ちいさなお月様

ちいさなお月様

いきみ



 と、そうこうしてる間にも陣痛の波はどんどん強く襲ってきて「くぅ~う~!!!」といきみたくなって心の中で痛みで弱気になってる私が(ま、いいか。)と我慢しきれずいきもうとすると、すかさずそれを見抜いた若いけど経験豊富!な助産師さんが「〇〇さ~ん!!まだいきまないよ~!!ハイ、吸って~。ハイ、ゆっくり吐いて~。ハ~。」と何度かいきむ寸前で気をそらしてくれた。


 ようやく準備が整って「じゃあいきんでみようか。」と言われいきんでみる。「うーーーーん。」これがまた上手くいきめないんだな~。妊娠時、雑誌でいきみ方のコツみたいなのを結構読んでたんだけど実際してみるとそう上手くいかない。うーーーんっていきんだときに下腹部に力を入れないといけないのに私の場合、喉のところで力が止まってしまって下腹部の方には小さな力しか届かないって感じ。で、婦長さんでもある助産師さんにいきみのアドバイスを受けるけど「上手。上手。」と言われたのは1時間近くいきんだうちの1回だったと思う。

 結局、このままじゃ母子ともに疲れてしまうと判断した婦長さんは先生に「吸引した方がいいかも」と内線を入れてた。で、私が苦しんでる時、横に先生が来たのが見えたんだけど先生の動きがすごいゆっくりに見えた。苦しいから早くして!みたいな気持ちで一杯だったからだと思う。

 で、吸引の準備が整うまでに何度か陣痛の波を乗り越えて、耳元で婦長さんが「ちょっと助けてあげるんだからね。その代わりあなたも頑張ってよ!」と交換条件みたいなことを言われる。で、先生も「ちょっとお手伝いするからね~。あなたがいきむのと僕が吸引するのと同時にしないといけないから『ハイ。いきんでー』って言った時にいきんでね。」とか説明してた気がする。

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