
公式より
しかし、1791年の絵画にはすでに蒸溜所が描かれており、このことから蒸溜所の歴史が、実際はもっと古いことが分かります。6代目ジョージ・グラントは1836年という年について、英国政府に酒税を収め始めた悲しい記念年だと、ジョークを交えて説明します。
湧き水 モルト
グレンファークラスの仕込み水は、蒸溜所の背後に聳え立つスコットランド最高峰のベンリネス山から湧き出る清廉な湧き水です。山の中腹に独自の水源を持っており、良質な湧き水を安定して調達しています。 また原料となるモルトは、ピートを一切焚かないノンピートモルトを使用しています。
蒸留
一貫してこだわるのが、今では非常に珍しくなった、ガスバーナーによる直火炊き蒸溜です。かつて、より効率的で経済的な間接加熱も実験しましたが、それではグレンファークラスの個性が出せないと結論付け、昔ながらの直火炊き蒸溜を続けています。現在、スペイサイド最大級、3対6基のボール型直火炊き蒸溜器が稼働しています。
シェリーカスク
直火炊き蒸溜と並んで強いこだわりを持つのが、シェリー樽での熟成です。非常に高価なシェリー樽ですが、フィニッシュのみの使用は一切行わず、100%シェリー樽熟成を続けています。シーズニングのシェリーは、全ての種類を試した結果、最終的に行きついたのがオロロソシェリー。30年以上前から契約するスペインの生産者から、安定して良質なオロロソ樽の供給を受けています。 また、1stフィルから4thフィルまでのオロロソ樽を使い分けることによって、さまざまな味わいを生み出し、幅広いラインナップを提供しています。10年ではリフィルの使用比率を増やし、ニューメイクの持つフルーティーさを、また25年では1stフィルをふんだんに使用し、濃厚なダークチョコなどの深いコクと余韻を生み出します。
熟成庫
熟成庫のスタイルも、100年以上前から変わりません。約10万樽のストックは、蒸溜所に併設された背の低いダンネージ式熟成庫で熟成されています。40を数える熟成庫のサイズはまちまちですが、共通しているのは最大3段までしか樽を積まないこと。ベンリネス山から吹き降ろす風の影響もあり、天使の分け前は年間0.05%と非常に低く、ゆっくりと熟成が進みます。グレンファークラスの個性の源は、熟成環境への変わらないこだわりにもあります。


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