ランディさん家の古民家子育て日記

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2020.11.20
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カテゴリ: 雑談
こんにちは、おっさんです。

忌野清志郎さんのファンになったのは、僕が
大学生の頃でした。

友人の車のカーステレオから流れてきた
清志郎さんの曲は、なぜだか僕の心にスッと
染み込んできました。

やがて大学を卒業して、最初に入った会社は
いわゆるブラック企業でした。毎日、終電
間際の電車で帰宅するとき、最寄り駅から

口ずさみながら、とぼとぼと歩いていまし
た。

「金が、欲しくて、働いて、眠るだけ。」

都会の会社を辞めて地元に戻った時も、また
別の会社で働き始めた時も、始めて聴いて
以来15年以上、清志郎さんの曲は僕の人生に
寄り添うように流れていました。

「君が、僕を、知ってる。」

派手な衣装とメイクで登場していましたが、
あるドキュメンタリーで「最初はとにかく
目立たなきゃと思って始めたんだけど、どん

って言われるから」と苦笑いしていたのが
印象的でした。


清志郎さんの訃報を聞いたのは、会社のお昼
休みでした。

その時、僕はまったくピンと来なくて、よく

、清志郎死んじゃったのか…」とぼんやり
思っただけでした。

「お別れは突然やってきて、すぐに済んで
しまった。」

それからしばらくの間、僕は普通に日常を
過ごしていました。僕の車のカーステレオ
からは、相変わらず清志郎さんの歌声が流れ
ていました。

3日目の夜、会社から帰る途中で「ドカドカ
うるさいR&Rバンド」という曲が流れて
きました。

ライブ音源のCDで、清志郎さんがアンコー
ルを受けてソロギター1本で歌っているその
曲を聞いたとき、ふっと頭の中で「ああ、
この人はもういないんだ、もう二度とこの人
が歌っている姿を見ることは出来ないんだ」
と思った瞬間、涙があふれて止まらなくなり
ました。

このまま運転するのはまずいと思い、路肩に
車を停めて、しばらくの間、声を殺して泣き
ました。

「次の駅で、僕は降りてしまった。
30分、泣いた。」

あれから何年も経ち、独身だった僕にも家族
が出来ました。会社という組織を辞めて、家
で自営の仕事を始めて、慌ただしい日常を
何とか過ごしている今も、清志郎さんの曲は
僕のカーステレオから流れ続けています。

「カーラジオから、スローバラード。」

今日は、清志郎さんの命日でも何でもありま
せん。
ふと、自分の人生に寄り添うようにあった曲を歌っていた人が亡くなったときの喪失感を
思い出し、この文章を書いています。


そのCDで、アンコールの1曲を歌い終わった
清志郎さんは、静かにこう言ってそのライブ
を終えました。

「どうもありがとうございました。
…お休みなさい。」

お休みなさい、清志郎さん。
僕は、これからも、あなたの曲と一緒に生き
ていきます。

それでは、また。


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最終更新日  2020.12.04 13:07:22
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