春日井市高蔵寺の整体院「空」

< 新しい記事

新着記事一覧(全2793件)

過去の記事 >

2010年01月30日

「幸せの正体」

カテゴリ：幸福論

幸せって何かなあと考えていたら、
「 幸せって安心かも 」と思いました。

しかし、
ここでいう安心というのは、
受動的な安心ではなく、 主体的な安心 です。

相対的な安心ではなく、 絶対的な安心 です。

環境に依存してしまうのです。

たとえば「お金がたくさんある」という状態は
一般に「安心」だとされています。

しかし、聞くところによると、
お金をいっぱい持っていても
それがなくなりやしないか心配な人がいるらしいのですね。

それはぜんぜん安心ではありませんね。
それどころかむしろ「不安」です。

そういう人は心配が絶えません。

また、カノジョができないと「このまま独りでは？」と不安になり、
カノジョが出来たらできたで

「愛してる」と言われても、
「明日にはその気持ちが変わるかも？」と不安になる。

こうやって書くと滑稽に思えますが、
それに似た不安を持っている人も多いのではないでしょうか。

心配の種がつきない、というやつですね。

では、 主体的な安心・絶対的な安心 とはなんでしょうか。

仏教に「安心立命（あんじんりゅうみょう）」という言葉があります。
ぼくはこれが「絶対的な安心」のことを言っているのでは？
と思っています。

「安心立命」
みずからの使命を知ることによって、心が安らかになる。

使命を知ると、
「なにがなんでもやり遂げねば」という気持ちになります。
そうすると、「自分」というものがちっぽけに思えてきて、
どうでもよくなってくる。

つまり自我を捨てることができます。
そして「自分が、自分が」という心を捨てたとき、
心は自然と安らかになるのです。

ぼくは、「ほんとうの安心」というのは、
状況を変えるのではなく、
心を変えることによって訪れるのだと思います。

そして、どういう方向に心を変えると安心できるかというと、
「～たらどうしよう」という考え方をしない ということです。

「失敗したらどうしよう」
「フラれたらどうしよう」
「お金を失ったらどうしよう」
「病気になったらどうしよう」

ぼくらは起こりもしない未来のことを心配し、
そしてそれを自分から実現してしまうことがあります。

それを「～てもいいじゃないか」に変えていく。
すぐには心を変えられないけど、毎日意識していく。

「失敗してもいいじゃないか」
「フラれてもいいじゃないか」
「お金を失ってもいいじゃないか」
「病気になってもいいじゃないか」

ほら、この４フレーズを口に出すだけでも、
どことなくホッとしてきますね。

これが「ほんとうの安心」なのです。

言い換えれば「安心」とは
「結果にこだわらない心」です。

「今後どうなろうと、【いま】に的を絞って生きてゆく！」

という覚悟です。

その覚悟が「 絶対的な安心 」を生むのです。

逆に、受動的な安心を求めると、死にたくなります。
なぜなら、受動的な安心というのは
求めれば求めるほど、遠ざかっていくからです。

次から次へと心配事が増えていく。
そしてそれが永遠に思えてくる。

そうしたら絶望して、死ぬしかありません。

そうならないように、
これを読んでくれている人には
「絶対的な安心」に気が付いてほしいのです。

今日は、そんな思いで書きました。

君に届け！

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう