甘いアップルパイ



パイ。



   「はい侑士v食べてみそv」


   そう言って差し出されたのは少し形の悪いアップルパイ。

   岳人が昨日お姉ちゃんと作ったのだという。


   「おおきにvでもな岳人、俺が甘いのダメなん知ってるやろ?」

   「知ってるよ。でもさ、オレが作ったんだよ??このオレが!」


   岳人の不器用さは俺が一番よくしっている。

   包丁を使わせれば必ずと言っていいほど指を切るし、

   お茶なんかを入れるだけでも火傷をする。

   そんな不器用な岳人がある程度作ったというこの形の悪いパイ。

   やはり一口は食べておかないといけないのだろう…。


   「しゃあないな。食べるわ。岳人が作ってくれたもんやもんな」


   そういうと岳人はニコッと笑った。


   「えへへ…vやっぱり食べてくれると思ったv
      侑士優しいもんね!じゃあオレが取り分けてあげるv」

   「ええって、岳人に包丁使わせたら怪我してまうから、な」

   「あぁ~あ。せっかく取り分けてあげようと思ったのに…」


   そう言って取り分けたパイをそっと口に運ぶ。

   …………甘い。


   「岳人……めっちゃ甘いでこのパイっ」

   「本当に??んじゃ侑士目閉じて。」

   「は?なんで?」

   「いいから。」


   俺は素直に目を閉じた。

   だいたい起こる出来事は分かっていたからだ。






   ちゅv



   「えへへ///オレのほうが甘いでしょ?」

   「甘い甘い。んじゃ、食べてまおうかなぁ~」

   「だったら食べてみそぉ~♪」



   これが俺らの毎日。かな?






+++++後書き+++++
こいつら イチャつきすぎだろ!! ってかんじですねv
きゃはは☆(死)
なんでこう言う甘い話しかかけないんだあゆむは…。
まぁ、いっか。

2003.8.7










© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: