アメリカ人の彼氏



元彼が初めてのアメリカ人の彼氏だった。

この元彼についてはあまり書きたくないかな。

すごく大好きだっただけに、別れはあまりにも辛くて悲しいものだったから。

もう4年も経つけど、未だに思い出す事がある。
きっと彼は新しい彼女と幸せにやってるんだと思うと、余計にやるせない。
お互いが嫌いになって別れたわけじゃないからなのかな。

ここらへんで元彼の話はやめようっと。

で、アメリカ人の彼氏と言っても、ひとつのカテゴリーでは括れない。

例えば、元彼と今の彼氏はまるっきり性格が違う。
正反対と言っても過言ではない。

元彼は保守的で相手の気持ちを読み取ろうとする態度等、日本的な感覚を持ち合わせていた様な気がする。
怒っている時の感情もあまり外に出さなかったし。すごく平穏な人だった。
でも、食生活は本当にAmericanだった。
日本食なんてもっての他って感じだったからな。


今の彼氏は何から何までAmericanな奴だ。
個人主義だし、怒った時なんかはすごいものがある。
初めて喧嘩した時に怒鳴られた時は、あまりに怖くて泣いてしまった。
それが今では互角にやりあっているんだから、何だか自分が頼もしい様な、これ以上気が強くなっていいのかとも悩んだりする。
でも、今の彼氏は日本食を食べる。食べると言うよりも好きなのかも。
何かあればMiso soupが食べたいというし、日本食のレストランにも行く。刺し身は食べないけど、天ぷらも好きだし、California Rollなんかは大好物の1つ。
まあ、日本食以上に肉が大好きなんだけれども。。。 ほんとに肉食動物のようなんだから。


だから、私から言わせるとアメリカ人の彼氏だからと言って、別に特別なものはないと思う。
育ってきた文化が全く違うから、理解できない事もあるとは思う。
育ってきた環境も違う。でも、これは同じ国の人にも当てはまる事。
同じ日本で生まれ育っても、育った環境が違うんだから分かりあえなくてうまくいかない事だってある。

昔よく思っていた事だけど、同じ日本人同士だと
「何で、分かってくれないの?」
分かってくれて当然と、イライラする事があっても、違う国の人だと
「分からなくても仕方ないか」
と思えたりする。これは結構気が楽でいい。

それでも、お互いの事を理解し合うという姿勢や努力は必要不可欠、そして同じ国の人よりもその努力をしなければいけない。

何だか、まとまりがない様になっちゃったけど、私が言いたいのはただ彼氏がアメリカで生まれ育っただけで、アメリカ人だから特別な事なんて別にないと思う。

よく「アメリカ人の彼氏」というのを自慢気に話したりする人がいるけれど、そういう人はその彼氏の事をちゃんと見れているのかなと思ったりする。
アメリカ人という付加価値に恋してるんじゃないかなと思ったりする事もあるな。

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