お霊参り2

お霊参り2

安藤君平の著書




安藤君平

「超」怖い話
「よっこらしょ」
ある男性の大学時代の体験。
彼の大学の合宿所はホントに出る場所だった。
ある日、合宿所に泊まった彼は金縛りに遭った。
初めてのことだったので、どうやって解除したらよいかと思案の末
彼の寝ているベッドから床に体を落とすことを思いついた。
早速、実行に移すが中々ベッドの端へたどり着かない・・・
やっとのことで、あと少しで落ちるところまで来た。
渾身の力を込めて体を回転させると、あろうことか床が真下に見えた。
そして彼は何者かによって、『よっこらしょ』と元のベッドの位置に戻されてしまう。
それは、彼が疲れ果てて眠ってしまうまで繰り返された。

”人気シリーズの初版。文庫本の 「超」怖い話には掲載されていない話。
この古本、アマゾンで最低価格が17000円もするんです。
安藤薫平氏は「超」怖い話の初代執筆者。”



初版本に掲載された安藤君平執筆の23話と
新作14話から構成されている。

「夢枕に立つ」
近所の主婦が亡くなる時に、夢の中で挨拶に来た。
翌朝、そのご主人より同じ内容の死因を聞く。
また、その数年後は、亡くなった主婦が『久々に家に戻ったが知らない
女が家にいるのであの世へ帰る』と夢に出た。
再婚していたのを知らなかった様子・・・
”あの世へ行ったら全てお見通しなのかと思っていたら、わからない場合もあるんだ・・・”

「お札の霊験」
禅の修業を積んだことのある男性の奥さんがたびたびの霊の出現と
金縛りに悩まされていた。
男性は、ある密教系のお札を取り寄せ、それを部屋の天井へ貼った。
すると、今まで頻繁に起こった金縛りがパタリと止んだ。
その後、その密教のお寺は脱税で上げられ、坊さんが殺人罪で逮捕される始末。
しかし、その後もお札の効き目は抜群だったとのこと。
”本物のお札には力が宿るのですね。しかも、それは人間の力で宿したものではない”

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