映像四郎の百人斬り

「北の国から」

　「地下鉄Ａ子ちゃん」は、何故か、北の国に、基地をいっぱい持っている。

　「地下鉄事件」を経て、「新宿事件」が過ぎ、私には、平穏が訪れた。

　しかし、抜き打ちでやってくるのが、「地下鉄A子ちゃん」だ。

　まだ、私の精神的体力は、回復しきっていない。

　今回は、飲みのお誘いでなくて、良かった。

　どうやら、「新宿事件」の記憶は、まるでなく、

　記憶を失くす事態が、多発しつつあるので、チューニングを行っているらしい。

　「地下鉄Ａ子ちゃん」は、基本的に新たな登場人物を、

　既知の登場人物として、お話の中に登場させてくれる。

　友達の友達は、友達という発想で、世界に友達の輪を広げる、親善大使なのだ。

　そこで、今回は、

　「地下鉄Ａ子ちゃん」の１０年来の女友達と、お話させてくれた。

　私が「地下鉄事件」について語り、

　どうやら、「地下鉄Ａ子ちゃん」が、

　「死＝地球とのＳＥＸ」

　というシュールな概念をもっているらしい旨を伝えると、

　「あはは」と笑っておられた。

　そして、私も、ついでに地下鉄に落ちて、

　二人とも「血と肉」が、ばらばらになり、混ざったりしてしまった場合、

　究極に、ＳＥＸＹな状態ということになるらしい、と話すと、

　「酒」が回ると、普段とは、違う人格（？）がでてくるらしいので、

　死なないように、見ててあげてください、と言われ、

　あなた自身も、なるべく死なない程度に、と笑って励まされた。

　とにかく、「地下鉄Ａ子ちゃん」の友達ネットワークは、

　全国に張り巡らされ、さまざまな場所で、

　日々「伝説」は、成長していくのだった。

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