PALAKA



パラカ、 パラカジャケット、 パラカシャツってご存知ですか?
ハワイの事が好きで結構旅行している人達でもあまり知らないんじゃないかな?
知る人ぞ知る、って感じですね。

むかし、むかし クック船長が発見した島をサンドイッチ諸島と名づけてからのち、捕鯨基地として1800年代に英国、米国の船乗りが多数訪れました。
その彼等が着用していた衣服は、長袖でルーズフィットの上着でFROCKと呼ばれていました。
ハワイ人達はこの言葉、" FROCK " をハワイ語に訳して " PALAKA " と呼びました。
素材はインディゴ染めされた糸を使った先染め・チェックです。
米国では船乗りだけでなく、東海岸から金を求めてカルフォルニアに渡ったカウボーイ達も着用した非常に丈夫なシャツ、ジャケットでした。

H2


砂糖のプランテーションが盛んになり、中国、韓国、スペインからの移民を初め、後からやって来た日本人移民たちもサトウキビ畑の作業で鋭い葉から体を守るため、長袖のPALAKAジャケットは必需品でした。
しかし、日系移民達はハワイ現地でPALAKAを購入する余裕が無く、当初はキモノ、もんぺ等で作業していましたが、やはり洋式の衣料の方が作業に効率的なため、自分達が持参したキモノや反物を潰して長袖の衣服を見よう見まねで作成、着用しました。

このストリーから、一部ではPALAKAの存在があったからアロハシャツが生まれたのだと云われています。

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