空席を設ける千鳥格子配列。600人強の客席数なので、入場者数は半分以下の300人程度。 還暦記念CD録音は、今回のコンサート会場でホールのスタインウェイに加え、小曽根真所有のYAMAHAピアノを持ち込んで行われたとのこと。 開演時間となり、赤い燕尾服、黒のズボンで登場。客席に「今日は楽しんで行って下さい」とマイク無しで挨拶し、いきなり「Gotta Be Happy」演奏で一変に気分はJazzに。 今回のコンサート曲目も還暦記念CDから選曲され、副題「CLASSIC×JAZZ」にあるように、クラシックをアレンジした曲も演奏され、プロコフィエフ「戦争ソナタ」は迫力満点。 ほぼ2曲毎にマイクでMCが入り、CD録音のこと、コロナ渦での50日の演奏配信のことなど、更に演奏を楽しめる内容。 15分休憩中、Jazzでウイスキーを飲みたい気分だったが、ドリンクサービスはなく、持参した缶コーヒーを飲むだけで残念。 休憩後は、白っぽいシルバーの燕尾服で登場。ラベルのピアノコンチェルト第2楽章はクラシックとJazzの良いとこ取りで、これだけでも来た価値あり。東京都内で中止にならなくて良かった。 素晴らしい生演奏を聞くことは、けして不要不急でなく、生きて行く上での必要な行為でることを、改めて認識させられたコンサートだった。End
2021.04.30
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鑑賞日:2020年07月26日(日)17:00開演入場料:4,000円(指定席1階1C6列) 【主催】川崎市、ミューザ川崎シンフォニーホールフェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2020サマーナイト・ジャズマドンナ再臨! 貴女がジャズを教えてくれた会 場:ミューザ川崎シンフォニーホール出演:ピアノ :国府弘子ベース :井上陽介ドラムス :岩瀬立飛<ゲスト> ヴォーカル:阿川泰子アルト・サックス:寺久保エレナヴァイオリン:早稲田桜子曲目<第1部>Mas Que NadaLove Walked In Confirmation Over The RainbowThe Masquerade Is Over<第2部>Libertangoジャズ婆ちゃんSummertimeYou'd Be So Nice To Come Home ToWhen You Wish Upon a StarNew York State Of MindSkindo-le-le<アンコール>A列車で行こう感想: コロナウイルス感染が中々収まらない状況の中、毎年恒例のフェスタサマーミューザがライブ配信とコロナ対策を行った上で少数の観客を入れて行うとのことで、ゲリラ豪雨の下、川崎まで出掛けた。 ミューザ川崎の建物に入り、奥のエスカレーターを登ると4列の停止位置があり、手をアルコールで消毒し、遠隔で体温を測定。 自身でチケット半券を切って、スタッフの持っている箱へ。その先の机上のプログラムをピックアップと、先日の東京文化会館と同じ方式。 座席も前3列は全て黒い布が掛けられ、4列目以降は背もたれに表示し前後左右に空席を設けていた。但し、2階席の一部にはペアシートの設定も見られた。観客席は1、2階席のみ600席限定だが、2階席左右はほぼ空席で400人位か。 7/27はオーケストラ公演ではなく、アコースティックのジャズライブ。ピアノの国府弘子が川崎市の市民文化大使の縁もあり、ピアノ・トリオに曲によりゲスト・ミュージシャンが参加する形式で行われた。 16:20からピアノ松下聖哉、ベース石川紅奈の若いミュージシャンのプレコンサートが20分ほどあり。松下聖哉の弾き語りのボーカルは耳に心地よく、気分をジャズコンサートに向けるのに丁度良い。 開演時間となり、3人がマスクを着けて登場。楽器の前に着くと、マスクを外して演奏。1曲目はボサノバ「Mas Que Nada」、国府弘子のボーカルも入り一気に盛り上がる。 3曲目「Confirmation]からアルト・サックス寺久保エレナが登場。28歳、小柄な体格に似合わないパワフルでスピーディーな演奏に驚き。4曲目「Over The Rainbow」では、一転スローなバラード曲だが、しっかりとメロディーを奏でる。プログラムを見て、その経歴に驚き納得。 20分間休憩を挟み第2部は、ヴァイオリン早稲田桜子が登場。ピアソラの「Libertango」で緊張感あるセッションとヴァイオリンのソロが素晴らしい。 3曲目に阿川泰子が登場。当方学生時代から歌っていたはずで、その現役キャリアの長さと衰えない容姿、雰囲気に驚き。その歌声でホール全体を阿川泰子ワールドへ。 最後は、ゲスト全員が登場し「Skindo-le-le」を演奏。そしてアンコールは超スタンダード「A列車で行こう」で大盛り上がりで幕。休憩挟み、あっと言う間の2時間20分でした。 当方門外漢のジャスコンサートとのことで少々心配したが、ジャスにこだわらず幅広いジャンルからスタンダードな曲を集めたコンサートで十分に楽しめた。またサマーミューザ本来のクラシック音楽を意識して、途中にバッハ、ガシューイン等のメロディが入ったりと楽しさ満載。ゲスト3人のマドンナの技量に驚き。 ジャスはクラシック音楽と違って、楽譜にないフリー演奏が途中に入り、それがセッションとなると独特の緊張感が生まれ、客席まで伝わり、自然と体がスウィングして来る。 これはやはりライブでないと楽しめない音楽であることを改めて認識出来た。 また来年も来たい!End
2020.07.26
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鑑賞日:2019年10月14日(月・祝)14:00開演入場料:12,000円(S席2階E列) 【主催】NODA・MAP、ソニーミュージックNODA・MAP第23回公演『Q』: A Night At The Kabuki作・演出:野田秀樹音楽:Queen会場:東京芸術劇場プレイハウススタッフ:美 術 :堀尾幸男照 明 :服部基衣 装 :ひびのこづえ美 粧 :柘植伊佐夫サウンドデザイン:原摩利彦音 響 :藤本純子振 付 :井手茂太映 像 :奥秀太郎舞台監督:瀬崎将孝プロデューサー:鈴木弘之出演:松たか子上川隆也広瀬すず志尊淳橋本さとし小松和重伊勢佳世羽野晶紀野田秀樹竹中直人感想: これまで本格的な演劇舞台を観たことがなかったが、初舞台の広瀬すず始め、有名俳優出演で、野田秀樹の作演出作品で音楽がクイーン公認とのことで、山の神のリクエストもあり、大型台風が去った秋晴れの中、池袋の東京芸術劇場まで出掛た。 時代設定は、平家物語の源平の時代。源頼朝の妹の愁里愛(ジュリエット)と平清盛の息子の瑯壬生(ロミオ)との物語になっており、当役と面影を広瀬すずと志尊淳、それからを松たか子と上川隆也が演じる。 機関銃のようなセリフのやり取りに、時にダジャレや音楽からの言葉を入れ、クイーンの音楽に合わせスピーディーに場面が展開される。 休憩15分を挟んでの3時間公演、休憩前は多少疲れ長く感じたが、後半は別な展開を見せ、最後は冒頭場面に戻って、会うことのない純愛で幕。 「戦いが終われば再び会える」運命の二人は戦争・内戦・テロが絶えないため会うことは叶わず、文字が書かれていない手紙で互いの想いが伝わる所はSNSの裏返しで、現在社会への批判が込められているように感じた。 出演者は何れも熱演。注目の広瀬すずは、2階席にも明確に聞こえるセリフと動き回る演技と表情で素晴らしく、今回初舞台とは思えない。 あとは舞台経験豊かな役者の皆さんで安心して楽しめた。その中でも竹中直人は全く異なる2役を余裕で演じ分け、いかにも舞台を楽しんでいるようだった。 テレビや映画とは異なり、舞台演劇は出演者の熱力がそのまま伝わってくる所がオペラと同じで素晴らしい。 別な作者の舞台も観てみたい。End
2019.10.14
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鑑賞日:2019年10月6日(日)11:30~会 場:ユナイテッド・シネマ水戸/Screen6入場料:¥1,800映画:「蜜蜂と遠雷」原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」監督・脚本・編集:石川慶「春と修羅」作曲:藤倉大ピアノ演奏: 河村尚子(栄伝亜夜) 福間洸太朗(高島明石) 金子三勇士(マサル・カルロス・レヴィ・アナトール) 藤田真央(風間塵)オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮:円光寺雅彦)劇中音楽:篠田大介製作:市川南出演:栄伝亜夜 :松岡茉優高島明石 :松坂桃李マサル・カルロス・レヴィ・アナトール:森崎ウィン風間塵 :鈴鹿央士高島満智子:臼田あさ美仁科雅美 :ブルゾンちえみジェニファ・チャン:福島リラピアノ調律師:眞島秀和クロークの女性:片桐はいり菱沼忠明 :光石研田久保寛 :平田満ナサニエル・シルヴァーバーグ:アンジェイ・ヒラ嵯峨三枝子:斉藤由貴小野寺昌幸:鹿賀丈史感想: 原作はピアノコンクールを舞台にした小説で直木賞、本屋大賞受賞で気になっていたが、映画化の話題で目にする機会が増え、原作小説を読んだ上で映画を観ることに。 2週間前AmazonでKindleファイル購入時は上下巻各300円だったのだが、今見ると803円になっており、映画公開前の宣伝のためだったのか。 音楽を文章のみで表現することはなかなか困難で、小説の中の音楽を読者の想像の中で鳴らすことになるが、映画化することは、逆に製作者側が実際の音楽にしたものを観客が聞くことになる。 そのため、登場人物4人に合わせたピアニストを選び演奏、録音している。またコンクールの課題曲として菱沼忠明氏が作曲した「春と修羅」のピアノ曲があり、今回藤倉大氏が小説に合わせ作曲したとのこと。 全体的には、2時間枠の映画では原作(単行本507頁、文庫本上下巻960頁)の一部しか映像に出来ず、どうしてもエピソードが削られ、人物描写が浅くなってしまう。これは致し方ないでしょう。 ちなみに映画の中で演奏された曲は「春と修羅」に加え・ショパン「雨だれ」・ドビッシー「月の光」・ベートーヴェン「月光」・リスト「メフィスト・ワルツ第1番」・モーツァルト「レクイエム/キリエ・エレイソン」(原作に無し)・プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番」・バルトーク「ピアノ協奏曲第3番」・プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」いずれも演奏レベルは高く、制作側が力を入れていることが分かる。 原作は小説のため各演奏中にコンテスタントや観客のモノローグを入れることになるが、映画では出演者の演奏映像を中心に演奏音楽のみを流した所は素晴らしく、演奏者の緊迫感が伝わり、まさにコンクール会場の客席で聞いている気分に。「春と修羅」のカデンツァも4人4様で楽しめた。 亜夜と塵との「月の光」の連弾の音楽も、セリフ以上に二人の心境を感じることが出来た。 出来れば、原作にあるショパン、ラフマニノフのコンチェルトも聞きたかった。 残念だったのは、本選の前後で原作にない指揮者とのエピソードとホフマン氏の追悼演奏会が加えられたこと。せっかくのコンクール本戦に掛ける3人の緊張感が薄れ、エピソード内容がコンクール結果とも合わない印象。 あと亜夜とマサルの本選演奏曲が入れ替わっているのはなぜ? クローク係は蛇足。 実際のピアノコンクールを聞きに行ってみたくなった。End
2019.10.06
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鑑賞日:2019年8月16(木)18:30開演入場料:¥9,000 1階24列 【主催】TOKYO FM 山下達郎PERFORMANCE 2019会場:神奈川県民ホール 大ホール 演奏 ボーカル、ギター、キーボード:山下達郎 ギター :佐橋佳幸 ベース :伊藤広規 キーボード:難波弘之、柴田俊文 サックス :宮里陽太 ドラム :小笠原拓海 コーラス :ハルナ、ENA、三谷泰弘 感想 昨年の全国24都市49公演と同規模、今年は全国26都市50公演。 山の神と山下公園そばのローマステーションに寄ってパスタ、ピザをいただき、いつもの神奈川県民ホールへ向かった。 開演30分前、思ったより混んでおらず、ホール外のテントで同行者含め身分証明チェックを受け、リストバンドを付けてもらいスムーズに大ホールへ入場。 今回はファンクラブ枠の1回のみ。1階席の後方上手側、ミキサーエリア横だったが、第1希望のチケットを確保出来ただけ良かったのでしょう。 ステージ上は山麓の駅のセッテイングで、駅舎、プラットホーム、ホテル?の建物に照明やプロジェクションマッピングでクリスマスツリーが現れ、アンパンマンの映像が流れたりと年々工夫がされ楽しめる。 今回の選曲は新旧のヒット定番曲や提供曲、更には七回忌の大瀧詠一さんの代表曲など盛り沢山。途中にNewCDのプロモーションも兼ね、竹内まりやのメドレーも有り。いつもの一人アカペラ、マイク無し生歌、クラッカーもありました。 ここ数年バックメンバーも固定されており、演奏に安定感あり。サックスのアドリブも増えて、年々バランスが良くなっている。 ツアー中に気管支炎を患い、7/12,13の中野サンプラザ公演が中止となったとのことで少々心配していたが、本日は中5日の休養もあり最初から声の調子は絶好調。 いつものように、観客席を見回し達郎が退場。時計を見ると10時前でいつも通りの3時間半の長丁場があっという間に過ぎてしまった。 MCで来年は、東京オリンピックで会場やホテルが確保しにくい、レコーディング(本当に出るのか?)やライブ関係の勉強期間に当てるとのことで、次回ツアー再来年とのこと。 今回もストリングス付きの曲は録音でのカラオケだったので、次回はぜひオーケストラ付きでのコンサートを希望。 End
2019.08.15
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鑑賞日:2019年5月12日(日)17:00開演入場料:9,500円(注釈付指定席:一塁側A42ブロック16列) 【主催】キョードー横浜サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、 アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」会場:埼玉 メットライフドーム(旧西武球場ドーム)出演:サザンオールスターズ ボーカル、ギター:桑田佳祐 ベース:関口和之 ドラム:松田弘 キーボード、ボーカル:原由子 パーカッション:野沢秀行感想: 山の神から「サザンのコンサートに行きたい」とのリクエストでダメ元でローソン先行抽選に申し込むも、もちろん外れ。 どうせ無理と思いつつも、少々不便な西武ドームの最後の一般発売で奇跡的にWebに繋がり、「注釈付」なるもチケットが取れてしまったので、山の神と所沢のメットライフドーム向かった。 開演1時間前に着くように出掛けたが、まず西武池袋駅で予定の準急が満員で乗れず。1本遅らし西所沢駅に着くも、ホーム向かいの西武球場前行が満員でまた乗れず。ホーム渡って、次の当駅始発各駅でどうにか約30分遅れで西武球場前に到着。そこから人の波に連れられて並び、身分証明書による本人確認後に座席チケットを発券。荷物検査はなし。 さらに球場内の人の列に付い行き、どうにか開演15分前に座席に辿り着いた。 「注釈付指定席」なので、両脇か、機材で正面が見えないだろうと予想したが、一塁側前側のAブロック16列目。確かにスピーカー・照明用の鉄塔があるものの、4本の細い鉄骨のみで、ステージ正面を直接見ることが出来る、なかなかの良席。 サザンは転売対策もありファンクラブ枠含め、全席が当日のランダム座席指定としており、最終申込みでも良い席なる可能性があり、今回はラッキーな方だった。 客席は年齢層が幅広く、当方も違和感なし、バンドの歴史を感じさせる。 約5分押しでアナウンスが入り、開演。今回デビュー40週年とのことで、ヒット曲はほとんど演奏されず、新旧取り混ぜての演奏。MCはなくどんどん演奏される。 途中のメンバー紹介MCだけは時間を取り、メンバー毎にネタが入り、客席の爆笑を取っていた。 全曲、歌詞が大型ビジョンに流れるので、よく分かる。日本語、英語取り混ぜ、日本語も古語や方言もあり多様。音楽も、ロック調、昭和歌謡曲風、サンバ、島唄風など多種多彩で、この音楽に多様な歌詞を乗せて歌えるのは、桑田佳祐のみでしょう。 歌詞に合わせダンスが入ったり、大型ビジョンもステージだけでなく、歌詞に合わせた色々な映像が入り楽しめる。また入場しにLEDリストバンドが配られ、曲に合わせて色が変わり、球場内が盛り上がる。 過度にならない色々な演出でコアなファンでなくても楽しませる所は40年の蓄積でしょう。 本当はアンコールまで居たかったものの、行きの交通機関や入場時の混雑から開演から2時間超えた所で退席、おかげでスムーズに帰宅できた。 山の神は、西武ドームは遠いので、次回は横浜か東京を希望とのこと。End
2019.05.12
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鑑賞日:2019年2月3日(日)16:30開演入場料:Service Area:¥12,500 Duoシート:¥3,240【主催】ビルボードライブ東京ボビー・コールドウェル ライブBobby Caldwell Live演奏:ボーカル、キーボード:ボビ-・コールドウェルキーボード:マーク・マクミレンアルト・サックス:アンドリュー・ニューギター:カーライル・バリトウベース:ロベルト・バリードラム:トニー・ムーア曲目All of LoveStay with meWordsLoving YouHeart of MineCan't Say GoodbyeJamaicaWhat You Want do for LoveAll of Nothing at all他感想学生時代からよく聞いたボビー・コールドウェルのコンサートがビルボードライブ東京であるとのことで山の神と六本木・東京ミッドタウンまで出掛けた。ビルボードライブは初めてだったが、事前にネットで情報収集し、チケット確保、食事を事前予約したこともあり、特に混乱なくDuoシートへ。ホールは満席で年齢層は高い。開演1時間前、開場と同時に席に案内され、コース料理を頂く。ワインもよく冷えており、食事も美味しい。メインディッシュを食べ終えた所で、5分押しで場内暗転となり、ボビー他メンバー登場。オープニングの"All of Love"から、気分は一変に80年代へ。ボビーも既に67歳でさすが高音は出なくなっているが、豊富な経験でメロディーラインを変えて熱唱。バックメンバーもドラム以外は皆さんコーラスで参加し、カバーしていた。バックメンバーは皆さん上手く、特にアルトサックスは、ホール内を歩き回り盛り上げていた。70分強、途中インスト曲も挟み、80年代のAORを10曲演奏。今回聞いたのは1部でこの後18:30開場の2部があるため、予想通りアンコールは無し。山の神は演奏は少々物足りなさそうだったが、食事、飲み物には満足。通常のコンサートに比べ料金的には割高感はあるが、食事しながら、ゆったりとしたソファー席で音楽を楽しむことが出来た。このようなクラブ形式はアメリカでは一般的で、ボビーもこのようなクラブで歌っているとのこと。また良いミュージシャンが来れば出掛けたい。End
2019.02.03
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鑑賞日:2018年11月2日(金)18:30開演入場料:¥9,000 2階6列 【主催】TOKYO FM 山下達郎PERFORMANCE 2018会場:カルッツかわさき 演奏 ボーカル、ギター、キーボード:山下達郎 ギター :佐橋佳幸 ベース :伊藤広規 キーボード:難波弘之、柴田俊文 サックス :宮里陽太 ドラム :小笠原拓海 コーラス :ハルナ、ENA、三谷泰弘 感想 昨年の全国25都市49公演と同規模、今年は全国24都市49公演。 山の神と川崎駅から途中の老舗イタリアン・ モナリザンに寄り名物キャセロールをいただき、初めてのカルッツかわさきへ。 カルッツかわさきは昨年10月開設の新しいホール。大ホール座席は2013席でいつもの神奈川県民ホールより一回り小さい。 2階席からも舞台を近く感じられ、座席も少し大きく、3時間半の長丁場も疲れずに聞くことが出来た。音響も良く、楽器の音も聞き分けられる。 オペラ公演も開かれるだけあって、いつものマイク無しのアカペラも、良く聞こえた。 開演30分前、ホール隣接のロビーで同行者含め身分証明チェックを受け、直ぐにホール受付から入場。去年の県民ホールよりスムーズ。 今回は一般チケットはハズレ、ファンクラブ枠の1回のみ。ウィークデイにも係わらず2階席となり、回数を追う毎に取りづらく、見づらくなるのは、見に来るお客が増えているためでしょう。 ステージ上は港の倉庫のセッテイングで、コンテナが高く積まれ、川向うには都会の高層ビルが見える。そのコンテナにLEDライン照明がつけられ、次々と点滅、色が変わり、鮮やか。さらにコンテナや倉庫壁にプロジェクションマッピングで雪が降り、鉄腕アトムの映像が流れたりと年々工夫がされ楽しめる。 今回の選曲は新旧バランスよく選んだとのことで、更に先日シュガー・ベイブのベーシスト寺尾次郎氏が亡くなられたことから、当時のコンサートアレンジで数曲演奏があったり、恒例となった名曲のアカペラはロイ・オービソンのヒットソング、アンコールは1曲おまけが有ったりと盛りだくさん。山の神も満足したとのこと。 最初のMCは若干枯れ気味の声だったが、これは調子が良い証拠で、歌い重ねて行くと、どんどん声量が増していく印象。還暦過ぎてもピッチを下げずに、更に歌声が良くなるとは日頃の節制と練習の賜物でしょうか。 いつものように、観客席を見回し達郎が退場。時計を見ると22時前でいつも通りの3時間半の長丁場があっという間に過ぎてしまった。 今年65歳、声が出るまで続けるとのことで、こちらも頑張ってチケットを確保しなければ。 End
2018.11.02
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鑑賞日:2018年07月15日(日)13:00開演入場料:¥6,680 (B席:3階) 【主催】劇団四季、神奈川県、横浜市、神奈川芸術文化財団劇団四季 横浜公演ミュージカル「ノートルダムの鐘」(全2幕:日本語上演)会場:KAAT神奈川芸術劇場ホール出演カジモド :田中彰孝 フロロー :川口竜也 エスメラルダ:宮田 愛 フィーバス :佐久間 仁 クロパン :阿部よしつぐ 感想: とある理由から劇団四季公演「ノートルダムの鐘」を見る必要が出てきたため、ほとんど猛暑日の中、横浜山下公園側のKAAT神奈川芸術劇場まで出掛けた。 本日チケットは売り切れ、客席もほとんど空きがない状態。8月までの横浜公演もほとんどチケットが売れており、劇団四季の人気に驚かされる。 台本はヴィクトル・ユーゴー原作に近く、ディズニーアニメバージョンとは大幅に異なっている。 今回会場の関係からかオケピットはなく、音楽は録音を使っていたと思われ、カラオケ状態のため歌手はテンポ、長さ等合わせるよう慎重に歌っており、盛り上がりに欠けるのは致し方なし。生オーケストラで聞きたかったところ。 舞台はノートルダム寺院大聖堂内部の設定になっているが、照明と小道具をスピーディに動かし、瞬時に、広場でのお祭り場面、大聖堂前の広場等に瞬時に場面転換される。 映像等特殊なものは使っておらず、オーソドックスなもので、より出演者個々の演技の良さが判る。 カーテンコールは5回以上続き、多くの観客を満足させる公演だった。 End
2018.07.22
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鑑賞日:2017年7月20日(木)18:30開演入場料:¥9,000 1階30列 【主催】ZIP-FM/サンデーフォークプロモーション 山下達郎PERFORMANCE 2017会場:名古屋国際会議場センチュリーホール 演奏 ボーカル、ギター、キーボード:山下達郎 ギター :佐橋佳幸 ベース :伊藤広規 キーボード:難波弘之、柴田俊文 サックス :宮里陽太 ドラム :小笠原拓海 コーラス :ハルナ、ENA、三谷泰弘感想 4/28の横浜公演に続いて、一般抽選販売でチケットを入手した名古屋公演へ参戦。 会社を定時に飛び出したものの、ホール入口へは開演時間ジャストに到着。そのため本人確認には5人程しか並んでおらず、スムーズに入場。今回スマチケを初めて使ったがチケット忘れること無く便利。 当方前に並んだ20代男性は写真入り身分証明書を持参せず入場拒否となった。申込時、当選時、チケット発行時毎に詳細に注意事項が書かれていたので仕方なしでしょう。 横浜と同じセットリスト。声の調子は、横浜より更に良くなっている。その分裏声が抜けにくいとのこと。 今回双眼鏡を持って行ったので、ステージ上のゴジラ等を眺めることが出来た。 バックメンバーの衣装が横浜より夏バージョンになっており、黒く日焼けしているのはツアーどこかのビーチかな。達郎本人は衣装変わらず、1人だけ肌も白い。新曲やリマスターでスタジオに詰めているためか。 途中新曲のアナウンスと「COME ALONG 3」リリースの最新情報告知あり。 持参したクラッカーも周囲に配り、「いつ鳴らすか解らない」おじさんがいたので、タイミング合わせ6人で鳴らせた。 いつものように、観客席を見回し達郎が退場。今回も10時直前で3時間半の長丁場があっという間に過ぎてしまった。 今年64歳、声が出るまで続けるとのことで、こちらも頑張ってチケットを確保しなければ。 今回入場時の本人確認が同行者全員対象と年々厳しくなっており、チケット扱っているイープラスはSMSによる個人認証が必須となるとのことで、携帯かスマホを持っていないと申し込めなくなる。 ダフ屋行為やネットでの集中申込防止には役立つと思われ、多少不便になるは致し方ないか。 End
2017.07.20
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鑑賞日:2017年4月28日(金)18:30開演入場料:¥8,800 1階32列 【主催】TOKYO FM 山下達郎PERFORMANCE 2017会場:神奈川県民ホール大ホール <演奏>ボーカル、ギター、キーボード:山下達郎ギター :佐橋佳幸ベース :伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス :宮里陽太ドラム :小笠原拓海コーラス :ハルナ、ENA、三谷泰弘 感想 昨年の全国35都市64公演より少し減り、今年は全国25都市49公演。体力面考慮し、冬場を避けたためとのこと。関内のフレッシュネスバーガーで準備を整え、いつもの神奈川県民ホールへ山の神と参戦。 開演30分前、ホール外のテントで同行者含め身分証明チェックを受け、手首にリボンを巻かれ、やっとホール受付から入場。年々厳しくなるが、オークション転売阻止のためにはしょうがないか。 今回ファンクラブ枠でウィークデイにも係わらず1階席最後部の32列目、年々後ろに下がるのはファンクラブ会員が更に多くなっているためでしょう。 山の神は「立ち席のお客さんが気になる」と不満気。 ステージ上は電車のガード下の街並みでホテルや橋がセッティング。照明効果を使って、朝、昼、夜、四季を表現している。クリスマス・イブでは、プロジェクションマッピングで雪が降ったり、夜には音楽に合わせ電車が通過したりと楽しめる。 今回の選曲は「自分が演奏したい曲」に加え、前回フランキー・ヴァリ「君の瞳に恋してる」が大受けしたことから、何とトム・ジョーンズの名曲に加え他の歌手に提供した楽曲を自ら初めて歌う曲があったりとバラエティに富んだ内容。 まさかジャニーズ有名歌手の歌を生の達郎で聞けるとは得をした気分に。 勿論、いつもの1人アカペラや弾き語り、生声、そしてクラッカー鳴らしもありオールドファンも満足。 声も前回より更に良くなっている様で(年に合わせ節制しているらしい)、バンドメンバーとのアンサンブルも年々良くなっている印象。 いつものように、観客席を見回し達郎が退場。時計を見ると10時前でいつも通りの3時間半の長丁場があっという間に過ぎてしまった。 今年64歳、声が出るまで続けるとのことで、こちらも頑張ってチケットを確保しなければ。 End
2017.04.28
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鑑賞日:2017年4月24日(月)19:00開演入場料:¥11,000 (す列) 【主催】CBCテレビYES FEATURINGAnderson, Rabin & Wakeman来日公演会場:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール出演:ジョン・アンダーソン(Vo)トレヴァー・ラビン(G)リック・ウェイクマン(Key)ルイ・モリノIII(Ds)イアン・ホーナル(B)曲目1. Cinema2. Perpetual Change3. Hold On4. I've Seen All Good People Drum Solo5. Lift Me Up6. And You and I7. Rhythm of Love8. Heart of the Sunrise9. Changes10.The Meeting11.Awaken12.Owner of a Lonely Heart<アンコール> Roundabout感想 往年のプログレ・バンド「Yes」は、スティーヴ・ハウ、アラン・ホワイト、故クリス・スクワイアが継承し、全盛期メンバー残りのジョン・アンダーソンリック・ウェイクマン、トレヴァー・ラビンが組んで活動を開始し、名古屋でも来日公演があるとのことで、名古屋金山の市民会館中ホールへ向かった。 客席は当方同年代のオジサン達と若者達が半々、女性は数える程で如何にもプログレらしい。 本ツアー前にイエスがロック殿堂入りを果たし、そのセレモニーで本家イエスのスティーヴ・ハウ、アラン・ホワイトと共演したこともあってか「イエス・フィーチャリング・アンダーソン・ラビン・ウェイクマン」に改名し、来日公演も全てイエスの曲。 リック・ウェイクマンは銀ピカのマントを羽織って登場。打ち込みを余り使わず、実際にキーボードを弾いている。エレピの速弾きは健在。LonelyHeartでは、客席まで降りてワイヤレスキーボードでの演奏で盛り上がった。 トレヴァー・ラビンのギター演奏はアコースティック含め上手く、スティーヴ・ハウのように途中で遅くなるようなことも無し。ボーカルも上手いのには驚き。 一番心配していたボーカルのジョン・アンダーソンは声がかすれがちなるも、最後まで歌えていて十分。高音で声が届かない所をメロディーを変えて歌っても、聞いているこちらの耳が補正して問題なく聞いてしまった。 アンダーソンとウェイクマンは既に70歳は超えているが、十分にイエス音楽を再現しており素晴らしい。とにかく生きているメンバーの演奏を直接聞けただけで満足。 公演後は学生時代のプログレ仲間と「山ちゃん」で昔話に花を咲かせた。End
2017.04.24
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鑑賞日:2016年5月4日(水・祝) ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016「la nature ナチュール - 自然と音楽」【主催】東京国際フォーラム 2日目は雨模様で嵐になるとの予報だったが、朝方の雨風も9時頃には止んで昼前に東京国際フォーラムへ到着。 今年プログラム発表の際に聞きたい公演が2つ。小曽根真他「動物の謝肉祭」とローザンヌ声楽アンサンブル「天地創造」。どちらも2日目の1回のみで、昼一と夜最後の公演。体力的に少々心配だったが、1日パスポート券を購入して5公演まとめて聞くことに。公演番号:212/室内楽版「動物の謝肉祭」 日時:2016年5月4日(水・祝) 11:45~12:30 会場:東京国際フォーラム ホールA 入場料:¥3,500(S席1階23列目)曲 目: 春の海 サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」 <アンコール> 「動物の謝肉祭」フィナーレ出演者: ピアノ :小曽根真、江口玲 ヴァイオリン:ドミトリ・マフチン、矢部達哉 ヴィオラ :ジェラール・コセ チェロ :宮田大 コントラバス:山本修 フルート :工藤重典 クラリネット:吉田誠 木琴、鉄琴 :安江佐和子感 想: 客席は空席が見られず、5,000人のホールが満員状態。 舞台上にはピアノ2台が前後して置かれ、開演時間となり、江口玲、矢部達哉、吉田誠の3人だけが登場。 日本の名曲「春の海」を演奏。ピアノからは琴のような音色が奏でられた。演奏後、小曽根真が登場し、ピアノの弦からテープを剥がし、ハンマーが当たる部分に貼ったとの種明かしがあり、今回のLFJの中で誰も演奏しないだろうとのことで選曲したとのこと。 小曽根真のピアノ・ソロ演奏の後、舞台へ全員が登場。宮田大、矢部達哉、工藤重典らは、単独コンサートや客演で呼ばれるクラシックの名手達であり、同じステージに立つだけでも奇跡的で、小曽根真の人脈ならでは。入場料も今回のLFJで最高額になっている。 最初は原曲通りの展開から、曲が進むに連れてどんどんアレンジが入ってきて、「ピアニスト」では完全にジャズセッションに。次の「白鳥」は宮田大の素晴らしいソロ演奏が聞けて、これだけでも入場料の元を取った気分に。「終曲」は盛大なフィナーレで大盛り上がり。 数回のカーテンコールでも拍手が鳴り止まず、アンコールはピアノのフリーセッションの掛け合いから再び「終曲」を演奏。さらにカーテンコールが続くとムッシューPが蝶々を追いかけながら舞台へ飛び入りし、客席の盛り上がりは最高潮に! 11時のゲート開場後、ホール入場に20分ほど待たされ、忙しい演奏者達なので事前の練習は殆ど無く、直前の合わせだけなのかなとの推測。フリーセッションの雰囲気で、通常のクラシック音楽とは異なる音楽を楽しむことが出来た。本公演が1回のみなのは残念で、また機会があれば聞きたい。Cont.
2016.05.04
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鑑賞日:2016年3月20日(日)14:00開演入場料:¥5,500 (10列) 【主催】神奈川県立音楽堂音楽堂アフタヌーン・コンサート小曽根真 ピアノ・コンサート会場:神奈川県立音楽堂出演ピアノ :小曽根真サックス:近藤和彦曲目<第1部>スプリング・イズ・ヒアララバイ・フォー・ラビット ノー・シエスタ他<第2部>バウンシング・イン・マイ・ニユー・シューズソル・アステカ リトル・パール・ブラウニュポップコーン・イクスプロージョン他<アンコール>What a Wonderful World感想 音が良い神奈川県立音楽堂で小曽根真のピアノ・コンサートがあるとのことで、曇り空の下、桜木町駅から急な紅葉坂の途中のユースホステル等の建物がなくなり、立派なマンションに変わっていたのに驚きながら、音楽堂に向かった。 ホールは空席がない本当の満席。開演時間となり客席暗転になり、一呼吸置いて、客席横の扉にスポットが当たり、小曽根真登場。拍手に迎えられ壇上に。以前のコンサートでも同様の登場だったが、確かに客席の緊張感が和らぐ効果がありうまいやり方。以前のコンサート同様に白いシャツに黒のズボンでシンプルな衣装。 休憩をはさみ第2部は、上下黒に着替えて、舞台下手から1人で登場しピアノを引き始める。「あれゲストは?」と思っていると、客席後ろからサックスの音がして近藤和彦が登場。 普段はNo Name Horsesのビッグバンドで共演していることもあり、息はピッタリ。この日のために書き下ろされたオリジナル曲も披露された。 アンコールは、客席からヴォーカル伊藤君子さんを呼び寄せ、ルイ・アームストロングの代表曲「What a Wonderful World」を津軽弁で歌い大盛り上がりで幕。 ホールから帰るお客さんの顔は皆にこやかで、小曽根真の心情そのままの心温まる音楽に浸ることが出来た、大満足の2時間だった。 End
2016.03.20
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鑑賞日:2016年2月17日(水)18:30開演入場料:¥8,800 3階3列 【主催】@FM/サンデーフォークプロモーション山下達郎デビュー40周年PERFORMANCE 2015-2016会場:名古屋センチュリーホール演奏 ボーカル、ギター、パーカーション:山下達郎 ギター :佐橋佳幸 ベース :伊藤広規 キーボード:難波弘之、柴田俊文 サックス、パーカッション:宮里陽太 ドラム :小笠原拓海 コーラス :ハルナ、ENA、三谷泰弘(キーボード) 感想 今回の40周年ツアーは昨年11月に横浜で鑑賞したが、単身赴任先の名古屋公演を先行抽選で確保できたため、定時に会社を飛び出しセンチュリーホールへ。開演10分後に会場へ到着、直ぐに入り口で身分証チェックを受け、エレベータで3階席へ。2曲目から聞くことが出来た。 前回は1階席だったのでステージ上で見えずらい部分あったが、今回3階席なので、上からステージ奥まで見渡せ、セット、楽器の配置やゴジラを確認。 3階席はファンクラブでなく一見さんが多いようで、いつもの曲で周囲にクラッカーを配布し、合わせて鳴らしてバッチリ。 曲目は、アカペラ等で一部変更あったものの、ほとんど同じのため、よりじっくりと曲を聞くことが出来た。セッションはますます充実し、振りも前回より合っている。 達郎氏のボーカルは前回より声が出て来ており、一人アカペラからアンコールに向かってボリュームが増し、とても63歳とは思えない歌声。 岩手で声が出ずに途中で振替公演になったようだが、これならあと10年は大丈夫でしょう。昨年横浜公演でのチケット販売トラブル対応は、結局対象者のみの追加公演をするとのことで、ファン思いの達郎氏ならでは。 今回も終演が10時近くで3時間半たっぷりと楽しむことが出来た。次回コンサートは、アルバム作成後の来年春とのことで、今から楽しみに待つことに。End
2016.02.17
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鑑賞日:2015年12月21日(月)19:00開演入場料:¥15,000 (全指定:1階18列) 【主催】サンデーフォークプロモーションTHE ELEMENTS OF KING CRIMSON TOUR in JAPAN 2015キング・クリムゾン来日公演会場:名古屋国際会議場センチュリーホール出演ギター:ロバート・フィリップギター、ボーカル:ジャッコ・ジャックスジクベース:トニー・レヴィンフルート、サックス:メル・コリンズドラム、キーボード:ビル・リーフリンドラム:パット・マステロット、ギャヴィン・ハリソン曲目01. Larks' Tongues in Aspic, Part 1'02. Pictures of a City03. Peace - An End04. Radical Action I05. Meltdown06. Radical Action II07. Level Five08. Epitaph09. Hell Hounds of Krim10. The Constru Kction of Light11. A Scarcity of Miracles12. Sailor's Tale13. Red14. Banshee Legs Bell Hassle15. Easy Money16. Starlessアンコール17. The Court of the Crimson King18. 21st Century Schizoid Man感想: 12年ぶり来日コンサート。名古屋でも観られるとのことで、仕事場を定時に飛び出しセンチュリーホールまで出掛けた。 10分押しで日本語の注意事項アナウンス後、ネイティブ・イングリッシュのアナウンス(フィリップ?)。メンバーは黒シャツ、又はスーツ姿で登場。 オープニングから3ドラム炸裂。変拍子が入りテンポがどんどん変化していくのにピッタリと合わせて行くのは流石。 ボーカルが入り、途中で「君が代」や日本語の歌詞を入れてサービス満点。 ロバート・フィリップは最後まで座ったまま、黙々とギターを独特のテンポで加えて行きこれぞクリムゾン! Starlessでステージ上も赤くライトアップされ本編終了。 そしてアンコールは伝説のデビュー・アルバムからクリムゾン宮殿と21世紀スキッドマン、最後に長いドラムソロが入りその体力に圧巻。 終演となり時計を見ると21時半を回っており、MC、舞台装置等一切なく、ひたすら熱いクリムゾンサウンドに酔いしれ大満足の2時間半。 ホールもクラシックコンサートが出来る音響なので、各楽器の音が鮮明に聞こえた。東京はオーチャード、大阪はフェスティバルなので音響もこだわって選定したのでしょう。武道館やアリーナではこうは行かない。 昨年のYes来日公演後にクルス・スクワイアが亡くなり、もうあのベースが聞けなくなってしまった。 生ロバート・フィリップが見られるのはこれで最後? ぜひまた来日してほしい!End
2015.12.21
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鑑賞日:2015年11月16日(月)18:30開演入場料:¥8,800 1階24列 【主催】TOKYO FM 山下達郎PERFORMANCE 2015-201640TH ANNIVERSARY会場:神奈川県民ホール大ホール 演奏 ボーカル、ギター、パーカーション:山下達郎 ギター :佐橋佳幸 ベース :伊藤広規 キーボード:難波弘之、柴田俊文 サックス :宮里陽太 ドラム :小笠原拓海 コーラス :ハルナ、ENA、三谷泰弘 感想 昨年「Maniac Tour」コンサートは全国14都市29公演と少な目だったが、今回は全国35都市64公演と2倍以上の規模。ローマステーションのイタメシで準備を整え、いつもの神奈川県民ホールへ山の神と参戦。 開演40分前、身分証明チェックはチケットもぎりでの免許書氏名確認程度でスムーズに入場。 今回ファンクラブ枠でウィークデイにも係わらず24列目、年々後ろに下がるのはファンクラブ会員が多くなっているためか。山の神は「タンバリンが届かない」と少々不満気。 ステージ上は海辺の設定でホテルや船がセッティング。照明効果を使って、朝、昼、夜、四季を表現している。夜の設定でホテルのネオンが「×××」だったり、クリスマス・イブで星が流れたりとマニアファンが喜ぶ仕掛けがあり。 前回「Maniac Tour」は、これまでほとんど演奏してこなかった曲中心のコンサートだったが、MCで「今回はデビュー40周年なので、自分がやりたい曲を選んだ」とのこと。定番曲に加え、シュガーベイブの曲やドラマ主題歌等バラエティーに富んだ選曲。 いつもの1人アカペラに加え、フランキー・ヴァリのあの曲が聞けたのは感激! バンドメンバーは、女性コーラス2人が変更で若返り?ハルナさんとのシュガーベイブ曲デュエットは素晴らしい。 デビュー40周年還暦を超えても歌声は衰えず、ますます良くなっている様で、生声もあり。 曲の途中に大瀧詠一さんの曲を入れるのも、前回同様。クラッカーも鳴らしました。 アンコールは、ある曲の歌詞を間違えったとのことで1曲追加有り。この辺りも生ライブならでは。 いつものように、観客席を見回し達郎が退場。時計を見ると10時5分前で3時間半の長丁場があっという間に過ぎてしまった。通常コンサートの2倍近くの尺だから、チケット代も高くない。 来年2月の名古屋公演チケットも先行発売で確保済み。今から楽しみ。End
2015.11.16
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昨年同様、既に今年の結果が報告されており、これまでの比較表に追加。年回期間テーマ来場者数フォーラム全体チケット販売数有料/無料公演数2005年第1回4/29-5/1ベートーヴェンと仲間たち306千人324千人109千枚120/2092006年第2回5/3-5/6モーツァルトと仲間たち490千人695千人160千枚145/3772007年第3回5/2-5/6民族のハーモニー660千人1,060千人200千枚181/4732008年第4回5/2-5/6シューベルトとウィーン640千人1,004千人182千枚221/5292009年第5回5/3-5/5バッハとヨーロッパ411千人711千人137千枚168/4192010年第6回5/2-5/4ショパンの宇宙420千人808千人141千枚175/3582011年第7回5/3-5/5とどけ!音楽の力広がれ!音楽の輪タイタンたち146千人・・・・人45千枚90/1752012年第8回5/3-5/5サクル・リュスロシアの祭典360千人460千人123千枚159/1922013年第9回5/3-5/5パリ、至福の時414千人516千人138千枚135/2092014年第10回5/3-5/510回記念祝祭の日431千人612千人151千枚147/3662015年第11回5/2-5/4PASSIONSパシオン367千人427千人122千枚135/395 フォーラム来場者数367千人は、これまでの3日間公演8回の中で下から3番目、2011年東日本大震災の年を除けは、2012年ロシアの祭典の360千人をかろうじで上回った結果だが、全体来場者数は427千人と2012年460千人も下回っており、5/4訪問時の会場周辺の空き具合の状況に合っている数値。 今回有料公演によみうり大手町ホールが無く、有料チケット販売数は減ると予想していたが、無料エリアコンサートが増えているのに係わらず大手町周辺エリアの来場者が1/3に大幅減少(181千人→60千人)しているのは、天候に恵まれた、新しいランドマークがない等の影響も考えられるが、コンサートの内容に魅力が少なかったためか。 「パシオン」のテーマでは、キリスト教徒が少ない日本人には馴染みがなく、これまでの作曲家や地域のテーマに比べるとインパクトが薄かったのでしょう。 昨年のようにアルゲリッチなどの有名演奏家のサプライズ出演はなく、前夜祭の「みんなでハレルヤ」の熱気が広がらなかったのは残念。 大掛かりで希少なクラシックイベントは10回を超えて、珍しさは無くなり、これからどの様に進めていくのか曲がり角に来ている印象。 大物演奏家の招待、他会場との共催、オペラやバレエ等他分野への拡大、参加型を増やすなど、目新しいものが必要では。 それから、毎年書いているように、本家ナント同様に公演直後のコンサート生録音CD、スマホ用音楽ファイル購入を出来るようにして欲しいのだが。End
2015.05.17
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鑑賞日:2015年2月8日(日)14:00開演入場料:一般¥2,500(1階4列) 【主催】(財)名古屋市文化振興事業団文化小劇場芸術三昧シリーズビートルズ・クラシックス・コンサート1966カルテット会場:名古屋市緑文化小劇場出演:ヴァイオリン:松浦梨沙ヴァイオリン:花井悠希チェロ :林はるかピアノ :江頭美保曲目:<第1部> 1.Help 2.抱きしめたい 3.愛こそすべて 4.And I Love Her 5.Girl 6.Ob-La-Di, Ob-La-Da 7.Back in the USSR 8.Please Please Me 9.Across the Universe10.Hey Jude11.Yesterday12.Let It Be13.Hello Goodbye<第2部>14.Here, There and Everywhere15.Lady Madonna16.Strawberry Fields Forever17.Eleanor Rigby18.The Long And Winding Road19.Abbey Road ソナタ(4楽章)<アンコール> Rock 'n' Roll Music感想: グループ名の1966はビートルズの来日公演の年。ビートルズやクイーンのロック音楽をクラシックで演奏する希少なグループで興味を持ってCD等聞いていたが、名古屋でコンサートをするとのことで初めての徳重まで出掛けた。 ホールは小劇場と言えども446席で室内楽には丁度良い大きさ、地下鉄駅から直通でつながっており、生憎の雨にも濡れず客席に着くことが出来た。 客席は空席が10席程度しか無く満席状態で、当日チケットで売り切れとのこと。途中MCの客席インタビューでもあったようにビートルズ好きのお客に加え、文化振興事業団友の会等の広報で集客が上手く行ったのでしょう。 開演時間となり客電が消えたが舞台上が明るくならず「手違いかな?」と思ったら、後ろからバイオリンによる「A Hard Day's Night」のメロディーが流れ、再び客電が点き、弾きながら舞台へ、途中からチェロとピアノが舞台上に加わり4人による演奏となり驚きのある演出。 衣装はチラシと同じく黒のブラウスにグレーのパンツ。 プログラムを見て曲数が多くただ演奏すると飽きるかなと思っていたが、4人のアンサンブルだけでなく途中でソロ演奏になったり、メロディー楽器を替えたりと編曲が面白く飽きさせない。 特にビートルズメロディーにクラシック曲を入れての演奏があり、「Hey Jude」とヘンデル「私を泣かせてください」の組み合わせはピッタリで楽しめた。 15分の休憩を挟み第2部「Here, There and Everywhere」はピアノのみで、「Lady Madonna」は途中から演奏しながら、白のブラウスに4人異なった鮮やかな色のパンツ姿で登場。 ラストの「Abbey Road ソナタ」はアルバム「Abbey Road」の曲が盛り込まれメドレーで4楽章になっているが、途中込み入った編曲でメロディーが判りづらくなり、もう少し楽器間のバランスを整理し直した方が良いように思えた。 演奏はピアノ以外は楽譜を見ずに互いに合わせてながらの演奏で、単にビートルズの曲をクラシック楽器で演奏するのではなく、ビブラート、ピッチカート、ポルタメント等の演奏技法を駆使し、ロックボーカルのようにノリやタメを入れて原曲のテンションを上手く表現しており、これは正しくライブならではで、新しい音楽を感じることが出来た。 NHKのTV放送「NHK歌謡コンサート」(2月17日20時から)に出演とのことで、録画して観ることに。End
2015.02.08
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鑑賞日:2015年1月28日(水)18:45開演入場料:無料(招待公演)(1階3列) 【主催】FM AICHI【提供】NDS株式会社第21回 NDSスペシャルコンサート高嶋ちさ子「男組」会場:愛知県芸術劇場コンサートホール出演:ヴァイオリン:高嶋 ちさ子ヴァイオリン:今野 均ヴィオラ :原田 友一チェロ :江口 心一ピアノ :伊賀 拓郎曲目:<第1部> カリプス第24番/パガニーニ ジュピター/ホルスト ヴァイオリンとギターのためのカンタービレ/パガニーニ カノン/パッヘルベル G線上のアリア/J.S.バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲/J.S.バッハ<第2部> サンビスタ/高嶋ちさ子 ラプソディ・イン・ブルー/ガシューイン 「007死ぬのはやつらだ」からLive And Let Die/ポール、リンダ・マッカートニー 「パイレーツオブカリビア」から彼こそが海賊/ハンス・ジマー チャルダーシュ/モンティ<アンコール> オーシャン・ブルー~ORCA~/高嶋ちさ子 情熱大陸/葉加瀬太郎 感想: TV音楽番組だけでなくバラエティー番組にも出演し、少々気の強いトークで知られているヴァイオリニスト高嶋ちさ子のコンサートのチケットが会社関係で回ってきたので喜んで名古屋栄の愛知県芸術劇場へ出掛けた。 今回のコンサートは高嶋ちさ子がFM AICHIの番組を持っており、そのスポンサー提供で行われもので、観客は全て招待者となっている。 高嶋ちさ子と言えば12人のヴァイオリニストが有名だが、今回は男性4人の弦楽四重奏+ピアノの形態での演奏で、2回目のコンサートとのこと。 開演時間となり、黒ずくめの男性4人を引き連れゴールドのドレスで高嶋ちさ子登場。先ずは1曲目カリプス第24番を演奏。直ぐにMCが入り、ゴールドのドレスは名古屋城の金のシャチホコを意識してとのこと。 メンバーと各楽器について演奏を含めて上手く紹介される。チゴイネルワイゼンのヴィオラだけの演奏は全く曲名が解らず、ヴァイオリン、チェロが加わって初めて分かり面白い。 ヴァイオリン奏法の紹介もクラシックだけでなくジャズやポップス特有の演奏方法や、客先からのリクエスト曲をピアニストがクラシック、ジャズ、タンゴ、サンバ、演歌とアレンジしての演奏など音楽を楽しむMCが満載。 15分の休憩後は鮮やかな赤のドレスで登場。 曲目も純粋なクラッシックではなく、ラプソインブルー、映画音楽に、自身作曲のオリジナル等多彩で飽きさせない。 MCでは昨年発売のCDの宣伝も挟みながら、ヴァイオリンの聴き比べでストラディバリウスを当てる等こちらも多彩。 終わりの2曲は重めの編曲で男性4人のバックで迫力のある演奏となり幕。 アンコール2曲で終わったのは21時過ぎ。半分以上はMCだったと思われるが、クラシック音楽が初めての方でも十分に楽しめるコンサートだった。End
2015.01.28
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鑑賞日:2014年11月28日(金)19:90開演入場料:¥9,000 1階F列 【主催】ウドー音楽事務所 YESWORLD TOUR 2014 in Japan会場:ZEPP NAGOYA 演奏ベース:クリス・スクワイアギター:スティーヴ・ハウドラム:アラン・ホワイトキーボード、パーカッション、ハーモニカ:ジェフ・ダウンズボーカル、ギター、タンバリン:ジョン・デイヴィソン曲目:1.アルバム「危機」全曲2.最新アルバム「Heaven & Earth」から ・Believe Again ・The Game3.アルバム「こわれもの」全曲<アンコール> ・I've Seen All Good People ・Owner Of A Lonely Heart感想 今回、名盤アルバム「危機」と「こわれもの」を完全再現演奏するとのことで、金曜日会社を定時に飛び出し、初めてのZEPP名古屋へ出掛けた。 客席は、若者や女性もちらほら見えるものの、当方含め白髪や薄毛のおっさん達が半数以上。そのため客席は1階の後部1/3のみがスタンディングで、1階席の前中央と2階席は座席指定席。 5分押しでメンバー登場。さっそく「危機」1曲目「Close to the Edge」からスタート。アルバムの雰囲気そのままに、ギターやシンセに合わせて途中遅くなったりするも、ほぼ忠実に再現される。楽器やコーラスが少々抜けているところは、思わず頭の中で補って聞いてしまう。今回1階席6列目で下手側だったので、スティーヴ・ハウのエレキ、アコースティック、スライドギター演奏を数メートルの距離で直接観ることが出来て、感激! PAの音も大きくなりすぎず、アコースティック含め各楽器の音がよく分かり、コンピュータや録音も効果音程度にしか使っていない。客席が1000人強のサイズのため音量を無駄に大きくしなくて良かったのでしょうね。 ボーカルのジョン・デイヴィソンの声は、教会の少年合唱団経験そのままに、ロック歌手とは思えない、頭声による無理のない高音と正確な音程で歌い続ける。 オリジナル・メンバー3人はすでに還暦を過ぎ、70歳に迫る年齢だが、ほぼ2時間休憩なしに演奏するのは、長年の蓄積があるからでしょう。 「こわれもの」では、アコースティック・ギター、シンセ、ベースのソロ作品を忠実に演奏していた。 ステージ中央にはスクリーンがあり、曲に合わせロジャー・ディーンの自然未来派のイラストが映し出され、益々心は70年代に。 こうして2アルバム分の生演奏を聞くとイエス作品、通常のロック作品の様にノリやアドリブで聴かせるのではなく、楽曲としてよく出来ており、クラシック音楽と同様に各パートを忠実に再現することで音楽になることが判る。 一応ロックコンサートなので、最初からスタンディングになるのではと心配していたが、1階指定席が立ち上がったのはエンディングでの拍手とアンコール2曲のみで、ほとんど座席に座ってゆっくり楽しむことが出来た。 帰りに、Live録音のダウンロードチケット「Re-Liveパッケージ」を購入。 11/25東京ドームコンサート録音MP3-320Kbpsのファイルをインターネット上からダウンロードすることが出来る。ラインからの直取りと思われるが、雰囲気を思い出すには十分な音質。 盗聴録音がインターネット上で出回る位なら、正規で録音販売した方がミュージシャン側へ多少でも還元でき、ファンも楽しめる訳で。 クラシック音楽祭ラ・フォル・ジュルネの本場フランス・ナントでは同様の録音音源購入が可能なのに、日本では未だにNG。 おそらく演奏家の日本での著作権絡みと思われるが、クラシック含め同様の機会を増やして欲しい。End
2014.11.28
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鑑賞日:2014年9月17日(水)18:30開演入場料:¥8,800 1階28列 【主催】FM AICHI/サンデーフォークプロモーション 山下達郎Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~会場:名古屋国際会議場センチュリーホール 演奏ボーカル、ギター、パーカーション:山下達郎ギター :佐橋佳幸ベース :伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス :宮里陽太ドラム :小笠原拓海コーラス :国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘 感想 今回「Maniac Tour」と称し、コンサート回数が全国14都市29公演と少ないため、東京近郊は避け単身赴任先の名古屋ウィークデイ公演を20年以上継続しているファンクラブ枠で確保。 それでも後方席だったのは、第1,第2,第3希望が外れたファン優先のためか。 仕事終わりの定時で飛び出したものの、会場到着は、開演の18:30ジャスト。 入り口から直ぐに入ることは出来ず、入り口横の約100人の列に並びオークション、ダフ屋トラブル対策のための免許書等による本人確認後にリストバンドを巻いてもらい、やっと入場。 まあ今の御時世しょうがないか。 どうせ長丁場のコンサートなので焦ること無く、お客がいないグッズ売り場で公式パンフレットを購入し、ホールの中へ。演奏中は席の後ろの壁添で待機するようスタッフの指示に従い、1曲目が終わった所で座席へ。 今回「Maniac Tour」として、公演数も増やさなかったのは、これまでのコンサートで(ほとんど、しばらく)演奏されていない曲中心の選曲のため。よってRide On Timeもクリスマス・イブも演奏されない。 長年のファンとしては、久々に聴ける曲や初めての生演奏で聴くことが出来た曲もあり嬉しい限り。 セットリストはお約束で、書かないが、クラッカーは使います(^_^;)。 曲の途中で他の歌詞やメロディーを入れることがあるが、今回は大瀧詠一さんの曲からであり、アンコールにはナイアガラからの曲もあり。ラジオやコンサートなど公衆の面前では大瀧詠一さんのことをほとんど話さないが、コンサートの曲の中に入れて追悼の意をあらわすなんて、如何にも達郎らしい。 何時ものように3時間半、アンコールまで声の調子は昨年よりも更に良い。MCで「PAが今回からフライングになった」と言っていたが、複数のスピーカーつながったボックスがステージ左右の天井から吊るされている。 出てくる音は各楽器の音が明確に区別できて、大音量になっても潰れることが無く素晴らしい。 昔は馬鹿でかいスピーカボックスを何段も積上げていたが、技術の進歩で小型でも大音量が出せるようになり天井からの吊り下げが可能になったらしい。 かつてオリンピックやWCよりも開催頻度が少なかった達郎のコンサートが毎年聴けるなんて、こんな日が来るとは思ってもみなかった。 来年はデビュー40周年で大々的なツアーを行うとのことで、今から楽しみに。End
2014.09.17
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既に今年の結果が報告されていますのでこれまでの比較表に追加。年 回期間テーマ来場者数 フォーラム 全体チケット 販売数 有料/無料 公演数2005年 第1回4/29 -5/1ベートーヴェン と仲間たち306千人 324千人109千枚120/2092006年 第2回5/3 -5/6モーツァルトと 仲間たち490千人 695千人160千枚145/3772007年 第3回5/2 -5/6民族の ハーモニー660千人 1,060千人200千枚181/4732008年 第4回 5/2 -5/6シューベルトと ウィーン640千人 1,004千人182千枚221/5292009年 第5回5/3 -5/5バッハと ヨーロッパ411千人 711千人137千枚168/4192010年 第6回5/2 -5/4ショパンの 宇宙420千人 808千人141千枚175/3582011年 第7回5/3 -5/5とどけ!音楽の力 広がれ!音楽の輪 タイタンたち146千人 ・・・・人45千枚90/1752012年 第8回5/3 -5/5サクル・リュス ロシアの祭典360千人 460千人123千枚159/1922013年 第9回5/3 -5/5パリ、 至福の時414千人 516千人138千枚135/2092014年 第10回5/3 -5/510回記念 祝祭の日431千人 612千人151千枚147/366 これまでの3日間公演7回の中では、フォーラム来場者数431千人で一番多く、周辺エリア含めた総数612千人は3番目の多さ。 対象音楽家が10人+その仲間で有名曲が多い、10回記念でアルゲリッチ等の有名演奏家の出演、よみうり大手町ホールが増え有料公演数が増加などの影響があるのでしょう。 総公演数も366と増加し、アベノミクスの経済効果と丸の内エリア再開発で増えた商業施設での無料プログラムが増えたためか。 来年のテーマ発表は、6月頃とのことで、あれこれ考えながら楽しんで待つことに。 個人的には「みんなでうたう≪第九≫」が楽しかったので、来年はメサイア「ハレルヤ」を希望。 それから、昨年、一昨年も書いたように、本家ナント同様に公演直後のコンサート生録音CD、スマホ用音楽ファイル購入を出来るようにして欲しいのだが。End
2014.05.14
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鑑賞日:2014年4月20日(日)14:00開演入場料:¥3,780 C席4階1列 【主催】新国立劇場 新国立劇場バレエ団2013/2014シーズン公演ファスター/カルミナ・ブラーナ会場:新国立劇場オペラ劇場「ファスター」作曲:マシュー・ハインドソン芸術監督・振付:デヴィッド・ビントレー衣裳:ベックス・アンドリュース照明:ピーター・マンフォード「カルミナ・ブラーナ」作曲:カール・オルフ芸術監督・振付:デヴィッド・ビントレー装置・衣裳:フィリップ・プロウズ照明:ピーター・マンフォード指 揮:ポール・マーフィー管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団出演:「ファスター」 跳ぶ:本島美和、菅野英男、奥村康祐 投げる:福田圭吾、米沢唯、寺田亜沙子 闘う:奥田花純、タイロン・シングルトン マラソン:竹田仁美 ほか全員「カルミナ・ブラーナ」 運命の女神フォルトゥナ:米沢唯 神学生1:奥村康祐 神学生2:福田圭吾 神学生3:福岡雄大 ローストスワン:本島美和 ソリスト歌手: ソプラノ:安井陽子 テノール:高橋淳 バリトン:萩原潤 合唱:新国立劇場合唱団感 想: 2度ほど歌ったカルミナ・ブラーナのビントレー振付バレエ公演があるとのことで、少々花冷えの中、初台まで出掛けた。 本格的バレエ公演は初めての鑑賞。同じ新国立劇場のオペラ公演と比較し、客席は若い女性が多い印象。 第1部「ファスター」は2012年ロンドン・オリンピックの開催を祝して、オーストラリアのマシュー・ハインドソン作曲にビントレーが振付けた委託作品。 オケピットは指揮者前に蓋が取り払われたピアノ、ドラムセット、パーカーションが多数あり。 音楽は、クラッシックにロック、ジャズ等が混ざった現代音楽で、リズムに合わせて跳ぶ、投げる、闘う、走るのスポーツの動きがバレエで表現される。 ダンサーは舞台上を動き、走り回るが、息を切らせず、振付は完璧で、さすがオーディション合格の若手プロ。 25分の休憩の間に、オケピットの蓋なしピアノは2台、鉄琴、木琴、数々のパーカッション、独唱者、合唱用の椅子まで入れられた。 第2部「カルミナ・ブラーナ」は、元々バレエの舞踊があるものとしてオルフにより作曲されている。 歌詞の内容に合わせた振付、衣装となっており面白い。「春に」では、妊婦たちが登場したり、「草の上」では複数の若い男女カップルに英国旗、「居酒屋にて」の白鳥の丸焼きでは、クロッシュの中から羽を手に持った女性が登場し、その周りを肥満の男たちが取り囲む。「求愛」は下着姿の男女が登場しエロチシズムが満載。終曲前の「讃えよ美しきものよ」で舞台奥で舞台幅の白い布を持ち上げて最後に女性が前方に走り、一瞬舞台上が白い布で覆われ、その布が取り払われると黒ドレスの沢山の女性が登場、冒頭と同じ終曲「おお、運命の女神よ」が流れると舞台背面に光の大輪がせり上がってくる所は、音楽と相まって素晴らしい盛り上がりとなった。 合唱はオケピット内にも関わらず、オケに負けずに聞こえて来てさすが新国立劇場合唱団。児童合唱は入るスペースがないためか、合唱団女性がそれらしく歌っていた。独唱者もよく歌えており、テノール高橋淳の白鳥の焼き鳥はユーモア満載で十八番らしい。 素晴らしい音楽とバレエが融合されると、感動が何倍にもなることを実感。 ビントレー芸術監督は今シーズンで終了とのこと。テレビの中継も入っていたようで、また観てみたい公演だった。End
2014.04.20
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鑑賞日:2013年11月1日(金)18:30開演入場料:¥8,400 2階1列主催:FM AICHI/サンデーフォークプロモーション山下達郎PERFORMANCE 2013会場:名古屋国際会議場センチュリーホール 演奏ボーカル、ギター:山下達郎ギター :佐橋佳幸ベース :伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス :宮里陽太ドラム :小笠原拓海コーラス :国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘感想 ファミマの先行抽選で当たり、先週中野サンプラザに続けて名古屋でも山下達郎を聞きにセンチュリーホールへ。 金曜日仕事を終えホール到着は開演20分遅れ。どうせ3時間半の長丁場のコンサートだし、座席は3階席のため、予想通り2曲目当たりで問題なく座席に着けた。 今回3階席だったのでステージを上から見ることが出来て、先週の中野サンプラザでは見えなかったゴジラ人形など新たな発見有り。 周りは一見さんが多く、いつもの曲で余分に持ってきたクラッカーを回して、皆で指鉄砲を・・・。 前回同様の素晴らしいパフォーマンス。達朗の歌声は5日間コンサートが開いた影響?で最初低音が不安定だったが、後半に行くに従ってどんどん調子が出てきて、アンコールは絶好調に。 名古屋のお客さんは拍手、ノリも良く、中野サンプラザより盛り上がっていた様に思えたのだが、アンコール登場の際に最前列のお客と達郎で「先から時計ばかり見ている」とやりとりがあり、そのお客は気分を害し結局その場で帰ってしまった。 一見ミュージシャンの横暴の様に思えるのだが、達朗の長年のファンならこれまでのコンサートMC等で大体予想が。多くは客席1、2列目中央は主催者招待席になっており、業界やスポンサーのお偉いさんが座ることが多い。これまで達朗のコンサートを聞いたことがない人が多く、つまらなそうに腕を組んで座って、3時間超えた所で長いなと時間ばかり気にしていたのだろうと容易に想像がつく。 若手ミュージシャンなら今後のこともあり目をつぶるのだろうけど、思わず文句を言ってしまうのは達朗ならでは。主催者さん、来年は招待者を考えてね。 お陰でアンコールは1曲追加で、ホールを出たのは夜10時を過ぎていた。 65歳までは続けるとのことで、来年も期待して待っていましょう。End
2013.11.01
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鑑賞日:2013年10月13日(日)18:00開演入場料:¥8,400 1階9列主催:TOKYO FM山下達郎PERFORMANCE 2013会場:中野サンプラザホール 演奏ボーカル、ギター:山下達郎ギター :佐橋佳幸ベース :伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス :宮里陽太ドラム :小笠原拓海コーラス :国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘感想 4シーズン連続のコンサートを聴けるなんて、永年のファンにとっては夢のよう。 いつもの神奈川県民ホールがウィークデイのため、中野サンプラザへ初参戦。ファンクラブ申込の第1希望の前日10/12土曜日は外れ、第2希望の10/13日曜日に。前日は台風で中止の可能性もとのアナウンスがあったが、幸いにも台風がそれ、日曜日は晴天に。 開場前から並んで、無事公式プログラムを入手。服部克久との対談が二人の音楽性がよく表れて面白い。 第2希望だったためか座席は前方9列目の中央で、達朗の顔がよく見える(見えなくても良いのだが)。また周囲の客席は40歳代以上の男性が多く、コアなファンなのでしょう。 今回はアルバム「MELODIES」発売30周年、「SEASON'S GREETINGS」発売20週年記念リマスター盤の発売に合わせ、前半はその中からの曲が多く演奏され、30年振りの演奏は懐かしく聞くことが出来た。 後半は一人アカペラ、弾き語りから、いつものナンバーでクラッカーありのスタンディングへ。 途中で珍しく政治社会的なMCが入り、これも年齢を重ねてきた結果なのでしょう。 4シーズン続いていることもあり、還暦になっても歌声は素晴らしい。3時間半休憩なしに歌い続けるところも流石。 バンドメンバーとも息もピッタリ。前回から参加のサックス宮里陽太は、前回多少控え目に感じたが、今回ソロ部分は出ておりバランスよく聞こえた。 いつもの様にロングアンコールで、終演は9時半近くになっていた。アンコールを歌い終わった達朗は、今回も客席を繁々と眺めながら退場。 ミニタンバリンは、一列前に落ち取れず、山の神は残念がっていたが。 こうなったら歌える限り続けるとのことで、来年~再来年にデビュー40周年記念ライブになりそう。End
2013.10.27
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鑑賞日:2013年10月13日(日)14:00開演入場料:¥5,000 サイドバルコニーR11列【主催】(財)民音民音創立50周年記念秋の友好ふれあいコンサートザ・リアル・グループ コンサート驚異のアカペラ・ヴォーカルグループ会場:大田区民ホール・アプリコ出演:ソプラノ:エマ・ニルスドッターアルト :カタリーナ・ヘンリソンテノール:アンダーシュ・エーデンロートバリトン:モーテン・ソーレンセンバ ス :アンダーシュ・ヤルケーウス曲目:<第1部>Pass Me the JazzLucky LukeWordsJulfemmanBadNature BoyTicket to RideHellosongSwedish Hit Medley<第2部>Scandinavian Shuffle小さい秋みつけたUti var hageGood TimesFriendshipThingamabobCount Basie MedleyLove's ForeverGee! mine or Mozart's<アンコール>Dancing QueenGota感想: ザ・リアル・グループの来日コンサートは今年4月にBillboard Live東京、大阪であったが、東京は平日2日間であったため聞きに行けず残念に思っていると10月から11月に関東地区でコンサートがあるとのことで、休日開催の蒲田のアプリコホールに山の神と出掛けた。 ホール共催のため、1階席は区内住民優先で年配の方中心に満席。一般販売している2階席は半分程度の入りだが、アカペラ演奏してそうな男女若者グループやジャズ好きの様なおじさん達などバラエティーに富んでいる。 開演時間となり場内が暗くなると舞台上のスクリーンにザ・リアル・グループのメンバーが登場し、スウェーデンの夏の様子を紹介。自然や公園、王宮、食べ物等、思わず行ってみたくなる映像になっている。だが北欧のこの美しい季節は短く、雪に閉ざされた長い冬はとりあえず置いておこう。 映像が終わると歌いながらメンバーが登場。1曲目のPass Me the Jazzから、色々なボイスパーカッションが入り、とても声だけとは思えない演奏。これを聞けただけでも今日来てよかったと思える。周りの若者達も舞台に釘付け。 マイケル・ジャクソン、ビートルズ、ジャズにオリジナル曲も加わりバラエティー豊かに第1部終了。 15分の休憩を挟んで第2部の2曲目はヤルケーウスがアコーディオンを持って登場し、プログラムに無い「小さな秋みつけた」を会場と一緒に斉唱。 その後はループマシーンやエコーを駆使したGood Timesやコメディー的なThingamabobで会場は盛り上がる。 圧巻は初めて聞くGee! mine or Mozart's。モーツアルト交響曲40番を元にザ・リアル・グループらしく編曲され、思わず笑みが出るような演奏で会場は更に盛り上がる。 アンコールはSwedish Hit Medleyで省略されたDancing Queenとオリジナルの何時ものGota。 生演奏でのこの素晴らしいパフォーマンスに今回も満足。ただ、ソプラノのニルスドッターの声が全体的に弱く調子が悪かったか。 山の神は地元合唱団のコンサートに今回の様なボイスパーカッションを入れられないかと言っていたが、このレベルは日本では困難かと。 またぜひ来日して頂き、その素晴らしいヴォイス生演奏を聞きたい。End
2013.10.13
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鑑賞日:2013年5月1日(日)9:55~11:45入場料:¥1,000(シアター5)映画「カルテット!人生のオペラハウス」会場:109シネマズMM横浜監督:ダスティン・ホフマン 脚本、原作:ロナルド・ハーウッド 製作総指揮:ダリオ・ズーター 、 クリストフ・ダニエル、 マルク・シュミットハイニー製作:フィノーラ・ドゥワイヤー 、 スチュワート・マッキノン撮影:ジョン・デ・ボーマン 美術:アンドリュー・マッカルパイン 音楽:ダリオ・マリアネッリ 編集:バーニー・ピリング 衣裳デザイン:オディール・ディックス=ミロー ジーン・ホートン:マギー・スミス レジナルド・パジェット:トム・コートネイ ウィルフ・ボンド:ビリー・コノリー シシー・ロブソン:ポーリン・コリンズ セドリック・リビングストン:マイケル・ガンボン 感想 今日は映画の日なので、TVで予告編を観て題名からも気になっていた「カルテット」を横浜高島町の109シネマまで山の神と観に出掛けた。 チケットは前日にネット予約したのだが、GW中でもあり上映前に満席に。 出だしは正しくヴェルディがミラノに造った「音楽家のための憩いの家」を思わせる、引退した音楽家達の老人ホームでの様子が映し出される。 そこへ引退した有名ソプラノが入って来て、色々過去の問題含めたやり取りがあり、ホーム存続のためのチャリティーコンサートで元旦那のテノール歌手含め当時絶賛された「リゴレット」の四重唱を歌うことになる。 コンサートでは「椿姫」の”乾杯の歌”やライバルソプラノのトスカ” 歌に生き恋に生き”が歌われ、さあこれからと期待を持たせて正に歌い始めようとする所でエンディングロールとなりパバロッティ他の過去の録音が流れて終わり。 コース料理でメインディッシュの代わりに突然水が出てきた様で驚きを通り越し、呆れてしまった。有名選手は有名監督にあらずの見本のような映画。 入場料が1000円だったので良しとし、その後MMの新しいビル街のイタリアンレストランで平日ビジネスランチを食べることに。 こちらはスープ、サラダのあと、ちゃんとメインディッシュの肉料理が出てきて美味しく食べることが出来たのだが。End
2013.05.01
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鑑賞日:2013年3月3日(日)15:00開演入場料:¥3,000 せ列【主催】小牧市・小牧市教育委員会小牧市自主文化事業小曽根真 ピアノリサイタル“ジャンルを超えた自由な音楽を綴る”会場:小牧市東部市民センター講堂曲目:<第1部>ビエンヴェニードス・アル・ムンドブラック・フォレスト スティンガーフェアリーダンスローラズドリーム/ピアソラ、ゲーリー・バートンクバナ・チャント<第2部>マイ・ウィッチズ・ブルーエミリーバウンシング・イン・マイ・ニュー・シューズロンギング・フォー・ザ・パススウィート・ジョージア・ブラウンマイ・フーリッシュ・ハート<アンコール>ダンシング BPC感 想: 突然小牧で小曽根真のコンサートがあることを知って、小牧駅から2006年廃止になった新交通ピーチライナー沿いに走るピーチバスに乗って桃花台の東部市民センターへ。 600席のホールだが、後部の両端を除いて満席。客席が暗転、舞台が明るくなって、なんと上手から上下黒の衣装で小曽根真が登場。先ずはいつも弾いているというビエンヴェニードス・アル・ムンドとブラック・フォレスト2曲を演奏。ジャズの自作曲だが、バッハのようなメロディーが入っており確かに“ジャンルを超えた”音楽だ。ピアソラのローラズドリームはタンゴで熱く盛り上がった。 20分の休憩が入り後半は客席横の入口から、前に刺繍の入った白の衣装で登場。最近のアルバムからテンポの良い曲とバラードの静かな曲を組み合わせて飽きさせない。 途中MCで「本会場のヤマハのグランドピアノはなかなか良い音で2時間半もリハーサルしてしまった」とのことで、本当に音楽が大好きなんだと伝わってくる演奏。 アンコールは現在ゲーリー・バートンとのレコーディングのため作曲中の新作の中から、速弾きの1曲演奏され盛り上がって終了。 あっという間の2時間、これだけ楽しめて3000円の入場料はお得。小牧市の補助があったはずで、小牧市の企画者に感謝。 今回演奏曲目は当日まで未定でプログラムも無かったが、機会があればクラシックの演奏も聞いてみたい。 End
2013.03.03
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鑑賞日:2013年1月6日(日)10:25~13:10入場料:¥1,800(スクリーン1)映画「レ・ミゼラブル」会場:名古屋ミッドランド スクエア シネマ監督:トム・フーパー作、脚本:アラン・ブーブリル作、脚本、作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク脚本、作詞:ハーバート・クレッツマー脚本:ウィリアム・ニコルソン製作:ティム・ビーバン エリック・フェルナー デブラ・ヘイワード キャメロン・マッキントッシュ製作総指揮:ライザ・チェイシン アンジェラ・モリソン ニコラス・アロット リチャード・パパス原作 ビクトル・ユーゴー キャスト:ジャン・バルジャン:ヒュー・ジャックマンミリエル司教:コルム・ウィルキンソンジャベール:ラッセル・クロウファンティーヌ:アン・ハサウェイコゼット:アマンダ・サイフリッドマリウス・ポンメルシー:エディ・レッドメインテナルディエ:サシャ・バロン・コーエンテナルディエ夫人:ヘレナ・ボナム=カーターエポニーヌ:サマンサ・バークスアゼルマ:キャサリン・ウルストンガブローシュ:ダニエル・ハトルストーンアンジョルラス:アーロン・トヴェイト感想 愛知へ戻って熱田神宮へ初詣に訪れたあと、ミュージカル「レ・ミゼラブル」が映画で上映中とのことで名古屋駅前のミッドランドスクエア・シネマへ。人気作で年始休日でもあり、338席と一番広いスクリーンが満席状態。 ミュージカルなのでセリフはほとんど無く全編音楽なのだが、今回歌声は別撮りでなく、撮影時に同時に録音したもの。撮影中はイヤホーンを付けピアノ伴奏に合わせて歌うのだが、あくまでキャスト歌声のテンポにピアノを合わせ歌声だけ録音し、更に録音した歌声に合わせてオーケストラを入れたとのこと。 これまでのミュージカル映画とは異なり歌声と演技に自然な一体感があり、歌声が演技の中の言葉そのものに聴こえる。ただキャストは撮影中ずっと歌うことになるので大変だったでしょう。 更にCGはあまり無く、港や教会はロケでパリの街並みはスタジオに大掛かりなセットを組み撮影したとのことで、ミュージカルでは味わえないリアリティを感じた。 キャストはオーディションで選んだとのことで、皆さん演技、歌とも素晴らしい。その中でもファンティーヌ役アン・ハサウェイはこの撮影で正にロングヘアーをバッサリと切られ迫真の演技。テナルディエ夫人役ヘレナ・ボナム=カーターは「スウィーニー・トッド」や「ハリーポッター」でお馴染みのユーモアのある悪役で存在感たっぷり、流石です。 プログラムのインタビューでコゼット役アマンダ・サイフリッドが「本当はエポニーヌ役を演じたかった」と言っていたがエポニーヌは出番は少ないものの叶うことのないマリウスへの一途な愛を貫く役で女優を目指す女の子は憧れるのでしょう。 原作ミュージカル自身の素晴らしさと制作側の妥協なき力の入れようを感じ3時間弱と長時間に関わらず楽しむことが出来た。 映画館を出ると管弦楽の音が聞こえ、丁度13時からミッドランドスクエア1階でニューイヤー・コンサートがあり、フィガロの結婚「恋はどんなものかしら」の歌声やヨハン・シュトラウスの「こうもり」序曲等を聞くことが出来た。 今年は年初から良いことが重なり楽しい気分も、明日は仕事始めで・・・。End
2013.01.06
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鑑賞日:2012年5月19日(土)18:00開演入場料:¥4,500 (自由席・食事付き)【主 催】オリコーヒーソプラノ・マリンバ・ピアノの夕べ会場:オリコーヒー上志段味店(名古屋守山区)出演:ソプラノ:高橋薫子マリンバ:石田まり子ピアノ :天石佐保子曲目:ソプラノ+ピアノ 歌劇「フィガロの結婚」より”恋とはどんなものかしら” 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より ”私のお父さん” ロッシーニ作曲 「赤ちゃんの歌」 童謡 「七つの子」、「揺籠の歌」マリンバ+ピアノ 剣の舞 チャルダッシュソプラノ(ボーカライズ)+マリンバ+ピアノ 星に願いを他感想: ブログでコンサート情報を知って、電話で予約。曇り空の夕方出掛けた。名古屋、愛知県は車社会なので会場の喫茶店も国道沿い。電車、バスを乗り継いで15分前には到着したつもりが、既にコンサートは始まっていた。 お店の半分のスペースに椅子を並べ、約50人の観客。小学生位から杖をついた人まで幅広い年齢層で皆さん音楽に集中して静に聴かれている。 今回は「ソプラノ・マリンバ・ピアノの夕べ」と題し、色々な組み合わせでの演奏。高橋薫子さんの歌声は本日も素晴らしく店中に響き渡る声量で美しい歌声を楽しめた。 石田まり子さんのマリンバもマレットの色々な部分を使い、面白い音を出されチャルダッシュでは回転しながらの演奏と観客を楽しませてくれる。 天石佐保子さんのピアノはアンサンブルが上手く、独奏も良かった。 あっという間の1時間半で、終了後はコンサートと反対のスペースでスープ、パスタやピザの食事となり、その際に店長へ遅れたことを告げるとなんと一番前の席へ案内され、アンコールの「星に願いを」と冒頭聴けなかった”恋とはどんなものかしら”を聴かせて頂け、その後も高橋薫子さんとお話が出来、嬉しい体験をすることに。 通常のコンサートは味わえない体験ができ、美味しい料理とコーヒーも頂け楽しい時間を過ごすことが出来た。また機会があれば、少々遠いが出掛けて行きたい。End
2012.05.19
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既に今年の結果が報告されていますのでこれまでの比較表に追加。年 回期間テーマ来場者数 フォーラム 全体チケット 販売数 有料/無料 公演数2005年 第1回4/29 -5/1ベートーヴェン と仲間たち306千人 324千人109千枚120/209 2006年 第2回5/3 -5/6モーツァルトと 仲間たち490千人 695千人160千枚145/377 2007年 第3回5/2 -5/6民族の ハーモニー660千人 1,060千人200千枚181/4732008年 第4回 5/2 -5/6シューベルトと ウィーン640千人 1,004千人182千枚221/5292009年 第5回5/3 -5/5バッハと ヨーロッパ411千人 711千人137千枚168/4192010年 第6回5/2 -5/4ショパンの 宇宙420千人 808千人141千枚175/3582011年 第7回5/3 -5/5とどけ!音楽の力 広がれ!音楽の輪 タイタンたち146千人 ・・・・人45千枚90/1752012年 第8回5/3 -5/5サクル・リュス ロシアの祭典360千人 460千人123千枚159/192 来場者数は震災後の昨年よりは増えたものの、第1回目よりやや多い程度。 天候も影響したかと思うが、無料コンサート数が少なく、フォーラム全体の来場者が少ない。ロシア音楽では盛り上がりが少ないのか。それでもクラシックのイベントとしては日本最大でしょう。 来年はフランスとスペインとのことで、今年よりは増えるかも。 それから、本場ナントのようにコンサート生録音CD,ファイルの購入を出来るようにして欲しいのだが。End
2012.05.16
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鑑賞日:2012年3月31日(土)18:00開演入場料:¥8,000 1階(17列)JACCS PRESENTS 山下達郎Performance 2011-2012会場:神奈川県民ホール・大ホール演奏ボーカル、ギター:山下達郎ギター: 佐橋佳幸ベース: 伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス: 宮里陽太ドラム: 小笠原拓海コーラス: 国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘感想 2月の名古屋公演に続いて、FC枠で入手した横浜公演チケットを持って、ホール近くのローマステーションのイタメシで腹ごしらえし、山の神と山下公園沿いの県民ホールへ。 FC枠なので17列目中央でステージがよく見える。5分押しでメンバー、そして山下達郎が登場し、コンサート開始。 曲目も頭に入っており、音楽に集中して聞ける。達朗の歌声は絶好調で、名古屋より安定して低音まで出ていた。 観客の方はいつものクラッカーもタイミング良く、「ライブ47回目おめでとう」の横断幕があったりとノリが良い。 アカペラでは1曲多く演奏。オペラ演奏もあるホールなので生声も良く聞こえる。 ロングアンコールで、終演は10時近くになっていた。アンコールを歌い終わった達朗は、今回も客席を繁々と眺めながら退場。 来年は「還暦ライブだ」といつもの台詞で、ファンは期待せずに待つことに。End
2012.03.31
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前夜3/10BSジャパン坂本龍一の復興支援チャリティーコンサート放送。 ゲストは大貫妙子、邦楽作曲・笙演奏の東野珠実、フリージャズの大友良英、細野晴臣と多彩。大貫妙子はアルバムUTAUから「赤とんぼ」「a life」。「赤とんぼ」は一音毎のコード進行がユニークで、クラシック歌曲同様にライブ独特テンポの揺れも加わり、ポピュラーな元歌から更なる音楽の広がりを感じさせ流石教授。復興支援チャリティーとして鎮魂や励ましを強要する音楽でなく、ジャンルを超えた素晴らしいレベルの音楽を発信するところが教授らしい。 3/11愛知県小牧市で市主催チャリティーコンサートがあり合唱参加。数回事前合唱練習でレコーディングもあり。アンコール曲はAndrea Bocelli「Canto Della Terra」上のGまであって大変。入場料無料で当日は募金チャリティーグッズ、東北物産を販売。主催事務方の皆さんへ感謝。TV放送の被災現地中継から改めて自然の脅威を感じると共に復興の遅さに政治のリーダーシップの無さを再認識。End
2012.03.11
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鑑賞日:2012年2月2日(木)18:30開演入場料:¥8,000 1階(29列)JACCS PRESENTS 山下達郎Performance 2011-2012会場:名古屋国際会議場センチュリーホール演奏ボーカル、ギター:山下達郎ギター: 佐橋佳幸ベース: 伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス: 宮里陽太ドラム: 小笠原拓海コーラス:国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘感想 3シーズン連続での山下達郎のコンサート。永年のファンにとっては奇跡的な出来事であるが、名古屋公演の先行予約でチケットを入手出来たので、定時に会社を飛び出し昨日からの雪が残って凍っている歩道を滑らないように急いで名古屋センチュリーホールへ出掛けた。 開演時間から6分程遅れてホールへ到着。どうせ3時間以上の長丁場なので多少遅れてもと思ったが、係員に案内してもらい座席に着くと丁度オープニング前のアカペラテープが流れて、メンバー登場する所でグッドタイミング。 ギターの音と共に照明が点灯すると、アメリカの街をイメージした今回も素敵なセット。 今回の選曲は、シュガーベイブから新譜アルバムまで、ヒット曲もあればマイナー曲もあり万遍な曲目が並ぶ。MCで「山下達郎コンサート初めての方は?」との問いかけに3割程度の手が上がり、初めての観客には達郎の音楽を知る上で分かりやすい選曲だと言える。 今回当方にとってのベスト演奏は新譜アルバムの中の「俺の空」。勿論CDとは異なる編曲、アドリブが入り、佐橋佳幸とのツインギターはカックイイ! バックメンバーはサックスが宮里陽太に変更になった以外、前回と同じ。宮里陽太は29歳のジャズミュージシャンとのことだが、ソプラノ、テナー、アルト・サックスを使い分け、アドリブも上手い。多少遠慮気味な所も聞かれたが、これから良くなって行くでしょう。 その他、アカペラでは生声で歌い始めたりと前回より更に演奏にバリエーションが増え、楽しませてくれる。本人曰く「ガラパゴス」と言った、いつもの曲で生声、拡声器、終わらないエンディング、クラッカーなどの定番演奏もあり、常連ファンも楽しめる。声の方も最後まで絶好調で、これも連続でライブを行なっているためでしょう。 アンコール3曲までの3時間半ノンストップのライブで、ホールを出て時計を見れば10時を回っている。帰りのお客の顔も皆さん少し楽しそうに見える。最後の一言も昨年の震災も踏まえ、前回より更に力がこもっていた。 今回のツアーは全国64回公演。明後日が誕生日で59歳、来年は還暦とのことで60回公演か、声が出なくなるまで続ける、ライブハウスでも演奏したい、ライブアルバム、竹内まりやの新譜も出したいとやりたいことは沢山なようで。 当方としては、オーケストラ演奏で「SEASON'S GREETINGS」の曲や竹内まりやとの共演をぜひ聞きたいのだが。 前回同様、ファンの方はいつもの台詞と苦笑しながら、次回コンサートと新譜アルバムを気長に待つことに・・・。End
2012.02.02
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5月末の地元合唱団「第九」演奏会は無事に終わり、東日本大震災のへの義援金支援も多くの皆様に募金頂いた。また被災されたお客様から直接「第九の演奏で復興に向けて勇気づけられた」との言葉も頂き、数々の問題を乗り越え開催して良かったと思うことが出来た。もう一つ個人的に印象的だったのは、今回の演奏会が地元合唱団への最後の本番出演となったこと。6月仕事の関係で愛知県小牧市へ単心赴任となり引っ越し、引き継ぎで忙しくしていると、ブログの書き込みも出来ずあっと言う間に6月も末に。ぴあ等で検索しても中部地区のクラシック音楽の演奏会は、極端に少ない。今週末は荷物の引き取り等があったため、小牧で過ごすことになり、近くの公民館に行くと丁度クラシックコンサートのチラシがあり、プッチーニのアリアもあるとのことで出かけた。鑑賞日:2011年6月26日(日)14:00開演入場料:無料(整理券不要)【主 催】小牧市教育委員会ポルタメント小牧第87回サンデーコンサートクラシックコンサート会場:東部市民センター講堂第1部 オーボエとホルンの魅力<オーボエ:山中裕美 ピアノ:山中レイ子>セレナーデ/シューベルト風笛/大島みちるオーボエ協奏曲第1番/モーツァルト 他<ホルン:加藤恵三、ピアノ:新屋千夏>夢路より/フォスターオー・ソレ・ミオ/カプア荒城の月/滝廉太郎 他第2部 プッチーニのヒロインたち<ソプラノ:谷定直美 ピアノ:向井佳美>「ラ・ボエーム」より”私の名はミミ”「蝶々婦人」より”ある晴れた日に”他<ソプラノ:野村桂子 ピアノ:河口文子>「ジャンニ・スキッキ」より”お父様お願い”「ラ・ボエーム」より”私が町を歩くとき””告別の歌”「トスカ」より”歌に生き、恋に生き”他 第1部はオーボエとホルンの演奏でお馴染みの曲がほとんどで演奏も耳に心地よく楽しむことが出来た。途中で楽器の紹介が入りリートだけで演奏したり、ホースを使ったりと子供達にも判るようになっている。「のだめ」で有名になったモーツァルトのオーボエ協奏曲はやっぱり楽しく、改めて曲の素晴らしさを認識できた。 第2部はベテランと若手のソプラノでプッチーニのアリア。プッチーニはメロディーが美しいためそれなりに聞けるのだが、ベテランの方はビブラートと音程が気になってしまった。若手の方は弱音の発声が美しく、ミミの”告別の歌”が素晴らしい。プッチーニよりモーツァルトの方が合うような気がした。 観客の方は、600人の客席に150人程度と少々寂しい。Tシャツ・サンダル・首にタオル掛けの人や小さな子供が途中でぐずり出したり、演奏途中に老人ホームの車椅子の方が入って来たりと首都圏ではあまりお目にかかれない状況だが、無料・整理券不要では致し方ないか。 この「ポルタメント小牧」は小牧市教育委員会が中心となって運営しているようであり行政も積極的。 なんと言っても人口15万の都市にプロのオーケストラ「中部フィルハーモニー交響楽団」があるのだ。 これからも機会を見つけて地元のクラシック音楽を楽しんで行きたい。End
2011.06.26
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鑑賞日:2010年5月4日(火)10:30~会 場:横浜ブルク13入場料:¥1,000映画:「のだめカンタービレ 最終楽章・後編」原 作:二ノ宮知子 総監督:武内英樹 監 督:川村泰祐 製 作:亀山千広 脚 本:衛藤凛 出演:野田 恵 :上野樹里 千秋 真一:玉木宏 峰 龍太郎:瑛太 三木 清良:水川あさみ 奥山 真澄:小出恵介 フランク・ラントワーヌ:ウエンツ瑛士 タチヤーナ・ヴィシニョーワ:ベッキー 孫 Rui :山田優 テオ :なだぎ武黒木 泰則:福士誠治 エリーゼ :吉瀬美智子 峰 龍見 :伊武雅刀 フランツ・フォン・シュトレーゼマン:竹中直人 ヤドヴィガ(ヤドヴィ): エグランティーヌ・ランボヴィル 感想:前編を観たので当然後編もとGWの夏日の中、最近出来た桜木町駅側コレットマーレ内の横浜ブルク13へ出かけた。新しい映画館なので内装全体が綺麗で座席もゆったりしており、カップホルダも両サイドにあって快適。ただ話題映画のGW中上映にかかわらず客席が2~3割程度なのは、本日上映1回目のためか、本映画館の知名度がまだ低いためか。前編は千秋のマルレオケ正指揮者就任までを中心に描かれていたが、後編はのだめが中心。前後はあるが原作漫画からストーリーを持って来ており、上手く2時間にまとめている。基本は漫画、TVドラマの延長なので、それ以上のうんぬんは不要でしょう。前編同様にクラシック音楽が沢山流れるが、演奏場面は・清良のコンクール演奏「ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77」・Ruiと千秋の共演「ラヴェル: ピアノ協奏曲 - 第1楽章」・シュトレーゼマンとの共演のだめデビュー「ショパン: ピアノ協奏曲第1番」・終盤のだめと千秋の合奏「モーツァルト: 2台のピアノのためのソナタ K448 - 第1楽章」があり、映画であってもなかなか盛り上がる。「モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ」はランランが1人で演奏し多重録音しているとのこと。その他挿入曲の紹介はここが詳しい。ラストのセーヌ川橋上のラブシーンでの「ガーシュウィン: ラプソディー・イン・ブルー」もピッタリ。シュトレーゼマンがのだめを共演へ誘う際に1曲声楽曲が入るのだがパンフレット、上記サイトにも掲載されずネットで調べて見ると「リスト:ファウスト交響曲・第3楽章・神秘の合唱」でテノールソロは英国TV番組で優勝し携帯電話セールスマンから一躍世界的歌手となったポール・ポッツとのこと。後編も音楽に手間とお金を掛けている。漫画の方は23巻で終わりと思っていたが先日番外編扱いで24巻が発刊。千秋の前カノがソプラノ歌手、ヴィエラ先生のオペラ演奏見学場面もあったので、マルレオケの次はオペラ指揮者となって「のだめの恋敵が登場」と思っていたのだが、予想通りの展開。(オペラ歌手は楽器演奏者以上に個性派(自己主張派)の方が多いようで)市民オペラの合唱に時々参加している身としては、「そうそう」とうなずく所が多々ある。(特に演出家・者は色々な方がいるので・・・)こちらは続編があるようで楽しみである。End
2010.05.04
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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン (LFJ)「熱狂の日」音楽祭 20102010年5月2日~4日 東京国際フォーラムGWと言えばLFJ。 プログラム発表でコルボ&ローザンヌのメンデルスゾーンは残念ながら「エリヤ」ではなく「パウロ」のため、地元所属合唱団の今年演奏会曲目であるモーツァルト「レクイエム」の方を選択。 6回目テーマのショパンの方は山の神ご希望のユンディ・リは無く(4月日本公演だったのできっとあると思ったのだがギャラが合わなかったか)相談した所、「ショパンピアニストのポイントは容姿よ」とのことで、当方希望のイーヴォ・ポゴレリッチと小曽根真はあえなく却下。プロフィールの写真から若手が沢山出るショパン全曲演奏公演に決定。確かにショパン演奏には外見含めた繊細、神経質な部分が必要かもと無理矢理納得させられてしまう。 最高気温24℃夏日近くの暑さの中、早めに東京駅へ出かけてまずは関連イベントの新丸ビル「のだめ カンタービレ ♪ ワールド特別展」と丸ビル「ショパン展 in Tokyo Marunouchi」を見学。「のだめ」方は原画とパネルが少々置いてあるだけで予想通り、グッズ販売がなかったのが残念で直ぐに隣の丸ビルへ。 1階フロアーで丸の内交響楽団のメンデルスゾーン「夏の夜の夢」を聞いてから7階のショパン展へ。目玉は「マズルカ 嬰ハ短調 作品6の2」自筆譜。細かい音符が丁重に書き込まれており、繊細さが伝わる。そのまま徒歩で東京国際フォーラムへ。 地下展示ホールでは丁度、小曽根真とポーランド歌手アナ・マリア・ヨペックがNHK-BShi生放送で登場。ショパンのマズルカでの即興演奏をソフトクリーム片手に聞けるのもLFJならでは。お土産を買い込んだ後ホールB7へ。鑑賞日:2010年05月03日(月)16:00開演入場料:2,000円(A席 13列2番)公演No.227ショパン ピアノ・ソロ作品全曲演奏第6部 1830年-1835年「マリアとの恋」 会 場:東京国際フォーラム ホールB7出演者・曲目:石丸幹二(朗読)フィリップ・ジュジアーノ/フランス ノクターン ヘ長調 op.15-1 マズルカ 変イ長調 KK IV b-4 前奏曲 変イ長調 KK IV b-7「プレスト・コン・レジェレッツァ」ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ/フランス ノクターン 嬰へ長調 op.15-2 ボレロ ハ長調 op.19イド・バル=シャイ/イスラエル マズルカ ハ長調 op.67-3 マズルカ ト長調 op.67-1 マズルカ ハ長調 KK IV b-3児玉桃 華麗なる変奏曲 変ロ長調 op.12 4つのマズルカ op.24 幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66アンヌ・ケフェレック/フランス ノクターン ト短調 op.15-3 カンタービレ 変ロ長調 KK IV b-6 ラルゴ 変ホ長調 KK IV b-5 ワルツ 変イ長調 op.69-1「別れ」 作曲当時のショパンの様子を石丸幹二が朗読したあと5人のピアニストが登場し次々に演奏するという趣向。演奏者により、弾き方、音、表現が異なることが解る。 ピアノは全く門外漢の当方にとっては聞いたことのある幻想即興曲とワルツ「別れ」の女性演奏者2曲が良かった様に思ったが、山の神は男性の方が柔らかい音で弾けており「やっぱりショパンは若い男性演奏者に限る」とのこと。 終演後は腹ごしらえとネオ屋台村へ。Continue
2010.05.03
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鑑賞日:2010年4月25日(日)13:45~会 場:川崎 チネタッチ入場料:¥1,000映画:「オーケストラ!」原題 Le Concert製作:2009年 フランス 監督:ラデュ・ミヘイレアニュ 出演:アレクセイ・グシュコブ、 メラニー・ロラン、 フランソワ・ベルレアン、 ドミトリー・ナザロフ、 ミュウ=ミュウ ほか ミニシアター、マイナー映画TV紹介番組の予告編で興味を持ち、打切りにならない内にと上演劇場から一番近くの川崎へ出かけた。 向かったのは川崎駅東側、イタリアのヒルタウンをモチーフに映画館とライブホールを中心にショップ&レストラン等を集めた商業施設「ラ・チッタデッラ」の中にある映画館「チネタッチ」だが、すごい人混みと凝った建物の造りで、映画館入り口を見つけるのにひと苦労。劇場内に入るとコマーシャルフィルムは既にスタート、場内は予想に反し満席状態。 冒頭は、ロシア・ボリショイ交響楽団のリハーサルをこっそり聞いて心の中で指揮をしている元有名指揮者の主人公の携帯電話が鳴って現実に戻る。その罰でマネージャ室を念入りに掃除させられるとパリ・シャトレ座より一通のFAXが入る。ロサンゼルス・オケの急なキャンセルで2週間後の出演依頼。30年前の仲間達55人を集めて、どうにかパリへ出発するのだが・・・。これ以上はネタバレなので省略。 途中の過程はあり得ない話ばかりなのだが、なんとなく本当に思わせてしまうのはやはり映画。特に30年振りの演奏でリハーサルも無しでぶっつけ本番に挑むなんて。 2時間のストーリーは全て終盤の12分に及ぶチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲1番」の演奏場面に繋がり、そこで指揮者の本当の目的、過去の真実、そしてその後の話が映像のみで表現される。ここで初めてのオーケストラ演奏になるのも上手い持って行き方だ。 もともとは、2001年にあったニセのボリショイ交響楽団が香港公演するという実話を元にしているらしい。そこへユダヤ系ルーマニア出身で自身も1980年に家族でイスラエルに亡命した監督ラデュ・ミへイレアニュがソ連共産党時代の話を付け加えたもの。 ハリウッド映画と異なりヒーローはおらず、主人公含め登場人物全てが欠点、心の傷を持っている所もいかにもフランス映画らしい。 映画を見終わっても頭の中ではチャイコンがずっと鳴っており、神尾真由子で実奏が聞きたくなった。End
2010.04.25
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鑑賞日:2009年12月30日(水)11:50~会 場:ヨコハマワールドポーターズ入場料:¥1,800映画:「のだめカンタービレ 最終楽章・前編」原作:二ノ宮知子 監督:武内英樹 脚本:衛藤凛出演:野田 恵 :上野樹里 千秋 真一 :玉木宏 峰 龍太郎 :瑛太 三木 清良 :水川あさみ 奥山 真澄 :小出恵介 フランク・ラントワーヌ:ウエンツ瑛士 タチヤーナ・ヴィシニョーワ:ベッキー 並木 ゆうこ:山口紗弥加 孫 Rui:山田優 松田 幸久 :谷原章介 テオ :なだぎ武ポール・デュボワ:チャド・マレーン 黒木 泰則 :福士誠治 エリーゼ :吉瀬美智子 峰 龍見 :伊武雅刀 フランツ・フォン・シュトレーゼマン:竹中直人 年末年始は第九、オペラ合唱本番もあり昨年にも増して慌ただしく過ぎてしまい、ブログへのアップが遅れてしまった。漫画単行本の最終刊が発行された「のだめカンタービレ」の映画化。TV局制作の映画は駄作が多く敬遠したい所だが、TVドラマの続きと割り切り、余り期待せずに師走の慌ただしい中、横浜みなとみらいの映画館へ出かけた。 冒頭はニューイヤーコンサートで有名なウィーン・楽友協会ホールでのベト7番、千秋指揮風景からスタート。このシーンだけでもお金が掛かっている。パンフレットによれば、たまたま1日空きがあったとのこと。 ストーリーは大方原作漫画通りで、千秋のマルレ・オケの常任指揮者就任からシーズン初回演奏会の場面までが描かれている。TVドラマと同じ役者、演技もTVそのままの印象で、違和感なく観られたのは良かった(TVドラマを映画化すると制作側力入り過ぎで空回りの作品がありがち)。 予想に反して良かったのは音楽演奏シーンやBGMでのクラシック音楽部分が長かったこと。7割以上ではないか。特にマルレ・オケのチャイコ「1812年」の練習風景に多くのシーンがさかれ(原作ではロッシーニ「ウィリアム・テル」序曲)、本番演奏へつなげる所は盛り上がった。 のだめの進級試験課題曲モーツァルト「トルコ行進曲」は正しく飛び跳ねた様な演奏でランランが実際に弾いているとのこと。このシーンだけピアノがYAMAHAだったが、横浜山手のフェリスホールが使われていた。 またオケのオーディション各楽器の演奏シーンでも原作通りの個性ある演奏がされ、その他BGMでは第九やマラ5番もあって各シーンにピッタリ。曲目はこちらを参照。 TVドラマではこんなに多くのクラシック音楽を入れることは困難、映画化した特権でしょう。やっぱり本当の音楽が入るのは何者にも勝る。音源は全て録音し直したとのことで既に後編含んだサントラ盤も発売されている。 制作者側の音楽部分を大切にして力を入れている所に共感を持った。 と言うことでこれから観に行かれる方は、ぜひ音響設備の良い最新の映画館での鑑賞をお勧め。4月の後編も今から楽しみ! End
2010.01.11
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鑑賞日:2009年12月12日(土)15:00開演入場料:¥3,000 (またまた1列目)主催:横浜市栄区民文化センター リリスYasunao×Lilis石田泰尚コンサートシリーズ#3会場:横浜市栄区民文化センター・リリスホール出演:ヴァイオリン:石田 泰尚チェロ:山本 裕康曲目:第1部 モーツァルト 二重奏曲 ト長調 K.423 イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第5番 ト長調 イザイ 無伴奏チェロソナタ ハ短調 Op.28第2部 イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第4番 ホ短調 モーツァルト 二重奏曲 変ロ長調 K.424 ヘンデル パッサカリア ト短調アンコール モリコーネ ニューシネマパラダイス 山本裕康編曲 きよしこの夜感想: 山の神の指令で20℃近い暖かな日差しの中、石田オレ様のコンサート聴きに本郷台のリリスホールへ。 昨年12月と今年2月のコンサートをそれぞれ第1回、2回として、今回が3回目のコンサートとなっており、何と言って楽しみなのはチェロ山本裕康とのデュオが聴けること。 前回同様に石田オレ様の開演前会場アナウンスが入ったあと、黒のスーツ姿の2人が登場。何時ものようにさっそうと登場した石田オレ様はシャツも黒にあずき色のネクタイ。ここで変化点が2カ所あり。まず髪の毛が金髪から黒に。そしてヴァイオリンが赤っぽいものから薄めの茶色のものへと変わっており事前情報通り。山本の方は白のシャツにストライプのネクタイ。 1曲目のモーツァルト「二重奏曲ト長調K.423」はヴァイオリンとヴィオラの二重奏で書かれたものをチェロに直されたもの。その出だしから両者の息はピッタリ。掛け合い部分でのテンポも完璧に合わされている。途中テンポが変わるところでは正しく息を使って合わせていた。 ここで山本のMCが入って、曲目の紹介。イザイ作曲のヴァイオリンソナタは大変難しく、コンクールで応募人数を減らすために選曲されるとのこと。 石田オレ様再登場で2曲目のヴァイオリンソナタは確かにテンポが速い上に音が沢山ありこれを弾くのは大変。更にピッチカートしながら同時に弦を弾く所も随所に出て来くるが、そこは完璧に弾きこなす。またヴァイオリンが変わって音が少し大きく響くようになった気がした。 続いて3曲目は山本でチェロソナタ。MCでも今回初めて聴いたとのことだが、こちらも速いテンポで音が飛び跳ねる所を完璧に演奏。 こうしてソロ演奏を聴くと両者の奏でる音楽が似ていることに気がつく。まずはどんな短い音でも全て押さえ出すことは当然として、一音一音を大切に鳴らしていてミスは全く無い印象。弱音が本当に小さな音でならされるが、強音はたっぷりと豊に奏でられる。表現は豊だが、けしてテンポは外さない。作曲者の意図を忠実に表現している。 休憩の後は楽器の代わりにマイクを持った2人が登場しMC。2人とも髪の毛を黒に変えたこと、石田オレ様のヴァイオリンが1680年製ガダニーニ?に変えたこと、山本のチェロも1693年製とのこと。曲目は初チラシにあった「ラヴェル/ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」が余りに難しく練習に2年以上掛かるとのことで今回モーツァルトへ変更したとのこと。仕分けによる神奈川フィルの今後の心配な話があったが、寡黙な2人の会話は独特の間が入り暖かさを感じるMCだった。 6曲目のヘンデルのパッサカリアはこれまでデュオ演奏したこともあり、合わせていると言うよりも、完璧に合っている印象。2人の音楽技量レベルが高く、且つ音楽性が合っている結果であり、更に普段同じオーケストラで演奏し同じ音楽を共有していることも完璧なデュオになった一因になっているのでしょう。 アンコール2曲目の聖夜は山本が編曲した楽譜を今日初めて見て合わせたとのことで、サービス精神旺盛。石田オレ様の終演の影アナ聞きながら時計を見ると2時間越えの演奏だったが、すごく短く感じてしまう内容の濃い、心が豊かになるコンサートだった。 誘った友人も石田オレ様ソロコンサートは初めてだったが満足いただいたようで。 当方の今年のオペラ、コンサート鑑賞はこれで終了し後は第九の合唱本番が2回。本日のMCにもあったので、多分2人と同じステージに乗れると思われるので今から楽しみだ。End
2009.12.12
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新国立劇場オペラ部門芸術監督の若杉弘さんが21日、74歳でお亡くなりになられたとのこと。十数年前某地方ホールの音楽監督に就任された際、その指揮でオープニング・ガラコンサートのオペラ合唱を歌ったことが思い出される。その指揮にはオーラがあり、入りが判り易く、また歌い易い指揮だった記憶がある。(無論受ける側の意識の問題だろうが、有名指揮者の中には人を引きつるオーラを感じる ことがある)昨年の新国立劇場での日本初演「軍人たち」は印象に深い。今年11月の「ヴォツェック」も楽しみにしていたのですが。ご冥福をお祈り申し上げます。End
2009.07.22
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