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ぴかろんの日常
リレー企画 ホ○ト祭 112
ないしょのはなし_僕の先輩4 妄想省家政婦mayoさん
「ん?...何....ミンギ...」
僕はバスルームのドアに横に寄りかかっていた..
遅く起きてきた先輩が僕の頭をくしゃっとする...
「先輩がっ#Tシャツ脱ぐのっ#待ってるんス!!....」
「^^;;...」
「いつもみたいに...床に投げ捨てていいっスよ#...」
「いいの?ミンギ...(^_-)..」
「もぉ~...早ぐっ#..洗濯出来ないじゃないっスか#....オソ#」 *オソ=さぁ..ほら..の意
「ふふ....じゃ....お言葉に甘えて....」
バサッ☆......バサッ★
先輩はいつもの様に床にTシャツを脱ぎ捨てた...今朝は,,ぱ★つもっ#....
「頼むね..ミンギ....」
「はいはい...♪先輩の為にぃぃ~可愛い舎弟がぁ~っ♪お洗濯ぅぅ~と.....」
「(^_^).....」
僕が床からTシャツとぱ○つを拾うと先輩はにっ#と笑い..バスルームヘ入った...
先輩の背中はおやじの割に引き締まっていて無駄な肉がない..
先輩は僕に背中の傷を見られる事には抵抗ないみたい....
でね...先輩の背中を見るたびに...僕はいつもさ..ふと考えるのよ...
先輩...”あれ” ん時...どうすんだろ.....ってさ....
「背中見せない様にヤッてるよ....ぷふふ.....」って...ヌナは言ってた...^^;;....
今朝は先輩のお○りも見た..プリン#としてて....恰好いいよ#
んっとね...イナの兄貴のプリプリよりも小さいかな........ぁ....ヌナに報告.....
ドラム洗濯機で乾燥まで済むと先輩は”おたたみ”をする....
Tシャツとか...ぱ○つとか....自分流のたたみ方があるんだ...
「床にぶん投げるんのに...たたむのは気ぃ使うんスか?」
「ぅん...着るとき気分がいいから...」
「変なの....まっ..先輩変わってっからいいスけど...」
「あのねっ..」
「てへへ....^^;;....」
先輩の冷蔵庫は相変わらず何もない...
ボードの端に重ねてあったCampbellのスープ缶も僕が来るたびに持って帰ってたし...
キッチンにあった食パンのはね....あれは僕が持ってきたやつ...^^;;...(覚えてる?)
「ミンギ...今日のゼミは?」
「2時からっス....一回だけ...」
「ん....じゃ...出掛けよう...」
「ぅん....」
昼前に先輩の車でブランチに出掛けた...
先輩のプライベートの車は
黒のMercedes-Benz_280-SL
... *黒のBenz→ノベライズより
この車を他で見かけることはあまりない....だってさ...すんげぇ...古いもん...型式が...
先輩はこの車を大事に乗ってる...整備の具合でわかるんだ...
たまにね...タイヤのフェンダーとかちょっと凹んだりしてるのよっ#...
マネージャー時代にも同僚のユミがさ...蹴飛ばしたこともあるんだ....この車....
先輩にね..相手にされないから...冷たくあしらわれたから...
まぁた誰かに蹴飛ばされてんのかもね...けっけ#(^o^)...
最近車取り替えようか悩んでるみたい...
この車じゃさぁ...乗ってるの誰かわかるさ?
「何にすっか決めたんスか?」
「ぅん...大体ね....」
「どうせ..また珍しいやつしょ....」
「ぷっ...まぁね...僕変人だから...」
「お?....自分でわかってんスか...わかったんスか...」
「あのね~ミンギ~...」
「てっへへぇ...^^;;」
先輩には何軒かブランチを摂る店があって..その日の気分で決める...
今日は江南にあるComme cafe...
ここは韓国の映画雑誌「FILM 2.0 」経営のカフェなんだ...ジホ監督もよく利用してるってさ..
1Fがオープン併設のカフェ..
2Fは「FILM 2.0」 のバックナンバーやアート系の本を備えたカフェとブックショップがある...
地下には小劇場になってるんだ...
先輩と僕は1Fのオープンカフェでブランチを摂った...
「ミンギ...」
「ん?」
「昨日...ラブ君とは話せたの?」
「ぅん....ちょっと挨拶したくらい...」
「そ....イナ君は?」
「ヒョンは見守る人いっぱいいるしさ...」
「ふっ..ぅん...」
「でもたぶん大丈夫だよ...ってヌナが言ってた...ぽじゃんまじゃで...」
「そっか...」
「ぅん...」
先輩は僕の背中を軽くトントンと叩いた...
僕を見た薄いサングラスから覗く先輩の目は..僕を安心させる目だった.....
「大学まで送る....」
「サンキュっス...先輩はどっか行くんスか?」
「ぅん...ちょっと買い物...」
「えぇ~~ぃ....誰かになんか買うんスかぁ?誰スか#....」
「ん?.....監督に頼まれたものもあるからね...」
「ふぅぅぅ~~ん....」
僕がからかう様に先輩の顔を覗くと先輩は僕の頭を小突いた....
僕を大学まで送った先輩の車はぶぉぶぉ#っとちょっと鈍い音を立てて走っていった...
わかってねぇな! 1 ぴかろん
あれから僕達は・・というより僕は、ラブにしがみついて眠った
朝になって目が覚めたのは、ラブが僕の腕を振りほどいたからだ・・
冷たくない?ラブ・・
「あ・・起きたか・・。ちぇっ」
ちぇってなんだよ・・
「こっそりシャワー浴びようと思ったのに・・」
「一緒にはいろ」
「それがイヤだからこっそり浴びたかったのに!全く、纏わりついてるしさ・・」
「・・なんか・・冷たくない?」
「・・別に・・」
「・・じゃ、どぉぞ。一人でどぉぞ」
僕は拗ねて枕に顔を埋めた
ラブはさっさとバスルームに消えた・・
ほんとに・・そっけなくない?
え・・満足しなかったから?
もっと・・なのかな・・テジュンさんは・・
そうだよ、『何度も何度も』だったんらもん・・
僕も負けていられないじゃん!
僕は水音のするバスルームに急ぎ、ドアを開けてラブを抱きしめた
「なによっ!」
「ここでしよう!」
「はあ?!アンタ何発情してんの!」
「は・・発情って・・」
「俺、一人でシャワー浴びたいって言ったじゃん!」
「・・でも・・だって・・」
「何がでも?何がだって?」
「・・そんなキツく言わなくても・・」
「とにかく出てってよね」
「・・」
僕は僕に背を向けてシャワーを頭からかぶるラブを見つめた
ああ・・水しぶきが朝日に光ってて・・キラキラキラキラ・・
キレイな背中・・おしり・・脚・・
そして
肩の刺青・・
理性が吹き飛んで、僕はその刺青にそっと触れる
指でそっと触れ、唇でそっと触れる
「なにやってんだよもう!」
「・・ラブ・・」
唇を首筋に這わせて、後ろからラブの唇を捉えに行く
僕の手は、ラブの胸を這う
「やめ・・てよ・・いやだ・・。バスルームでは・・いや・・。いやだ・・」
喘ぎながらそんな事を言う
感じてるくせに・・たまんない・・ラブ・・
「ぃやぁっ・・」
昨夜の余韻があるはずだと、僕はそう踏んで、立ったままラブに押し入った
壁に手をついて僕に合わせるラブ
その名前を何度も呼んで、僕は果てた
気持ちいい
気持ちよすぎる
どうしよう
僕は虜になっていく
抑えられない
テジュンさんもこんな気持ちだったの?
「・・やめてって言ってるのに・・」
壁に頭をもたせかけたまま、途切れ途切れにラブは言った
「気持ちよくなかった?」
僕はラブを僕の方に向かせて言った
振り返ったラブを見て僕は困惑した
泣いている・・
え?
あまりにも気持ちよすぎて泣いちゃった?
違う・・よね・・
なんだかとてもいけない事をしたような気になってきた・・
「・・ごめん・・そんなに・・イヤだったの?」
「イヤだったらやめるって言ってたじゃないか!うそつき!」
「・・ごめん・・」
そんなに・・いやだったんだ・・
だめな僕・・
僕はしょぼくれて先に外へ出た
体を洗いもせずに・・
外に出てから僕は気づいた
そういえばラブは着の身着のままでここに来たんだ!
僕の持っている新しい下着やら、洋服やらを貸してあげなくちゃ・・
僕は昔弟にしていたように、ラブの世話をやきはじめた
でもラブ・・なんで泣いたのかな・・
全く・・ギョンジンの馬鹿・・
頭ン中はアノ事しかないのかよ!
バスルームでは・・イヤだったんだ・・
また
テジュンを
思い出しちゃったじゃないか・・馬鹿・・
俺はもう一度からだを洗って、バスルームから出た
新しい下着とバスタオルが準備してある
マメなおっさんだな・・
こういう事には気がつくのに
俺の気持ちにはまだまだ・・
はぁっ・・
まぁいいや、借りておこう・・
俺の服はと・・
俺は部屋に戻って、昨日脱がされた服を探した
でも、ない
・・なんでないの?
「ラブ、洋服なら洗濯機に入れたよ」
「は?!俺、あれしか持ってこなかったんだけど!」
「僕の服、着ればいいじゃん。ね?おしゃれしてさ、デートしようよ。ね?」
さっきしょんぼりしてたのに、もうニコニコしてるよ
可愛いっていうかなんていうか・・
でもなぁ・・
「ギョンジンの服ってさ、スーツばっかりじゃないの?!」
「そんな事ないよ、こっち来て見てみなよ!」
ギョンジンはちょっとムっとしてクローゼットの前で手招きした
「ほら、結構あるだろ?」
俺は中を見た
あまりにも予想通りで何も言う気にならない
「これなんかどう?トラッドなポロシャツとチノパン」
「チノパンを俺が履くの?!この俺がポロシャツを着るの?!この俺が?!」
「・・そんなに・・イヤ?」
「似合わねえもん!せめてTシャツとGパンにしてよ!」
「・・Gパンちょっとしか持ってないしさぁ」
「貸してよ!」
「・・・」
「Tシャツは?」
「白地にN.Y.ってロゴの入ったのが一つと、あと・・黒の無地のと・・青の無地のと・・ 」
「それだけ?!もういいよ、俺の服返してよ、汚れてても構わないよ」
「もう・・洗濯機まわってるもん・・」
「・・・ちょっとおおお!」
「・・じゃスーツ着ればいいじゃんスーツ」
「ええ~俺、スーツ似合わないよ。この髪だしさぁ・・」
生乾きの髪をふぁさっと触ってラブが呟いた
僕はその前髪をゆっくり、ふんわりと後ろに撫で付けて
「こうすれば似合うよ・・」
と鏡の中のラブに言った
オールバックにしたラブは、少し顎を上げて色っぽい顔で鏡越しに僕を見つめる
半開きになった唇が僕を誘う
そして僕はまた、ラブの唇を求める・・
唇を寄せると、ラブは僕の唇を挟み込むように軽く吸い、離し、また啄ばみ・・僕を翻弄する・・
捉えようとする僕を上手くかわして自分からしか吸わない・・
ずるい・・ずるい・・ラブ・・逃げないで・・
「で、どの服着ればいいの?」
「・・ん・・あ・・」
僕はすっかり調子が狂っている
ラブは何だか前と違う
いや、違わないけど・・なんだか・・
前はもっとおどおどしてたのにな・・
今はしっかりと立っている
あの人に・・愛されたから?
「何暗い顔してるのさ。もう。俺が勝手に選ぶよ!Gパンだけ出しといて」
「え・・」
「白いシャツならGパンでもオッケーだろ」
「・・は・・はい・・」
僕はGパンを取り出した
シャツを探しながらラブは「何これ、オッサンシャツしかないじゃん!」と呟いている
おっさんシャツとはなんだよ!ビジネスマンはみんなそういうシャツをだな。
テジュンさんだってそういう・・
「うわっどうしたのこれ!」
ラブが取り出したのは白地に黒い幾何学模様の入ったテロテロのシャツ・・・おおよそ、僕らしくはないシャツ・・だった・・
替え歌 「イミテーション・ゴールド」 by ラブ ロージーさん
シャワーの後の 俺の前髪
やさしくかき上げ囁くアナタ
鏡の中のその目にそっと
薄い目線を 絡ませてみる
アナタはすぐに罠に堕ちるさ
焦らしてやるよ その唇を
ア・ア・ア イミテーション・ゴールド
ア・ア・ア 急ぐ心が
ア・ア・ア イミテーション・ゴールド
若いと思う 今日のアナタは
声が違う 年が違う 指が違う
カラダが違う
ごめんよ 昨日の人とまた比べている
ホントは俺も忘れたいのさ
愛しているんだアナタのことを
わかっているのになぜか淋しい
優しくされても 言葉うらはら
ア・ア・ア イミテーション・ゴールド
ア・ア・ア カラダうらはら
ア・ア・ア イミテーション・ゴールド
燃え上がるのに どうしてなのか
くせが違う 汗が違う 愛が違う
やり方違う
ごめんね 昨日の人にまだ縛られてる
ア・ア・ア イミテーション・ゴールド
ア・ア・ア そのやさしさで
ア・ア・ア イミテーション・ゴールド
まっててほしい 愛しい人よ
アナタが好き ホントは好き ホントに好き
愛しているよ
ごめんね 昨日の人を忘れるその日を
(山口百恵『イミテーション・ゴールド』)
わかってねぇな! 2 ぴかろん
「これギョンジンが着るの?!へぇぇぇっ」
素っ頓狂な声をあげる
「そ・・それは・・潜入捜査の時、遊び人の扮装したときに・・」
「へぇぇぇぇ・・じゃ、これ借りる」
え゛
そんな下品な模様の・・
でもラブが着ると下品じゃなくなる・・
「これ、品はイイモノだね。着心地がいい。ギョンジンには似合わないけど・・。これレディスだって知ってた?」
「いっ・・」
どうりで腕とかキツかった・・
遊び人の扮装だったから胸のボタンは三つぐらい外してたけど・・ピツピツだった・・
ラブは?
綺麗に着こなしてる・・
「レディスだけどLサイズだ。フフ」
可愛いし・・
ああ・・なんか・・輝いてるし・・
「ギョンジン?アンタ何着るの?」
「え?僕?」
僕はちょっとテレながら、マダムから頂いたゼニアのシャツとジャケットとスラックスを出した
「どうかな?」
「・・素敵じゃない・・」
「これ、お前に貸したほうがよかったかな」
「俺には似合わねぇよ。それ、カッチリしてるからさ」
「・・僕、似合う?」
「・・似合うんじゃない?凄いね。バレンチノばっかり着てるんだと思ってた・・。そういえば昨日もゼニアのスーツだったね」
え・・あんなぐちゃぐちゃの時でもちゃんと見ててくれたの?
僕はちょっと嬉しくなってラブに時計も見せた
「これ・・いいだろ・・」
「ああ・・パティック・フリップ・・」
「知ってた?弟たちと文字盤ちがいのお揃いみたいな感じでさ」
「三人で買ったの?ずいぶん羽振りがいいじゃん」
「・・あ・・いや・・頂き物・・」
「・・」
「僕も貰ったの・・ギョンビンの知り合いのヒトに・・」
「なんでギョンジンまで?」
「・・さあ・・」
「・・誰?女?男?・・どういう関係なのさ・・」
「え?あ・・ギョンビンたちのパトロンのマダムでさ・・。それで・・あの・・なんで僕にまでか・・よくわかんないけど・・」
「アンタの事好きなのかな・・」
「へっ?なんでさ!僕は直接お会いしたこともないは・・あっ!」
「なに?」
「祭のとき、打ち上げの・・ほら・・あの時・・たしか・・ボンバーズやった時にお会いしてるらしい」
「じゃ俺も会ったんだ」
「そうだよ・・でも・・はっきりとどなただかわかんない・・あとでギョンビンに聞いてみる」
「べつにいいよ」
「え・・」
「だってギョンビンのパトロンだろ?ギョンジンにも同じようにしないと僻むかそれとも『弟のモノを盗る』ってこと、知っててくれたんじゃないの?」
「・・」
「でしょ?」
「あ、わかった!お前も欲しいんでしょこの時計!」
「フフフ・・ばかだなぁもう・・俺にそれ、似合うと思う?」
「・・スーツ着たら・・似合うだろ?」
「・・あるからいい」
「・・。え?」
「うちにあるからパティック・フリップ」
「・・・」
僕は頭が真っ白になった
えっと・・えっとなんだって?パティック・フリップの時計がラブのうちにある?
まさか盗んだ?!
えっと・・えっと・・
「あのね、露骨に疑いの顔しないでくれる?盗んでないよ。親父がくれたの!」
「・・親父さん?」
「気に入らないからしてないだけ」
「・・・」
え?
ラブって・・何者?
そういえば僕ってラブの事・・なにも・・なんにも・・知らないんだ・・
「それより早く着なよ、ゼニア」
「・・あ・・うん・・。でもこれさぁ、靴は何がいいと思う?」
「・・・」
「靴選ぶの付き合ってくれる?」
「・・いいけど・・」
「あとねぇ。公園行って港行ってぇゴハン食べてぇ」
「ギョンジン、俺さ、スヒョクんとこ荷物とりに行きたいんだけど」
「・・え・・ああ・・」
調子が・・狂う・・
着替えを済ませて部屋を出るとミンチョルさんと弟がリビングでお茶を飲んでいた
弟は僕達にもお茶を勧めてくれたけど、僕は早く二人きりになりたくて、出かけてくると言い、エレベーターに向かった
「イナさんたちは・・」
背後でラブがミンチョルさんに聞いている
あ、そうだった
イナたちも話し合ってたんだった・・
僕はもう一度弟たちのところに戻り、ラブと一緒に話を聞いた
「ん、随分朝早くに出たみたい。メモが残っててね、二人でデートするってよ。早朝デート・・。それからテジュンさんとこにイナの荷物を取りに行って、どうのこうの・・。テジュンさんは当分ヨンナムさんの仕事の手伝いするらしくてね・・」
やっぱそうなんだ・・
どうして?
店でラブに会いたくないからか?
意識するから?
気になるな・・どうして・・
「あの二人は仲直りできたってことだね?デートするってことはさ・・」
僕はラブに聞こえるように言った
「僕達も仲直りしたもんねっラブ?」
ラブに笑顔を向けてそういうと、ラブは少しだけ微笑んで
「えっちしただけじゃん・・」
と言った
ギョンビンが僕をじいっと見つめた
けほんこほんと咳払いをして、僕はエレベーターに向かった
ラブを呼んで弟達にバイバイして乗り込む
ドアが閉まったとたん、することといえば・・
ラブを抱きしめて唇を奪うこと
角度を変えてゆっくりと味わう
ああ美味しいな・・はむはむはむちゅうちゅうちゅう・・
おっさん!ほんとに発情してるよ・・二人っきりになるとこの人危ないな・・
デートなんて・・ほんとに危ないな・・ドライブするって言うしさ・・
俺はエントランス付近でギョンジンを待った
コンシェルジェのトンプソンさんとすぐに友達になった
いい人だな・・
「ほら、おいでになりましたよ」
「ありがとうございます。ではまた」
「ごきげんよう、ラブ様」
「ごきげんよう、トンプソンさん」
俺は車止めに止まった車を見て足を止めた
「・・・ どうしたの?このジャガー・・」
「かっこいい?」
「かっこ・・いいけど・・こんなのに乗ってたの?ギョンジン・・」
ああ、ラブが僕をギョンジンって呼ぶ
うふふ
それだけで僕は嬉しくなる・・
この車の助手席はお前だけのものだよ・・
僕は車を降りて助手席のドアを開ける
「すげぇ・・」
「どうぞ。いつでもお好きなところまでお送りいたしますよ」
「・・ん・・あ・・ああ・・。ありがと・・」
ちょっと小生意気だったラブが黙り込んだ
僕はジャガーのハンドルを切って郊外に向かうことにした
その日 オリーさん
~Saturday in the Park~
彼の手がつっと伸びた。
僕のプレートからカットされたメロンをつまむと自分の口へ押し込んだ。
彼は幸せそうに微笑んだ。
よくも僕のフルーツサラダに手をつけてくれたね。
僕も笑いながら彼のプレートの方へ手を伸ばした。
半分にカットされたベーグルの上にあるスモークサーモンをつまむと僕の口へ押し込んだ。
彼の顔が曇り、左に少し釣り上がった唇が、ひどいじゃないかと動いた。
「サーモン取ったら何にもなくなるじゃないか。」
「まだ野菜がのっかてるよ。それに仕掛けたのはそっちでしょ。」
僕はそう言いながら、自分のサンドイッチを守るためすばやく口へ押し込んだ。
「子供みたいな事をするな。」
獲物をなくした彼は再び目を吊り上げた。
僕は口をモゴモゴさせながら言ってやった。
「子供みたいなのはどっち?」
彼は目を吊り上げたまま、レタスだけになったベーグルをつかむと無言で口に運んだ。
僕は可笑しくて苦しくて、飲もうとしていたグレープフルーツジュースを吹いてしまった。
「ばか・・」
彼は一言呟くとナプキンを僕に投げてよこし、
そしてふっと笑った。
朝早くイナさん達を、その後しはらくして兄さん達を送り出した後
僕らは遅い朝食をすませるため出かけたのだ。
公園の中に新しくできたカフェで遅い朝食をとっている。
その後、彼は出かける。
彼女のところへ。
食事をすませた後、まだ少し時間があったので
僕らは公園の中まで足を伸ばした。
親子連れが目立つ土曜の昼前の公園。
そこは、これからどんどん厳しくなるけれど、
今はまだ柔らかい初夏の陽射しに包まれていた。
アイスクリームの売店に群がる子供達、
子供が蹴飛ばしたカラフルなボールを追いかける父親、
愛犬を散歩させているご婦人、
肩を組んで歩く恋人達。
のどかな休日の世界が僕らのまわりに広がっている。
彼が僕の肩をつかんだ。
「食べよう。」
「え?」
「ジェラートだよ、食べよう。」
彼はさっさと売店の前にできた子供達の列に並んだ。
「今食べたばかりなのに。」
仕方なく僕は彼の後に続いた。
「おじさんもアイス食べるの?」
彼の前に並んだ男の子が振り返った。
「そうだよ、美味しそうだから。」
「ジェラートっていうんだ。イタリアのアイスだって。」
「よく知ってるね。」
「パパが教えてくれた。すごく美味しいよ。僕この前も食べた。」
「そうか。何が美味しいか教えてくれる?」
「僕はチョコが好き、パパはラムレーズンさ。」
「じゃ、僕たちも試してみよう。ね、ミン。」
彼は僕を振り返った。
「おじさん達、お友達?」
男の子は僕の方をちらっと見た。
「そうだよ。」
「ふうん。男同士で?」
「そうだよ。すっごい仲良しさ。君にもいるだろ、仲良しの友達。」
彼はそう言うと僕の手を握り締めた。
「男同士なのに変なの。」
「そうかな。君のママは誰とでも仲良くしなさいって教えなかった?」
「ママはいつもそう言ってる。そっか、みんなと仲良ししなくちゃね。」
男の子は無邪気に笑った。
「でもね、覚えておくといい。」
「何を?」
「大きくなるとね、誰とでも仲良くできなくなる時がある。」
「そうなの?」
「そう。だからね、本当に仲良くできる人を探すんだ。」
「ふうん。」
「男でも女でも仲良しできる人、一生懸命探せばきっと見つかる。」
「わかった!」
男の子はまたにっこりと笑った。
彼はその子の頭にそっと手をあてやさしく撫でた。
彼は小さな知り合いから教えてもらったとおり、
チョコとラムレーズンを注文した。
そして何も言わず、僕にチョコの方を差し出した。
「僕はそっちがいいんだけど。」
「僕も。」
「だったら・・」
「彼の顔を立てないと悪いだろ?はい。」
彼は僕にチョコの方を押しつけると、歩き出した。
僕は追いかけて彼の前に回りこむと
ラムレーズンを一口盗んだ。
そして彼が何か言う前に、僕のチョコを差し出した。
「一口づつ交換だよ。」
彼は上目遣いで僕を見ながらチョコを一口舐めた。
「あっ・チョコも美味しいね。」
「そう?」
「ねえ、ミン・・」
「だめ。あとは全部僕のだから。」
彼は未練がましく半分づつにするのがフェアだと言い出した。
僕は聞こえないふりをして彼の前を歩き、
時々振り向いては、僕のチョコを舐めて見せた。
~Hard to say I’m sorry~
僕達はゆっくりと歩いて、大きな木の下に陣取った。
僕は足を伸ばして芝生に座り込み、彼は僕の隣で寝そべった。
「何考えてる?」
寝そべって目を閉じたまま彼が僕に聞いた。
「何も。ただ、みんな楽しそうだなって。」
僕は回りの風景を見渡しながら答えた。
複雑な話はしたくなかった。
「そう。」
彼は目を開いて僕を見上げた。
少し強くなってきた陽射しが彼の前髪をきらきらと映し出している。
「僕は昔の事思い出してた。」
「昔の事?」
「ミンはよく脱走したろう。その時のこと。」
「そんなに昔じゃないでしょ。それに脱走って、囚人みたいだ。」
いや、ある意味僕は囚人だ。
彼に捉えられた幸運な囚人。
僕もその時のことを思い出した。
もう最後だと思って強引に彼に迫った事、
彼がそれにすごく抵抗した事。
それでも僕が・・初めて思い通りにした。
最後だから・・そう思って。
「あの時あのままいなくなってたら・・こんな事させなくてすんだよね。」
僕は後の言葉を飲み込んだ。
ごめんね、僕のせいだ。
「あの時追いかけなかったら、ずっと後悔し続けてた。」
彼はそう言うと、何事もなかったようにまた目を閉じた。
僕は彼から目をそらし、唇を噛んだ。
目に映る鮮やかな緑色の芝生がなぜか、揺れてかすんだ。
気配で彼が起き上がったのを感じた。
僕はますます顔を彼と反対の方へ向けた。
彼の手が伸びて芝生の上の僕の手に重ねられた。
「あの時離さなくてよかった、この手を。」
僕は体が震えないように、声が漏れないように、
目を閉じて懸命に唇を噛んだ。
「どうした?」
彼は突然僕の顔を覗き込んだ。
「何て顔してる。ハンサムが台無しだ。」
彼は僕の頭を抱え込んで胸に抱き寄せた。
僕は声を殺して、体を震わせていた。
「バカだな、泣くことはないだろう。」
声を出すともっと泣いてしまいそうだったので、
彼の胸の中で懸命に声を殺した。
だからどうしても彼に言う事ができなかった。
ごめんね、と。
Hold me now
It's hard for me to say I'm sorry
I just want you to know
Hold me now
I really want to tell you I'm sorry
I could never let you go
And after all that we've been through
I will make it up to you
I promise you
And after all that's been said and done
You're just a part of me I can't let go
I can't let go.・・・
替え歌 「抱きしめて」 by ミン ロージーさん
あなたとの幸せに 酔いしれていたけれど
いつかは終わる夢と どこかで怯えていた
僕は あなたを あなたを 死ぬほど
愛してしまったの
だから 抱きしめて 何も言わずに
この手を離す その前に・・・
ほんとうは言いたいの お願い行かないでと
どんなに苦しめるか 解ってはいるけれど
あなたなしでは 生きてゆけない
僕を ゆるしてね
だから 抱きしめて 何も言わずに
涙がかれて 止まるまで・・・
だから 抱きしめて 何も言わずに
この手を離す その前に・・・
(五輪真弓『抱きしめて(愛は夢のように)』)
private time_そぬ_1 妄想省家政婦mayoさん
ミンギを大学に送った後..
僕は江南清潭洞の路地を入った一軒の小さな店に寄った...
ここは映画の美術関係者達がよく立ち寄る店だ....
監督から連絡が入っていたらしく店員は僕が店のドアを開けるとすぐ気が付いた...
「ジホ監督が『僕と同じ顔の人間が行くから』とおっしゃってましたから...」
「ぷっ...そう...」
すでに何点か用意された品物を見ながら店員に聞いた...
「監督はどれを選んだ?」
「こちらです...」
「そう...」
僕は軽く握った拳の親指を唇に当て...ちょっと迷って1つ選んだ...
2つの品物を簡単に包装してもらい店を出た...
路地を出るとソウルでは有名な”清潭洞ブランドストリート”に出る...
道の両側にあらゆるブランド店が立ち並ぶ...
僕は店に入ることなくぶらぶらと歩いていた...
ちょっと先をおよそこの辺には似つかない人物が歩いている...
黒のカーゴパンツに黒のブルゾン..片手には黒のヘルメット....
背中の黒いリュックには図面を入れるこれまた黒のアジャスターケースが差し込んである...
とどめは長い黒髪...
変に目立つその人物が誰かはですぐに解った...
僕は可笑しくて...ちょっと後を付けた...僕は尾行が得意だから^^;;...
その人物は...各ブランドのウィンドーの前で立ち止まり..じぃ~っと見ている...
しかも見ている服はどれもメンズだけだ...
彼女はPRADAのウィンドウを覗き終って振り返り..僕を確認した...
「ぉ..オモ....」
「くく...楽しませてもらった....」
「ぁ...ぁ..お恥ずかしいとこお見せしました...」
「いゃ.....テソン君の服でも見てたの?」
「特別そういうわけでは...いろいろコーディネートの参考になるんで...3人の.」
「そっか..」
「ソヌさんは...これからデートですか?」
「あのね...ミンギみたいなこと言わないでくれる?....」
「.....^^;;....すいません......余計なこと言いました...」
「ぃゃ....君は?何処行くの?...」
「ぁ...ちょっと...この先に..品物を取りに...」
「そう....」
じゃ...お先に失礼します...と言って彼女はヘルメットをブラブラしながら歩いていった...
僕はまた...後を付けた....ちょっと興味があったから...
大通りから細い路地に入り左に曲がった...
僕がその角までさしかかった時.....彼女が角から出て来た....
「ぁ..ぁ....」
「ブ~~~~~....ソヌさん...尾行失敗#.」
「....腕..鈍っちゃった..かな...」
「そのようですね....」
「.....^^;;...」
「じゃ....」
「ぉ...ぉぉん....」
彼女はまた僕に背を向けて歩き出した...
2.3歩あるいてくるりと僕に振り返った...
僕は胸の前で手のひらを左右に速く振った....
「....ソヌさん...今日はお暇なんですか?...」
「ぁ...ぁひん.......暇なの.....今日は.....」
「一緒にいきますか?」
「い...いいかな...?」
「ソヌさんが行く様なとこじゃないですけど....」
「いい#行ってみる...」
「ぷっ....」
俯いて笑ってから歩き出した彼女に僕は付いていった.....
手紙 足バンさん
僕とスヒョンは結局店に泊まってしまった。
何でかっていうとスヒョンが
”イナから連絡が入るかもしれないから近くにいる”って。
僕は店にあった祭のビデオなんか見ながら
いつの間にか事務所のソファで寝ちゃった。
目が覚めるとまだ早朝で、僕の上には薄い上掛けが掛けてあった。
スヒョンはもうひとつのソファで寝てる。
僕はゆっくり近寄りソファの横に腰を下ろしてその寝顔を見た。
片腕を額にのせて寝るのはスヒョンの癖だ。
縦長の不透明な窓から入る弱いひかりが睫毛に絡んでる。
僕はそっと唇に触れてみた。
そして目を閉じて今日もこの人の側にいられる幸せを感じる。
目を開けてぎょっとした。
スヒョンが僕を見ていたから。
「ごめん…起こしちゃった?」
「うん…起こされちゃった」
「イナさんから…電話なかったね…うまくいったのかな」
「おまえも心配性だね」
「スヒョンのがうつったんだよ」
スヒョンは微笑んで僕の頭を引き寄せキスをした。
柔らかい温かい唇が僕をつつむ。
こんな穏やかな時がずっとつづくといいのに…
僕たちにもみんなにも…
スヒョンは珈琲をいれるために部屋を出た。
「そういえばおまえに手紙がきてたよ」
「へ?僕に?」
デスクの上を見ると確かに店気付けで僕宛の手紙があった。
差出人は…オ・ハリョン!
えっ?えっ?なんでまたっ?
僕はスヒョンが部屋を出ているうちに急いで封を開けた。
お元気ですか?
突然のお手紙驚いたでしょう?
ずっとお会いしたいと思っていましたが
連絡先がわからずにおりました。
先日ホ○ト祭であなたの姿を拝見し
こうしてお店にお便りさせていただきました。
お話したいことがあります。
一度ゆっくり会っていただけますか?
ご無理は申しません。
もしよろしかったらご連絡下さい。
ハリョン…ああ…懐かしいな…元気かな…
話って…なんだろう…
「ここに手紙が来るなんて珍しいね…ファンレター?」
いきなりスヒョンの声が後ろからして
僕は咄嗟に手紙を隠してしまった。
「なっなんでもない!昔の友達から」
「ふぅん…」
スヒョンは僕の珈琲をデスクに置くと
自分のカップとTIME誌を持ってソファに座った。
「えと…昔の同僚の…女…友達…」
「そう」
スヒョンはまったく興味なさそうに雑誌を読んでいる。
ちょっと…何さ…気になんないの?
「よく一緒に徹夜なんかして…なんだか変な気分になっちゃったこともあったなぁ」
「ふぅん」
「ど、道路の真ん中で抱きしめちゃったこともあるかも!」
「危ないね」
むっ!
「すっごく好きだったんだからねっ!その人からの手紙だからね!会いたいっていってるんだから!」
スヒョンはいきなり吹き出して雑誌から目を上げた。
け、結局自分で喋っちゃったじゃないさ!
スヒョンは立ち上がり僕を抱きしめると
「もう嫉妬で気が狂いそうだよ」
って笑いながら言った。
もう!どうしてこうなっちゃうんだろう!
どうしたって僕がふくれる方向にいっちゃうんだからっ!
わかってねぇな!3 ぴかろん
ラブは車内をチラチラみて驚いている
「新車じゃん!なに!退職金でもはたいた?」
「・・・いや・・ 」
「じゃローン組んだの?!」
「・・ぃや・・」
「・・じゃ・・なに?懸賞であたったとか?」
「・・・ ぃゃぁ・・」
「・・・まさか盗んだ・・」
「違うよ!」
「じゃ、人から借りた?」
「・・人から・・」
「借り物かぁすごいな、よく新車貸してくれたね。でもこっちに友達いるの?っていうかギョンジン友達なんていた?」
すっごくひどいと思う・・
確かに・・友達・・いないけど・・ぐすん・・
いいにくいなぁ・・なんかイヤミ言われそう・・
「ねぇどうしたのさ、この車」
「も・・」
「も?」
「らった」
「らった?」
「ん・・」
「ん?」
「んだからぁ・・もらった・・」
「・・・」
「・・」
「なに貰い物ばっかりしてるの!誰に!またさっきの人?!」
「・・ん・・」
「なんでギョンジンにまでくれるのさ!こんな高級車!そういえばあんたさあ、あのボンバーの時、ご婦人にはめちゃくちゃ親切にしてたよなぁ!扱いもうまくてさぁ!」
「・・なんでそんな怒った口調なのさ・・」
んふ・・妬いてたりして・・
「だって・・なんでギョンジンに?!わかんねえよ」
「僕だって・・わかんないよ。でもくださったんだもん、嬉しいじゃん。こんな高級車僕には一生買えないよ、頂き物だけど僕嬉しいもん!運転できてさ!」
「・・・ふーん・・見返りとか求められてんじゃねぇの?」
「馬鹿!そんなご婦人じゃないよ!」
「何即座に怒鳴ってんの!」
「だからそんなの・・弟たちのパトロンだぜ・・見返り求めてるなら・・先にあの二人にさぁ・・」
「・・」
「いろいろとその・・。先にあれとかこれとか求めるだろ?」
「・・。あんたさあ、そのことしか頭にないわけ?!」
「え?だってお前が見返りって・・」
「見返りってのが即えっちの相手だとか思ってない?」
「・・違うの?」
「・・わかってねぇな!・・ふう・・」
「じゃ、なんなのさ・・」
「自分で考えろよ!」
「らぶぅ・・」
ラブはそっぽを向いてしまった
僕に怒っているのかパトロンの方に怒っているのか何にプリプリしてるのか・・よくわからない・・
突然いろいろな高級品を頂いた僕のナヨナヨした態度がいけないの?
でも・・せっかく僕にってくださったものだもん・・大事にしたいもん僕・・どんな理由であれ・・
「受け取った事が気に入らないの?」
「・・・」
「ラブ・・」
黙り込んで俯いて顔を背けているラブ
僕はチラチラとラブの様子を窺ったが、何も言わないしこちらも向かない
なんなんだよぉラブゥ・・
ギョンジンの馬鹿野郎
そんなに高級品が嬉しいのかよ
見返り求められてるって言った意味、わかんないのかよ!
ひょっとしたらアンタ自身を求めてるのかもしれないけど・・
でも・・・そうじゃなくて・・
アンタに一流の男になってほしいって、幸せになってほしいっていう、それがそのパトロンのご婦人の求める見返りじゃないのかよ・・
あんた、何で気づかないんだろう・・
あのフラダンスのアジュンマたちの中の一人なんだろ?
あのフラダンス、ちゃんと見て、ちゃんと聞いてたのかよ!
そのプレゼントの意味、あんた、履き違えてない?
もしそうだったら・・あんたがそういう人だったら・・
高級品身につけて、目を輝かせて、かっこいい?なんて聞くなよ!
高級車でなくったってすげぇ車があるだろ?
高級車でなくったって・・乗り心地のいい車が・・あるんだよ・・あんた・・知ってる?
テジュンの・・車・・
オンボロだけど、オンボロの国産車だけど・・乗り心地よかったんだ・・
テジュン・・
テジュンの車にもう一度乗りたいよ・・テジュン・・
ラブは口を押さえてる
まさか泣いてる?
なんで泣くのぉ・・
僕は車を止めてラブの話を聞こうと思った
「ら・・」
「ごめん今日ギンちゃんと会う約束してた!悪いけどデートできない!」
「・・な・・」
「そこで降ろしてよ」
「そんな・・ご飯食べようと思ってたのに・・。何時の約束さ・・」
「ひ・・昼から・・」
「・・じゃあここで降りることないじゃない。ご飯食べてからミンギのトコまで送るよ!」
「いいよ!」
「・・ねぇ、どうして泣くの?なんで?ラブ・・」
「泣いてないよ!目にゴミが入っただけだ!」
「じゃあご飯食べに行こうよ。それからでいいじゃない、昼からミンギのとこまで送ってやる。んで後で迎えにいくから電話してくれよ。一緒に店に行こう」
「やだ!」
「・・なんでさ!」
「やだもん!」
「なんでだよ!」
「迎えになんか来て欲しくない!」
「いや!行くったら行く!」
僕は少し声を荒げた
「いい!」
「行く」
「いい!」
「迎えに行く!」
「いいよ!」
らちが開かない・・
作戦変更・・
「迎えに・・行かせてよ・・ラブ・・」
「・・」
「ダメ?」
「・・わかったよ・・」
ふふん、どうだ!
懐柔作戦ってわけだ・・
僕は予定を変更してミンギの大学の近くのカフェにラブを連れて行った
ラブは渋々ついてきた
なんでそんなに不機嫌なのさ・・
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