鍋・フライパンあれこれ美味
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
1709107
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
ぴかろんの日常
リレー企画 143
It's SHOW TIME ぴかろん
ラブは僕の買ったビートルズの初期作品集を持って店に入っていく
そしてステージ用のオーディオ機器にそれを入れ、店に流している
まだ早い時間だから誰もいない…
じっと音を聞きながら何かメモしている…
覗き込みたいけど真剣な顔つきなので近寄れない…
怒られるもん
僕はそっと店を出て、近くのドーナツショップでドーナツを選んでいた
するとイナとミンチョルさんが通りかかり、僕を見つけて中に入ってきた
「よう、早いなぁギョンジン」
「イナこそ…ミンチョルさんと一緒って珍しいな…どうしたの?」
イナはいきなり黙り込み、僕とミンチョルさんを交互に睨みつけて涙目になった
ミンチョルさんはそんなイナに気づかず、僕が選んだドーナツをじいっと見つめている
「そうだ!イナ!昨日の電話…何の用事だったのさ」
「…お前…あんな時に出るなよ!」
えっ…あんな時…
イナから電話を受けた時って…あああああっ…
「なによっお前透視能力あんのぉっ?きぃぃぃっ!」
「…透視能力なんかなくったって、声聞きゃぁ解るよ…ばかえろ!」
「…恥ずかしいいいっ…マリリンマリリンな僕が見えてたのぉっ?」
「…は?…マリリンマリリン?」
「…解ったよ、お前にも奢ってやるよ…何がいい?」
「ジャム入りの…っていうとテプンみたいかなぁ…」
イナが真剣に選び出すと、隣にいたミンチョルさんの喉がゴクリと動いた
「…ミンチョルさんも選んでください…店で食べましょうよ…」
「…いや…僕は…」
「弟の留守中しか食べれませんよぉ」
「…シュガーがつくのが…嫌なんです…」
「じゃあこのポンデワッカなんかどうです?食感がモチモチしてて最高ですよ」
「…でも…」
「シュガーついてないです」
「…黄な粉がついてます…」
「…じゃあ…このチョコットインなんかどうです?中にチョコクリームが入ってます」
「(ごくり…)」
「俺、このハニーフラッシュっての」
「…イナ…それって中が生クリームだらけで齧り付くとブチュゥって出てくるぞ?」
「いいの!甘いのが食べたいの!」
「じゃ、このトレイに乗っけなよ…ミンチョルさんはチョコットインでいいですね?」
「あ…そ…。…。はい…」
喉を動かして虚ろな瞳で返事するミンチョルさん…
ましゃか…僕に奢って貰うからって緊張してるの?!
いけない…ミンチョルさん…ああ僕って罪作りかも…
「ケホコホン…コーヒーも奢りますよ」
「そんな…コーヒー代は僕が持ちますよ、お兄さん…」
「いいんです…奢らせてください…貴方の気持ちを踏みにじったせめてもの償いとして…」
僕は静かに目を伏せた
「おいミンチョル、お前ギョンジンに何かされた?」
「…いや…」
「お前の気持ちがどーのって言ってるぞ…」
「…土産の事かなぁ…。でも…どちらかというと僕の方がお兄さんの気持ちを踏みにじってる気がする…ビデオも見てないし…」
ミンチョルさんとイナがこそこそ喋っている…
どうか僕の取り合いはしないでくれ給え…
僕達はドーナツとコーヒーを持ってBHCに入っていった
まだビートルズが流れている
「なんか懐かしいなぁ…」
イナが目を細めて聞いている
ミンチョルさんも少し微笑んで聞いている
「僕が買ったんですけど、ラブに取り上げられちゃって…」
話をしながら店の方に行く
客席でお茶しようってわけ…
テーブルにつくとステージの前で何やら難しい顔をして手を振ったり首を傾げたりしているマイ・ダーリンがいる
「ラブ、何やってんの?」
「あ…イナさん…ミンチョルさんも…おはようございます」
「おはよう…どうしたの?ラブ」
「うん実はさぁ…」
「ねぇ、先におやつにしようよ、コーヒー冷めちゃうよ」
このままステージ前で話しこまれたら、僕また置いてけぼりにされそうだと思ったので、必死でアピールしてみた
三人はすんなりテーブルにやってきた
「なに?ドーナツ買ったの?」
「うん…はい、お前の…」
「あっ…黄な粉ボールだっ…俺の好きなの知ってたの?」
「うんっ」
「へぇ…さんきゅ…」
ラブは嬉しそうにその可愛らしい小さいドーナツを一つ摘んで口に入れた
ああん…僕も食べられたい~
イナとミンチョルさんも、それぞれのドーナツを食べている
イナはやっぱりクリームをぶちゅううっと出してしまって、口の周りがクリームだらけになっていた…
「イナさん…こっちの口の端にもクリームついてる…」
ラブが指摘すると、そこを拭くイナ
でも取れない
「もう…子供みたいなんだからイナさんはぁ…」
と言うと素早くイナの口角についているクリームに吸い付くラブ!きいっ!
またそれをなんでイナは平然と、当然のように!受けてるのよっ!きいっ!
あ…ミンチョルさんの口の周りにもチョコが…
ふ…これは僕が取らなくてはな…ふ…
僕はミンチョルさんの頬に手を伸ばし、唇を近づけた…
ばこーん☆
「てえええっ」
「何やろうとしてんのよっ!」
「え…ミンチョルさんの口の周りのチョコを…」
「やんなくていいのっ!」
「そうですよ、おにいさん…言ってくれればナプキンで拭きますから…」
「…だってぇぇ…」
「で?ラブ、何やってたの?」
「ん…あのね、この曲にさ…かくかくしかじかでこんなのどう?どうですかミンチョルさん…」
「ふむ…楽しいかもしれないね…ちょっとやってみてよ…」
「はい。イナさんも手伝って」
あああっ聞いてても意味がわかんないっ!
ラブはドーナツを食べ終えると、コーヒーを少し飲んで舞台に立つ
音が出るとラブは大げさに首を縦に振り、それにあわせて両腕を交互に、自分の前で上下させる…
いわゆるゴーゴーダンスのようなものをやっている…
簡単なツイストをいれたり、体を軽くシェイクさせたり、手をポンと叩いて右手を右から左へ、左手を左から右へ、音楽にのせて平行に移動させたり腋で腕をパタパタさせたり足をがに股にしてクロスさせたり、ボックス踏んだりと…単純な動きの組み合わせでダンスをしている
「イナさんもやってみて、俺の真似すりゃいいからさ」
「あふっ…」
イナもやりだした…中々上手だ…
「ギョンジ~ン、あんたも真似してみてよ」
「ええっ?僕が?…できるかなぁ…」
僕もラブの真似をしてやってみる
こういうのは恥ずかしがってはいけない…
むしろ堂々とやるべきなんだ…
1曲終わった
「どうです?ミンチョルさん」
「いいアイディアだと思うよ、でこれはラブとイナとギョンジンさんの三人でやる?」
「ううん…お客さんにもやってもらうの…どう?」
「いいんじゃないか?簡単な動きだし…」
「このダンスなら他のオールディーズでもオッケーじゃない?」
「そうだね…お客さまもきっと満足されるんじゃないかな?」
ゼロゼロゼロ…なにがきっと満足なんだろうゼロゼロ
「おや?お兄さん、この程度で息切れとは…大丈夫ですか?」
「ゼロはい…大丈夫ですゼロ」
「なによ情けないなぁ…まあぃいや、一人ぐらい下手でなきゃね…」
「よし…早速今夜から使ってみて、お客様の様子を見てみよう…」
「はいっ!」
やっぱりぼくにはチンプンカンプンの話だった…
営業中に灯りが落ち、
ビートルズ(1964...The Tribute)
のサウンドが流れる中、可愛いゴーゴーダンスを披露するマイ・ダーリン…
そして途中から舞台に駆け上がり同じ動きをするイナ…
一踊りした後で、ラブがお客様をあおる
「さぁ皆さんもご一緒に!ストレス解消ダイエットに最適!立ち上がってその場で踊ろう!レッツゴー。俺の真似して踊って~。間違えても構わないからさ…。ギョンジ~ン、カモ~ン」
そんな風に呼ばれると、僕はすてててっと舞台まで走って行ってしまうではないかっ!
そしてラブの真似をしながら、ラブとイナに挟まれて踊った
むずかしいっ…練習しないとついていけないっ…ううっあっクキって…腰がクキッていったぁぁっ…
僕は腰をちっと捻ってしまった…
今夜はマイ・ダーリンのお相手ができそうにない…
っていうか…今夜は帰れって言われてるけど…ちっ…
お客様は大喜びで踊りまくっていた
これか…閃いたってのは…
イナも楽しそうに可愛らしく踊っている
けど…
マイ・ダーリンの可愛らしさには負けるな…ふふん…
「ギョンジン君の踊り、なんか変ねぇ…」
「ほんと、ぎこちないしこんな可愛い振りは似合わないわねぇ…」
「でも…いいかもぉ…」
そんな声が聞こえてくる…
ちっ…
ではもっと練習してかっこよく踊れるようになろう!
ビートルズを四、五曲踊ってダンスタイムが終わった
ミンチョルさんが満足そうに微笑んでいた…
そのミンチョルさんの横にスヒョンさんがやってきて真面目な顔して何か言っている
ミンチョルさんはちっと目を潤ませてマイ・ダーリンを指さし、俯いて額に手をあてている
スヒョンさんがしきりに何か声をかけると俯いたまま頭を横にふさふさと振っている
スヒョンさんはツカツカとラブのところへ歩いて行った
少し顔が怒っているようだったので、僕はすかさずラブの後ろに立ってスヒョンさんの攻撃からラブを守ろうとした
「ラブ、今の、とってもよかった」
「あ…ありがとうございます」
輝くばかりの笑顔でスヒョンさんに答えるマイ・ダーリンへへんっ
「でも、一言僕に報告ちょうだいね…びっくりする…」
「え?チーフに報告は…。あっ!すっすみませんっ!」
「…ミンチョルの方がチーフらしい?」
スヒョンさんは悪戯っぽく眉毛をあげてにっこり笑った
「ごめんなさいっ俺…」
「いいよ。今度から頼むよ…」
スヒョンさんはくるりと背を向け、自分の席に帰りがてらポンポンとミンチョルさんの肩を叩いていった
ミンチョルさんはスヒョンさんの方を見て何か言った
口の形は
「すまない」
だった…
スヒョンさんはニコッと微笑んでミンチョルさんの肩を一瞬掴んでスッと離した
ミンチョルさんの顔が柔らかくなった…
ギョンビン!
ちゃんと監視してるから!
いいものが見れるよ…ミンチョルさんの百面相だ!
帰ってきたら報告しよう…うふふふん…
闇夜の調査&お留守番_1 妄想省家政婦mayoさん
僕の左耳の★に唇が触れた…
やわらかくて…ひんやりの唇が触れた…
耳に吐息を感じ…くすぐったくて…少しだけ身をよじる…
目を閉じたままの僕は彼女を感じる…
彼女の頭を…撫で…撫で…た…??…やけに小さい…
彼女の背を…撫で…た…やけに暖かい…??…ゴリっと骨があたる…??
うつぶせでちょっと右を向いていた僕は右目を開けた
^o^//
「はるみか…」
「みゃぉん<(`^´)>…(わるかったでしゅね#ぷんぷん#…)」
「ぷっ…ごめん…ごめん…」
「みゃ^_^…」
開けていた右目を閉じて両目を開けた…
「ご主人様出掛けちゃったか…」
「みゃぉん…」
「寝過ごしちゃた…>_<」
「みゃぉん…>_<…」
明日朝早くから出掛けるから…昨日店に遅れてきた闇夜が言った…
急だね…調査?…と聞いた僕に闇夜は小さく頷いた…
仰向けになった僕の腕の中にはるみが入ってきた…
サイドの時計を見た…8:30…
僕は軽く握った拳で額を軽く叩いた…酒が残っていた…
飲み過ぎたな…
ヨンジュンの手土産の上海蟹は昨日の夜の僕等の夕食になった…
上海蟹の姿蒸し
ねぎと生姜が香る栗と上海蟹のみそ炒め
フカヒレのワンタンスープ(上海蟹みそ入り)
クレソンと筍の炒め物
僕たち4人は黙々と蟹を食べ…紹興酒を飲んだ…
ちぇみはバックリと蟹を裂いてほぐし.その度に僕等によこす…
足の身がなかなか取れなくて格闘していたテスは
「ぁぁん…ちぇみぃ~~>o<…」…っと甘える…
「ぷっ…どれどれ…^_^…」
ちぇみは上海蟹用の小さい鋏で先端を切り…切った先端を足に刺す…
すると足から身が出る…それをテスの口元へ持っていく…
「へへ…^o^…」っとテスが食べる…
ほぐした蟹身にかにみそをつけ…テスの口元へ持っていく…
「ぁ…^o^…」テスが食べる…まめまめしく働くちぇみであった…
瓶に入った15年物の紹興酒は透明感のある琥珀色で意外にもさら~~りしていた…
今まで飲んだものとは比べ物にならないくらい美味しかった…
何とかいう人の造った紹興酒らしい…
いつもはたしなむ程度の僕はスルスル飲んでしまった…
勿論一番先につぶれたのはテスだ…次が僕…後の2人はどうだろう…覚えてない…
温めのシャワーを浴び部屋着に着替え…はるみを抱いて冷蔵庫へ水を取りに行った…
いつものベンチに煙を燻らすちぇみがいた…
~~~~~~~
例のごとく…紹興酒を前に残ったのは俺と闇夜だ…
ベロベロのテスをベットに運び…テソンも運んだ…
結局俺と闇夜は2人でテーブルの後かたづけをした…
闇夜が俺の背中を叩き…俺が闇夜の背をすりすり撫で…互いの部屋へ戻った…
隣のテスはいつもの様にぱっくん#と口を開け…
殴られてへたった様=ヘラクレス座の姿勢で寝ている…
ベットを出てトレーニングウェアに着替え部屋を出た…
「…??」
闇夜はキッチンのトップに寄りかかりダッチコーヒーを飲んでいた…
「何だ…やけに早いな…」
「ぉん…」
「ジョギング?」
「ん…残ってる酒を抜かんと…」
「ぷっ…紹興酒はタンカレーより残らないよ…」
「ん…まぁな…」
紹興酒は利尿作用があるから酒の抜けは早い…
「何時なんだ?…」
「7:00…」
「仁川か?…金浦か?…」
「金浦…って…飛行機と何故わかんのさ…ヨンジュンさん?…」
「ヨンジュンとのやりとり見てれば大方解る…」
「ぁっそ…」
「何処だ…」
「さぁ…何処だろ…テソンとちぇみの宿題…」
「お前…テソンにも言ってないのか?…」
「行き先は言いそびれた…」
「ったぐ…馬鹿たれ…それに…俺に宿題とは生意気な…」
「^^;;…」
闇夜の頬を手のひらで軽くぴったんぴったんした…
「金浦まで送るか?」
「いい…単車で行く…朝すいてるし…20分もかからない…」
「ん…」
闇夜の胸の半分で止まっている薄手の皮ブルゾンのチャックを首まで上げた…
背をトントン叩き…1Fのガレージへ一緒に降りた…
闇夜の単車はエンジンをかけると鈍い音が響く…路地先まで単車を引っぱってやった…
「サンキュ…」
「ん…朝は道路が濡れてる…油断するな…」
「ぅん…わかった…」
闇夜にメットを被せ…鼻をちょいちょいっと突いて…メットのシールドを下げた…
ちょいと…何気に…何度も闇夜に触れている俺である…^^;;…
エンジンをかけ.単車に跨った闇夜が腕を組んでいる俺に手を伸ばした…
「…??」
闇夜は俺の頭のてっぺんを片手でスリスリ~~スリスリ~~とまあるく撫でた…
俺は地蔵か#
闇夜はほわん♪っと小さくクラクションを鳴らし…闇夜を乗せた単車は走って行った…
俺は大きな深呼吸の後…近くの公園へ走り始めた…
焦り ぴかろん
僕はジホさんのマンションにいる
部屋中の引き出しという引き出しを探しまくり、散らかしまくっている
ジホさんは探しもせずに、僕の慌てふためく様子を、ビデオに収めている
僕は辛抱強く探した
ミンギの映画の撮影が終わって、お昼すぎにここに来て今3時だ
店には5時に向かわなきゃいけないし、店が終わった後に、皆が簡単な送別会を開いてくれるって言うし…
もし店が始まるまでに見つかんなかったら…送別会終わってからもう一度トライする!ギリギリまで諦めないんだもんっ!飛行機は明日の夕方の便だしさ…
万が一見つからなかったらキャンセルも出来ないし、チケット買えるかどうかも解んないしっあああっ…
んもおおおおおっ
涙が出てきたっ…どうしてジホ監督はこんな意地悪するんだよっ…
「いいねぇ…耐えて涙するチョンマン君…グッとくるよぉ」
僕はイライラを抑え、また探しだした
この人に惑わされてたら見つかる物も見つからない…
でももう探すべきところって全部探したよね?
まさか台所やトイレや風呂場に隠すなんて事してないよね…
「ヒント欲しい?」
「…」
「あれっいらない?」
「…嘘言わない?」
「僕、嘘なんかついてないもん」
…嘘つき…既に嘘つきだ…
僕は監督を睨んでやった
口元でニヤリと笑い、ビデオを回しながら監督は言った
「その前に散らかしたもの、片付けておいてくれる?」
「…この中にはないんですよねっ」
「ないねぇ…そんなトコに入れた覚えないしぃ…」
じゃあどこに入れたんだよっ!本とは知ってるんだろ?どこにあるんだよっ!
でも反抗してもっとへそ曲がりな事されたら、僕はもう死んじゃう…
とにかく今は耐えて、従順にして、そして勝利を勝ち得なくては…
僕は散らかした書類の山を、またきちんと引き出しに入れた
「くふ、命令に従うチョンマン君、色っぽいねぇ~」
言ってろよ!ムカつく…
「こんなの撮ってどうするの?」
「…いずれ何かに使えるから…」
「変な事に使わないでよっ!」
「へへーん」
全く…疫病神だ!
やっと片付け終わったらもう5時
店に出勤しなくてはならない
僕は大慌てで用意する
監督はゆっくりと立ち上がって僕の腕を取る
「行こうかぁ 見つかんなかったねぇ 送別会終わってからまた探しに来る?」
「当たり前でしょっ!あれが無かったら僕…僕…」
涙が溢れてきた
ジホ監督がそっと僕の肩を抱く
「とにかく店に行こう、チーフに叱られる…ね?」
優しく囁く…
ふんっ!誰のせいで僕が泣いてると思ってんの!
「ほんっとに監督の家の中にあるの?!」
「うん…そのはず…」
「…知ってるんでしょ?どこに置いてあるか…」
「さぁぁ…忘れちゃったぁ…」
「嘘つき!」
立ち止まって監督を睨んで思いっきり叫んだ
監督はちょっとだけビクリとして それから柔らかい笑顔を作って僕に言った
「…。ちゃんと返すよ…。見つかんなかったら僕がチケット買ってやるからさ…な?睨むなよぉ…。な?夜、返してやるから…。僕のうちで二人だけの送別会、しよぉな?うふふ」
「絶対返してよね…でなきゃ僕…何するか解んないよ…」
「おおお怖い怖い…」
監督はケラケラ笑いながら車に向かいかけ、振り向いて言った
「今日送別会だからお酒飲むよね?じゃ、歩いていこうか…」
「遅刻しますよ…」
「いいじゃない…チケットが見つかんなくてって言い訳すれば、大丈夫だよ」
「…誰のせいですか…」
「ああごめんね、僕のせいだねぇ…」
のらりくらりと僕をかわす…
なんでこんな人にチケット取られちゃったんだろう…ああ…
チニさん…絶対明日はここから出発しますからっえええんえええん…
London2 オリーさん
「お前めちゃくちゃラッキーじゃん。弁当作ってもらえるなんて」
「ええ。ご主人は退役軍人だそうです」
「かっこいいっ!」
「二人ともとてもいい人で、仲がいいです」
「ハッピーリタイアメントで奥さんと仲良しかあ」
「そうなんです」
「何だかいいよねえ、そう言うの。ほのぼのしちゃうな」
「あ、それ僕の分ですけど」
「お前さんざんご馳走になってるんだろ、けち臭いこと言うなよっ」
「ローストビーフは初めてですっ」
「つけあわせのピクルスも最高じゃんっ!」
「人の話聞いてます?」
バッキンガム宮殿の向かいのグリーンパークのベンチで
僕らは奥さんの作ってくれたお弁当を食べている
今朝出かけようとすると奥さんに呼び止められた
「お弁当持って行って。ローストビーフが余ってるの。理由はわかるわね」
それを聞いていたアンドルーさんが茶々を入れた
「子供の遠足じゃないんだぞ。ロンドンで美味いもの食べてくればいい」
「ロンドンは物価が高いのよ。軽いお食事だって平気で15ポンドは取るわよ」
奥さんは鼻をならした
「いいじゃないか、気の利いた店がわんさとあるだろう」
「私のサンドウィッチに文句でもあるの?」
「そうじゃなくてだな、ケホッ。いい年した若い者が何も弁当持たなくてもだな…」
「あの…喜んで頂きます」
「ほら、ミスターミンはちゃんとわかってるわ」
「友達も一緒だろう?」
「平気です。彼も喜ぶと思います」
僕の一言で奥さんは勝利の微笑みを浮かべたのだった
「このサンドウィッチは美味いっ!奥さんによくお礼を言うように」
「僕の分まで美味しかったですよね」
「細かいこと言うな、ケチっ!」
「まあいいです。でこれからどうします?」
「まず大英博物館行くでしょ、ナショナルギャラリーとテート・ブリテンで
絵画鑑賞でしょ。コベントガーデンを練り歩いてピカデリーサーカスも行きたいし、
ロンドン塔で拷問の道具とかも見たいし、マダム・タッソー蝋人形館でしょ、テムズ下りもいいねえ…」
「ドンジュンさん?」
「何?」
「今日帰るんですよね」
「うん」
「ちょっと無理でしょ、欲張りすぎです」
「そうか…」
「お土産も買わないと」
「土産!忘れてたぁ!」
「僕リスト作りましたから」
「ギョンビン、お前帰りに買ってってくれ」
「だめですよ。帰りもオックスフォードから空港直行ですから」
「ちぇっ、せっかくの旅なのにぃぃ!」
「どうしてもはずせないってとこ見て、最後にピカデリーサーカスへ出て買い物しましょう
それでも間に合わなかったらハロッズへ駆け込む、どうです?」
「わかった。まず博物館行ってみようよ」
「了解。後は?」
「美術館で絵が見たいよ」
「いきなりマジですねえ」
「ふふん、どうよ」
「行きましょう!時間がもったいないからタクシー使います」
「ラジャー」
さっさとタクシーを呼び止めるギョンビンの後を大急ぎで追っかけた
ランチを食べて、ギョンビンはちょっと元気になった
あいつ腹が減ってただけ?
「どひょーーん!何だよ、これっ!」
「何が?」
「かわいそうじゃん、ミイラっ!」
「展示物ですから…」
「だってミイラったってそのあの…人だろ?死んでまで人に見られてさあ…」
「うーん」
「死んでからこんな風に人目にさらされたらどーする?ギョンビンお前平気か?」
大英博物館に着いて、ギリシャ・ローマの展示物を見てその圧倒的な質感に感動し
エジプト展示室の有名なロゼッタストーンなどを見たまではよかった
アッパーフロアに行ってエジプト展示室のミイラの前でドンジュンさんは固まった
おまけにウルウルしだした
まずい…
「ねえ、僕とスヒョンがもしさ、こんな風にさ…」
「なりません!心配ないです」
「でもさ…」
かなりまずい…
「ナショナルギャラリー行きましょうか?」
「そこにはミイラはいないよね」
「いません」
ドンジュンさんのテンション下がったおかげで
僕らは丸一日かかっても見足りない博物館を2時間もかからずに抜け出した
地下鉄の駅に向かって歩く途中、ドンジュンさんが叫んだ
「忘れたっ!ビートルズの楽譜…」
「あれは大したことないです。数枚の紙っぺらです。見たつもりで十分」
「そうなの?」
「そうです」
こういう時はきっぱり言い切ってやる方がいい
ドンジュンさんは納得した
博物館の近くのトッテンナムコートロード駅から地下鉄に乗った
その丸い形からチューブという名前で有名なロンドンの地下鉄
二駅乗ってチャリングクロス駅で降りると、その上がトラファルガースクエアだ
ナポレンを打ち破った英雄ネルソン提督の記念柱が中央にそびえ周りにはライオンの像や噴水がある
そしてその広場の奥にナショナルギャラリーが建っている
ここも本気で見ると一日は軽く必要ということだ
ターナーやコンスタンブルのイギリスの風景画家の作品、
モネの睡蓮、ゴッホのひまわり、ダヴィンチの岩窟の聖母もここで見ることができる
「何だかこういう方がミイラより落ち着くよ」
睡蓮の前で僕はギョンビンに打ち明けた
「案外気が小さいんだから」
ギョンビンはくすくす笑った
「スヒョンには黙っててよ」
「はい、ミイラ見て泣きそうになったなんて言いません」
「言ってんじゃんっ!」
「シーッ!」
やっぱりこいつ元気になってる
僕も絵画のおかげでだいぶ落ち着いた
ゴッホのひまわりの前でギョンビンが突然立ち止まった
「ゴッホが精神のバランスを失ったのはやはりゴーギャンが去ったからでしょうか」
「どうかな。ほんとのとこはゴッホに聞いてみないとね」
「そうですね」
ギョンビンはひまわりを見つめたまま薄く笑った
ナショナルギャラリーの近くにはピカデリーサーカスがあり
リージェントSt.とピカデリー、シャフツベリーAv.の3本の大通りが合流している
空に向かって矢を放つエロス像が有名だけど、しじゅう人だかりがあるせいか案外汚い
この界隈はロンドンのお買い物ツアーの本拠地だ
ここからリージェントSt.を上ってまずタワーレコードに入りソヌさんのCDをゲット
次にウェッジウッドでテジンさんリクエストのストロベリーブルーのマグをゲット
僕は徐々にミイラの呪縛から復活してきた
そしてイェガーを見つけた!
「ここでスヒョンにセーター買うんだ」
僕はずんずん中へ入っていった
ギョンビンはあわてて後をついてきた
ここ老舗なんですけど大丈夫ですか、なんて言いながら
そうさ、本場イギリスでスヒョンに大人のセーター買ってやるんだ
もどき君の情報をもとに僕はそう決めたんだ、ふふん
「どれがいいだろう。ギョンビンどう思う?ポロセーター、クルーセーター、
色はどうしようかな…ねえ、どうよっ!」
「どうよって、スヒョンさんなら何でも似合いますよ」
「そうなんだけど、そこがまた気に食わないっていうか、悔しいっていうか
だからスヒョンが文句言えないようなバッチシ!っていうのを買いたいわけ、わかる?」
「何となく」
ギョンビンは首をかしげた
「お前もミンチョルさんに買いなさい」
「命令しないでくださいよ、ここ高いんだから」
「あの人も趣味うるさそうだから、もうグーの根も出ないってほど
大人のセーター選んでやんのよ、どうよっ!」
「さっきからそればっかり」
そう言ってギョンビンはすっと僕のそばから離れて行った
恋愛中毒3 れいんさん
「スハさん指名入ってます」
控え室で着替えているとスヒョクさんが声をかけてきた
「はい。今行きます。ありがとうございます」
僕は振り返りスヒョクさんにお礼を言った
スヒョクさんの後ろには背後霊の如くぴたりとソクさんがはりついている
「んもぉ!ソクさん!なんでいちいち僕の後をついてくるんですか?」
「だって蟻の行列の様にスヒョクの匂いがする所には自然に身体がついて行くんだもん」
「ふん!飲んだ時はその匂い忘れちゃって、見知らぬ女性に抱きついて自由行動ってわけですか」
「またそんな昔の事をいつまでも。スヒョクの、ヤ・キ・モ・チ・焼き♪」
「やきもちじゃありません!酒癖悪いって言ってるんです!」
「素直じゃないんだからぁ。なんだかんだ言ってもホントは僕の事をさ
この際えろきつねとすけべ天使の監視役なんかやめて毎日24時間イヤという程僕の監視をしててくれよ」
「もうっソクさんのばかっ!これ以上世話焼かせないで下さい」
「スヒョク。ねっねっ今夜も飲みに行こうよぉ」
「ヤです!ソクさんハイになってすぐ潰れるから」
「あぁ~ん、スヒョクぅ~」
腰に手を回す度にパチンと叩かれるソクさん
少し呆け気味なくらいに平和な二人が羨ましい
僕はもつれ合いながらフロアに戻る二人を見送った
フロアに行くと奥の席にエジュさんがいた
「いらっしゃいませ」
さっきまで一緒だったのに、不自然かなと思いつつ、とりあえず挨拶はきちんと
「ごめん!スハ君。テジンまだみたいだし、スハ君指名しちゃった」
手を合わせて軽く謝る仕草を見せるエジュさん
「いえ、それは僕の方がお礼を言わなきゃいけないくらいで」
「この際だから今日は最後まで付き合ってね」
「はい。でも多分他の人を指名した方が楽しいのに」
「私はスハ君がいいの」
そんなわけでまた僕とエジュさんはあれこれとりとめもない話をした
30分程過ぎただろうか、ふと後ろから声がした
「これはいったいどういう事?」
「あ…テジンさん」
「なぜこの席にスハが?エジュ説明してくれ」
「…テジンがまだ来てなかったから、スハ君を指名したのよ。別に構わないでしょ?」
「まだ他に何か探りたい事でもあるのか?」
「テジンさん!その言い方はあんまりです。エジュさんは僕にすごく良くしてくれたんです。いい人なんです」
「スハ君…」
「あ…」
「君達二人…以前から面識が?」
「あ…あの…その」
「テジンったら…そんな怖い顔してないでここに座ったらどう?」
彼は明らかに不機嫌そうな顔をしてドサリとソファに腰掛けた
「どういう事か説明してもらおう」
「あの…」
「私が会って話したいって、昨日スハ君を呼び出したの。テジンの恋人がどんな人だか知りたくて」
「…スハ。どうして黙ってた?」
「すみません…」
「昨日の図書館も、懐かしい先輩もあれは全部嘘だったのか?」
「…本当にすみません」
彼はソファの背もたれに両手を伸ばし足を組んだままふいと横を向いた
「テジンだって悪いのよ。そんな風にむっとするからスハ君が言い辛くなるのよ
今朝だってスハ君言おうとしたのに、あんな事があったから言いそびれちゃったのよ」
「…あんな事?」
「あ…」
「…君達は随分親密みたいだな」
ああ…どんどん状況が悪くなっていく
これをどう説明したらいいのだろう…
「いい加減しにて、テジン。あなたの態度でスハ君どれだけ悩んでいると思う?」
エジュさんはそう言って手元のグラスを飲み干した
「どういう事だ、エジュ」
エジュさんは空のグラスにボトルを注ぐ
「ウンスさんとの事で何かある度に、スハ君はあなたを笑顔で送り出さなきゃいけない
本当に心からそうしているとでも思っているの?」
「エジュさん…もうやめて下さい」
「いや、続けて。エジュは僕以上にスハの事を理解してるらしい」
エジュさんはグラスのお酒を喉元に流し込んだ
「テジン。あなたはスハ君と生きていくって決めたんでしょ?だったらなぜスハ君の事だけを見てあげないの?」
「僕は…」
彼の顔が切なく歪む
もう彼にそれ以上は言わないで
彼の苦しむ姿は見たくない
彼の愛はいつも感じているはずなのに僕が欲張りになっているだけ
彼と一緒にいられたら他には何も望まないと思っていたのに
「テジン…あなた馬鹿よ。いつもそうやって中途半端で…周りの人を苦しめる…だから私も…私だって…」
エジュさんの細い肩が微かに震えていた
彼女の心が泣いている
エジュさんはそんな想いを振り切る様にグラスに手を伸ばした
「もうよせ。…飲みすぎだ」
彼の手がエジュさんの手に重なった
彼の瞳は寂しげに微笑んでいた
エジュさんの涙が一しずくグラスに落ちて溶けた
「ばか…優しくなんてしないで…」
僕はそっと席を外した
エジュさんはコツンと彼の肩に凭れて顔を覆って泣いていた
彼はエジュさんの肩をそっと抱いていた
すまないと、僕に視線を投げかけて
僕は小さく頷いて精一杯微笑んでみせた
焦り 2 ぴかろん
その日で僕は暫くBHCを離れるというのに、そして僕中心のショーの構成とかもして貰ってたというのに
僕はまるで身が入らず、上の空状態でパフォーマンスをこなしていた
頭からチケットの事が離れず、お客様が「寂しくなるわ」と涙を浮かべていらっしゃるのに気持ちの篭らないハグしかできなかった
本とは「すぐに帰ってきます」とか「僕の事忘れないでくださいね」とか言いたかったのに…
チケット盗られるまでは自分でも涙ぐみながら色々考えてたりしたのに…
お客様は僕の困惑した顔を、寂しいからだと捉えてくださってたようだ…
ごめんなさい…
僕をこんなに惑わせている当の本人は、ずっと、ビデオ片手に僕のパフォーマンスや店での様子を撮っていた
「それも変な事に使わないでくださいねっ」
「あ…敬語だ…」
「使わな・い・で・ね!ふんっ」
「いいなぁ涙目で訴えるチョンマン君…」
「…」
「これはぁ君がぁ僕達を残してぇハリウッドにぃ行っちゃうからぁ、その間、皆が寂しくなんないようにさ、時々上映するためにぃ撮ってるのよ」
「…」
「ほんとだよぉ~オーナー命令だもん…」
そんな事、もうどうでもいいもん!
営業が終わって店の片付けも終り、テソンさんが余分に作ってくれてた軽食で簡単な送別会をしてもらった
皆のグラスにビールが注がれる
「チョンマンの恋愛と夢の成就を願って…乾杯!」
音頭をとったのはテプンさんだ
シチュンさんがぐいっとビールを飲み干して目元を拭った
「寂しいよぉ…俺、誰とあのパフォーマンスやりゃあいいんだよぉ…」
「しっかりしろよシチュン、俺がやってやっからよぉ」
テプンさんが目をしばたかせてシチュンさんを慰めている
少しジーンとしたのだが、どうしてもチケットの事が気になっていて僕の反応はよくない…
僕ってなんて冷たい人間なんだろう…
でもでもっ…
皆が次々と励ましの言葉をかけてくれる
皆赤い目をして、僕との別れを惜しんでくれている
なのに僕の頭は…早くジホ監督のマンションに戻って確実にチケットを手にしたいと…そればかり考えている…
もっと皆とよく話したいのに…ああ…
頑張れよと言われれば頑張りますと作り笑顔で答え、寂しくなるなと言われれば、じきに帰ってきますと機械的に答える…
そしてチラチラと時計を気にする僕…
もうすぐ12時だ…
飛行機は明日の16時30分発…
2時間前には空港にいなきゃいけないだろ?
とすると…監督の家から空港までが30分として…余裕を持って出るとしたら13時半には出なきゃいけない…
だから…タイムリミットは13時間ちょっと…
頭の中で計算している僕がいる
とっても嫌な奴だと思う…
だけど僕は…どうしても明日、飛行機に乗りたかった
ロスに行ってチニさんに会いたかった…
「お前なんで心配そうな顔してんの?」
イナさんが声をかけてきた
「そんなんじゃチニさんの事任せられねぇなぁ」
何言ってんだよ!チニさんを振ったくせに!
「…もしかして…チケット見つかってないの?」
「…う…」
「…ほんとかよ!」
イナさんはきびすを返してジホ監督のところに行った
真剣な顔で意見しているイナさん
ジホ監督はビデオ片手にのらりくらりとかわしている様子…
イナさんがジホ監督の胸倉を掴んだ
「大丈夫…ちゃんと返す…思い出したんだ…仕舞ってある場所…」
「ほんとか?」
「ほんとほんと。何よ、君、チョンマン君の事追い出したいの?」
「嫌な言い方だな、おっさん!チョンマンの夢をぶっ潰すような事すんなよ!」
「しないよぉ~やだなぁもう…。イナ君は熱いねぇ…チョンマン君への友情に燃えるイナ君…と」
「ふざけんなよ!」
イナさんはかなり怒った顔をして僕の方に帰ってきた
「聞いたか?ちゃんと返してくれるって。安心しろ、な?」
「…はい…」
「チニさんの事、頼んだぞ…幸せにしてやってくれよな」
「…はい…」
イナさんの言葉は嬉しかったけど、胸の奥まで滲みてこない…
僕の手にチケットが渡るまで、チニさんに会えるかどうかも解らないもの…
僕はモヤモヤした気持ちを消せないまま、皆に行ってきますと告げてBHCを後にした
なんて感慨のない送別会なんだろう…
皆が見送る中、僕はジホ監督と一緒に監督のマンションへと向かった
皆の姿が見えなくなるまで、一応手を振り続け、店も皆も見えなくなると、僕は監督の腕を引っ張り、通りでタクシーを拾った
闇夜の調査&お留守番_2 *1 妄想省家政婦mayoさん
はるみがタッタッタ..っとベンチに乗った..
頭に軽く手を置いて..親指で額をこしょこしょっとした..
「ふんみゃぁ..(>▽<)..」
テソンは俺の左に座り..バナナ牛乳にストローを挿し..はるみの両前足に挟んだ..
「〃^×^〃」はるみは俺とテソンを交互に見て飲み始めた..
「酒まだ残ってるか?」
「ぅん..ちょっと..ちぇみは?...って聞くだけ無駄だね..」
「すまんなぁ..酒が強くって#...ぷふふっ...」
「なぁ~~んか...ヤな笑い..い~~だ#」
「^^;;...」
俺は前を向いたまま..ふっと笑った..
contlexをゴクゴクと飲むテソンを横目で見た..
喉仏がぐりぐり..ぐるぅ~りぐるぅ~り..上下左右に動く..
俺の視線を感じたのか..テソンは飲みながら俺の方へ振り返り首を傾げた..
テソンはボトルからを口を離した..
「何?..」
「ぃゃ..お前の喉仏..よく動くなと思っただけだ..」
「闇夜が好きなの..ここ..ぷふふっ..」
「ぁ~~~ぁっそ##..よかったな##..」
「^^;;....」
今度はテソンが前を向いたまま..ふっと笑った..
「ちぇみ..」
「ん..何だ..」
「今朝闇夜と話した?」
「ぉ..ぉん..ジョギングの前にな..」
「じゃ..早かったんだ..」
「ん...金浦7:00だ..泊まりか?」
「泊まるとは言ってなかった..日帰りだと思う..行き先聞いた?」
「お前と俺で考えろだとさ#..」
「もぉ#..例の調査は終わったんだよね..」
「オルシンのか?」
「ぅん..」
「あれは取り敢えず終了..追加は来ると思うが..」
「何処行ったと思う?」
「金浦からの空路だろ..日帰り往復となると国内..」
「日本行きもあるよ?..日帰りもできる..キツイけど..」
「ぃゃ..早朝便はないな..」
「そっか..」
「15の空港のうち..京畿道の金浦と..近い江原道..忠清北道..全羅北道にある4つを除くだろ..」
「ぅん.」
「全羅南道の3つのうち..麗水(ヨス)ではないな..光州(クァンジュ)か木浦(モッポ).か..」
「済州(チェジュ)も日帰りできる..」
「ん..南北の慶尚道は6つ..だが大邱(テグ)..蔚山(ウルサン)..釜山(プサン)あたりだろう..」
「...」
「ん?..どうした..」
「...ちぇみ..釜山かもしれない..」
「何故そう思う..」
「...釜山に..父さんがいるって..」
「お前..聞いたのか..闇夜に..」
「ぅん.居所だけ..聞いた..ちょっと気になって..」
「そっか...」
「それに..釜山は母さんの故郷なんだ..」
「じゃ..間違いないな..空路片道1時間だ..便もかなりある...日帰りには充分だ..」
「一体..何しに..」
「おそらく..裏固めってとこか..」
「裏って?」
「..居所はソウルで調べた..役所の書類でな..その後じじぃの調査があったり..」
「間に出張も行ったし...パン屋の準備もあった..」
「ん...お前が居所を聞いてきた...で..詳しく調査したかっただろう」
「何も急に行かなくても..」
「思うに..パン屋の開店前に調べておきたかった..ってとこだろう..」
「僕..まだ決めてない..会うかどうか..会わないかもしれない..」
「どちらにしてもだ..闇夜が調べたことにお前が聞く耳持たんといかんな..」
「...」
「それと..お前から聞くべきだな..闇夜はぁぁだこぅだと自分からは言わん奴だ..」
「ちぇみ...」
〃@_@〃(ぅんぅん)..→はるみ
「今お前が何も聞かずとも闇夜は待つだろう..お前から聞いてくる時をな..
闇夜の調査を無駄にするな..」
「...」
僕は黙って頷いた..
で..ちぇみは俯いた僕に例のやつ..
ぴったん☆..スリスリ〃〃...スリスリ〃〃..スリ〃
*^_^* (きょうのちぇみのぴたんすりすりはやさしいでしゅ..byはるみ..)
僕の後頭部にあるちぇみの手はいつもより大きく感じた....
ハレ目タレ目テスが起きてきた...
「ふわぁぁぁー..いっぱい出たぁぁー...」
「「ぷははっ#...ぷっ...」」
「なっかなっか止まらないんだもぉん..テソンさんいっぱい出た?..」
「ぅん..夜中何回か起きた..」
「ちぇみ..僕何回行ったかなぁ..」
「2回位か..」
「だからだぁ..僕...もぉ~~紹興酒..飲ぉーまない#トイレ行くの面倒くさい#..」
「テス..まだ酔っぱらってんのか?」
「だぁぃじょぅ~~ぶ#...」
「じゃ..シャワー浴びてこい..着替えてばあさんの店でお粥だ..」
「ぅん#..」
ちぇみはテスを見て笑いながら僕の背中を軽く叩いた..
焦り 3 ぴかろん
「何急いでるの…ちゃんと返すってイナ君に言った言葉聞いてなかった?仕舞ってあるとこ思い出したから安心しなよチョンマン君」
「信用できない」
「…。哀しいなぁ~、信用してくれないチョンマン君」
抑揚のない声でそう言って、またビデオを回している監督
「これも記録ですか?」
「そ。寂しくないように」
「こんなの見せるんですか?皆に」
「そ。チョンマン君の裏側…」
「…やめてください」
「また敬語だ」
「敬語だろうとタメ口だろうとどうでもいいでしょ?!」
「あ…運転手さん、ちょっとそこのコンビニで止めて。チョンマン君、ちょっと待っててね」
監督は僕のイライラなどてんで気にせず、コンビニに何かを買いに行った
ようやくマンションに着き、僕がタクシーの料金を払い、ビデオを離さない監督の腕を引っ張って部屋まで連れて行った
「ふふ…イライラと焦るチョンマン君…と…」
「いい加減にしてください!」
「はは…」
「ははじゃないですっ!」
監督はニヤニヤしながら部屋の鍵を開けた
部屋に入ってすぐに、僕は監督に詰め寄った
「どこですか!どこにあるんですチケット!早く教えてくださいっ探しますからっ」
「うわぁ凄いね…追い詰められたチョンマン君の形相…。確かねぇ…書斎の机のぉ…鍵のかかった引き出しだ」
「引き出しの鍵は?」
「それなんだよなぁ…どこだっけぇ」
僕は目を瞑った
やっぱりこれだ…
どこまでからかえば気が済むの?
力が抜けて僕は膝に手をついた
「脱力するチョンマンく…」
僕は…立ち上がってジホ監督の首を絞めた
「く…苦しいよ…」
ジホ監督はビデオを回し続けている…
「いい加減にしてよ…お願いだから…返してよ…お願いだから…」
「…壊れたチョンマン…くん…。苦しい…」
「机の鍵はどこ?ねぇ!どこなの?」
「…質問に答えたら…教えてやる…苦しい…」
僕は…手を離した
「あービックリした…。追い詰められると人間って怖いねぇ」
貴方の方が怖い
何を考えてるのかまるで解らない
混乱する頭を必死で整理した
本当に返してもらえるんだろうか…
本当に書斎の机の引き出しに入ってるんだろうか…
監督はビデオをダイニングテーブルに置いて買ってきた焼酎をグラスに注いだ
「ほい。乾杯」
乾杯なんかする気になれない!
「乾杯しようよチョンマン君、君の出発に…」
「…」
「してくれなきゃ教えない…」
僕はテーブルに進みグラスを持った
「かんぱい!」
乱暴にカチンとグラスを合わせ、ぐいっと一杯飲む
僕は本当はあまり飲めない…
飲みすぎると明日の出発に影響する…
ああ
本当に出発できるの?!あああ…
頭を抱え込んだ僕を、監督はまたビデオで撮っている
「やめてください…何が面白いの?」
「悩んでる人はそれだけでドラマだ…」
「…悩ませてるのは貴方です!」
「じゃ、質問しようかな」
「…」
「どうしてロスに行きたいの?」
「…映画の勉強がしたいから…」
「ハリウッド系の派手な映画がお好み?映画の勉強、ここでだってできるじゃない」
「…映画は全部気になります…色々なジャンルを勉強したいんです」
「ふぅん…いいなぁ若いって…。夢も恋も両方手に入れるってわけ?」
「…手に入れられるかどうか…」
「君、何を目指してるの?脚本家?俳優?それとも監督?」
「…俳優もやりたい…脚本も書きたい…最終的には監督になりたいです…」
「欲張りだなぁ。でも君、役者としては結構イイ線行くと思うよぉ」
「…」
「あれっ誉めたのに、嬉しくない?」
「…」
「なんだよぉ、つまんないなぁ…。じゃあ…チニさんと結婚したい?」
「…そんな…、そこまではまだ…まだお付き合い始めたばかりだし…」
「おやおや…僕はまたチニさんと結婚して逆玉の輿狙ってんだと思ってたよぉ…。チニさんちはお金持ちだし、チニさんも映画に興味がある。
結婚して二人で映画に関する仕事をする。スポンサーはチニさんの父上…。スイスイ夢が叶って幸せいっぱーいってのをさ…狙ってたんじゃないの?」
「そんな事…そんな事考えてもいません!」
「ふーん…そぉ…ちらっとも考えなかった?」
「チニさんが映画好きなのは嬉しかった。…もしも結婚できたら…確かに二人で映画関係の仕事ができるな…とは思ったけど、お父さんにスポンサーになってもらおうなんてそんな事!」
「じゃ、覚えておきなさい。結婚したらそうすればいい。簡単に夢が叶う」
監督は本心で言っているのだろうか…
僕はそんな事…思った事もないのに…
「最後の質問ね。その前にもう一杯乾杯しよう…」
監督は空いたグラスに焼酎を注ぐ
「かんぱーい」
カチン
「ほら、飲んで…」
監督が一方的にコツリと合わしたグラスを取り、僕は少しだけ口をつけた…
「僕の…映画を…見たことある?ミンギ君は見てくれたらしいけど…」
監督の映画…
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
懸賞フリーク♪
当たり画面
(2026-08-03 09:30:04)
避難所
【防災用品】‐「家具転倒防止」‐「防…
(2026-06-06 03:46:40)
普通の日記
3日の日記
(2026-08-03 04:25:46)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: