GOTHIC ZONE

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題:一秒・一人・一殺。。。


しかし、人類の明星にはまだ早い。

街には静寂がたちこめ、そこに転がるは死体・肢体・死胎
そこをかっ歩するは人、人、人の波

手に手にマシンガンやナイフ、鉄バットを持ち行進する。
目的はなんなのか、誰にもわからない。
ただただ、あっちのむこうにはきっと何かがあるのだと信じ、
笑いながら歩いてゆく。

腰に携えるは酒。
無論、酔いがなくてはこのような状況ではまともにいられないだろう。
可笑しいくらいに狂ってしまう。

目的はなんなのか、きっと向こうには強敵がいるはずだ。

望みも虚しく、そこには死体

願いも空しく、そこには死胎

切り刻まれる、これらは肢体

歩きながら、笑いながら延々と蜿蜒と。。。
だが次の刹那、少年はある物を見つける。
出口だ。
やっと人生の出口を見つけたのだ。
皆は喜んだ。
これでやっとこの退屈な現実の地獄、いや地獄という名の現実から脱出できる。
おさらばできる。
嬉しいことこの上なし。

部隊の隊員達は

隊長の命の下

皆、にこやかに笑いながら

崖縁から飛び降りる

グシャ、ドシャ、ゴシャ、という音とともに、
隊員達は次々に肉塊へと変わっていった。
が、少年だけは鳥となりまだまだ地獄を飛び続けなければならなかった。

やっと日は昇り。
人類は夜明けを迎え。
ベットに入り、ぐっすりと睡眠につけるのであった。
一人少年を除いては・・・。

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