アメリカ社会での第一歩＜作成中＞
やっと動き始めようと決意したものの、
腰は思った以上に重く、何度も何度も決心が鈍りそうになった。
『何かしなくちゃ、、、。』という思いと、
外に出る恐怖心が交差したまま、
数日後、私は久しぶりに車に乗り込んだ。
それでも、ほんの少し車を走らせて信号で止まった時に
私の決心が恐怖心に覆われそうになり、
『やっぱり出来そうにない。今なら戻れる。』
と思ったものだ。
けれども、そう思った時に限って信号が青になり、
心と裏腹に足はアクセルを踏み、
前進せざる終えなくなってしまっていた。
せめて心を落ち着かせようと、
そこら辺にあったＣＤをランダムでかけてみた。
最初は意識して聞く余裕さえなく、
ただひたすら聞き流していたものの、
ある歌詞の所で、涙が知らぬ間に溜まってしまった。
『』
ショッピング・モールに入ると、
やっぱり今日も買い物客でいようと気が変わりそうにもなったが、
『夫をがっかりさせたくない、自分自身をがっかりさせたくない。』
という気持ちが私の背中を押した。
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