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12月の星さがし



 冬の星座は明るい星が多いので、星空がにぎやかになります。
 惑星についていえば、そろそろ金星の見納め、入れ代わりに土星の観察シーズンの始まりです。土星は、10月に接近した火星とともに、なんと2006年の6月ごろまで、観察シーズンが続きます。

金星がとても明るくかがやいています

 夕方の空に「宵の明星」として輝いている金星は、12月9日ごろ、もっとも明るくなります。その明るさは、マイナス4.6等級にもなります。これは、もっとも明るい恒星である「おおいぬ座」のシリウス(マイナス1.44等級)の18倍の明るさです。
 日がしずんだばかりの17時ごろでも、夕焼けの赤い空の中で金星がいちばん星となって光っています。
 12月4日や5日には、金星のそばに細い三日月がならんでいるのが見られるでしょう。
 ちなみに、いま、にばん星になっているのは、東の空の火星(今の明るさはマイナス1.1等級程度)です。

土星の観察シーズン開始

 天体観察でいちばんの人気者、土星がいよいよ宵の東空に姿を現わします。
 高度が低いときは見にくいですが、深夜になって高度が上がってくると、小型の望遠鏡で環のある姿を観察できるようになります。倍率の高い双眼鏡でも、米粒のように楕円形をした姿がわかるでしょう。
 土星のそばには双眼鏡でも観察しやすい「かに座」のM44プレセペ星団があります。2006年の6月頃まで、土星がこの星団に接近・通過をくり返すようすが楽しめます。


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