指輪物語~王の帰還~(1)


一方、ゴンドールのミナス・ティリスに到着した ガンダルフと ピピンは執政、 デネソールに謁見し、 ピピンは長男 ボロミアの死の様子を彼に語った。その場で ピピンは デネソールに忠誠を誓い、兵士として彼に仕えることなった。
しかし、 デネソールはすでに サルマン同様、パランティアを覗きこみ、 サウロンの意志力に敗れており、精神の均衡を失っていた。彼は長男 ボロミアを寵愛し、次男 ファラミアの優れた資質を見抜いていなかった為、進撃してきたモルドール軍への自殺的迎撃に ファラミアを送りこんだ。
結局、圧倒的な敵軍に敗れ、 ファラミアはミナス・ティリスへ撤退しようとするが、塔を目前にして瀕死の重傷を負ってしまった。これを見た デネソールは完全に望みを失い、 ファラミアと共に死ぬことを決意する。モルドール軍は城壁間近まで接近し、ここにミナス・ティリスの包囲戦が始まった。
残されたアラゴルンと セオデン王達は、イセンガルドからの帰途、 アラゴルンの一族であるデュネダインの一行と合流し、 アラゴルンはイシルディアの子孫以外、生あるものが踏み入れられない「死者の道」を通って古の誓言を果たさせることを決意する。
アラゴルンは ギムリ・ レゴラス・デュネダイン達を率い、「死者の道」でイシルディアを裏切って亡霊となった者達の軍勢を誓言に基づいて支配した。
彼らはモルドールの応援に川を遡ってきた船団を、ペラルギアで亡霊達と共に襲い、船団を我が物とし、ミナス・ティリス救援に向かった。
セオデン王と メリー、ローハンの騎士たちも、ゴンドール救援の遠征に出発するが、ミナス・ティリスへの街道は、すでに敵軍に支配されていた。
そこへオークを嫌う「森の人」が、森の中を道案内し、密かにミナス・ティリスへ接近することを提案しにきた。ローハン軍は奇襲が可能となった。
ミナス・ティリスは ナズグルの精神的・物質的な猛攻に陥落寸前であったが、夜明け前についに城門が破られ、 ナズグルを先頭に城内に突入しようとしたその時、鶏鳴と共にローハン軍の角笛が響き渡った。この時、 デネソールは自殺した。

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