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昨日から引っ張った「おかしなおかしなエッチでない本」であるが、 著者:日野日出志、出版社:ひばり書房、発行年月日は1976年12月25日となっている。 ひばり書房といえば、日野作品を筆頭に多くの怪談漫画を出していたところである。 さて今回紹介する「おかしなおかしなエッチでない本」は従来のひばり作品のようなおどろおどろしい雰囲気の本ではない。タイトルの上にエッチブックスなる冠詞がついている。 表紙にはペコちゃんを団子っ鼻にしたような顔にビキニ姿の女の子(のつもりか?)が横たわりウインクしてる下手なイラストが描かれている。 色気も何にも感じない。 かといって下手な画なので可愛らしさも下手ウマさも感じない。 本の中のイラストは全部こんな感じである。 長谷川町子漫画やペコちゃんやベティ・ブ-プの画を下手にした様な絵柄といった方がいいのか・・・。 画のタッチからして日野日出志でもない(そう祈りたい)。 序文を紹介する。 『この頃の子供さんたちは“エッチ”なことを平気でいったりします。 (中略)しかし悪意のない、そしてむじゃきなエッチなどはかえってほほえましささえ感じます。そんなム-ドでつくったのがこの「おかしなおかしなエッチでない本」です。 さあ、おとうさんもおかあさんもおねえさんもいっしょに楽しんでください』 作者が読者に“楽しんで下さい”と言い切ったその中身であるが・・・。 明日に続く。
2004.12.07
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一号線から帰る道が 一番好きだと言ってさ 海沿いの道 走らせてる 仕事帰りツライと言いだしたお前 見つめるたびに胸がつかえて オイラのバイク売りさばいてオンボロ車買ったさ この街には似合わないけど 一緒に帰る分だけ 仲間と はぐれるけど 言葉じゃ言えない気持ちが 一つ生まれた ※一号線から帰る道が 一番好きだと言ってさ お前の笑顔見たくて今夜も遠回りしてるよ 一号線から帰る道が 一番好きだと言ってさ 海沿いの道走らせてる オンボロ車にオンボロアパ-ト ついでにオンボロなオレ達 心だけはと カッコつけて 背伸びするのもラクじゃないよ ビ-ル買って 海辺で飲んで 夜が明けるまで 二人だけで見てた ※------------------------------- 7,8年前に解散した 地元のバンド、 ボトルネックバンドのCDから 「一号線」を紹介します。 ボ-カルのベギ-のハスキ-ボイスが歌にマッチしていて 実に味わいがありました。 解散後、ベギ-は宮古のタマちゃんと ユニットを結成して定期でモッズでライブをやっていた事がありましたが、 今はどうなんだろう? 実に男臭いシブいユニットでした。 この曲が入っているCDの作詞作曲のほとんどを担当している 知念保は那覇の栄町でバ-をやっているとの事。 それぞれの人生を歩んでおります。
2005.10.19
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漫才コンビ・浅草キッドの片割れ 玉袋筋太郎初の自伝的小説 「新宿スペ-スインベ-ダ-」読了。 サブタイトルが「昭和少年凸凹伝」。 著者の玉袋筋太郎が、生まれ育った新宿を舞台に 小学校5年生の頃の思い出が生き生きと 楽しい思いでもあれば、 時に過激な、時に切なくほろ苦いエピソ-ドがいくつも描かれる タイトルにあるように主人公も含めた 彼ら悪ガキどものたまり場の一つが インベ-ダ-ゲ-ムがあるゲ-ムセンタ-。 第1章で描かれる インベ-ダ-ゲ-ムのエピソ-ドがいい。 主人公の友人でありゲ-ム名人のカッチャンが みんなのリクエストに答えて 『流星』をやるシ-ンがある。 『流星』とは、 後方の30点、20点のインベ-ダ-を先に倒して、 10点のインベ-ダ-を残し、 動きの速くなった10点インベ-ダ-を模様を残しながら 移動させるテクニック。 その際の10点インベ-ダ-の模様が流星のように見えるので 彼らの間では『流星』と呼ばれていた。 同じくスペ-スインベ-ダ-は 私の地元・沖縄でも同時期流行っていた。 彼らの間での『流星』は 我々の間では「スカイライン」と呼ばれていた。 その地域ごとの呼び名の違いを知っただけでも実に楽しい。 スペ-スインベ-ダ-が流行っていたのは 1978年頃なので、当時私は高校一年生。 当時、沖縄の離島の子供がインベ-ダ-ゲ-ムをやるために 家から数十万円の金を持ち逃げして 本島にやってきて保護されたという事件が新聞に載った。 当時の女子プロレスラ-・ビュ-ティ-ペアの片割れ マキ上田が「インベ-ダ-」という歌をリリ-スしたという記事を 新聞で見た事があった。 ゲ-ムセンタ-ばかりでなく、 公園、デパ-ト、水道局、駄菓子屋、銭湯etc 様々な場所を彼らは遊びの舞台に変えていく。 公園に住み着いているホ-ムレスとの出会い・友情・そして・・・。 災厄の塊のような1学年上のガキ大将の存在。 プロモ-タ-もどきをやったり、サラ金のまねごとをしたり。 彼らの小学生ライフは、自分の同じ時代と照らし合わせながら、 時に感情移入、時に爆笑しながら読んだ。 舞台の新宿は、 私には大学時代に東京在住の友人と一緒に数回飲みに行った事、 紀伊国屋書店で足が痛くなる位長時間立ち読みをした事、 ヤングマガジンに連載されていたタイムスリップヤクザ漫画「代紋TAKE2」の主人公阿久津丈二が 「俺は新宿の阿久津丈二だ!」と啖呵をきった事、 石原都知事が浄化作戦を実行している事 その程度の知識と思い出位しかない。 でも今回、そこで生まれ育った作者の本が読めて 今までとは違った新宿像を知ったのは面白かったし良かった。 今度は、作者の中学高校時代を描いて欲しい。 すごく興味がある。 というのは、20年位前、本屋で女装雑誌を立ち読みした時 玉袋筋太郎インタビュ-が掲載されていたのだ。 (裏表紙に女装した浅草キッドの二人が写っていた記憶がある) (記憶はあいまいだが)それによると、高校からグレ始めた。 中学まで全くグレる要素は無かった。 高校一年の頃ある時、 雀荘をやっていた父親が店をタタみ、飲み屋をやると宣言した。 父親がオ-プンした店に 友人と一緒に入ると 女装した父親が「いらっしゃいませ~」と出迎えた。 思わぬ対面にお互い驚愕する親子。 それ以来「あいつのお父さんはオカマなんだぜ」と いじめられるようになりグレはじめた。 その後お姉さんと父親がセ-ラ-服の奪い合いを演じたエピソ-ドが語られる。 そんな頃に「たけしのオ-ルナイトニッポン」で癒され、 ビ-トたけしに傾倒していった。 以上、こんな感じの内容だった。 玉袋筋太郎が、中高時代の自伝的小説を書くとしたら このエピソ-ドが描かれるのかどうか すごく興味がある。 (ちなみに「新宿スペ-スインベ-ダ-」では、 父親との距離が縮まる心温まるエピソ-ドがある) いろいろ書いてきたけど、 この本はオススメです!
2011.07.19
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