症状にあわせた対処法

症状にあわせた対処法


吐く
血が混ざっている場合には重大な病気の可能性も!
症状
食べ過ぎや毛玉を吐く以外の嘔吐で、1日に何回も嘔吐を繰り返したり、何日も嘔吐が続く。
場合によっては、血が混じっている。
対処法
病院へ連れていく。吐いた時間(食前か食後かなど)、回数、吐いたものの状態(液状、泡状、固形など)などをチェックして獣医さんに説明する。

食欲不振
歯や口の病気、ストレス、内臓疾患の可能性も!

症状
食べ過ぎや毛玉を吐く以外の嘔吐で、1日に何回も嘔吐を繰り返したり、何日も嘔吐が続く。
場合によっては、血が混じっている。
対処法
引越など環境の変化のあとなら2~3日様子を見てみる。それで元に戻れば大丈夫!
長引くようであれば、虫歯、口内炎、内臓疾患の可能性があるので病院へ。

多飲多尿
糖尿病、腎臓障害といった内臓疾患の可能性も!
症状
猫が必要とする水の量と比べて、異常に多量の水を飲む。また、大量の尿をする。

※猫が1日に必要とする水の量は、体重1kgに対して、約40ccです。
対処法
軽い日射病のときの一時的多多飲多尿であれば問題はありません。それ以外の場合は、糖尿病、腎臓障害、子宮蓄膿症(メスのみ)などの可能性があるので急いで病院へ。
下痢
消化器系疾患の疑いがあるので、早めに病院へ!
症状
何回も下痢が続く。何日も下痢をしている。便に血液や異物が混じっている。発熱を伴っている。

対処法
1~3回程度の下痢ですめばそれほど心配する必要はありません。消化の良いエサをあげるようにしましょう。
熱があって元気がない場合や下痢が長く続くような場合は便を持って病院へ。


便秘
習慣性であれば食事の改善。長引く場合は病院へ!
症状
便秘が2~3日以上続く。便が全く出ない状態が続いている。お腹を触ると痛がる。
対処法
軽い便秘の場合はエサに油脂類(バター、マーガリン、サラダ油など)を混ぜてみる。
習慣的な便秘の場合は獣医さんに相談して食事改善を!
長引く場合、お腹を触ると痛がる場合は病院へ。
尿が出ない
オス猫に多い。尿毒症などになる前に急いで病院へ!
症状
尿量が極端に少ない。尿が出ない。尿が出ないでペニスが出たままになっている(オス)。
対処法
尿道結石などの泌尿器疾患の可能性が高い。ペニスが体外に出たままの場合は特に危険な状態ですので、大至急病院へ。

>>詳しい予防方法はこちら

口臭
口内炎などの口の病気や消化障害の可能性も!

症状
ひどく臭い。いつもと違うニオイがする。歯茎の腫れやよだれを伴う。痛みを伴い食事ができない。
対処法
呼吸器伝染病や口の中に何かが刺さったことが原因で起こる口内炎の疑いがあります。また、歯槽膿漏などの疑いも!
悪化して食事ができなるなる前に病院へ。

目やに
鼻疾患の症状の場合もあるので、ひどいときは受診を!
症状
涙や目やにが出る。両目からひどい目やにが出ている。目やにで目が開かない。まぶたや眼球の傷を伴っている。
対処法
症状が軽ければ2~3日様子を見ましょう。回復すれば問題ありません。両目ともひどければウイルス性鼻気管炎の疑いも!
傷がひどい場合や目が開かないほどひどければ病院へ。

鼻水
粘っこい鼻水は要注意!伝染病の可能性も!

症状
水っぽい鼻水にくしゃみを伴う。粘っこい鼻水がたまり鼻を不才でいる。膿のような目やにやよだれを伴う。
対処法
水っぽい鼻水とくしゃみは軽い鼻炎の症状です。鼻水を拭き取り、部屋を清潔に保ちましょう。
粘りのある鼻水に目やにやよだれを伴う場合はウイルス性鼻気管炎の可能性が高いので病院へ。

かゆみ
人間にうつる可能性も!早めに獣医さんに相談を!
症状
頭を振り、耳をかきむしる。黒い耳アカを伴う。全身をかゆがる。かいたあとの皮膚に炎症を起こしている。
対処法
頭を振ったり耳をかくのは耳がかゆい証拠です。黒い耳アカがあれば耳ダニの寄生の可能性があります。
全身をかゆがっている場合はノミやダニの寄生の可能性があります。
人間にうつることもあるので早めの治療を!

よだれ
口の病気や全身の病気、また、薬物中毒の可能性も!
症状
車に酔ってよだれをたらす。暑さでよだれをたらす。口内炎などの病気があってよだれをたらす。
対処法
乗り物酔いの場合は20~30分安静にすれば平気です。
日射病や熱射病の場合は体や頭を冷やしながら病院へ!
原因不明の場合はなにかの中毒の可能性があるので早めに病院へ。


脱毛
アレルギーやストレスの可能性が大。原因の究明を!
症状
毛の抜けた部分があってかゆがる。円形脱毛症のようにはっきりしたハゲ。内股の毛がすり切れ皮膚がむけている。
対処法
かゆみを伴う脱毛はノミによるアレルギー性皮膚炎の可能性が、円形脱毛症の原因はカビの可能性があります。どちらも治療が必要です。
内股の症状はストレスによる過剰グルーミングの可能性が高いです。ストレスを与えないように原因を追及して改善を!

しこり
固さと痛みの有無が重要です。一刻を争う場合もあります!
症状
お腹にしこりがあるが痛がらない。しこりが連続してある。固いしこりがある。ブニョブニョしたしこりがある。
対処法
痛がらないしこりは乳ガンの可能性があります。手遅れになる前に急いで病院へ!
連続したしこりは青魚の過剰摂取による黄色脂肪症の可能性があるので食事の改善を心がけてください。その他傷の化膿の可能性もあるので、獣医さんに相談してください。


腹部のはり
便秘から腫瘍による腹水まで原因は様々です!

症状
子猫のお腹が膨らんでいる。妊娠していない成猫のお腹が急に、もしくはだんだん膨らんでくる。
対処法
成猫の場合は、急にお腹が膨らむのはガスがたまっているか、尿閉の可能性があります!
だんだん膨らむ場合は、伝染性腹膜炎、子宮蓄膿症、腫瘍による腹水の可能性があります!どちらも急いで病院へ連れていきましょう。
子猫の場合は回虫の可能性がありますので病院へ。

抱くと嫌がる
怪我や病気による痛みのために嫌がる可能性も!

症状
いつも抱かれたがらない。飼い主が抱こうとしても嫌がってうずくまる。耳の周辺を痛がる。腹部を痛がる。

対処法
いつも抱かれるのを嫌がるのは猫の性格です。
普段と違って抱かれたがらない場合は、骨折などの怪我をしている可能性があります。
耳の周辺を痛がる場合は外耳炎の可能性が!
腹部を痛がる場合は尿路結石やヘルニアなどの可能性がありますので病院へ。
呼吸が荒い
心臓病、肺炎、ショック症状などの危険な状態の可能性も!
症状
呼吸が荒い。呼吸が速く歯茎が青白い。雑音を伴っている。

※猫の正常な呼吸数は1分間に20~30回だそうです。
対処法
呼吸が浅く速い場合は心臓病、肺炎、腹膜炎などの可能性があります。
速い呼吸と同時に雑音が聞こえたり、舌や歯茎が青白い場合は事故や中毒によるショック状態の可能性があります。
どちらも急いで病院へ連れていきましょう。




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