8.肯定の私メッセージ






それは



うれしい

助かったわ

かわいいねぇ


などなど 肯定の感情を表現する私メッセージです。


これは どんどん使ってください。


掃除の終わった後に

「部屋がきれいになって気持ちいいわぁ…」

(自分が掃除した後ですよ…)

などと 問題なし領域で使っておくと



「綺麗になるって お母さんにとっては気持ちいい事なんだ」



と、子どもも理解してくれますしね。



でも、ときどーき 間違った使い方をしていらっしゃる方がいます。



例えば 学校が苦手な子が 学校に行けた日

親は嬉しいので 子どもが帰ってきても

嬉しい…を 前に出してしまいがちになります。



私メッセージも 言葉だけではありませんからね。



表情、行動、声の調子も含まれていますから

子どもはすぐに 親の感情を読み取ってしまいます。



が、学校が苦手な子は 学校に行って帰ってきたら

ヘロヘロに疲れてしまっている事が多いです。



「しんどかった」

「疲れる」

「やっぱり 続けていくことは無理なのかもしれない」



そんな風に感じている。

つまり 子どもが問題をもっているわけです。



そんな時に

「お母さんは 嬉しいわぁ」

などの私メッセージを出していると

暗黙に 

「明日も行けよ」と言うメッセージになってしまいます。



これ実は 私メッセージではないんですよね。

あなた…を主語にした あなたメッセージなのです。



勉強も同じですね。

子どもが勉強していると お母さんニコニコ。



「あなたが勉強していると お母さんほっとするわぁ」



これ、裏返すと「勉強しろよ」と言う あなたメッセージになっています。



そこのところをよく考えてみてくださいね。



誰の問題か…。

それを きちんとわきまえられると 

私メッセージになるか、あなたメッセージになるか

判断できると思います。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: