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朝起きると、庭のテーブルの上にカメがいた。カメと言っても、縁日で売ってるようなミドリガメではない。巨大なウミガメ、しかも「剥製」である。以前にも書いた優しいお隣のドイツ人 I さんのびっくりプレゼントに違いない。気を失いそうになりながらも、なんとか返しに行き、丁重に、我が家の庭にはウミガメは要らない旨を伝えた。その日、コンピュータに向かうと、ロングアイランドに住む友人のYからメールが来ていた。「(庭の)トマトの近くに訪問者が!」という題がついてる。Yのメールはいつもとても楽しい。わくわくしながら添付を開けてみると…。カメであった。Yの庭に野生のカメが遊びにきたというのである。(背中の模様が美しいトウブハコガメという陸ガメ)同じ「庭にカメ」でも「生きたカメ」に「剥製のカメ」では絶対に勝ち目がないではないか…。(何の勝負かちっともわからないが。)同じ日に、Yには本物の生きたカメを私には剥製のカメをもたらす運命というのが何を意味しているのか、私には全くわからない。(お隣の庭に移動した剥製のカメを携帯カメラでこっそり激写)
August 31, 2005
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ある日、たまごをゆでていたら途中でとてもヤヤコシイ仕事の電話がかかってきてすっかり忘れてしまい思い切り焦がしてしまった。危ないところだったけれど、何だかおかしかったので写真に撮ることにした。しかし1枚撮ったら先ほどのヤヤコシイ仕事の電話が、またかかってきた。その間、どうもゴロンゴロンという音がするとは思っていたものの気にせずに電話を続けた。電話を切って、たまごのところに戻るとネコがいる。私は何も知りませんよ。と顔をそむけてみる。(↑たまごの配列に注目)あぁ~でもやっぱり、たまらないっ!!たまごと一緒に、頭も揺れるのよぉっ!!きゃー、止まらないのよ~っ!!えいえいえいっ!!!
August 30, 2005
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スマイルがかわいいんだなぁ。ニューヨーク州、ラインベックにて。
August 29, 2005
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8月最後の日曜日。午前中の雨があがったので、ハドソン川でカヤックを楽しんできた。地元でも知っている人は少ないのだが、「ダウンタウンボートハウス」は100%ボランティアが運営しているNPOでなんと無料で救命具とカヤック、パドルを貸してくれる。会社帰りに、ふらっとカヤックなんていうのも可能だ。漕ぎ疲れて、ぼんやりと波に浮かんでいると岸で空中ブランコのレッスンをやっているのが見える。振り向けば摩天楼、そして小さく見える自由の女神沖には、帆船が行き交い、空にはいつでも飛行機が7機程飛んでいてヘリコプターも時折通る。波のたぷたぷいう音と甘ったるいサキソフォンの音楽。遠くに聞こえる都会の轟音。カヤック、というアウトドア的な言葉の響きと周りの風景とのギャップがおかしくて一人、波に揺られながら笑ってしまった。 (ボートハウスの後ろには摩天楼が。) (カヤックを楽しむ人々) (岸でサックスを吹いている人。写真には写っていないが、この遊歩道沿いに空中ブランコの学校がある。)
August 29, 2005
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恐竜の卵という名前の果物がある。別名をPluotと言ってプラムとアプリコットを掛け合わせたものだそう。 不思議な色をした果物の中身はとっても甘くてジューシーで見かけると、ついつい買わずにはいられない。
August 28, 2005
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仲良しの友人4人で2週間、ユタ州とアリゾナ州へトレッキングに行ったときの話である。その日は桃色サンゴの砂丘へ出かけることにした。荒野の中に突然ぽっかりと広がるピンク色の砂丘。風の向きで刻々と形を変え、それはまるで不思議な生き物のようだった。 連日のトレッキングで少し疲れていた私たちは砂丘で、ほんの少しだけ遊んで宿泊地に戻るつもりだったのだ。車にすべての荷物を置き私たちは、うきうきしながら砂丘の中に入っていった。砂についている動物の足跡砂の間に咲き乱れる花々。すべてが、本当に愛おしく抱きしめたくなるような風景だった。15分後、Rがのどが渇いたので車に戻ると言い出した。MとLと私は、もうちょっと遊んでいたかったので後で車に合流することにした。午前11時すぎの炎天下、私たちはまるで子供のように砂丘を走り回り大声をあげて、はしゃぎまくった。そろそろのどが渇いてきたので、車に戻ることにした3人はそれでもまだウキウキしながらジグザグに歩いていた。ふと見ると、砂の中に鍵が落ちている。半分埋まった鍵を拾い上げると、Lが後ろから走って追いついてきた。「ねぇ、鍵よ。こんなところで鍵をなくしたらそれこそ二度と見つからないわよねぇ。なくした人、本当にかわいそうに…」私は振り向いて、Lにそう言いつつ突然血の気が引いていくのを感じた。それは、Rが持っていったはずの私たちのレンタカーの鍵だったのだ。あと5分遅かったら、鍵は完全に埋まっていたかもしれない。国道を降りてから、人には全く出会っていない。この砂丘から最寄の村までは40キロ以上ベースとして使っていた宿舎までは120キロある。もちろん携帯など通じるはずはない。その上ちょっとだけ遊ぶつもりだったので水も車の中においてきたのだ。これから午後になれば気温は40度を軽く越えるだろう。LもMもかんかんである。私たちは「死に損なった」のだ。「Rが戻ってきたら、鍵なんて知らないフリをするわ!」しかし、真っ青な顔をして汗を流して必死で鍵を探しているRを見たとたん私たちのイジワルな気持ちは一瞬にして消え去った。「鍵見つけたよ、大丈夫だよ、心配しなくていいからね!」私たち4人は抱き合って「生きていることの喜び」をかみしめた。 ↑あまりのショックに倒れた私(さそりに注意)
August 28, 2005
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私が「それ」に出会ったのは、ノーホーのバーだった。イグアナの骸骨が目印のそのバーはかなり暗くて、目の前に座っている人の顔さえろくに見えないほどだった。小腹がすいていた私はそこにあったポップコーンに手を伸ばしながらKの話をぼんやり聞いていた。適当に相槌をうちながらポップコーンをいくつか口にほおばった後、ふと手元を見ると「それ」がこっちを見て笑っていた。大きな耳、2本の足ちょっと上向きの鼻アヒルのようなおしり。楽しそうな口元。Hello.星の数ほどポップコーンは食べてきたけれどあなたに会えるなんて思っても見なかったわ。
August 27, 2005
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と、溶けるぅっ…つづく(←クリック)
August 27, 2005
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昨夜は久しぶりにOttoに行った。ウェストビレッジのOttoはワイン、前菜、そしてピッツァの店だ。ピッツェリアだが、パスタもおいしい。米国版「料理の鉄人」にも登場したシェフマリオ・バターリの真髄が味わえる。Otto(オットー)というのはイタリア語で8の意味。8丁目にあるので8。場所がとても覚えやすい。ニューヨークの普通のピッツァジョイントで食べるような油ぎとぎとのピッツァを想像してはいけない。薄くてかりっとしたクラスト、くせのないチーズ、そして新鮮なトッピングはいくらでも食べられてしまう軽さなのだ。回転ドアを押して中に入ると、イタリアの列車の駅をモチーフとした店内が広がる。いつも活気にあふれるこの店は、開店後2年を経ても人気は一向に衰えることはなく、30分待ちは当たり前である。受付で人数を言うと、それぞれ異なったイタリアの地名が書かれた切符をもらえる。バーは広いので、待っている間おいしいワインと前菜が楽しめる。席が用意できると、出発掲示板に行き先(地名)と人数そして時刻が現れるので受付にチケットを持っていくと席まで案内してくれるのだ。昨日は、前菜にトマトのサラダとムール貝、それから、ボンゴレのピッツァを頼んだ。トマトのサラダは、2つあるが「Heirloom Caprese」はトマト水とオリーブオイルのドレッシングで食べる色とりどりの完熟トマト、モツァレラチーズとバジルのサラダ。トマトがこんなにおいしかったなんてと、改めて目覚めてしまうような味。ムール貝にはミントが微妙にマッチして絶妙。ボンゴレは、殻付きのアサリがピッツァの上にどんっと乗ってくるので食べにくいが、ガーリックと新鮮なアサリが本当においしい。OTTOには、ドレスコードはないが、トレンディな地元民が集まる場所。観光客は殆どいないので、思い切りお洒落をして出かけたい。出発掲示板。チケット。行き先はテルニ。
August 26, 2005
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雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチイツモシヅカニワラッテヰル。ヒトツトシテ同ジ形ハナク、月夜ノ夜ニハ空ヲ眺メクリスマスニハ、ヨソイキニ着替エ寒サノ夏ハ、鼻水ヲタラシホメラレモセズクサリモセズウレモセズサウイフモノガ角ノケーキ屋ニ売ッテイル。つづく(←クリック)
August 26, 2005
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ある日、朝ごはんにハムエッグを作った。たまたま偶然に出来たハムエッグの形が何かに似てるように思えてきた。何だろう?…。あ、わかった。仮面ライダーだっ!!けれども。庭からチャイブを摘んできて触角にしオットに出したらぎゃーーーーーーっ!!どうして、虫の形になんかするのっ!!!と怖がられた。
August 25, 2005
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今朝、庭の水撒きをしていたら土の間から何やら芽が出てきているのに気づいた。小さいし、少し虫がついて見てくれは悪いが私にとっては、立派な初ミョウガだ。以前は高級和食の店でもないかぎりアメリカではミョウガなど食べられなかったが、最近では日系のスーパーも多くなりここマンハッタンでも簡単にミョウガが手に入るようになった。しかし、日本から空輸されているので値段がかなり高い上に今ひとつ新鮮さに欠ける。私は無類のミョウガ好きである。自分で育てたかったが、ミョウガは種から育てるものではないので簡単にアメリカに持ちこむことができない。インターネットで探しまくったらサウスカロライナ州にあるあるエキゾチックな観葉植物を扱う店でmioga ginger という苗を売っているのを見つけた。苗の説明にはこう書いてある。「日本では、この植物の花芽を取って食べる習慣があるけれどそんなかわいそうなことは、決してしないように。」これに違いない。早速注文して庭に植えたのは今年の春。植えた年には花芽は出ないとミョウガ栽培の本やウェブには書いてあるので今年は出ないものとすっかり信じていたのだ。私にとっては、あまりにも大事件なので「マンハッタンでミョウガの栽培に成功!」というセンセーショナルな題名にしようと思ったのだが従妹のYに「農業新聞の見出しのようだ」と言われたので、やめた。ミョウガは暖かい地域の作物である。零下15度まで平気で下がるニューヨークの冬を越せるかどうかが今後の課題だ。早速日本人のお味噌汁に入ってしまった、かわいそうなミョウガ。
August 25, 2005
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野菜を買う時には、なるべくローカルの農家のものを買うようにしている。幸いなことに週に4日、近所に農家直売の市が立つので新鮮な野菜が手に入る。先日、市場に買い物に行ったら、宝石のようなトマトを売っていた。スイカトマトに、ブドウトマト。オイシイモノハウツクシイ。
August 24, 2005
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ここ6~7年のことであろうか。中国語や日本語のついた物をよく見かける。先日も、夕飯の後、散歩に出かけたら、バージンレコードでこんなジャージを売っていた。バージンレコードではないけれど、こんなのや、こんなのもある。意味がわからないところが、とてもおしゃれ?
August 24, 2005
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ある日。6月の朝のこと、友人のMから電話があった。いつもなら、元気いっぱい「HEEEEEEY!!!」と電話してくるはずのMがなぜか、ひそひそとささやいている。つられてこちらもささやき声になり、どうしたのかと聞くと…裏庭にクマが立っているという。クマって、クマって、あのクマ?裏庭に立ってるって…。Mは、ニューヨーク市から車で北へ約2時間弱の小さな町に住んでいる。広大な裏庭は「森」でその中を「小川」が流れており庭には、シカやアライグマ、ウサギたちがよく遊びにくる。が、さすがにクマがやってきたのは初めてらしい。普通、クマは人間の家にはやってこない。昨今の不動産ブームで別荘地の宅地造成が進み、居場所がなくなったクマがMの家に迷い込んできたのだろう。まだ幼い面影の残るそのクマは、庭に吊るしてあった野鳥用のえさを器用に平らげた後、鳥の巣という鳥の巣をのぞいてタマゴを食べて去っていったそうだ。Photos © 2005 M.O. All rights reserved.
August 23, 2005
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我が家にはネコが1匹住んでいる。恐ろしくシャイで、お客様がくると隠れてしまって出てこないようなネコなのだがなぜか、写真にだけは写りたがる。カメラを向けるとすぐにポーズを取るし、他のものを撮影していても、しな~っと視野に入ってくる。椅子を撮ろうとすると…エアコンを撮ろうとすると…(↑実は背伸びをしている)ダイニングルームを撮ろうとすると…(カメラ目線に注意)度アップで無理矢理迫ってくることもある。(↑実はこの後ろで、写されるはずだった人物がむなしく微笑んでいる。)しかし、撮った写真には全く興味がないらしい。謎である。
August 22, 2005
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我が家の庭続きの隣人であるドイツ人の I さんは、とっても世話好きのおばあちゃんである。私のことを子供と思っているのか(アジア人は若く見える)いろいろと世話を焼いてくれる。しょっちゅう、ちょっとしたプレゼントをくれたり街の情報を教えてくれたり、毎日覗いては、私のことを心配している。ある日、庭で立ち話をしていて、たまたまカブトガニの産卵の季節の話になった。毎年、晩春の新月の日には大量のカブトガニがニューヨークの海岸にやってきて産卵をする。彼らが去っていった後、砂浜を歩くとまるでタッパーの入れ物みたいに見えるカブトガニの死骸がそこら中に落ちているのだ。そんな話をしていたらI さんが、やたらニコニコするので、何か非常にイヤな予感がしたが、その日は、そのままさよならをして家に入った。あくる朝、庭で朝食を取ろうとオムレツの皿を持って外に出ると庭のテーブルの上に…、な、なんとカブトガニが乗っているではないか。生きてはいないが本物のカブトガニ。しかも、おなかには「ワカメ」がついている。し、しまった。うかつにも、カブトガニの話をしたため、彼女は、私がカブトガニを「欲しがっている」と勘違いしたに違いない。焦りながらも、さんざん考えた挙句、やはり朝食のために隣の庭に出てきた I さんのところに恐る恐るカブトガニを持って行った。「おはようございます。カブトガニを見せてくださってどうもありがとうございます。ここにお返ししておきますね。」しかし、Iさんは、満面の笑みを称えて言う。「あらぁいいのよぉ。取っておいて。」「でも、置くところないし…。」と、食い下がる私。しかし、この言い訳は、ちと苦しかった。まだ、引っ越したばかりで、家の中には殆ど何もなかったのだ。「ほらほら、ソファの後ろの壁に飾ったら?」…。もうやけくそで、「ソファの後ろにカブトガニを飾るのは、ポリシーに反する。日本人は、空白の美を愛するのだ。」とか何とか、わけのわからないことを言って、ワカメつきのカブトガニを、I さんの手に押し付け、走り去った私であった。あれから1年ちょっと。カブトガニは、いまだに隣家の庭に鎮座している。ワカメが、どうなったかは知らない。
August 22, 2005
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B&B(Bed & Breakfast)に泊まるのが好きである。B&Bとは、日本で言えば朝食付きのペンションのようなもので、ビクトリア朝時代からあるような建物を改造したものも多く昔の建築物が好きな私には、たまらない魅力だ。また、朝食は、ダイニングルームで他の客と一緒に食べる形式のところも多くそんな時に、普通では知り合えないような人々と話せるのも醍醐味。今回ニューポートでは、農家をやっているというカップルと朝食をともにした。ロードアイランド州の西方にある250エーカー(約1平方キロメートル)の土地でいろいろなものを少しずつ育て、農場で直売しているのだという。40代のメラニー・グリフィス似の奥さんと、ブルース・ウィルス似のご主人は惚れ惚れするほどおしゃれで格好良くて私の中にあった「農家」というステレオタイプとはかけ離れていた。もちろん雇い人もいるけれど、殆どは、自分たちで管理していてその前日も、トマトをもいでから来たという。ベビーシッターと家に残してきた12歳、9歳、6歳になる3人の子供達は、テレビも殆ど見ずに1日中外で遊び野菜の収穫や、家畜の世話、直売所のレジを手伝ったりしているのだそうだ。農家の子供として、大切な第一歩、車の運転を教えるためと収穫を手伝わせるために、今年は、ゴルフ用のカートを買ったという。「夏休みになってから、農場で1日中、ガソリンがなくなるまでゴルフのカートを乗り回してるわ。」と、奥さん。タンクが空になったら、その日はそこまでで次の日まで、ガソリンを入れない決まりにしているそうだが子供達は、ガソリンが切れてしまって動かなくなってもいつまでもカートに乗っていて、日が暮れるまで帰ってこないそうだ。250エーカーの土地でゴルフカートが乗り回せるのなら、テレビゲームの車のシミュレーションなんて子供だましのようなものなのだろう。アーミッシュの1頭立て6人乗りの馬車を買って、馬とともに結婚式用に貸し出したり、今年は初めて菊の栽培を始めたりとビジネスのアイデアも豊富な夫婦だ。彼らの子供たちは、非常に恵まれた暮らしをしているけれどただ与えられるだけではなく、ラクをせずに懸命に働く両親の背中を見て育ち文字通り、汗水流して働いたその代価を得るということを、幼い時から経験している。その場にいた、医者夫婦とともに今の時代には滅多に得られない本当に素晴らしい子育て環境だとタメイキをついた。「もちろん子供本人たちは、そうは思っていないようよ。」茶目っ気のある奥さんが、ウィンクをしながら言った。ニューポートの海岸沿いに群生しているバラの実
August 21, 2005
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ロードアイランド州ニューポートでは毎年ジャズフェスティバルが開かれる。元祖ジャズフェスティバルと呼ばれるこの催しは今年で51年目。会場は、ダウンタウンから湾を挟んで反対側のアダムスの砦である。芝生の上に寝転んでジャズを楽しんでいる時おもしろいことに気づいた。要塞の屋根の上に芝が張ってある。「あぁ、芝を屋根に張ると環境にやさしいのよねー。」と、一瞬思ったが、これは19世紀の建物のはず。環境に優しいなんてコンセプトができるずっと昔のこと。その上ここは、海辺の避暑地。石造りの建物は芝がなくても十分涼しい。ということで、少し調べてみた。アダムスの砦(Fort Adams)は、1824年から30年かけて建てられたもので南北戦争時代に海軍兵学校が使用していたそうだ。屋根の上の芝は、1850年代にカモフラージュの目的で張られたそう。なるほど。しかし、ちょっと待てよ。1850年って、飛行機はまだ飛んでいなかったのでは…。巨大な石造りの要塞の壁は、遠くからでもかなり目立つ。平坦な屋根の上に芝を張っただけで、果たしてカモフラージュできていたのかは謎。昔のフォートアダムスの写真↓http://www.fortadams.org/photo.htm
August 21, 2005
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親戚の小学校2年生、Hちゃんの夏の自由研究が海の砂だという。アメリカのビーチの砂なんて、じっくり見たこともなかったのでなんだかおもしろくて、自分も見てみたくなりロードアイランドの砂を送る約束をした。ところが、行った先のロードアイランド州ニューポートは、こんな感じ。ハーバーじゃなくても、こんな感じ。…砂がない。ニューポートはスケールの巨大な鎌倉のような場所で超お金持ちの別荘が建ち並んでいる場所。ビーチは、人の家の庭の一部だったり、プライベートのものが多いのだ。砂がまったく見つからないので工事現場の砂やら運動場の砂を見るたびにオットがつっついて「ほら砂、砂、これが最後のチャンスかも」と言う。あきらめようかと思っていたが最終日になってたまたま遊びに行った先にビーチがあった。前日の夜中に嵐が来たせいか、海は紫の海草で、ユカリと泥を混ぜたような色。海岸にも、海草がたくさんあがっていた。ということで、任務無事終了。めでたし、めでたし。
August 20, 2005
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ロードアイランドで泊まった宿のダイニングルームにこんなものがあった。「うーん、変わったキャンドルだけれど、火をつけたら、ろうが垂れないのかしら?」などと一緒になった他のカップルと話していたら朝食を作っていたシェフがやってきた。この場所にキャンドルを挿しておくと、夏は西日で、冬は暖炉の火で、頭をたれてしまうのだそうだ。でも、夏は昼間のエアコン、冬は、夜の冷気で、そのまま固まるそう。ただ、すべてのキャンドルを同じように曲げるにはコツがあってしょっちゅう、場所を入れ替えねばならずなかなか難しいそうである。泊り客の中には売ってくれと言う人も少なくないそうだが、「また最初からやると思うと気が遠くなる」そうで、非売品。
August 20, 2005
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ロードアイランドで、ヨットに乗った。霧がかかっていたけれど、海風はとても気持ちよくのんびりと移り行く景色を眺めていた。と、前方に妙なものが。家です家。島というか、もうこれは岩の上に家がのっかている。ヨットのクルーに聞くと「あれは、あるお金持ちが姑を閉じ込めるために建てた家。2週間に一回食べ物を運んでまだ生きているかのぞいてたけど残念ながら、姑は、長生きしたそうだよ。」…。後で不動産のチラシを見たら載っていた。どうしてあんな岩の上に建てられることになったのかいろいろな説があるのだが、1902年から1905年の間にワートンという家族が、夏の別荘用に建てたことだけは確かだそう。18部屋にお風呂が6個。自家発電、プライベートビーチに専用船渠付き。550万ドル也。
August 19, 2005
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ロードアイランドに車で出かけた。ニューヨークの都市圏を出てしまえば渋滞が緩和されるだろうなんてタカをくくっていたのだが、結局ロードアイランドにつくまで5時間ほど、車の数は減らなかった。あまりの渋滞に途中さすがに飽きてきて口数も少なくなってきたころ…前方に妙なものが。家です家。以前も、高速を走る家を何軒か見たことあるけれどたいてい、田舎の高速でのこと。渋滞に巻き込まれている家を見るのは初めて。運転手さんも大変なことだろう。
August 19, 2005
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