ヘッドライト

ペツル・ジプカ


ペツル・ジプカを手に巻く
ヘッドライト ペツル社 ジプカ
LEDを使ったヘッドランプとしては先駆的なペツル。
ヘッドバンド付きのティカが最初に出て、その後、収納式リールが付いたこのジプカが発売された。
ヘッドライトのスタイルを変え、多くの人を予備球と電池切れの不安から開放した革命的製品である。
ちょっと高いのがネックだが、一つ(と言わず)かばんに車に枕元に備えておきたい。「いざ」というとき、絶対役に立つ。

最初にヘッドバンドがある「ティカ」が発売され、その後、収納式リールがついたこのジプカが発売。 ティカの方がヘッドバンドがあるので、当然、頭への収まりがいいし、長時間の歩行の際は快適である。

しかし、個人的にはこのジプカがお勧め。
ヘッドバンドがない分、非常にコンパクトなので常備しても苦にならないし、机の上に転がしておいても邪魔にならない。
収納式リール(1万回の耐久テストをクリアしているらしい)があるので、頭につけられるのはもちろん、自転車のハンドルやテントポールなど、色々な部分に取り付けることができる。(いざとなれば車のヘッドライトが切れたときにナンバープレートにつけて代用可能?)

徒歩通勤の私は、常にカバンに入れている。夜道はジプカを手でくるむように持って足元を照らす。歩道が狭い危ない道を歩く自分の存在を、車に見せるためである。
写真下のようにリールを手に掛けておけば、何かの拍子に手が滑ってもライトが落ちることはないし、ずっと手を握っている必要もない。スイッチも親指ですぐいじれる位置にある。

なお、その後発売された「ティカプラス」「ジプカプラス」では、LEDが3つから4つに増やされ光量がアップしたほか、光量調節がスイッチ一つで出来る。おまけに点滅(チカチカ)モードまで備えて、夜道歩きにはなおさら便利だ(もちろん、いざというときのSOS発信も)。このスイッチ、続けて押すと光量が順次変わるが、点灯後一定時間経ってから押すと電源オフになるというスグレモノ。
そのうえ、「ティカ」には「タクティカ」という開閉式赤色シールドが付いたモデルもあり、非常にそそられる。(とはいえ、それを何に使うのだといわれると困るのだが。)

<好点と欠点>
◎軽い(電池込み65g)
◎明るい
◎電池が長持ち(100時間)

欠点は少ないのだが、あえて言えば・・・
△値段が高い。最近2LEDの廉価版(ニキータ?)も出た。
△丸みを帯びたボディは握り安いが滑りやすい(だからリールで手に掛けるべき)。
△何回か落としたが、そのたびに電池が飛び出してしまった(ちゃんと閉めてなかったせいか?)。
△電池を入れるとき、どちらが+かわかりにくい。
△スイッチがちょっと渋い。→「プラス」では押しボタン式に改良。
△角度調節ができない(取捨範囲が広いのであまり気にはならない) →「ティカプラス」では角度調整可能。

同社は1975年に洞窟探検家のペツル氏によりフランスで創業。登攀関係が主体である。(写真上のバックは、同社カタログ。なんと200ページ近くあり、立つ位だ。)
新しいブランドといえるが、ヘッドランプの原型を作り出したのは同氏だそうだ。

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