メキシカン・アメリカンな暮らし

メキシカン・アメリカンな暮らし

メキシコを学ぶ

メキシコを学ぶ
~序章~私の、ラ・バンバしか歌えないメキシコ人


黒い髭を生やし、
ポンチョを羽織ってつばの大きな帽子を被り、
大きなサボテンの前でギターを弾きながら歌う、、、。
数年前は、「メキシコ人」という名詞が会話に出る度に、
そんな光景が頭をよぎったものだった。

頭のどこかでは、メキシコ人も普通の洋服を着て、
わざわざサボテンの前へ行って
歌う事はしないだろうとは思ったのだが、
どうしてもそんなメキシコ人像が
頭から離れなかったのである。

しかも、私の頭の中のメキシコ人トリオは
いつもラ・バンバしか歌わなかったのだ。
というより、ラ・バンバしか歌えなかったと言った方が
より正確な表現かもしれない。

『ラ・バンバしか歌えない、
黒い髭を生やした、
ポンチョとつばの大きな帽子姿の、
大きなサボテンの前でギターを弾きながら歌うメキシコ人』、、、。

メキシコ系の彼(現在は夫)にその事を話したら、
『合っていない事は無いんだけど、
それって外国人が日本人は未だに着物を着て
刀を振り回していると思っているのと近いものがあるよ。』
と幸いな事に大笑いされてしまった。(侮辱ととる人もやはり居るだろう、、。)

ふと考えてみると、
メキシコの事について知っている事は数少なく、
当時はメキシコといったら、
マヤ・アステカなどの文明の名称、
中米、タコス、テキーラくらいしか知らなかったのである。
私の頭に住んでいた、
『ラ・バンバしか歌えない、
黒い髭を生やした、
ポンチョとつばの大きな帽子姿の、
大きなサボテンの前でギターを弾きながら歌うメキシコ人』は、
それだけ私の中でメキシコに対する知識が不足していた
という事を象徴し、
私の中でメキシコに関する情報が偏っていた
という事の証拠だったのだ。


メキシコ系の彼と結婚し、
メキシコ文化に触れる機会が多くなった今でも、
まだまだ知らない事の方が多いが、
ここに私の知る限りのメキシコに関する知識を
綴っていけたらと思う。
そして願わくば、
ここで皆さんと一緒にメキシコについて学んでいきたい。



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