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テーマ: ニュース(95899)
カテゴリ:

bluearrow
bluearrow「ゼロベースで計画を見直す決断をした」とデザインを変更する方針を述べた
bluearrowコストが当初予定よりも大幅に膨らみ、国民やアスリートから大きな批判があったと説明


新国立競技場「白紙に」、首相表明 今秋に新整備計画
日本経済新聞 2015年07月17日20時00分
引用元:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE17H0H_X10C15A7MM8000/

 安倍晋三首相は17日、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場について「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直すと決断した」と正式表明した。計画を大幅に上回る2520億円に膨らんだ整備費を縮減する。秋までに整備費の上限などを盛り込んだ新整備計画をまとめ、再度、国際コンペをして施工業者を選定。20年春までに完成をめざす。
・・・
政府関係者は整備費を少なくとも2000億円以下にするという。
・・・
政府は秋口までにまとめる新たな整備計画で、整備費の上限や新競技場に求める条件などを提示する。同計画に基づき、デザインと設計・施工を一体にした国際コンペを実施して施工業者などを選ぶ。
・・・


新国立競技場の建設計画が白紙撤回

オリンピック,Olympic.jpg

ついに、安倍首相が新国立競技場の建設計画を白紙に戻してゼロから見直すと発表。支持率稼ぎとの批判もあるが、決定自体は正しいことで評価できると思う。
ただ、世間ではこれで問題解決したみたいな空気になってしまっているが、それは大間違いである。
単に時間を無駄に過ごしたにすぎず、むしろこれからが大変なのだから。
ギリギリのスケジュールの中で一歩間違えれば、こんなことならあのまま進めていれば良かったといった最悪な結果にもなりかねない。そうなれば、安倍首相は、歴史に残る判断ミスと言われかねない。
そうならないためにも、安倍首相には引き続きがんばって頂きたいですし、メディアも今まで以上にこの問題を報じてほしい。そして、国民も引き続き関心をもって見守っていかないと大変なことになりかねない。


なぜこんなにお粗末な結果になったのか?

●リーダーシップなし
本来の事業主であるべきJSCに当事者能力がなかった、リーダーシップもなかった、その結果、責任の所在がまったく不明確になってしまった。だれも責任感のないまま、進んで来てしまったことにある。

●国際コンペの失敗
デザインを国際コンペで決めたことは、どこかで、みんなで決めたのだから誰の責任でもないという傾向があったのではないか。責任逃れの口実に使われてしまうという、悪い体質がもろに現れたのかもしれない。コンペを開いたことでJSC側もあとは審査員の先生方にお任せですからとなり、責任放棄してしまった形になったのではないか。

●実施設計を別でデザインだけのコンペにしてしまった
国際的な有名な建築家の名前が欲しかったのか、有名な建築家しか応募できないという厳しい条件のもとで行われた。しかし、実際に設計に関しては、耐震のことや日本の建築に関する法規も複雑なため、事情をよく知っている国内の設計事務所に頼んだほうが安心だということもあり、まずはデザインのプロポーザルだけをやったと思う。その結果、ザハ・ハディド氏の奇抜なデザインが選ばれたわけだが、日本の4社による設計チームが実施設計をやり始めたらこれでは1300億では収まらない、3000億かかるとかプランを縮小すれば1625億で行けるとか二転三転しはじめた。最終的には収集がつかなくなり、施工を担当するゼネコンまで入り、積算して2520億という数字が出てきたというわけだ。
こんなドタバタで1年半以上の時間を無駄にしてしまうことになった。

●市民やアスリートの声がまったく反映されなかった
勝手に高くて使い勝手の悪い建造物を建てようとしていたみたいなことになっていた。だからこそ、みんな怒っていたのだ。


同じ過ちを繰り返すな!

そんな失敗を踏まえて安倍首相は17日の会見の時点だと、秋口までに競技場に必要な条件をまとめた整備計画、それから2000億円を超えないようにした整備費の上限、この2つを提案してそれに基づいて、デザインと設計・施工を一体にした国際コンペを実施して施工業者などを選ぶと言っている。

整備計画の取りまとめって今回は誰が責任をもって、どんなメンバーでやるのか。遠藤五輪担当大臣はどれくらいの権限のもとやるのか、オリンピック組織委員会、森元総理はどうなる?
市民やアスリートの声をどういうふうに汲み上げ反映するのか?

今後はすべてのプロセスをオープンにして進めて欲しいがその辺の仕組みがわからない。
メディアに関しては、しっかり監視していって欲しいところ。


まだまだ不安や疑問もある

●整備費上限が2000億を超えないようにという設定はなに?
もともとの予算の1300億も十分に大盤振る舞いで相当盛ってるはずなのに、資材や人件費が高騰しているとはいえ、多くても1500億以内に収めるべきなのでは?2520億が2000億だったら白紙に戻した意味がない。

●国際コンペはやる必要があるのか?
そもそも、デザイン、設計、施工一体になった国際コンペなどできないのでは。
設計と施工は日本の特殊事情に詳しい日本の企業がやったほうが安心だからという事情は変わらないのだから、一体コンペでも結局、設計と施工は日本の企業しかありえないわけだから、国際コンペやる意味がない。
デザインだけまた外国のものを持ってこようとしているのか?そもそもそんな時間に余裕もないはずだ。
一体コンペにすれば、デザイン、設計、施工のすり合わせに時間を要し誰も応募できないなんてことも。またその挙句に、誰が選ぶのかとか、デザインが良い悪いとかまた同じ議論を繰り返すことになりやしないか。

今まで、1年半の間、反対意見がいろいろ出てきたなかで、ある程度の議論が積み重ねられてきているし、代案も出てきていると思うので、それをもっと活かしたほうがいいかもしれない。



関連サイト

・タイムライン 新国立競技場 - 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/special/timeline/nationalstadium/

・「迷走」新国立競技場、責任はどこに
http://seiji.yahoo.co.jp/article/1709/




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Last updated  2015.07.27 19:33:20
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