Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2018/05/05
XML
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
 84.スカイ・ダイビング(Sky Diving)

【現代の標準的なレシピ】 【スタイル】 シェイク

 1967年10月に熱海で開催された全日本バーテンダー協会(当時ANBA、現在のNBA)主催のコンクールでグランプリ(第1位)に輝いたカクテルです。海外ではそう知られている訳ではありませんが、日本国内ではほぼ「スタンダード」扱いで、国内で出版されるカクテルブックにはかなり頻繁に登場します。

 「スカイ・ダイビング」が誕生した60年代後半は、空からパラシュートで飛び降りるスカイ・ダイビングというスポーツがブームになり始めたそうです。考案者は、「大阪のバーテンダー渡辺義之氏」と伝わっています。渡辺氏は、スカイ・ダイビングのブームにヒントを得て考案、「カクテルの中に、青い大空をイメージした」と言われています。

 「スカイ・ダイビング」は、日本では現代でもそこそこ知名度のあるカクテルなのに。残念ながら、作者の渡辺義之氏がどういう方で、どこのバーに勤めていた人なのか、当時おいくつだったのか等の詳しい記録(情報)は、なぜかまったく伝わっていません。

 コンペティションからわずか2カ月後の同年12月に出版された「カクテル小辞典」(今井清&福西英三共著)には、この「スカイ・ダイビング」がいち早く紹介されています。レシピは「バカルディ・ラム6分の3、ブルー・キュラソー(ボルス)6分の2、ライムジュース・コーディアル6分の1(シェイク」となっています。著者は、渡辺氏について「ANBA関西本部会員で、大阪市在住」と紹介していますが、勤務先については一切触れていません。

 今回改めて、ネットも含めてあれこれ調査しましたが、手掛かりは得られませんでした。わずか半世紀前の話なのに、まったく手掛かりがないのは不思議というしかありません(ずっと謎の存在だった、ほぼ100年前のバーテンダー前田米吉氏<日本初の実用的カクテルブックの著者>ですら、先般ご子孫が見つかったというのに!)。

 「ホテル・バー出身の方だったらしい」という未確認情報もありました。1960年代当時、コンペに出るレベルのバーテンダーがいたのは、大阪ではロイヤルホテルのリーチ・バーかプラザホテルのバー=現在は存在しない=くらいでした。念のため、個人的にリーチ・バーで尋ねてみました。しかし「うちのホテル出身ではないと思う。そういう先輩がいたという話も伝わっていない」と言われました。

 という訳で、今回はあまり有益な情報はご紹介できないのが、本当に残念です。最後に改めてのお願いです。渡辺義之氏に関する情報をお持ちの方、どうかうらんかろまでご教示頂ければ幸いです。コメント欄に書き込んで頂くかメール<arkwez@gmail.com>でお知らせください。何卒よろしくお願いいたします。

【確認できる日本初出資料】 「カクテル小事典」(今井清&福西英三著、1967年刊)。レシピは本文中に。



こちらもクリックして見てねー! 【人気ブログランキング】






PR

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

「続^2・ちゃんちゃ… はなだんなさん

74歳になりました。 きんちゃん1690さん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: