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ぴかろんの日常
リレー企画 135
La mia casa_17 妄想省家政婦mayoさん
デスクの椅子にだらけて座るとはるみがCDをよこす...いつもの光景だ...
「今日は踊らないのか?...ん?」
「みゃん....」
お嬢が選んだアルバムは全曲古い
ポップス・スタンダード
だ..
「な..はるみ...こいつ..俺に似てないか?」
「ンケケケケ...ンミャミャミャ...(>▽<)..ンナアホナ#」
「ぉん..>_<...髪型だけは似てるだろうぉぉ....」
「@@..チョォォ~~ットダケ..」
はるみがトントンと俺の腕を叩き...目をくりくりさせ..口をぱくぱくしている...
「....?...ぷっ#....歌ってやるか?」
「みゃんみゃん#」
==ちぇみはさいしょのきょくをちょっとだけうたってくれみゃした...
しゅてきなこえでした..ていおんがとくに...ひひ~~ん(^o^)
でもちょっとしゃびしそうでした...みゃん<(_ _)>
なので..アタシはほっぺち◎..してあげました...
でもっていっしょにひみちゅ#^+^...ってしみゃした...
かおがくしゃくしゃになってうれししょーにしてみゃした..byはるみ==
CDを聴きながら調書の作成をキリのいいところで止めた...
俺がふぅぅ~~っとため息をつくと腿にいたはるみがスルスルと椅子の背に乗った..
前足で俺の肩をトントン..トントンする...
「すまんなぁ..お嬢...」
「みゃ#」
★☆メールの返事を書いて静かにPCを閉じた...
テス達がDisneyの袋を下げて帰ってきた....
4人で軽い食事を済ませてからソファでイナ達のお土産を広げた..
闇夜はソファの下のラグに座り...4人の携帯にそれぞれストラップをつけている..
テスはソファでTシャツを広げた...
「ぷはは...”さりー”は俺か...」
「だって合ってるじゃんか....顔が怖くても優しいもん..」
「お前のギョロ目ちゃんもぴったりだ...」
「えへへ...そ?」
「ん...お前...たまにギロッ#っと睨むだろ...そっくりだ....」
「ぁん...^^;....」
「ひひ...そうなの?ちぇみ...」
「ん..テソン..だが...」
「全然怖くないよね...テスは...」
「まぁな...」
闇夜がぷっ#っと笑った...
@_@...はるみは帽子と洋服を見て固まっている...
「あはは...にっきーはねずみだもんね....」
「はるみ...かじっちゃ駄目だよ..食べられないからね..ん?」
「みゃぉん#...」
闇夜ははるみに帽子を被せた...
「きゃはは...可愛いよ..はるみ...」
「みゃ?」
「ぅん...」
「^o^....」
テソンはにっきーのなべつかみを手にはめて俺の顔を挟んだ...
「ぷひひ...ちぇみ...これなら隠れるよぉ...」
「あのなぁ...くそっ...貸せっ#」
俺はテソンの手からにっきーの手を取り上げ手にはめ..テソンの顔を挟んだ...
「ふんっ...お前だって..これでちょうどいいくらいだっ#」
「ちょ...ちょっとは余るよっ#...」
「大して変わらんぞ...」
「もぉ~」
「mayoシ~...」
「テスシ~...」
「どっちもどっちだよねぇ...」
「ぅん....大して変わらない....」
「「...^^;;....^^;;....」」
俺はどうせならみみーの手で挟んで欲しかった......
テソンはにっきーの手が気に入った様子で手にはめたまま部屋に入っていった..
秘密? 2 ぴかろん
俺はヨンナムさんの顔を食い入るように見つめた
ヨンナムさんはちょっとしまったという顔をしてから、えへへと笑った
「直接…あいつに聞くといい」
「…」
「ね?」
「…はい…」
居間に座っていると、やがて二階からどすどすとテジュンが駆け下りてきた
「ったくもう!勝手なんだから!」
「どうした?テジュン」
「急に明日の朝から研修してくれって言うんだよ!」
「てじゅ…研修ってなに?」
「ひっ…いなっなんでここに?」
「お前がずーっと電話中だから心配になって来たんだってよ。お前、彼になんにも話してないのか?」
「だって昨日の今日だぜ?」
「確か配達に行った時、イナさんに会ったってお前、嬉しそうに言ってたじゃないか!なんでその時ちゃんと話さないんだよ!
ったく、そういうとこがマメじゃないんだからなお前は、昔っから!」
「しいっ!ヨンナム!余計な事いうなよ!」
「もう余計な事言っちゃったよ!ばか!」
「何?何言ったんだよお前!」
「いいから早く飯食えよ!片付かないよ!」
「…ああ…ごめん…」
「…」
「イナも食うの?」
「…」
「ん?どしたの?」
「てじゅ…けんしゅうってなんら?」
「…あ…ああ…。ちょっと頼まれちゃってさ…はは…」
「なんのけんしゅう?」
「…あー…お前に言っても解んないだろ?」
「こらっテジュン!イナさんが不安そうにしてるだろぉがっ!ちっとは彼の気持ちを汲んでやれよ!」
「わかってるよ、後でちゃんと慰めてやるからさぁ!」
「テジュン!慰めるって?!」
「うっせぇな!お前にはわかんないようにヤるからいいだろ?!」
「テジュン!ヤるって?!」
「一々うるせぇんだよっお前はっ!」
「テジュン!」
「…てじゅ…」
「ん?どしたんだ?」
「らから…けんしゅうってなんら?」
「…ああ…。…。とにかく…。飯食おう」
「おしえてくんないのか?」
「…。飯食ってからな…部屋で…教えてやるから」
「うしょら…ごまかしゅ気ら…」
「う…誤魔化さないからさぁ…泣くなっ!ヨンナムに怒られる!」
「うっううっぐしゅっ…てじゅは…てじゅは…ちゅめたいらっ…ぐしゅっ…」
「ウー…教えてやるけど簡単に説明できないからさぁ…とにかく飯食おうな?」
俺は、泣きながらヨンナムさんの作ったご飯を食べた
寂しいんだけどそばにテジュンがいるから…だから…嬉しいんだけどやっぱりなんだか…
新しい仕事の話なんだろうか…
俺はなんにも聞いてない
旅行から帰ってきていきなり「けんしゅう」ってなんらよ…
テジュンは慌しくご飯をかっ込んでさっさと片付けにかかる…
俺の事なんかおかまいなしって感じだ…
「ヨンナム、ごちそうさんっここに置いとくからっ」
「待てっテジュン!食器ぐらい洗えよ!」
「…。あー」
「それと…お前…もうちょっとイナさんに気を遣えよ…。見ろよ、落ち込んでるだろうが!」
「ん?…あ…忘れてた」
がーんがーんがーん…
おれはわしゅれられてたんら…
残りのご飯をかっ込んで、俺は俯いて膳を下げた
「俺が洗いますから…。テジュンは電話の続きでもしてくれば?」
と平静を装ったつもりで言ってみた
テジュンは俺の髪を掴んで顔を上げ、俺の顔を覗き込んだ
涙が出そうになるのを必死で我慢した
「ん?大丈夫か?」
「だいじょぶら…」
「じゃ、洗い物が済んだら二階に来て」
「…ん…」
ちょっとほっとした
帰れって言われたら俺…どうしようかと思ったもん…
二階に行ける♪へへっ
緩む口元を隠しながら、俺は食器を洗った
「イナさんってわかりやすいなぁ…」
他の食器や食材を片付けながらヨンナムさんが俺に声をかけた
「あいつの事、ほんとに好きなんだね…」
「…」
そんな事改まって言われると、恥ずかしくて何も言えない…
「でもあいつ…仕事人間だからなぁ…。イナさん…寂しい思いするかもしれないよ。覚悟はできてる?」
「え?」
「…。見たところ、イナさんはものすごい寂しがりやでしょ?」
「…」
「…あいつが飛び回ってる時を耐えられるかなぁ…」
「…飛び…回る?」
「…。自分で話すって言ってたから…余計な事吹き込んじゃいけないな…はは」
不安がよぎる
何が何だかよく解らない…
テジュンは一体何をしようとしてるんだろう…
仕事って?
仕事探してるって?
向こうから求められてるって?
俺は食器を洗い終え、ヨンナムさんに断って二階に行った
予想通り、テジュンはまた電話していた
俺が部屋に入っていくと、テジュンはにこっと笑って手招きしてくれた
テジュンの横に座ると、テジュンが俺の頭を自分の肩に乗せてくれた
「だから…。明日だけでしょ?え?あさっても?!…。はい…。はい、ええでも、僕は。だから…。
いや、できない事はないですけどもですね、第一急すぎて全く準備してないし、それに…。え?…。
そうです。探してますよ、確かに。ええ。ええ。はい、経験としては…はい。
は…ああっもうっ!先輩のいいように言いくるめられちゃうっ!…」
キーワードは先輩・探してる・できない事はない…そして明日だけでなくあさっても…
つまり…テジュンの先輩が、テジュンが職を探していると聞き、テジュンにできない事ではない仕事を…
明日だけじゃなくてあさっても…させようとしていて、それが「けんしゅう」らしい
研修って何の研修だろう…
電話の終わらないテジュンの顔をじっと見つめていたら、テジュンは電話で喋り続けながら眉毛をピクっと上げて俺のシャツの下に手を這わせた
あひっなにしゅるかっこのすけべおやじ…
「あっくぅん…」
声がでてしまった…
テジュンは大慌てで俺の口を押さえ、電話に「ちょっと待って後でかけなおす」と言って切り、俺の顔をいたずらっぽく睨んだ
「そんな声出しちゃダメ」
「…。じゅるい…じゅるいてじゅ…ひどい…」
くすくす笑ってテジュンが俺の体を横たえた
子猫とホンピョ れいんさん
ホンピョは店に入る前にゴソゴソと黒ネコのブルーをTシャツの中に押し込んだ
まだ子猫のブルーはすっぽりとその中に納まった
「おまえ、そのまんま店に入るつもり?」
「だってよ、まずスヒョンに言わなきゃ・・だろ?」
そう言ってホンピョは真っすぐにチーフの部屋に向かった
コンコンコン・・
とりあえず、ノックはできる様になったらしい
「どうぞ」
スヒョンさんはデスクに山積みの書類に目を通していた
何やら忙しそうだ
そしてスヒョンさんはゆっくりと僕達に視線を移した
「・・どうかした?」
ホンピョはTシャツの前を隠す様に不自然な格好で突っ立っている
僕は軽くトンと肘でつついた
「あの・・スヒョン・・さん」
「ん?何?」
「えっと・・そのよ・・すっげえ今忙しい?」
「・・何か話でも?」
「・・・」
「その、シャツの中でモゾモゾ動いてるの何?」
「あ・・」
ホンピョは罰が悪そうな顔をしてシャツをめくりブルーを見せた
スヒョンさんが何か言おうと口を開く前に、ホンピョは慌てて話し始めた
「あのよっ・・あのな・・こいつ野良ネコで・・独りぼっちで寂しそうだったからよ・・
その・・ちゃんと連れて帰るからよ・・今日だけ店にいさせてくれねえか?」
「連れて帰るって・・どこに?」
「えっと・・ヨンナム兄貴に飼ってもいいか頼んでみる」
「おまえ、ただでさえヨンナムさんの家に迷惑かけてるのに、その子まで連れて行くの?
それって申し訳ないんじゃないの?」
「ヨンナム兄貴の事だから、きっといいって言ってくれる」
「まったく・・。その分じゃ何を言っても無駄みたいだね。
ヨンナムさんのOKが出たとしても、ちゃんと自分達で面倒見るんだよ。いいね?」
「あい。」
「じゃ、テソンに言ってミルク分けてもらっておいで。ただし、厨房の中にその子入れちゃダメだよ。
テソンはそのへんきちんとしてるから」
「あいっ」
ホンピョはにかっと笑って返事した
「ドンヒ・・おまえも大変だね。野良犬の次は野良猫の世話だなんて」
「・・ええ、まあ・・」
「あん?何言ってんだ、スヒョン。俺ら野良犬なんて飼ってねえぞ」
まったくこいつったら意味解ってないんだから・・
スヒョンさんが肩を竦めて僕だけに解るようにウインクした
ホンピョは首を傾げながら、ミルクをもらいに厨房に行った
僕は部屋を出る前にこっそり言った
「この子猫ちゃんより、野良犬の方がずっと世話が焼けるんですけどね」
スヒョンさんはくっくっと笑っていた
ホンピョは厨房の前まで行くと、ブルーを僕に押し付けてここで待ってる様に言った
テソンさんは開店前の下ごしらえをしているみたいだ
「テソン・・さん・・あのよ、ちっとばっかしミルク分けてくんねえか?」
「ミルク?君が飲むの?」
「俺じゃねえよ。その・・野良猫拾ってきてよ・・腹減ってるみてえだし・・」
「ふぅん・・解った・・ほら、これ持って行け」
テソンさんはすぐに器にミルクをなみなみ注いでくれた
「ありがとよっ。・・ところでよテソンさんちにも猫いんだよな」
「うん。白のラグドール。はるみって言うんだ」
「ふぅん。俺の猫は『魔女の郵便屋さん』に出てくるような黒の子猫。目が青いからブルーって言うんだ」
「そうか。はるみの目も青いんだよ」
「そのうちブルーと遊んでやってくれよ」
「ははっ。いいけど・・はるみは飼い主に似て・・なかなか個性の強い猫だぞ」
「ひひ。んじゃ、そいつの子分にしてやってくれ」
「解った。mayoに伝えておくよ」
テソンさんは白い歯を少しだけ覗かせてにっこり微笑んだ
それからホンピョは誰もいない控え室にブルーを連れて行き、トンと傍にミルクを置いた
「おめえ、俺の仕事終わるまでここでいい子にして待ってんだぞ」
ブルーは解ってるのか解ってないのか、ニャーと小さく鳴いてペロペロとミルクを舐め始めた
ホンピョは膝を抱えて座り込み、じっとそれを見ていた
僕はそんなホンピョをじっと見つめていた
こいつ、ハグしたくなるくらい可愛いな・・なんて思いながら。
La mia casa_18 妄想省家政婦mayoさん
「テソンさん..またにっきー....」
「テソン..飯の時くらいはずせって言ってるだろっ...」
「フォークは持てるよ?」
「ったぐ...鍋を掴むまで我慢できんのか?」
「^^;;......」
「もぉー...お預けっ#....」
「ぁん....」
テスがテソンの手からにっきーを取り返した...
「mayoシ...テソンさんまさか....一晩中つけてた?」
「・・・」
「闇夜...そうなのか?ん?」
闇夜がちょっと困った顔で小さく頷いた
ぐぅー★ぐぅー★
「痛ぃょぉ....」
「「ったぐぅー」」
俺とテスにぐぅーをされたテソンはアヒルの口で肩をすくめた...
1Fのベーカリーは2,3日後に搬入されるある物のため工事を急ぐことになった..
その間工房の試作はちょいと休みだ...
俺は部屋で調書を仕上げていると..午後に一人で出掛けたテスが戻ってきた...
闇夜はベランダでテソンの前髪を切っている...
「ぁ...僕もちょっと切ってもらおぅっと...ちぇみは?」
「ぉ..ぉん....」
「ちぇみも伸びたもん...鬱陶しいでしょ?切ってもらおうよ...」
「ぃ...ぃぃか?」
「...許可する...ん...へへ...」
「ぷっ...」
テソンの後にテスが座った..闇夜は鋏を取り替えた...
プロ用だろう..小さな鋏を2つ重ね..鋏を縦に使い器用にテスの髪を剥いていった...
テスはテソンに頭をくちゃくちゃされ残り毛を祓った..
テソンがテスの毛先にムースを付け..ちょっとだけつんつんさせた...
「ぷっ#....いいじゃんテス...」
「テスシは今度ちょっと色軽くしようね...」
「ぅん#...」
「テスシ...ちぇみはどうする?202?サンウ?ユンチョル?パク・テス?..」
「んっとね....202とユンチョル..パク・テスは駄目..」
「額が出てるもんね...ぷっ#」
「おい!ぉ..お前に言われたくないぞ...テソン...」
「^^;;....」
「じゃぁ...テックヒョン&サンウだね...」*サンウ=リベラメ
「ぅん#....」
闇夜はテソンの時と同じ鋏に取替えた..
闇夜の指がササッと俺の髪に触れた......ぁぅ...
前に立つ闇夜の胸が目の前にある....ひん...
屈んだ闇夜と目が合う...ぁぉん...
....落ち着かない#....
闇夜は最後にまたササッと俺の髪に触れ..
手櫛で髪をかき上げた..........はぁ..終わった...
「ひひ..軽くなった..ちぇみぃ~」
「ん....」
テソンは「お疲れさん..」と言って闇夜の肩を叩いた...
俺は夕方店に行くテソンの手からにっきーを取り上げた...
秘密? 3 ぴかろん
「あ…なにしゅる…」
「食後の運動…んむむむっ…」
「はへっ…はん…」
俺のシャツをめくり上げて俺の体にキスするテジュン…
ああん…だめらぁぁん…
「声出しちゃダメ。バタバタしちゃダメ。いい?」
「はふ…しょんなの…無理らっ…」
「…しょうがないなぁ…じゃ、キスだけにしとこうか…」
「はひ?んむ…」
テジュンが優しく俺の唇を吸い上げる…はあん…それだけでレッツゴーヘブンな俺…
テジュンの髪に指を絡ませて、夜のさびしさを全てぶつけ…
♪チャカチャカチャンチャン・チャンチャンチャーン・ゴォォォン♪
…中華音階にドラの音つきの着信音が鳴った
テジュンは気まずそうな顔をしてまた電話に出た
「だからっ!後から電話するって…」
テジュンは俺にすまなそうな顔をしてまた話し続けた
俺はきっとなんの説明もされないまま、明日とあさってを一人で過ごす事になるんだろう…
「え?今夜から?!…」
明日とあさってだけでなく…今日の夜からテジュンは「けんしゅう」とやらに行くんだろう…
「…でも…。仕方ないなぁ今回だけですよ。…わかりました。え?いらないっすよ!そんなお気遣いはいりませんっ!間に合ってますからっ!」
「先輩」に押し切られて「けんしゅう」とやらの仕事を引き受けたテジュン。きっと『可愛い女の子を用意しとくから』とでも言われたんだろう…
ぐしゅ…ぐしゅぐしゅえっえっ…
俺はテジュンの部屋の隅で突っ伏して泣いた…声を出さずに…
ようやくテジュンが電話を終えて俺のところに来た
俺を起こして抱きしめ、またキスをする
それから…テジュンの唇は、俺に「けんしゅう」の内容を話し…もせず、俺の体を這い回っている…
片手で俺の口を押さえている…
ひどい…ひどしゅぎるっえっえっえっ…
「なんで泣いてるのさ…こんな丁寧に愛撫してるのにっ」
「うええんうええんこんなことしなくていいからちゃんと話してくれよぉぉええんええん」
思いっきり泣いてやった…
テジュンはちょっと気まずそうな顔をして、そして今夜からあさってまでのその急な「仕事」について、ようやく話してくれたのだった…
「昨日の夜会った時には解ってた事デショ?なんでそん時ゆってくんないの!」
「だってお前…幸せそうな顔してたから…それに…」
「それに何!」
「…説明しても解んないかなぁと思って」
「なんでら!俺だってカジノに入る時に研修受けたし、マイケルに利用されそうになった時にマナーだとかゴルフだとかの研修受けたもんっ!
知ってるもんっ!研修ぐらい!」
「…じゃ、いいんだな?行ってきても」
「いいも悪いも俺が何言おうとお前は行くんでショ?」
「…まぁ…行くけども…」
「お前はいっつもそうだもんっ!勝手に先にイクもんっ!」
「…まぁ…そうだけども…」
「おりぇのことなんかちっともあたまにないもんっぐしゅっ」
「そんな事ないぞ!いつもちゃんと一緒にイけるようにと考えて…」
「違うもんっ!変な話するなっ!いっつも勝手に決めて行っちゃってから俺に報告だもんっラブと逃げた時だってそうらもんっ
ここに住むことらってそうらもん、えっちする時らってお前が勝手にその気になって勝手に始めて勝手に終るんらもんっええんええん」
「お…お前が…来ないから仕方ないじゃないか…僕からいかないと…」
「変な話しゅるなっええんええん」
「…もうっ…」
シュシュシュッ
テジュンが香水を撒き散らした…
ブルガリ・ブラックら…
卑怯者っ!俺を狂わせる気だにゃ!
しょして誤魔化そうとしているっ
息を吸うなっ!
「なぁに息止めてんのさ、今そんな事してても、香りはしばらく消えないよぉ~こしょこしょ…」
「あっ…ああっ息吸っちゃった…はへ…はへはへん…」
俺は…馬鹿だと思う…
どうしてこの香りを嗅ぐと力が抜けるのか…はへへん…
ああ…テジュンのいいようにされてしばうら…あっああ…
はっ…はっはっ…はへっはぁん…
「あ…てじゅっやっ…」ガタン
「う!」
「テジュン!何やってんだっ!」ダンダンダンダン
ヨンナムさんが階段を駆け上がってきた
テジュンは大慌てで俺のシャツを引きおろし、俺を起き上がらせ、俺の髪の毛を整えた
バタン
「テジュン!あれほど淫らな行為は慎めと」
「何にもしてないよ何にもっ!」
「…。テジュン。お前、どうしてシャツのボタンが全開なんだ?なんで髪の毛がくちゃくちゃなんだ?」
「あうっ…これは…しっ仕事の事でちっと頭にきて、自分で髪をくしゃくしゃにしてボタンを外して着替えてその…」
「嘘をつけ!僕の下宿でこの香りを撒き散らすのは禁止だって言っただろう!全く!どうしてお前はこの香りで好きな人をうぐっ」
「もうお前、頼むからイナの前で変なこと口走るな!なっ!」
…。俺は立ち上がってテジュンの部屋から出た
「イナっイナってばっ…」
察するに…やっぱしテジュンは、えっちの時にこの香りを使う「事が多い。だがラブの時は使わなかった」という事だな…
はふ…
ええんええん…てじゅっていったいどういう過去をもってんのよぉぉぉ…
俺はギシギシいう階段をとぼとぼと降りていったのだった…
お土産の正しい使い方 れいんさん
「あ、テジンさん。早速『てぃがー』のアームカバーつけてるんですね」
「うん。どう?似合う?」
「・・はい・・素敵すぎます。・・アームカバーがこんなに似合うセクシーな人、他にはいません。」
僕はちょっとだけ顔が赤くなるのを感じた
「そう?嬉しいな。・・あ、後少しでこのチェスト塗り終わるから待ってて」
「はい。向こうでお茶の支度して待ってます」
「あ・・スハ。待って」
「え?」
「あのさ・・例の・・あのエプロン・・つけて待ってて」
「えっでもっあのっ」
「約束しただろ?あのエプロンをさ・・コショコショコショ・・でつけるって」
「だってそんな・・僕・・恥ずかしいです・・」
「いいだろう?他に誰もいないんだし・・。恥ずかしがり屋のぴぐれっとのエプロンを恥ずかしそうにつけてるスハが見たい」
「やだっテジンさんったら!ちょっといやらしい顔になってます!」
「え?あ、ごめんごめんつい」
僕がもじもじしているとテジンさんが耳元で囁いた
「ね?絶対あの格好で待っててよ・・」
そしてむふふんとやりかけの作業に戻った
僕がてちてちと作業場を出ると、後ろからテジンさんの声が聞こえた
「スハーー!ちゃっちゃと仕事終わらせるからーーっ!ひゃっほーー♪」
テジンさん・・いつもとキャラ違う・・
僕は部屋に戻り、お土産のぴぐれっとのエプロンをあてて鏡に映してみた
「はぁ~~ほんとにあの格好するの?テジンさん、そんなの見てどうする気なんだろ・・。結構拘るタイプなんだよな・・」
そして20分後・・
ドアが勢いよく開き、息を切らしてテジンさんが駆けて来た
「スハっ!スハッ!どこっ?」
「・・そんなに急がなくても・・」
「あ!スハ・・約束守ってくれたんだね」
「テジンさん・・ほんとにこんなの見たいんですか?・・僕・・似合います?」
「うん!すっごく似合ってる!僕のイメージ通りだ。ゾクゾクするよ」
テジンさんは腕を組んだまま僕をまじまじと見つめている
「もう恥ずかしいからそんなに見ないで下さい」
「ねえ、スハ。そのまま後ろ向いて」
「ええっ?」
「いいから早く・・」
「もう・・」
僕は言われた通りに後ろを向いた
痛いくらいテジンさんの視線を感じる
もう・・恥ずかしくてたまらない・・!
そう思った時、テジンさんが僕を後ろから抱きしめた
「やっぱりスハはこの格好が良く似合う。可愛いよ、白いジャージ姿のスハ」
「ほんとに?白いジャージ上下にぴぐれっとのエプロンって何か変な組み合わせじゃありませんか?」
「いや・・そこがまたなんとも・・そそられるんだ」
たった今着たばっかりの白のジャージとエプロンはすぐに脱がされた
だって・・テジンさんがそのまま僕を床に押し倒したから・・
cucina_7 妄想省家政婦mayoさん
「テソン...ホンピョどうしたの?」
「ん?...猫を拾ったらしい...ミルクをもらいに来た..」
「そぅ...」
「青目で...名前もブルーだって...」
「どこにいるの?」
「多分控え室じゃないかな...」
「ちょっと見てきていい?..」
「ぅん...いいよ...^_^..」
控え室のドアをノックする音がした...ドアを開けるとmayoさんが立っていた...
「ドンヒさん...猫ちゃんは?」
「んっと...今ミルク飲んでます...」
「そぅ..」
気づいたホンピョがブルーを抱いて入り口にいる僕とmayoさんの側に来た....
「可愛いよなっ#なっ#...」
「ぷっ...ぅん...ちょっと見せてくれる?」
「ぉ..ぉぅ....」
「何時拾ったの?」
「店に来る前の公園だよ...」
「首輪は..ないか...迷い猫じゃないね...」
「ホントのノラだと思うんです...こいつどうしても連れて帰るってきかなくて...」
「ぷっ..そう..」
「んだから何なんだよ...いーじゃねぇか...」
「ホンピョさん...」
「な...なんだよ...」
「明日すぐ病院に行ってね.....」
「ぉ..オレどっこも悪くねぇーよ..あったま以外はよっ...」
「ばか...最後まで聞けよ..ホンピョ..」
「ぉん...ごめん...ドンヒ..」
「ぷっ...ノラは病気が心配だから...FIVの検査して...」
「ぇ...えふぁべぇ?...って何だ?..わかっか?ドンヒ...」
「感染症か何かですか?mayoさん...」
「ぅん...猫免疫不全感染症...いわゆる猫エイズね...」
「へっ?...猫にもそんなのあんのか?...」
「そぅ...あとワクチンも必要だし...病院は繋ぎつけとくから明日行ってね...」
「ぉん..すまねぇ...まよぬな....」
「それから...間違ってドックフードやらないでね...体調崩して失明する恐れがあるから...」
「こ...こぇーな...」
「あと...生のイカ..タコも駄目ね...歩行失調を起こす恐れがある...水道水は駄目ね...」
「ぉ..わーった...」
「それから....」
僕はホンピョの隣でmayoさんのアドバイスをメモにとっていた...
って....しょうがないじゃん...ノラの犬も猫も面倒見ちゃうんだ....僕が...
mayoさんはメモを見てふっ#っと笑って僕のメモの端に追記をした...
『病院はタダ...心配いらない..』
僕がビックリ眼(まなこ)で追記を見るとmayoさんは不気味に笑った...
「♂だから格好いい首輪つけてあげると喜ぶよ...」
「ぉぅ...そうする...ぁ..ぁのよ...」
「ん?何...」
「はるみ...と..遊ばせてくれっか?」
「ぷっ#...いいよ...家に遊びにおいで...」
「すまねぇ....」
「ん.....ブルー.....遊ばれちゃうか?....ふふ...」
mayoさんはブルーの頭をなでなでしながらまた不気味に笑った...
厨房に戻って手を洗っているとテソンが側に来た...
「mayo...どうだった?ブルー...」
「目が可愛いよ...ちょっと栄養が足りないみたい...」
「そっか..帰りに小魚とチーズ持たせよう...」
「ぅん...歯は生えてるから大丈夫....」
「わかった...」
「テソン...」
「ん?...」
「今日もにっきーしたら私ソファに寝るからね#」
「ぉん...わかった...じゃさ...mayoがみみーの手付けてよ...」
「あのね#...」
「ごめん...>_<...」
つばさよ 足バンさん
ドンジュンを見送りそのまま店に直行したが…
市内に入るのにひどい渋滞に巻き込まれ
駐車場で車が鳩のフン害に見舞われ
店の前の平坦なところでつまずき、よりによってテプンに見られて笑われた。
3流コメディのような自分にしばし沈黙。
どうも…調子が悪い。
何となくよれよれ気分で事務室のデスクに座ると電話がはいった。
例の映画の件。
正式に監督、プロデューサーと会うことになった。
そんな仕事を受けるのは無謀なのではと今更ながら思うが
なぜか断ってしまう決断もできない。
ドンジュンが…ぽろぽろ涙を流した話。
何であいつあんなに泣いたんだろう。
泣き虫ドンジュン
ふくれて…泣いて…笑って…
ギスの会社で見せたあの顔だけが僕の知らない顔で…
「あの…」
「うぁっ!」
「チーフ?」
「スヒョク…い、一応ノックするように」
「何度もしたんですけど」
「え、そう?」
「ギョンビンとドンジュンの指名には俺とラブが入ればいいんですね?」
「あ、そう、空いてたら」
「あの踊りもやるんですか?」
「リクエストがあれば頼みたい」
「できればソクさんには見せたくないですけど」
「ああ…その件は対処しましょう」
「あの…俺ドンジュンから頼まれてますので」
「何を?」
「スヒョンさんの監視」
「…」
「ということです」
「きみがずっとボクのそばにいてくれるのかな」
「スヒョンさん…何だか言葉に力ないです。コマせてません」
「ぇ…だめ?」
「ええ、全然キマってません。目の力も無いです」
「ケホ…」
「スヒョンさんも顔に出ることあるんですね」
「何が?」
「言ってみれば”しゃびしぃよぉ”でしょうか」
「君もズバっと言うようになったね」
「うふふ、毎日鍛えられてますから」
「なるほどね」
「では」
ドンジュンのやつ…まったく!
でもスヒョク担当って…けっこう手堅いトコ突いてくるな。敵ながらあっぱれ…
「なに笑ってるんですか?」
「ひっ…あぅ、ジホさん…ノッ」
「ックは何回もしました」
「あ…そぉ?」
「明日PDに面通しだそうですね」
「何で知ってるんです?」
「僕もちょっとお手伝いすることになりましたんで」
「制作に関わるってこと?」
「そうです、しっかりサポートしますので」
「そ…何だか全く把握してないんだけど」
「役づくりで難しいところあったら協力しますので、うふふん」
「何がうふふんだ、意味深だな」
「いろいろ楽しみだな」
「まぁ頼むよ」
「何ですか今日は顔に…」
「書いてあるって言うんでしょ」
「ピンポン!”翼よこの想いを巴里の灯にとどけよ”って感じかな」
「何とでも言ってくれ…」
「うふふん、じゃ」
まったく…ああ、調子が…
「チーフ」
「えっあっイヌ先生…」
「ノックを」
「あ、はい、何度もしたんですねっ」
「いえ、ノックせずに済みませんでした。少し開いてたので」
「あ…はは…気にしないで下さい」
「で、何かご用ですか?」
「え?あ、そう、僕の映画の件お聞きですよね」
「はい」
「今後忙しくなった場合にいろいろサポートしていただきたくて」
「なるほど。いいですよ」
「チーフ代理お願いできますか」
「もちろんです」
「よかった。店には迷惑をかけたくないので」
「ふふ、何だか…」
「か、顔に書いてありますか”しゃびしい”とか”パリにお届け”だとか」
「いえ…チーフらしくなりましたねって言おうとしたんですが」
「え…」
「しゃびしいんですか?やっぱり」
「あぅ…」
「ふふ…チーフ、素敵なことですよ。素直って。じゃ」
「…」
はぁ…疲れ…
「どうした?」
「ああもうっ!ハイそうですっっ!寂しいですってっっ!」 バンッ!
「…」
「ミ…ミンチョル…」
「どうしたいきなり」
「あ、いや、悪い…ちょっと…その…役に…入ってた」
「もうそんなことをしてるのか?」
「ケホ…うん…いろいろ研究中なんだ」
「熱心だな。あまり無理するな」
「うん…コホ…あ、イヌ先生に代理の件頼んでおいた」
「そうか。スヒョンも忙しくなるな」
「さ、行こう!仕事仕事!もう全員出勤したかな」
「スヒョン待て」
「大丈夫!心配するな」
「背中に…鳩のフンがついてる」
「…」
僕の先輩7 妄想省家政婦mayoさん
「ミンギ...どういうこと?」
「し....知らないっス..」
「知らないって...何かあったらどうするんだっ....」
「んなこと言われたって...」
「僕の知らないところでヤバイことしてるんじゃないか?」
「ん..んなことしてないっスよぉ....先輩じゃあるまいし...」
「...何..どういう意味....」
「ぁ..ぃゃ..なぁ~にも....っと...」
先輩の顔が右を歩いている僕に向いた...右目が鋭く光っている...
「ミンギ...彼女の調査と関係あるんじゃないのか?」
「さぁ...」
「さぁって...」
先輩はぶつぶつひとりで文句をタレながら...
赤底スニーカーだから...ヒッタヒッタと...歩いていく...
==まぁいいや...ムツけるのはいつものことだから...ほっとこう...==
僕は帽子をくるくる指で回しながら先輩の後を歩いた...
先輩の携帯が鳴った....
「ぁ..君か....何か?.....そぅ....それで?....」
「.....」
「......今日はそういう気分じゃないな.....じゃまた...』ぱん★
電話を切った先輩..また機嫌が悪くなった...
==ぁ~ぁ...また...もうちょっと優しく言えないかなぁ...
監督と先輩...足して2で割るとちょうどいいのになぁ....==
先輩は厨房の裏口から入るなり...ちょっと鼻の穴が広がった...
調理台の前で仲良く話をしているヌナとテソンさんにツカツカ寄っていった...
「な...何か....」
「ミンギが何日か尾行されてる...どういうことかな...」
「先輩~....大丈夫だって...」
「大丈夫じゃないっ...僕みたいに襲われたらどうするっ...」
「ぁれは...先輩がちょっと...」
「ちょっと何...」
「....邪な..色ボケして...コンビニからの尾行に気づかなかったからで...」
「な...何っ...邪な..色ボケって...」
「す..すんません....」(半分当たってるじゃんかょ...)
ヌナは僕に詰め寄ってる先輩を見てから...(っていうか..半分無視??...)
後ろにいた僕に顔を向けた...
「ミンギ...」
「何...ヌナ...」
「車種...ナンバー...台数...色...」
「んと..RENAULT_Lutecia..で..ナンバーまではちょっと分かんないっス...
で..僕が気づいたので3台.....シルバーメタと...濃紺と...」
「夜は黒になってた...」っと..先輩..
「ミンギ..いつ気づいたの...」
「んっと..昨日かなぁ...」
「僕も見たよ...」っと...先輩..
「ソヌさんは...」
「何?」
「.....ミンギに言われてから気づいたんですよね?」
「ぁ..ぉ..ぅっ...ぅんまぁ...>_<...そぅ....」
ぷっ#っと笑ったヌナは厨房の隅へ移動して電話をかけ始めた...
調理台に片手をつき..僕らの会話を静かに聞いていたテソンさんが口を開いた...
「ソヌさん..」
「何...テソン君....」
「....尾行には違いないとは思うけど...」
「けど?...」
「保護してるんだと思いますよ..」
「それって...警護が必要なくらいの仕事をミンギにさせたってことじゃないのかな?」
「ぃぇ..違うと思います..危険な事はさせてないと思う...」
「僕だってバレるようなヘマしてないっスょ..先輩...」
「ミンギ...」
「だから襲われることはないっス#....」
「隙無く守る..固める...彼女のやり方ですから...」
「テソン君...」
「ソヌさんも解ってるはずです...この厨房に最初逃げ込んできたときから..でしょ?...」
「ぅ..ぅぅーん...」
==なぁんか..テソンさん...かっくいーじゃん...どうしたのさ..
何がテソンを変えたのさぁ~...==
僕がけほっ^^...っと妄想してると..2ヶ所に電話をかけた様子のヌナが戻ってきた...
「あと3.4日...続くかもしれません...問題はないんだけど..念のためですから...」
「君がそう言うのなら...」
「ヌナぁ..」
「ん?」
「僕でも解る尾行なんてさ..ユルいっス...」
「そうなのよぉ..だから今文句言った...もう気づかないと思うな..」
「「「^^;;...^^;;....^^;;...」」」
遅れてバタン#と裏口から監督が姿を現した...
僕たちの様子を首をろくろにのばして早足で僕たちの側に来た...
「何よ...何よぉ~4人で...仲間ハズレしないでょぉ~..いじわるぅー...」
「別に仲間ハズレってわけじゃぁ...」
「わかった...ソヌ君...またチョコをまよ君からもらおうとしたんだ...」
「違いますって#...」
「ふ~~ん...」
監督は両手を広げて先輩と僕の肩を抱えながら..苦笑しているヌナとテソンさんの側を離れた..
動き…アリ ぴかろん
俺はうちに帰った
ジョギングしながら帰った
後ろから自転車に乗ってテジュンがついてきた
まるでボクサーとトレーナーみたいだった
テジュンは俺に「誤解だから」とか「お前だけだから」とか「この埋め合わせは必ずするから」とか言い訳の嵐を浴びせ、
そして俺の部屋までついてきた
俺は帰れって頑張って言い張ったんだけど、てじゅがじいいっと俺を見つめて、
「三日間…お前を抱けないのか?」
なんてはへぇぇん…哀しそうに呟くもんだから…つい…あううう…中に入れてしまい…後はあううう…てじゅのいいようにされて…
そしててじゅは準備があるからって帰ってった…
今夜出発しちゃうんら…ええんええん…しゃびしいよぉぉぉええん…
れも…てじゅは今更なんの研修を受けるのら?
なんで「研修を受けてくれ」って頼まれるのら?
わかんにゃい…
「毎晩電話する」
っちったけど…今日は運転中だからムリとしても、明日の夜だけでしょうが!何が毎晩…
…
なんか…やな予感がする…
今朝、イナさんから電話があったけど、テジュンがなんだか冷たいのかな?遊んでほしそうだった…
今からギンちゃんと会うんだけど、待ち合わせ場所はギンちゃんの大学
今日は真面目にゼミを受けているだろう
「ラ~ブ、おまたせっ」
足が来た
足は嬉しそうだ
ハウス二日目だというのに…きっとミンチョルさんの事で大いなる勘違いをしたままだからだろう…
幸せな人だよなぁ…ほんとに…
足をうまく操るために、俺は小細工する
彼の自慢のジャガーの助手席にするりと滑り込み、そして彼の首に巻きつき濃厚なキスをしてやる
これで足は自由自在に操れ…あれ?
「何泣いてるんだよ…キスしたのに…」
「らぁぁぁってぇぇぇっハウスしてる時は一日一回だけ襟巻き&キッスを許可されてたってのにっ、もうキスのカード切っちゃったら今日のお楽しみは襟巻きしかないじゃあああんぐしぐしぐしっ」
「…。ああもう…わかった。今のは俺が、特別にご褒美与えてやったんだからカウントしない。今日一日のキスのカードはまだ有効」
「本とおぉぉぉっ?よかったぁ…もうね、最高のシチュエーションで感情の爆発を抑えに抑えきった濃厚で愛情深いキスをね、僕は昨日の夜からずっと考えてたんだからさっふふっ」
「…」
「昨日みた『オトコの香り』って映画にね、ああ主役の人のカオはちっとじじむさくて腹が立つ顔だったけどさ、その主役がさ、最後の最後に愛する人に溢れ出る想いをほとばしらせる『手錠ちう』をするんだっ…ああ『手錠ちう』ってのはドクター足バンが命名したらしい。解説のタシロさんが言ってた」
「…どこまで本との話?」
「全部本とだよおおお」
「わかった…じゃギンちゃんのキャンパスまで行って」
「ああんラブゥもう少しお話しようよぉ…」
「…じゃ、キスのカード無効にしましょうか…」
「ああんわかったよぉけひんけひん」
こんなに崩れてていいのかなこの人…この先どうやって生きていくんだろう…心配だ…
でもま、とっても幸せそうだから…しばらくこのまま呆けさせておいてやるか…
ギンちゃんは大学の正門に凭れ掛かってた
かっこいいな、ワイルドなギンちゃんはすっげぇかっこいい…
ギョンジンの車を降りてギンちゃんの側に行くと、ギンちゃんは少し笑ってそれから言った
「ギョンジンさんに相談したい事があるんだけどな…」
「ええ~ギョンジンにぃ?まさかえっちのこととか?」
「…冗談じゃなくてさ…なんだか…つけられてる気がするんだ…」
「…」
「気のせいかなぁと思って…」
「解った。あの人呆けてて役に立つかどうか解んないけど…」
そういうわけで俺たちはギョンジンの車に乗り込んだ
ギンちゃんが手短にわけを話す
ギョンジンは呆けた顔のまま声だけを変えた
「普通に振舞ってて。様子を見るから。で、どこに行く?」
「…お茶したいなぁ、ね、ギンちゃん。心配かけたしいろいろ話したいし、こないだの茶店でチョコケーキとエスプレッソ奢るよ」
「…さんきゅ」
「ミンギくん、元気ないなぁ…はははっ」
呆けた顔をしたまんま、ギョンジンはサングラスをかけた
その下の瞳が鋭く光るのを俺は見逃さなかった
…はぁぁん…
やっぱかっこいい…
「ラブちゃん…顔が蕩けてるよ…」
「しっ聞こえる…」
「聞こえたっ!ああんラブゥ、やっぱり僕の事好きなんだねぇぇぇっ?」
「ばかっ!前みて運転しろよっ」
「後ろに一台、ルノーのルーテシアか?」
「えっ…はいっ…」
「尾行下手そうな連中だなぁ…心配ないんじゃないか?」
「…そうですか?」
「暫く様子みるから、会話続けて」
「はいっ…」
まったく…すごい…口元は完全に呆けてるのに…サングラスの下の瞳は…あああんかっこいいっ…
「ラブちゃん…目にハートが浮んでる…」
「浮かべてるんだよギンちゃん…」
「あっそ…」
ちょっとというか、かなりかっこいいギョンジンに俺の心はドロドロだった
けどそんな様子をあいつに見せると…後できっと大変なことになる…
だから俺は…わざと冷たくして、車で待つように言ってやった
「ああん…冷たくて僕感じちゃうぅぅ」
本気でこんな事言っていると思うんだけど、それでもしっかり周りを観察してるみたい…
さすが元諜報部員…かっこいいっ…
俺とギンちゃんは茶店の中に入り、いろんな話をした
ギョンジンは車の中で寝ている…のか寝たふりしてるのかわかんないけど、シートを倒し気味で寝ていた
はぁぁん、ラブ様の命令で、ミンギ君をつけているらしいヤツラを確認した
三台の車
いずれもルノールーテシア…
ううーん…かわいい車だけどなぁ…
怖がる必要なさそう…
第一中に乗ってるやつらも…なんとなく人のよさそうな顔してるし…
心配ないな…と思うけどな…
そんな事を考えていたら見覚えのあるじじむさい顔が店の裏口に消えた
ん?
あれは…
テジュンさんだ
配達だな?
ふぅん…こうやって見ると…真面目そうだし、人当たりもよさそうだし…
水を運び終えたらしいテジュンさんの側に歩いて行った
テジュンさんは気がついていない
なにせ電話中だからな…
「ええ!お願いしますよ。二日間でいいでしょ?え?なんと言われても僕は二日で帰りますからねっ!え?…え…ええ…でも…それは僕が決めた仕事じゃありません!…ええ…ええ確かにお話は伺いますが…だから二日間のうちにしてください!あっ…切れた…ちくしょう…」
「何がちくしょう?」
「げっ。エロミン」
僕はいらついているテジュンさんから、今夜からあさってまで、研修に行かなくてはならないという話を聞いた
じゃイナは一人寂しく寝んねするのぉ?
あふーん、慰めてあげよっかなぁ…
「イナに手出しすんなよ!」
「はふん…」
「…はぁぁ心配だなぁ…イナのヤツ、いじけるかなぁ…」
「…」
テジュンさんは、まだ配達が残ってるし、今夜出発だから慌しくて忙しいと、ちょっと『できる男』の顔をして行ってしまった
暫くして、やっとミンギ君とラブ様が出ていらした
テジュンさんに会った事と、テジュンさんが今夜から研修に行く事を知らせた
「はぁ、イナさん寂しがるなぁ…。じゃ、イナさんうちに呼ぼうかな…」
「「ええっ?」」
「何さ、ギンちゃんまでなんだよ」
「だって俺、まだラブちゃんち泊まったことないのに…」
「…ああそうかぁ…じゃギンちゃん、明日くる?」
「いいの?ギョンジンさん、いいの?」
「いいよ、明日はハウス三日目だから…僕は耐え難きを耐え、偲び難きを偲び、悶え、苦しみ、そして至福の悦びへと到達し…」
「いいから、明日おいでよね」
「テジュンさんは明日も研修でいないらしいし。じゃあ明日は僕がイナを慰め…」
「イナさん明日も泊まらせてあげよう!いいよね?ギンちゃん」
「うん!楽しみだなぁ、俺、先輩のうちぐらいしか行った事ないからさぁへへっ」
そういうわけでそういう事になったらしい
僕はミンギ君を付回す奴等の、僕が見た限りの情報を報告し、それからミンギ君をソヌさんの家に送った
ミンギ君とソヌさんって…何にもないのかな?
…考えられないな…うん…
そして僕はラブ様をご自宅に送り届け、ラブ様のご好意で僕も自宅のリビングに通して頂き、ラブ様の着替えを…着替えを…正座して見せていただき…はうっ…もう一度ご褒美の『カウントされないキス(かなり濃厚)』をしていただき、『応えて…』と促されて『濃厚に応え』、どうにかなりそうなところで寸止めされた次第である
そうしてラブ様とともに、BHCに出勤したのであーる…はぁはぁひい…
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