今回ご紹介するのは以前私が住んでいた町【AREZZO】、FIRENZEより南東へ約70kmに位置するこの町は、金細工で有名だ。 ただ金細工と言っても、手工芸ではなく機械による工業生産がメインではある。 此処には日本の皆さんにも有名な【ウノ・ア・エッレ】の本社があり、知る人ぞ知る!本社内には【ウノ・ア・エッレ】の商品を格安で購入できるスペースがあるのだ。但し、他のアウトレット・ショップのように気軽に誰でも入れる訳ではないので、その点ご注意を! また、アンティーク家具の市が開かれる事でも有名で、イタリア一美しい広場と言われる【SIENA】のPiazza del Campoと肩を並べる美しい広場【Piazza Grande】が、このアンティーク家具市の中心地となる。 最近はアンティーク家具のみならず、その他のアンティーク商品など数種の商品が多く出品され、外国人観光客のみならずアンティーク収集家のイタリア人達でも賑わいを見せる。 イタリアの古き町独特の旧市街を囲む城壁が数多く残り、それらの城壁と共に数多くの門も長い年月を経、今も尚この町に存在している。 駅正面からPiazza G.Monacoを抜けて続くメイン通りを数百m歩いた突き当りには、映画【La Vita è Bella(ライフ・イズ・ビューティフル)】の撮影にも使われたBARがある。 この映画の監督・主演男優でもあるRoberto Benigniは、この町で生まれたのだ。 彼がこの町を愛したように、古き街並、そして美しい教会や建物の数々が、映画のタイトルのように【人生は美しい】と思わせてくれる。 と、今回は普通の観光案内のようになってしまったが、Passerottaコラムとしてのエピソードも一つ書き置いておこう。 それは何かと言うと・・・ あるバールでの出来事、顔見知りのオーナーとお茶をしていた際、私の隣にオーナーの友人が座り私に紙切れを差し出した。何かいな?と目をやると、そこには 「1回20万リラ(約1万円)でどうだ?」と書かれてあった。 私はド頭にきたもののオーナーの顔を立て笑顔で無視していたのだが、その馬鹿男は又紙切れを差し出し「よし!40万リラ出そう!」 それでも無視していると今度は「エイッ!60万リラ!」 そこで私のド頭はプッツン切れ 「20万40万60万って私をなめとんのか~~~!日本じゃ2万3万は子供の小遣いじゃ~ぁ!」と席を立ったのだが、後でよくよく考えると、金額云々より売春婦扱いに怒りの矛先を向けるべきであったと反省した出来事であったのだ。 |
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Piazza Grandeを囲むArezzoの街並 |
Piazza Grande |
Fontana (Piazza Grande) |
Duomo |
Duomo内 |
S. Lorentino 門 |
Santa Maria delle Grazie教会 |