ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jun 30, 2018
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 公演自体は今月から来月にかけて絶賛上演ちゅうなのですが、今日にかぎり、正規に契約されてるスタメンのバイオリニスト様がどうしてもご都合が悪いとのことで、補欠のぼくが代弾きとして登壇することになりました。別にドタキャンではなく、氏のご都合は事前に知らされていて、それなりに準備期間はいただいておりましたが、それでもやはり毎晩のように弾いていらっしゃって既に作品を熟知しまくってる楽団員たちのなかに飛び込むのって、勇気がいるわけで。

 ディズニー系の演目なので、当然のように作曲はアランメンケン様。氏の作品は 「ノートルダムの鐘」 を弾いたことがあり、音楽的にはとてもわかりやすくて楽しめるという印象。ただ意外にも、美声美唱が求められるはずの美女役も野獣役も、主役のわりにはこれぞという独唱曲はあまりない。むしろ、悪役ガストンの歌う「Me」や、大合唱系「Gaston」、「Be Our Guest」(上の写真)、「Human Again」などのほうが印象に残りました。
 もちろん主題曲「Beauty and the Beast」が最も有名ですけど、これも主役が歌うわけでなし、脇役さんによる独唱。 実写版の映画 ではエマトンプソン様が歌ってました。バイオリンも目立つ楽曲でして、弾くのも歌うのもかなりの難曲です。←音が上下に飛びまくる

 代弾きとしての演奏は普段以上に気を遣って、ほんとに疲れました。いつもお世話になっている演奏家派遣会社の社長さんも現場にいらっしゃってて、ぼくの代弾きぶりを偵察なさってたし。無事に終了した今はただ達成感と安堵感に浸りまくってます。
 監督はギャリー氏、指揮はエド氏、音響技術はイアン氏でした。






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最終更新日  Jul 2, 2018 09:00:41 AM
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