恐怖★ブルーブリーフ

Pa~が何故に ブルーのブリーフ を見て、エイトマン並の勢いで、おんぼろアパートを飛び出したか?

これには、深くて辛い悲し~~~い物語があるのでございます

【Pa~徒然】の何処やらに書いた記憶もあるが、それはPa~小学6年生の大事件に事を発する
小学6年生で既に身長約160cm、ファッションにも性にもとっくに芽生え、見た目はスッカリ成人女性並であったPa~
性教育なんぞ100%不必要なほどに知識は豊富、学校では ドクトルPa~ (同年代の方ならご存じ? ドクトル・チエコ から呼称)と皆から呼ばれ、性教育講座、並びに性教育相談室を開催していた

そんなおませなPa~、いつもは近所の幼馴染の京子ちゃん(仮名)と下校していたのだが、その日はクラブで遅くなり、京子ちゃんも見当たらず、結局Pa~一人で家路についたのである

♪ラン・ラン・ラ~ン♪
何が嬉しかったのか、鼻歌交じりでスキップ踏み踏み家を目指す
家まで100mという曲がり角に差し掛かった
そこには近所でも有名の○△財閥の大邸宅があり、門の両脇には大きな岩が飾られていた
ちょうど、その両岩の真中にPa~が入った時、スゥ~ッと乗用車が横付けしたのである
出口を見失ったPa~
≪どうすっぺか~ぁ?≫
と困っていると、その乗用車の窓がスゥ~ッと開き、中から25~6歳の若い男が顔をのぞかせた

「お嬢さん!ヘアピン貸してくれない?」

≪?????????≫

確かに、その日のPa~は長い髪をアップにし、多くのヘアピン使ってシニョンにはしていたが、いきなり『ヘアピン貸して!』と言われ、正直戸惑った
すると、その男は器用にも車の中でズボンを半下ろしにしたのだ
そこに現れたのは、目にも眩しい ブルーのブリーフ だったのである
その中心は、皆様ご想像通りの状態であった

「ブリーフのゴムが切れたから、君、ヘアピン使って通してくれない?」
そう言うや否やPa~の腕を掴み、車の窓からPa~を中へと引きずり込もうとしたのだ

≪キャ~~~~~アッ!!!!!!!≫
と心の中では思い切り叫んでいるのだが、声には出ていない様子
それほど、11歳のPa~には恐ろしかったのである

車の窓から下半身だけ出して足をばたつかせていると、そこに
「おねえちゃ~~~~~ん!!!!!」
という弟の声がした

帰宅の遅いPa~姉を心配して、探しに来てくれたらしい
「アッ!弟だ!」と、バタバタ下半身はそのままで言うや否や、男は車のドアを開けてPa~を振り落とし、猛スピードで走り去ったのである

この少女誘拐強姦事件は未遂に終わったのだが、刑事さん達の尋問やら、モンタージュ写真作りやら、車の特定やら、色々と忙しかった

この事件があってからというもの、Pa~の頭の中では
ブルーのブリーフ  =  変質者 】という構図が出来上がってしまったのである

そして月日は流れ、幸いにもブルーのブリーフを目にする機会にも遭遇せず、純情オーストラリア君へたどり着いたという訳だ

≪何故に、ブルーのブリーフなんぞ、履いとるんじゃ~~~ぁ!!!≫

指輪の石は速攻紛失だわ、ブルーのブリーフだわ
≪これって、縁が無いってことネ!≫

この事に懲りたPa~、アレからというもの、新しい男と巡り会った際には
「貴方!下着はナニを着けてるの?」と必ず訊くのである

そして、そいつが
絶世の男前で
破格の大金持ちで
上品な知的紳士であったとしても

「ブリーフ、もしくはビキニです」
な~んて答えようものなら
ましてや
ブルー が好きですネ!」
なんて言おうものなら、迷う事無く
「さよなら~~~~~!!!!!」なのである

そして、男達の中でも、Pa~のただならぬ様子に事情を尋ね
「明日からキッパリ、トランクスに替えます」
と言った奴は、味見を開始させていただくのであった

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