走る物流マンの給水所

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野辺山100kmウルトラ(2005.05.23)

野辺山100kmウルトラは2年連続途中リタイア!
2005.05.23


結果から言えば、71km地点で関門を3分オーバーし、失格。公式記録では70km地点通過タイムが10時間12分41秒でそれ以降の記録は無し。昨年の87kmリタイアより悪い結果にしばらくは自己嫌悪になってしまった。

前夜夕食後の7時半から布団に入って寝ようとしたが、目がさえて眠りにつけなかった。途中一瞬意識が薄れた時があったが、殆ど眠れていない。前日も仕事で半徹夜をやったりで、睡眠不足が続いていた。昨年の二の舞かも?というイヤな予感がした。
前夜の夕食を目一杯食べたせいか、胃腸が目を回してしまい、当日朝もとどめにまともに食べたのもいけなかったようだ。

スタートは5時。楽天のjunhさん、kuriさんらとスタート。陸上部仲間とは別行動で行った。最初の10km位は平坦なコースを走るコースで、ここはアップを兼ねた抑えめのランを心掛けた。junhさんとしばらく併走。kuriさんが先行しているので後ろから「飛ばしすぎていないかな?」と余計なお節介。

上りに差し掛かる頃kuriさんに追い付く。同時にjunhさんが抜け出すように前へ出た。その後kuriさんと併走し、35km地点の稲子湯をめざす。途中でkuriさんがトイレ休憩で、単独で稲子湯を目指す。
nobeyama

トレイルランの最中から腹の調子が悪くなり、35km地点では大休止。運良くその後kuriさんに会えたのでほっとした。その後、40km地点でまたトイレで大休止してから完全にひとりぼっちとなり、50km地点に到着したときにはkuriさんはすでに出発した後だった。間もなくペースランナーがランナーを引き連れてやって来て追い越されてしまった。54km地点ではトイレ休止後リタイアをしようと思うようになった。

54km地点から63km地点までは同じ道路を往復するコースで、途中junhさんやkuriさんともすれ違い、声援を受けたのでしばらく頑張れた。もちろん仲間ともすれ違ったので取りあえず58km地点までは頑張る気になった。

緩やかな上り基調のコースは疲れの溜まった足には妙にきつく、随分歩いた。
58km地点では洋式トイレに長いこと座り込んで下腹部のもやもやを吐きだしたかに思えた。靴下を履き替えたことで気分一新、元気が出てきた。続々とリタイアする選手を横目に、最後の欲が出てきた。左腕にマジックで書いた71km関門の制限時間の15:15だけがスポットライトを浴びたかのように鮮やかに見えた。

脱水症状にならないよう、水分補給は十分行い、食料もしっかり食べ、一路71km地点を目指した。間もなく60km地点通過。50kmからの10kmのラップはなんと2時間12分。長かった。その後収容車とすれ違った。と言うことは私の後ろには4-5人しかいないということも悟った。

片っ端からよれよれのランナーを追い抜いてゆく。「なんであんなに走れるの?」みたいな顔をされたこともあったが急ピッチで走っていった。そして64km地点からさらにコースは上ってゆくが、結構走り続けることが出来た。70km地点ではまだ関門時間の3分前だったのでラップ計測はされた。

70kmを過ぎる頃から雨が降り出した。たった3分で1kmは走れないことは分かっていたが、何としても関門はくぐりたい。また腹の調子が悪くなってきたが気力で走ろうと頑張った。しかし無情にも15:15より前に関門には届かなかった。3分遅れで関門に到着すると計測マットは外され、コースの外に誘導された。
初めて味わうタイムオーバー。悔し涙がこぼれて先が見えなくなった。

収容車でゴール地点まで搬送されたが、嬉しそうにフィニッシュするランナーをみていると羨ましく、逆に途中でリタイアした自分が哀れに思えた。
陸上部仲間では尾畑くん川田くんがそれぞれ13時間40分台で見事完走、栄光のウルトラマンの称号を獲得した。彼らも70km地点から併走しながら励まし合ったお陰で最後の厳しい上りもクリアでき、制限時間以内の完走を果たした。次回は何としても完走したい!そう思うとまたしても悔し涙が溢れてきた。

スタート時に楽天のjunhさん、kuriさん、stone takedaさんらにお会いできたのも嬉しかった。junhさんは71kmの部で完走、stone takedaさんも100kmで見事完走された。kuriさんはウルトラデビュー戦で71km地点でリタイアされたそうだ。途中まで一緒に走れたので苦しいトレイルランもあっという間に終わったなという印象だった。kuriさんに感謝。





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