イチゴナミダ

イチゴナミダ

蛍火(初期)



蛍火の空の下で 
会えない君に会おうとして
剥き出しの僕の光 君を忘れないよ

スルリ生温い風が 夏に終わりを告げる
カンコン鳴らして 向かうは思い出のあの場所

ずっと胸に蓋をした 触れぬようにしていた
君の眩しい面影が 目蓋に蘇る

人はどうして忘れてしまうのかな?
愛したことも愛されたことさえも

蛍火の空の下で 
会えない君に会おうとして
もう一度戻れるなら
あの頃の笑顔で 優しく抱きしめて

二人並んでしゃがんだ
線香花火を持って
すぐに消えてしまうから
ちゃんと見つめていた

ねぇ何故行っちゃうの?
いつもそばにいたのに
変わってゆくの 時間は戻らない

蛍火の空の下で
会えない君に会おうとして
剥き出しの僕の光
夜の闇に消えた
君の一部になろう

あんなに好きになったのは
今も特別な君だから
この先誓う誰かと
出会って愛していく
意味をまた覚えていっても

思い出ぽろぽろ伝い
涙になって流れてくる
戻れない時を背負い
人は生きてゆくよ

蛍火の空の下で
あえない君に会おうとした
もう二度と振り向かない
あのころの笑顔を
この手に抱きしめて



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