おしゃれ手紙

2012.09.18
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カテゴリ: 環境問題
近年、身近な夏鳥、ツバメが全国的に減っているという。
その背景には、水田や畑の減少、巣作りが出来る軒のある日本家屋の減少など、私たちの暮らしの変化が大きくかかわっている。

2011年3.11以来、今年、5月の調査でも、ツバメの住める環境が悪化しているという。

■南相馬市
2012年4月まで人が入ることが出来なかった、南相馬市。
海岸付近にあった田畑は地盤沈下により広い範囲で浸水し、ツバメの姿を確認することができなかった。
浸水していない陸側の水田は放棄地となっていたが、残された集落にわずかのツバメが確認できた。
避難指示解除準備地区は比較的、放射能量が高く、約125世帯の半数が避難し、地区の水田が2年間、作付け禁止になっている。
放棄水田には雑草が繁り、ツバメの姿はわずかだった。


自宅では2年続けてツバメが繁殖していたが今年は来なかったという。

■飯館村
計画的避難地区に指定されたこの村は、放棄水田が一面に広がり、ツバメの巣を1つ見つけただけだった。

■相馬市
制限区域指定されていない相馬市では例年どうり、田植えが行われ多くのツバメが飛び交っていた。
制限区域でのツバメの数は極端に少なく、その原因として次のことがあげられる。



●人間が住まなくなったため、カラスなどの天敵に襲われやすくなったこと。

チェルノブイリの原発事故(1986年)では、放射能の影響でツバメの体の一部が白化する突然変異の事例が報告された。

放射能の影響は、人間だけでなく、ツバメや他の野鳥、野生動物全般に影響が懸念される。
福島で起きた原発事故は、自然界に取り返しのつかない影響を及ぼしてしまった。

古くから営まれてきた暮らしや文化をも破壊しようとしている。
日本野鳥の会冊子より
ツバメ
営巣・繁殖・群れ

泥と枯草を唾液で固めて巣を造る。
ほとんど人工物に造巣し、民家の軒先など人が住む環境と同じ場所で繁殖する傾向が顕著である。
これは、天敵であるカラスなどが近寄りにくいからだと考えられている。
巣は通常は新しく作るが、古い巣を修復して使用することもある。産卵期は4 - 7月ごろ。
一腹卵数は3 - 7。主にメスが抱卵する。抱卵日数は13 - 17日。
その後の巣内での育雛日数は20 - 24日。
1回目の繁殖の巣立ち率は概ね50%程度と推定される。
1回目繁殖に成功したつがいあるいは失敗したつがいのうち、詳細は不明であるが、相当数のつがいがその後2回目あるいはやり直しの繁殖をする。


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昔
★2012年9月18日 *竹の生まれ月 *
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Last updated  2012.09.19 13:39:53
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