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2024.06.24
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カテゴリ: 宗教/天地創造
スターリン🌻人々から受け入れられないから隠遁生活🍇
霊界で会った人たち🍓李相軒先生🍎




2024/06/23
#統一教会#文鮮明#韓鶴子#家庭連合#李相軒#霊界

三 スターリン

 神様が創造なさるとき、人間の頭脳や知性を限られたものとしてお造りになりましたが、スターリンは、神の創造を凌駕するほど権力を振るい、神の姿のように君臨しながら地上の生を生きた人物です。

 スターリンを探すのはそれほど困難ではありませんでした。彼はカール・マルクスの近くで暮らしているだろうと思いました。スターリンは自分の家からかなり離れた所で、いわゆる群衆集会をしょっちゅう開いていました。地上でのように、集会に出ていって、自分の権力を誇示しようとしていました。ところが、スターリンの周囲にあるのは、薄汚い土壁の塀でしきった小さな家々です。彼はそのような家で小規模な集団生活をしながら暮らしていました。そこにいるのは、みなスターリンに神に対するように仕えた人たちでした。その周囲には索漠として物寂しい冷気だけが漂っていました。誰かが飛び出してきそうな恐ろしい雰囲気であり、互いに警戒する雰囲気でした。ところがスターリンの姿はどうでしょうか。地上で王の役をしたので、ここでも自分に神に対するように仕えたこの者たちから、同じように侍られていなければならないのではないでしょうか。

 私はその周囲を見つめながら、何日間かひそかに調べてみました。ある日、誰かが自分の家の門を開け、手招きをしながら誰かを呼んでいました。呼ばれている人は誰かと思ってみると、それはまさしくスターリンでした。なぜそのように隠れてこっそりと入っていくのかと気掛かりでしたが、それを知るすべはありませんでした。私は気掛かりを解くために、その光景をずっと探りました。一人の男性と一人の女性が周囲をうかがいながらそこに入りました。ところが、そのあといくら待っても、出てくる人も、入っていく人も見えませんでした。私は服装を少しみすぼらしくして、その家に近寄りました。見つかると、何かを少し下さいと言いながら、こじきのふりをしました。私が近くに行って耳を傾けると、声が聞こえてきました。その声は「自分の同族の血なまぐさいにおいには、これ以上耐えられないから、もうこれくらいでみな家庭に帰って、私を安らかに暮らさせてくれ」というものでした。私は耳を傾けました。

 今度はスターリンの声が聞こえました。「私がここに来るまで、私の民族と私の氏族のために数多くの戦いをしてきたのに、今になってなぜ敗者になれと言うのか。お前たちは思い違いをしている。我々がみな、もう一度力を合わせれば、再起することができる」と言います。ところが、一人の女の声が聞こえました。彼女は「スターリン王よ! あなたは私たちに数多くの苦痛と涙しか与えませんでした。私たちはこれ以上、あなたに仕え、従っていくことはできません」と今にも泣き出しそうでした。

 私は「いったいここは何をする所だろうか」と思いながら、周囲を探り始めました。地上にいる時、ここにいる人たちは、うわべではスターリンに神に対するように仕えましたが、実際には、この人たちはみなスターリンの独裁に反対する人たちなので、彼らにばれると、この家族は救いを受ける道がなかったはずです。ですから、隠れて会ったのです。ところで、スターリンはどういう過ちを犯したために、この小さな居場所に隠れながら行き来するのでしょうか。人が通るすべての場所が監視の対象なので、彼はいつも服装を変えながら行き来します。ですから、スターリンの正体を知るには本当に骨が折れました。

 そのうち、ある日、私はスターリンの宿所に行くようになりました。仮面をかぶって行ったのです。私が「偉大な先生であるスターリンにお目にかかりに来ました」と言うと、入り口で一人の若者が、私に「どこから来たのか、お前は誰か」と尋ねました。「私が暮らしている村は美しい所ですが、平素からお会いしたかった先生がここにいらっしゃるというので、お目にかかり、先生の教えを聞きたくて来ました」と伝えました。しかしスターリンは出てこず、しばらくのちに別の若者が出てきて、「うちの先生は王として迎えられる所でなければ、お行きにならない」と言いました。ところが、本当に不思議なことが起こりました。私は正面を見つめて話していたのに、スターリンが私の後ろから現れました。「おかしなことだ」と思って、振り返ると、青年たちが突然現れて、私をしっかりつかみました。彼らは「ここをどこだと思っているのか」と言いました。私が「尊敬する先生に会いに来たのに、何が悪いですか」と言うと、彼らは「お前の正体を明かせ!」と言いました。

 私は神様の後ろ盾を信じながら「私は神様の使者であり、メッセージを与えられた者である。神様があなた方の先生を連れてきなさいと言いました」と叫びました。するとスターリンは「神様はどこにいるのか。神様をここに連れてこい。そうすれば、私がそこを訪問しよう」と言いました。私は「神様は個人の家庭を訪問するほどひまではない」と言うと、彼は私に「私もそうだ。私もとても忙しい」と言います。そうしながら、この者たちは私を放してくれませんでした。それで「では、私がここで先生の理論を少し学んでいったらどうでしょうか」と、彼らに丁重に話すと、青年たちは私を放してくれました。

 スターリンが「何を知りたいのか」と私に尋ねるので、私は「平素、先生の思想に関心があったので、その理論を学びたい」と言いました。すると、彼は、「それなら、あすから始めよう」と言いました。私が「きょう、せっかく来たのだから、少しでも教えを受けたいです」と言ったら、「あす、この場所でなくて、ほかの所で会おう」と言いました。ここは理論的な内容を話すにはふさわしい所ではないからだというのです。それで、私は仕方なく、あすに約束して出てきましたが、また青年たちが私を捕まえて、「二度とここに来るな! また来たら、危ない目に遭うだろう」と脅迫しました。



 私は「今だ!」と思い、「我が家に行きましょう。そこで先生の理論を教えてください」と言うと、とても驚いた表情で私を怖がり、警戒しました。そこに連れていって、自分を拷問するのではないかというような態度と目つきでした。そうしながらも救いの方法を求めて、「自分を救ってくれることができるか」と尋ねます。「何を言われるのですか。むしろ私を救ってくれなければならないではないですか」と私が反問すると、彼は「それなら、あなたについていく」と言いました。

 その日から私はスターリンを導き、私が暮らしている周囲を隅々まで見学させてあげました。私は彼に、様々な平和な生活、安楽な生活を見せてあげながら、美しい歌と踊り、万物の和動、神様の輝き、様々な平和な姿を見学させてあげました。彼は「ここはどのような人たちが暮らしているのか」と尋ねました。「ここは神様に仕え、侍る人たちだけが暮らせる所です」と言うと、彼はカール・マルクスと全く同じようなことを言いました。「神様はどこにいらっしゃるのか。行ってみよう。そこで自分も神様にお仕えしよう」と言うのです。

 私が彼に「『統一思想』をみな話したあとでこそ、許されます」と言うと、性急にも「今すぐ講義を聞こう」と言うのです。それで私は「統一思想」、「勝共理論」、真の父母理論、共産主義理論の誤謬などについて一つ一つ説明しました。すると、スターリンは「あなたはどこでそれを学びましたか」と尋ねました。

 私はその時を逃さず、「地上で暮らしているとき、真の御父母様から学びました」と言いました。彼は私に、「あなたの父母は本当に立派で、素晴らしい革命家だ」と言いました。私が「私たちの父母は革命家ではありますが、真の愛の革命家であり、すべての人間の救世主です」と言うと、スターリンは「私も地上で暮らしている時、救世主として扱われた」と言います。「では今、なぜそのように隠遁生活をしているのですか」と尋ねると、彼は「人々から受け入れられないからだ」と言いました。

 いまだに彼は自分の理論が誤ったことを悟ることができずにいました。まだ時間がかかりそうです。今は真の御父母様を紹介する段階に至っていません。しかし、彼が私の理論に耳を傾けようとするところから見ると、希望があると思います。

 お父様、お母様、お待ちください。私が御父母様の恨みを晴らします。

(一九九八年五月二十日)




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。
奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵
世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。
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Last updated  2024.06.24 21:58:59
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