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月野 かぐや

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2007年04月12日
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カテゴリ: できごと
コンピューター、とりあえずは復活したのだけれど、


怖くてそこから先、手をつけられずにいて
(今は必要に駆られていない、と言うのもあるけれど)
そしていつまた何かを書いている途中にデータとともに
立ち消えされてしまうだろうか、と思うと
どうもコンピューターをつけ、
ネットサーフィン以外のことをしようという気も失せ・・・

現在に至っております。




四の五の言わずに
また使うようになるので、
そうすればブログ書きのほうも復活することぐらいわかっているのだけどね。(^^;)



さて、最近再度はまっちゃって怖いぐらいの物はと言えば
斉藤美奈子氏の本。


この間、今まで読んだことのなかった
氏のデビュー作「妊娠小説」を読みました。

妊娠小説カバー
痛快。抱腹絶倒。

こんなに面白い文芸批評があって良かったのだろうか、否、もっとあるべき。

構成的にもよく練られてます。
ただし、私でも

と思うような説明の足りないと思われる部分が一箇所。
(第3章「妊娠小説のなかみ」の第1節「妊娠物語の類型学」の最後。)
しかもそこが後々議論の一端として使われているのには
「ちょっと待て!!もちょっと説明してほしい!!」
と思いました。


他のところの論理構成も素晴らしい!!

なんといっても第2章の「妊娠小説のしくみ」は絶品です。

小説を野球のイニング式を使い、スコアボード化して、
「終盤一発ぶちかまし型」
「中盤盛り上げ型」
「序盤先制逃げきり型」
「全篇お祭り型」
に分けてしまう。

そして、極めつけは「妊娠濃度による分類」と呼ばれる
料理評価法に基づく「読み終わったあとの胃のもたれぐあい」による分類法。

分類のされ方は
「妊娠スパイス級」
「妊娠ミート級」
「妊娠シチュー級」
「妊娠ステーキ級」
「妊娠ハンバーグ級」
「妊娠パセリ級」
(順番は濃度に比例せず)


・・・素敵。素敵なのです!!

私の中ではこの「妊娠濃度による分類」が一番お気に入り。

ぜひおすすめ。

そして、もし時間があったらアマゾンでの数々の書評も読んでほしい。
結構おもしろい。

そんなわけでまとまりのない今日ですが、
さよなら、さよなら。





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最終更新日  2012年04月15日 00時09分36秒
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