お空のあいちゃん

お空のあいちゃん

赤ちゃんができた



でも、やっぱり誰かに言いたかった。だってすごくすごくうれしかったんだもん。だから、母にだけ教えることになった。“まだはっきりとわからないから誰にも言わないでね”と念を押す私。

次の日、父と母と主人と私の4人で焼き肉を食べにいくことに。煙をもんもんとたたせながら、おいしい焼き肉に私も主人も大満足。ほんとならここで“カルピスサワー!”とさけんでしまうけど、今回はやめとくことに。だって、赤ちゃんいるかもしれないんだもん、アルコールはよくない、よくない。父はいつもの調子でぐびぐび。とても楽しそうでした。

帰り道。母の運転する車の中。父は気持ちよさそーによっぱらっていました。結婚式のこと、アメリカにいったときのことなどなど、思い出話をたくさん、たくさん話ていました。そして言ったのです、“俺にも孫ができるんだなあ”と。私と主人は目が点。“お母さん、言わないって約束だったでしょ!”。“いやいや、お父さんにぐらい言ったっていいだろう。”と母をかばう(?)父。そして父は“孫なんて、よそさまの事だと思ってたけど、自分にできるなんて”といって涙をぽろぽろながしました。“まったく、よっぱらうと涙もろくなるんだから”といって、私はティッシュをわたしてあげました。主人が私の手をひっぱって合図しました。主人は“お父さん、泣いてるね。泣くほどよろこんでくれてるんだね。”と目で語り掛けてくれました。

いまでも主人は言います。“お父さん、あの時、泣いて喜んでくれたんだよね。すごくうれしかった。”


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