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ぴかろんの日常
(企画)ミンギ映画撮影中 3
怪しいふたり mayoさん
撮影現場覗きに来たソヌ&闇夜...
ジホ監督..チョンマンにち◎うをかます
「あぁ~~らら…監督ったら…」
「ぷっ…監督…やるね…」
「かなり楽しんでますよね…」
「撮影とはいえ…嬉しそうじゃない…監督…」
「あっちこっちも…はむはむ…ちうちうで”ムズムズ”してたんでしょうね…」
「ぷぷ…そうかもね…」
強烈ち◎うとくらったホンピョがとろ~んとなってジホの背中に手を廻した...
「あの分じゃぁ…誰かが”レークサイドホテル304”に連れ込まれるのも…」
「時間の問題ってことですかね…ソヌさん…」
「あはは…そうね…監督…今度は何回だろうねぇ…また2時間で…2回…ぃゃ3回…」
「ソ…ソヌさん#….」
「…^^;.…」
「気になります?…」
「何が?」
「監督の体力…」
「ん?…別に…監督とはコンセプトが別だから…僕は…」
「ぁひ…そうですか…それはそれは…」
「因みに...ソヌさんは..如何ほど....イケますかね...」
「僕?..僕は...相手によるね....」
「ぁ....あはは....いやいや....そうですか...」
「ウェヨ..何か問題でも?......」
「ぁ...ぃぇ...」
「ぁ...でもね...」
「はぁ...」
「君なら濃厚いっかいにする...」
「ぁはは....冗談キツイですねぇ~...言いますねぇ~...ソヌさん...」
「君にしか言わない....」
「あっ..そっ#..『それは嬉しいわ..ソヌぅ...』と言って差し上げた方がよろしい?」
「...^^;;.....」
「でもぉ...」
「何よ....」
「...期待ハズレってことないですよね...」
「ぁ...あのね....ぼ..僕はそう言われたことはないよ....」
「ぷっ...それはよかったですね....ソヌさん...」
「はい....^^;;....」
少し頬を赤らめたジホと困惑するミンギが側に戻ってきた...
「何ぁに~2人でごちゃごちゃ言ってんスか#」
「そうだよ...ソヌ君...また抜けがけしてさ#仲良くふたりでお話してさ#」
「話だけならいいじゃないですか...監督...唇真っ赤ですよ....」
「いいじゃないの....”座敷わらし”も少しはお色気出て来るんじゃなぁい?」
「プッ...監督...自分も楽しんで...ってとこですか?」
「そういうことかな...ソヌ君...彼らの隠れた魅力を引き出してやらなきゃ...」
「それは...”監督”としてですか?それとも...”男として”ですかね...」
「監督は両方でしょ...」
「ミンギ君~~^^;;...」
「んだって...頬まで赤いッスもん...」
「いいの#僕は..まよ君のその冷たそぉ~な手で包んで貰うから....ね#まよ君#」
「片手がいいですか?両手で包みますか?」
「ぉぉ~ん#身体ごとつつんでぇ~~まよ君~」
「「「ったぐ…」」」
『ミンギ…録画OKよ#』
『いひひ…さすがヌナッス##』
『ん…』
「ったぐぅぅぅぅ~~闇夜ぉぉ…」
「耐えろ…テソン…」
「あとで僕なりのお仕置きをしてやるぅぅ…」
セットの司令本部で無線を聞いて地団駄を踏むテソンがいた…
隣にテソンの後ろ頭をなでなでするちぇみがいた…
怪しい2人_2 妄想省家政婦mayoさん
スパイ司令本部セットに待機のテソン&ちぇみ...
テソンの隣に座り...レーザーポインターのスイッチをパチパチと弄ぶちぇみ....
「ちぇみ...」
「ん?...何だ..どうした..」
通信を切ったテソンを見てちぇみも通信を切った...
「ぁのさ...」
「ん....」
「その...」
「ん#....」
「ぅんっと...さ...」
「ん##....」
「ぇっと...」
「ぇぇ~ぃ!じれったい!だからっ#何だっ#」
「ぉん...”相手による”って..さ?」
「ん.....ぷっ....」
「...こぅ...いろいろ....替える....の?..」
「ぷっはは....ソヌのことか?」
「ぅん...ど...どこをどう替えるもんかなぁ...と思って...」
「あはは^^;;....」
「それともさ...器用なのかな...ソヌって..あれやこれや...」
「たはは^^;;....ぁ~ぁ#...ったく...何かと思えば..実にお前らしい質問だな..」
「ちぇみぃ..^^;;...」.
「んなことソヌに聞きゃぁいいだろ..」
「シロ!!...」
「ぷっ#...」
「ほら...こういうのって...ちぇみ系だし..」
「あのな#...何だ..その”系”.つーのは#....」
「ん?...とっけーひっけー.....」
「テテテ.....テソぉーン!」
「>o<....」
「ったぐ....今の俺と一緒にするな#」
「ごめーん..^^;;...」
「んまぁ..いい...第一俺だけじゃないだろぉ...すけべぇーは...」
「ぅ...ぅん..まぁね...」
「...お前だって..すけべぇーには変わりはあるまい?」
「ぃ...いいの#...僕の話は....」
「
「ぷっ...俺は..."お前なりのお仕置き"の方が興味があるな...」
「聞きたい?」
「..............やめとく.../_\」
「そのほうが賢明...」
「おいっ!..」
邪魔 ぴかろん
ーラブの腕をひっぱり、秘伝の技を教えに行こうとしているギョンジン
そこにソクから連絡が入る
『すぐ本部に戻れ』チッ
「ちっ!なんでですかっ」チッ
『ん?気のせいかな?「ちっ」という音が二度聞こえたような』チッ
「空耳ですよ!もうろくしてんじゃないっすか?!」
『なんだよ…随分イライラしてるな…。もしかして…ふふっお邪魔しちゃった?』チッ
「まさにずばり図星ナイスキャッチナイスバッティングど真ん中ストライーク!」チッ
『…ふ…ざまーみろ…』チッ
「なんですって?!」チッ
『とにかくっ!君「だけ」戻ってくればいい!君の「秘伝の分析能力」が必要なんだ、さっきのどじょう…あまりにもナゾが多すぎてな…。あ、スヒョク、だめだよ、服の中に入れちゃぁ…ぐふっ…』チッ
『誰が何をどこに何したんですって?!』チッ
『あっスヒョク…じじ冗談だよっ…とにかくっ!ギョンジン「だけ」至急もどれ、いいな!』チッ
「…ラジャ…ちっ!」チッ
「早く戻りなよ」
「ナゾが多いってどういうことだろう…」
「あんたにそっくりなどじょうがいたんじゃないの?」
「僕にそっくり?!…太くて長くてよく動くってこと?」
ばっちいいいん☆
「ううっ痛…。らぶぅ…」
「もう秘技なんか教えて貰わなくてもいい!ふんっ」
「ああっラブぅぅ…挨拶のチュウはぁっ?」
「お預けっ!ふんっ」
「ららららぶぅぅ…」
#####
「カァットォっ。オッケーですっ」
「納得がいかない」…
「え?なんですかギョンジンさん…」『まさかこの人もなぜなぜタイプ?!』
「どうして帰る前に濃厚なキスシーンを入れないのさ!」
「ギョンジン!俺はイヤだからなっ!」
「かわいそうじゃないか、この映画の中のギョンジン…。なんだかオバカでどすけべぇなだけじゃないかっ!」
「かんとくぅ…今度はギョンジンさんまで文句言いに来たよう」
「…」
「かんとく?」
「…。あえ?ミンギ、何?」
「監督どうしたんですか?まだホッペが赤いですよ」
「…。ミンギ…。頼みがある…」
「…なんですか…」
「あのワラシ君とのキスシーン、もうちっと増やしてよ」
「かんとくうっ!」
「それがダメならぁ…チョンマンをぉ…イヒヒどう?」
「ヘンタイっ!」
「なんだよぉ、いいじゃねぇかよぉ…。あの子結構…イイセンいってるよ…」
「あれぇジホさん…自分が『愛に目覚めた』?」
「ソヌ君~みつけた石をキレイに磨けばやがて高く売れる!」
「…ジホさん…え○ですね…」
「ソヌくんっ!」
プールサイドの恋 れいんさん
ミンギ監督、メガホンを取り、指示を出す
「シーンの説明いきまーす!えっと、まず、ホンピョさんが室内プールまで犯人を追い詰めます。
そこで、逃げ場を失った犯人が銃を向ける。ホンピョさんはその弾をよけた拍子にプールに落ちる。
泳げないホンピョさんを助けようとドンヒさんがプールに飛び込む
そこまでのシーンを一気に撮りますんで、スタンバイお願いしまーす」
「あのぉ…俺、泳げるんすけど…」
「えっと…撮影の都合上、一応、泳げないって設定で…」
「あの…僕は飛び込んで助けるだけでいいんですか?」
「えっとぉ…その後プールサイドで人工呼吸お願いします」
「「また人工呼吸かよっ!」」
「じゃ、スタンバって下さーい!…よぉぉーーい、スターートっ!!」
#######
「うわぁぁっ!!」
ザバーーーンっ☆
「ホンピョっ!」
僕は夢中でプールに飛び込んだ
水中にゆっくりと沈んでゆくホンピョを確認した
僕はホンピョの手を掴み、抱き寄せた
ホンピョは力なく僕の肩に手を回した
まだ僅かに意識はあるようだ
僕はそのまま水面に浮上するはずが、つい、脚本より早い段階で人工呼吸をしてしまった
ホンピョは一瞬びっくりした様に目を開け、身を硬くした
僕は水中でホンピョを抱きしめたままキスを続けた
水中でのキス…
僕は水中では、ついこんな行動をとってしまう
過去の記憶がぼんやりと蘇った
僕達が水中で舞うようにキスを続けてどのくらいの時間が経っただろう
息が続かなくなった僕達はようやく水面に顔を出した
######
「はーーい、カーーーット!OKっす!ちょっと脚本と違ってますが、よかったっすよ。
これで行きましょう。じゃ、10分休憩っす!」
ミンギ監督から声がかかった
僕とホンピョは濡れた体に白いバスタオルを羽織り、プールサイドに腰掛けた
「おい、ドンヒ、さっきのアレ…どういうつもりなんだよ」
「…悪かったな。ついあんな事を…」
「あのミランって女ともあんな事やったのか?」
「…うん…昔の話だけどな…」
「ふん、つい思い出しちゃったってわけかよ」
「…」
「俺はあの女の身代わりかよ」
「なんだよ。おまえだってジホ監督といい雰囲気だったじゃないか」
「あっ、あんだよ、それはよぉ…」
「…なぁ、ホンピョ、僕達って今まで何回くらいキスしたんだろ…」
「え?…んなのいちいち数えてねぇよ」
「…僕とキスした時って…どんな気分だ?」
「…どんなって…」
「だから…嫌な気分だとか、気持ち悪いとかさ…」
「ん…俺は女としかキスしねぇ主義だけどよ…その…なんつーか…
自分でも不思議なんだけどよ…正直、嫌な気分にはなんねぇんだよな」
「そうか…実は、僕もなんだ。僕は心も体もノーマルなはずなんだが…
なぜか、おまえの唇がピーチ味のマシュマロみたいに感じる…」
「げっ!…俺達…なんかヤバくないか?」
「僕も最近自分の事がわからなくなってきた」
「…ドンヒ…ノーマルって何だろう…」
「うん、僕も気になって辞書で調べてみたら、『正常の』とか、『正規の』って意味だった」
「この世界にいたら、何が正常で正規なのかわかんねぇな…」
「ホンピョ…僕と真面目にキスしてみないか?」
「え…?」
「僕達って、はずみだとか、ショータイムだとか、撮影だとかでキスした事はあるけど…
ちゃんと真面目に向き合ってキスした事はないだろ」
「そんな事、改まって言うなよ。どう答えたらいいのかわかんねぇじゃんか」
「どうだろう…二人きりの時にちゃんと普通にキスしてみたらどんな気持ちになるかな」
「…ん…そうだな…おまえの言ってる事はなんとなくわかる…」
「僕とじゃ嫌か?」
「…あ?…ちぃっ!もうごちゃごちゃ言わずに早いとこやっちまってくれっ」
「…おい…目閉じろよ…そんな睨みつけられてちゃやりにくいだろ」
「あ…んっと…そのぉ…ドンヒ優しくしてくれよな…」
僕はゆっくりとホンピョに近づき、そっと唇を重ねた
そしてホンピョの頬に手を添えて、顔の角度を変えてみた
緊張している様なホンピョをリラックスさせようと、下唇を軽く噛んだり、吸ったりもした
ホンピョは少しずつ力みが抜けていき、僕に体を預けた
僕達の本当のファーストキスはこの瞬間だったのかもしれない
ぎこちないキスが終わった後、僕達は黙りこくったまま、微かに波打つ水面を見つめていた
うまく説明できないような妙な感情が湧いてきた
その気まずい沈黙を最初に破ったのは僕だった
「…どうだった…?」
「ん…妙な感じで…でも…ヤな気分じゃなかった…」
「…そっか…僕もだ…」
そして僕達はまた黙り込み、キラキラと乱反射する水面を見つめていた
ノーマルキッス(映画挿入歌) びょんきちさん
ノンノン ノーマル アブノーマル
アブアブ アブナイ アブノーマル
ぼくらはノーマル青少年
普通で 正規で 正常で
清く 正しく 美しく
でもでもなんだかわかんない
普通って一体どんなこと?
正常って一体どんなこと?
みんなと一緒じゃなくちゃダメ?
男と女じゃなくちゃダメ?
アイツを好きになっちゃだめ?
関係ないじゃん そんなこと
関係ないじゃん 好きだもん
関係ないじゃん 愛してる
やっとやっとさ 気がついた
二人の心の奥底に オリのようにたまってた
深くて 濃くて 愛しくて
あふれるような この想い
気がつかないふりしてたけど
好きさ 好き好き 大好きさ
君の瞳に恋してる
キラキラキラキラ乱反射
僕らの恋のファーストキッス
プールサイドのノーマルキッス
ドンヒ&ホンピョのノーマルキッス
替え歌 「ある日突然」 ロージーさん
ある日突然 二人黙るの
あんなにお喋り していたけれど
いつかそんな 時が来ると
本当は わかっていたの
ある日じっと 見つめ合うのよ
二人は互いの 瞳の奥を
そこに何が あるか急に
知りたくて お互いを見る
ある日そっと 近寄る二人
二人を隔てた 壁を越えるの
そして二人 すぐに知るの
探してた 愛があるのを
ある日突然 気づいてしまう
ただの友達が その時変わる
いつか知らず 胸の中で
育ってた 二人の愛
(トワ・エ・モア『ある日突然』)
ザンコクな指示 ぴかろん
ー本部の廊下を鼻歌交じりに歩くラブ
廊下の突き当たりに男の背中を発見…
よく見ると男の背中に腕が回されている
『げっ…誰か抱き合ってる…。スヒョクかな?チェミボス?あっでもあの愛人は本部には入れないし…
じゃ、くふっ…テソンさんとmayoさん?!…でも…結構ごっつい腕だよな…
え?まさか…ギョンジン…だれかと…』
ラブ、心配になりそちらの方に駆け寄ろうとする…と、背中を向けていた男が壁からすぅっと離れて本部のドアの方へ歩いていく
慌てて物陰に隠れるラブ
男の横顔を確認
ジホである…
後に残っていたのは…
『ほほほほホンピョっ!(@_@;)』
ラブ、絶句してその場に立ち尽くす
壁に凭れて俯いていたホンピョは、涙を拭くような素振りを見せて、ゆっくりと本部ドアへ…
『なになになに…どーゆーことどーゆーことどーゆーことっ(@_@;)ホンピョとジホさんって…そりゃこないだチューしてたけどっ!でもホンピョとドンヒ、マジモードだって聞いたのにっ!ギョギョギョギョンジンに知らせなくっちゃっ!』
アタフタしているラブ
ー1時間ほど前のこと、本部に繋がる地下通路をスヒョクは鼻歌交じりに歩いていた
通路の突き当たりに男の背中を発見…
よく見ると男の背中に腕が回されている
『げっ…誰か抱き合ってる…。ラブかな?チェミボス?あっでもあの愛人は本部には入れないし…
じゃ、くふっ…テソンさんとmayoさん?!…でも…結構ごっつい腕だよな…
え?まさか…ソクさん…じゃないな、あの後姿は…誰だろう…』
スヒョク、興味津々でそちらの方に駆け寄ろうとする…と、背中を向けていた男が壁からすぅっと離れて本部に通じるエレベーターの方へ歩いていく
慌てて物陰に隠れるスヒョク
男の横顔を確認
ジホである…
後に残っていたのは…
『ちちちちちチョンマンさんっ!(@_@;)』
スヒョク、絶句してその場に立ち尽くす
壁に凭れて俯いていたチョンマンは、涙を拭くような素振りを見せて、ゆっくりとエレベーターの方へ…
『なになになに…どーゆーことどーゆーことどーゆーことっ(@_@;)チョンマンさんとジホさんって…そりゃこないだチューしてたけどっ!でもチョンマンにはチニさんって恋人がいるしっもうすぐ渡米するって言ってるしっ!ソソソソソクさんに知らせなくっちゃっ!』
アタフタしているスヒョク
ーラブ、本部に入ってくる
「おはよう」
ジホがラブを真っ直ぐ見つめて挨拶する
「おおおはははおはようございまつっ」
「噛んでる…」
「ははっ」
「それにもうお昼だ…おはようじゃないね」
「あうっ」『アンタが先におはようって言ったんじゃんかっ!」
ジホ、すっと立ち上がりラブの肩に手を置き、耳元で囁く
「ちょっと話がある…十分後に書庫に来て…」
「…え…。ここここここではできないはははなはなは」
「そう…ここではまずいんだ…。特に…ギョンジンに知られると…まずい…。彼の立場が危うくなるからね…」
ジホ、そう言って口元だけ微笑み、ラブの肩をポンポンと叩いてドアから外へ出て行く
『十分後、十分後…どうしよう…なんだろうギョンジンの立場が危うくなる?え?なに?どういうこと?』
ラブ、どぎまぎしている
バターン☆
「あうんマイダーリーン、遅くなってごめぇんちゅちゅちゅちゅちゅううううっ」
「んむむむ…」
「はあん…おいしいっ…ねぇんラブぅ…そろそろ一緒に住もうよぉ…毎日天国に連れてってあげるよぉんくふん」
「…アンタには天国でも俺には地獄だよ…ふんっ」
「あああんラブゥゥ冷たいお前もすきっ」
デレデレとしなだれかかるギョンジンに肘鉄を食らわせながら、不安そうなラブ
ーその1時間ほど前、スヒョク、本部に入ってくる
「おはよう」
ジホがスヒョクを真っ直ぐ見つめて挨拶する
「おははおはおはははおっ」
「意味不明…」
「はひっ」
ジホ、すっと立ち上がりスヒョクの肩に手を置き、耳元で囁く
「ちょっと話がある…十分後に書庫に来て…」
「…え…。なななんなんなんはなはな」
「『何の話か』って?来ればわかるよ…ここでは話せない…。特に…隊長に知られると…まずい…。彼の立場が危うくなるからね…」
ジホ、そう言って口元だけ微笑み、スヒョクの肩をポンポンと叩いてドアから外へ出て行く
『十分後、十分後…どうしよう…なんだろうソクさんの立場が危うくなる?え?なに?どういうこと?』
スヒョク、どぎまぎしている
バターン☆
「あうんスヒョクぅぅっ、逢いたかったよぉぉぉん…再会のチュウをしようっ」
バチーン☆
「はあん…つめたぁいっ…つれなぁいっ…そんなスヒョクも魅力的だよぉん」
デレデレと纏わりつくソクの頭を押しのけながら、不安そうなスヒョク
ー書庫にて…ラブ
纏わりつくギョンジンを振り払い、書庫に逃げ込んだラブを後ろから抱きしめると同時に口を押さえるジホ
「静かにして…」
「…ななな何をっ…」
「こっち向いて…」
「おおお俺になんかしたらっギョンジンが黙ってませんよっ…あんなスケベでもあの人、一流のスパイなんだからっ!」
「…ふふん…」
「…なんなんですかっ!」
「色っぽいな…。それにかわいい…。加えて負けん気も強いし、窮地に陥ってもなんとか逃れる粘り強さがある…」
「…何を…」
ージホ、書庫のドアにラブを押し付け、耳元で囁く
「協力してほしいんだ…」
「…え?」
「大人の男を落とす方法…教えてやってくれないかな…」
「…」
「僕が教えてもさ…本気になっちゃいそうで怖いのよ…」
「…まさか…ホンピョ?」
「…んふ…。あの子、いいもの持ってるんだ…」
「…ホンピョは…ドンヒと…」
「んふっ恋愛は恋愛でうまくやればいいさ。でもスパイとして成功するためには…もっとしたたかでないと…。だから…一般の大人の男を落とす方法…君に…教えてもらいたいんだ」
「おおお…俺…そんなテクニックないっす!」
「なぁに言ってるんだよ…君は存在するだけで色っぽいのに…くふん…」
「…」
「いいね?後輩のためだから…。今夜10時、こないだ張り込んだあのホテルのクラブの二階ね…。ギョンジンには内緒だよ…っていうか…ほかの誰にも言っちゃだめだよ…いいね…」
「あ…はひ…」
ーラブ、魔力を秘めたジホの瞳に操られるように頷いてしまう
ジホ、そっとラブの頬を撫でて、ドアを出る…
ラブ、ため息をついて自分の体を抱きしめる…
ー一時間前、スヒョクもチョンマンに対して、同じようなことを言われていた(以下省略)
ー午後10時、こないだのクラブの二階のフロア…
指定された席で出くわす四人
それぞれ気まずそうな雰囲気
「やあやあおまたせぇっ」
ージホ、明るくやってくる
「どしたの?みんな、暗い顔しちゃってぇくくくっ」
「「ジホさんっ」」
縋るような目をして叫ぶホンピョとチョンマン
「「これは一体どういう事ですか?」」
責めるような口調で問うスヒョクとラブ
「だから…言ったでしょ?ホンピョとチョンマンに足りないお色気を、君たちが教えてやってっての…」
「…」
「あそこで踊ってるあの男…。あいつに一人ずつモーションかけてみて…。あいつの心を動かして、一緒にお茶を飲む…以上の事ができたら、合格だよ」
「合格?俺たちもそんなテストみたいな事を?」
「そう。君たちもその『色香』に衰えがないかどうか、時々メンテナンスしないとねぇフフ」
「…」
「一人のおっさんばっかり相手にしてるようじゃ…とうていスパイとしてはやっていけない…」
「「むっ」」
「それから、ホンピョとチョンマン、君たちがもし、あの男を落とせたら…僕がご褒美をあげるから…」
「「ご褒美って?!」」
ホンピョとチョンマンの耳元でごしょごしょ呟き、ニヤニヤ笑うジホ…
ホンピョとチョンマンは真っ赤になる
スヒョクとラブ、内緒話をする
「これって何?」
「もしかしてジホさん、欲求不満?」
「かもしんないね…ホンピョの奴、こないだちょっとポーっとなってたかと思ったらさ」
「ああ、本命らしきドンヒとチュウしたんだろ?」
「情報早いな…」
「だってドンヒが自分で言ってたもん…予防線はったつもりじゃない?」
「…それが裏目にでたかぁ…。でもなんで俺たちも?」
「…他人の幸せがねたましいんじゃないの?クフフ」
「君たちは!あの男を落とせなかったら…一週間二人だけで書庫の整理をしてもらうよ、もちろん恋人に逢う時間などない!いいね」
「「…○すだよね…絶対…」」
ジホが指さした先には、フロアで優雅に踊っているスヒョンがいた…
もちろんすぐ近くにドンジュンもいるのだが…
果たして…(^^;;)
実行 ースヒョク編ー 足バンさん
スヒョクはダンスフロアのドンジュンの側にすっと近寄り
リズムに乗りながらドンジュンの耳元に囁いた。
「ドンジュン…影が線を越えてるぞ」
「へ?」
「このフロアをよく見てみろ…影がこの黒い線を越えたらNGだ」
「NG?」
「そうだ。撮り直しだ。ミンギ監督に確認してこい」
「う、うん、わかった」
「おお…スヒョクのやつ、ワケの分からないこと言ってドンジュンを追っ払ったぞ」
「さすが軍で鍛えられただけありますね」
「ちょっと違わないか、それ」
「さてここからだ、諸君」
スヒョクはステップを踏みながらスヒョンに近づく。
「ドンジュンは?」
「ミンギ君に呼ばれました」
「そ」
「スヒョンさん、俺とお茶飲んでもらえませんか?ご馳走しますから」
「いいよ」
「うあああーっ!もう合格じゃねぇかっ!」
「何なんだ!あの直線定規みたいな正攻法はっ!」
「でもあれって”心を動かした”ことになんのか?」
「しっ!黙って」
スヒョンとスヒョクは中央フロアから出て店内のカウンターに並んで座る。
「僕はジン。スヒョクは?」
「あうっ…あの、お茶じゃないと困るんですが」
「何で?」
「何でってお茶じゃないとダメなんです!ご馳走しますからっ!」
「かぁ~っ!バカかあいつっ!ねぇ監督」
「いやあれが作戦かもしれない」
「なるほど”実直青空作戦”ですね」
「ソクさんならもうとっくにひと悶えしてるよな」
スヒョクはスヒョンに間近でじぃっと見つめられ言葉に詰まる
「じゃこうしよう、初めにジン、次はお茶、どう?」
「はいっ!じゃそういうことで」
「おお~2杯目にお茶に行けそうだぞ!」
「監督それって意味あるんですか?色香と関係ないじゃないですか」
「うん、お茶飲むのがテーマじゃないよな」
「人生はドラマだ。まぁ見よう」
スヒョクはいきなりジンを口に放り込む
「ちょっと大丈夫?おまえって酒強くないだろう?」
「だいじょぶれすっ!」
「ほら舌痺れちゃったんじゃない?」
「らいじょぶえすっ!」
「その痺れ…僕が治してあげようか」
「はへ?」
「ああああーっ!監督!スヒョクがコマされますっっ!」
「いいから見てろ!」
「うん”俺って下戸なの作戦”かもしれないぞ」
スヒョンは指を鳴らしてバーテンに珈琲を注文した
「濃い珈琲を飲むと治るよ」
「ほんほーれすか?」
「ふふ…うそ…2杯目はお茶の約束だからね」
「やったーっ!お茶だ!お茶に行った!」
「だからさぁ…それが目的じゃないっつーの」
「まだスヒョンさん全然オチてないじゃん」
スヒョクは珈琲を受け取り両手でカップを持って飲む
「いつもそんな風に飲むの?」
「え?」
「そんな風に両手で飲むの?」
「キターーーッ!来ましたよっ!”かわいこブロマイド作戦”ですよっ!」
「軍隊じゃいろいろ教わるんだな」
「ソクさんならもうとっくに襲いかかってるね」
スヒョクは自分を見つめるスヒョンを睨んだ
「俺の飲み方はいいんです。スヒョンさんも珈琲飲んで下さい」
「ん?まだいいよゆっくりやるから」
「困ります!もう時間がないんです!」
「「「 ぶぁっかっっ! 」」」
「それは残念。じゃまた今度」
「え?あの…」
「あ?ごめん。ジンのお礼ね」
スヒョンはするりとスヒョクの首に手を回して顔を近づけると
濃厚なキスをして立ち上がった
「…」
「…」
「…」
「あいつ…固まってる…」
「ほとんど免疫ないからな」
「相手を甘くみたな」
「軍隊じゃろくなこと教えないな」
スヒョンはフロアに戻り、首を傾げながら帰ってきたドンジュンと合流した。
書庫の整理おひとり様決定
実行 ーラブ編ー オリーさん
ラブはダンスフロアのドンジュンの側にすっと近寄り
リズムに乗りながらドンジュンの耳元に囁いた
「ドンジュン、ギョンビンが探してたよ」
「え?」
「恋人に関する重要な情報がナンチャラって」
「そっか。ありがと、ラブ」
「ラブも簡単にドンジュンを追っ払ったぞ」
「歩くエロ」
「まだ何もしてねえだろっ」
「スヒョンさん」
「どうした、ラブ?」
「僕と踊る?」
突然リズムに乗って腰をくねらせるラブ
「そうだな、君とは飲む方がいいかな」
ラブの腰に手をかけバーに誘うスヒョン
「おおっ!いきなり相手に誘わせた!」
「ポイント高いですね、監督」
「やるな」
「エロフェロダンスも凄い」
「何にする?」
「ミルク」
「おいおい、野暮なこと言うなよ」
「ミルクが好き」
「しょうがないな。じゃ僕もつきあおう。ミルクティ、アールグレイでね」
再び指を鳴らしてオーダーするスヒョン
「いい線いってんじゃない?君たちよく見ておきなさい」
「自然にお茶きましたね」
「遊び人の御曹司ね」
「軍隊とは別の訓練か」
「何かあるんだろ、スヒョクといい君といい」
「何でもないよ…」
俯くラブ
「そんなことないだろ。言ってごらん」
「迷惑かけたくない」
ミルクを一口飲んで再び俯くラブ
「気を持たせてる!うひひひ」
「監督、下品な笑いしないで」
「下向いてるだけじゃんかよ」
「よく見ろ、下からエロフェロ上目遣い作戦だ」
「僕ううん、やっぱり何でもない」
「ラブ?」
「スヒョンさんには関係ない…」
「君が元気ないと気になるだろ」
「スヒョン、ラブの肩に手をかけたっ!」
「監督、落ち着いて!」
「何であれだけでああなるんだ」
「エロフェロはかなげ作線だ」
「心配してくれるの?」
「決まってるじゃないか、君は…」
「何?」
「魅力的だよ」
「嘘っ…」
と言いつつスヒョンの胸に顔をつけるラブ
「いいぞ、いいぞ。ふへひへん」
「監督、意味不明の笑いやめて」
「くー、なるへそ」
「エロフェロ甘え作戦!あ、あれ?元祖が…」
「スヒョン、すまない」
「ミンチョルどうした?」
「ラブと話し中か…」
ミンチョル、ラブに気づいて一歩離れ腰に手をあて額を押さえる
「どうした、ミンチョル?」
「いや、いいんだ」
ミンチョル、口に手をあてながら後ろを向いてからおもむろに宙を見上げる
「ミンチョル、だからどうした?」
「邪魔してすまなかった」
ミンチョル、ガラスの目玉でスヒョンを見つめながら去ろうとする
「ミンチョルっ!」
ラブを残してミンチョルを引き止めるスヒョン
「どうした、言ってみろよ」
「あらら…こりゃまた、ぐひひひん」
「本家が来ちゃいましたね」
「ただ口に手ぇあてたり俯いたりしてるだけじゃんよぉ」
「そこが本家天然の最大の武器だ」
「ラブ、悪いけどミンチョルと話がある。君の相談は後で」
「あ、はい…」
「ミルクは僕のおごりだ」
「あ、はい…」
ミンチョルを抱きかかえるスヒョン
俯いたままのミンチョル
「あちゃー、あれ出されちゃラブもお手上げだなあ」
「ガラス目玉も入ってましたね」
「目玉にガラス入れたら痛くねえか」
「バカっ、ほんとにガラス入れるわけねえだろ!」
ミンチョルを抱いて話しかけるスヒョンの所へギョンビンを伴ったドンジュン戻ってくる
四つ巴の乱戦
「何で抱いてるのっ!ミンチョルさんを!」
「誤解だよ、ミンチョルが気分悪そうだったから…」
「何で僕じゃなくてスヒョンさんのとこに来るのっ!」
「撮影所で迷子になったようなのら…」
「「嘘つきっ!!」」
ミンチョル、ギョンビンにずりずり引きづられて退場
残されたスヒョン、ドンジュンに言いわけの嵐…
そして書庫の整理さらにおひとり様決定
実行ーホンピョ編ー れいんさん
「おい、ドンヒ…」
「あ…」
この前、まじモードでキスしてから、僕達はまともに話をしていない
あんな事…しなきゃよかった
友達のままいればよかった…
「あのよぉ。ドンヒ。俺の宿題手伝ってくれよ」
「宿題?」
「ん…ジホ監督に出された宿題」
「なんで僕が手伝わなきゃいけない?」
「だって、おめえ俺の頼み何でも聞いてくれるじゃん」
「うっ…」
こいつは僕の弱点を知っている…
「どんな宿題だ」
「あっちのフロアで踊っている男を落とせって…」
「ええっ?…あれってスヒョンさんじゃないか」
「ん…スヒョンだ」
「…悪い事は言わない…やめとけ」
「なんで?」
「相手は百戦錬磨のキング・オブ・ホ○トのスヒョンさんだぞ」
「それがどーした?」
「おまえの方が軽くあしらわれるのに決まっている」
「んなもん、やってみなきゃわかんねぇだろ。
スヒョクもラブも撃沈されてたけどよ、案外、俺はいけるかも…。けどよ、ドンジュンが近くにいるのがよ…」
「おまえ…さっきから、その呼び捨てはやめろよ」
「とにかく、ドンヒ、どーにかして、ドンジュンを連れ出してくれよ。じゃなきゃ、俺ジホ監督に酷い目に…」
「酷い目?」
「ジホ監督に書庫に監禁されて、あんな事こんな事されて、もうお婿にいけない体になっちまう」
「何っ?…わかった!手伝おう!」
「いひひひっ。やっぱドンヒいい奴だなっ」
「あー、けほこほ。
いいか?僕がうまくドンジュンさんを連れ出したら、こ汚くてほっとけない野良犬がスヒョンさんに近づく
かわいい目をしてくんくんなつけばスヒョンさんも世話を焼きたくなるかもしれん」
「あ…?こ汚い野良犬って誰…?」
「…」
しばしの打ち合わせの後、僕はドンジュンさんに声をかけた
「あのぉ…ドンジュンさん、僕、今度、車を買おうと思ってるんですが、ちょっとアドバイス頂けませんか?」
「ん?ああ…いいけど。…じゃ、ごめん、スヒョン、すぐ戻るから」
フロアで一人になったスヒョンにホンピョ近づく
「あのっスヒョンっ…さんっ」
「ん?ホンピョ?どうしたの、そんなギクシャクした歩き方して…。間接でも痛いの?」
「…これ、一応踊ってるんすけど」
「あはは、そうだったの」
「あのっちょっとお話がっ。向こうでお茶でも飲みながらっ」
「何?今日はやたらとお茶に誘われる日だな」
ホンピョ、ぎくしゃくした動きでスヒョンとカウンターに腰掛ける
物陰から覗いているジホ監督達…
『うまく誘い出すのには成功した様だな。でもここからが問題だ』(ジホ監督心の声)
「で、話って?」
スヒョン、ウェイターにパチンと指をならして、ショコラケーキとエスプレッソを頼む
「あのぉ、スヒョンさん。例えば、きっちゃない野良犬が雨にうたれていたとします。
良く見るとその野良犬は可愛い瞳をしていて、磨けば立派な犬になりそうです。
そんな野良犬がスヒョンさんにくんくんなついて尻尾振って擦り寄ってきたらどうしますか?」
『おっ!ホンピョ、ほっとけない野良犬作戦に出たな。これは以外な展開になるかも…』(ジホ監督心の声)
「うーん。置き去りなんて可哀想だから、家に連れ帰ってお風呂に入れてあげる。もちろん、僕も一緒に入ってね」
「いっ!」
ホンピョ、焦って目の前のショコラケーキをぱくつく
「それから丁寧にブラッシングしてあげて、何か食べさせてあげる。時々口移しなんかしてあげてね」
「ええっ!」
ホンピョ、またもやショコラを口に頬張る
「綺麗になったところで、鼻先にそっとキスして僕のベッドに入れてあげる。そして抱きしめて眠る。
もちろん、僕も生まれたままの姿でね」
「うぐぐぐっ…!」
ホンピョ、口いっぱいに頬張ったチョコケーキで喉が詰まる
目を白黒させてパニック状態
スヒョン落ち着いた様子で、エスプレッソを口に含み、ホンピョに口移しで飲ませる
「ん…むむむ…は…はふぅん」
「ふふ、大丈夫?今日はなんだかキスとお茶づいてる日だな
あ、ドンジュンが戻ってきた。またふくれるといけないからもう行くよ。…野良犬の話楽しかったよ」
スヒョンが微笑んでするりと立ち去った後、カウンターにぐったりと突っ伏しているホンピョ
『あ~あ…ありゃ完全にイっちまってるな。書庫の整理、またお一人様追加ね…』(ジホ監督心の声)
実行 ーチョンマン編ー 足バン
ドンジュンに近づくチョンマン
「今度はチョンマン~?何よ今日はもぉ~」
「ドンジュン頼む!頼むからちょっと席を外してくれ、俺の将来が掛かってる」
「何か怪しいんだよなぁ」
「同期のよしみだろ」
「もぉ!ちょびっとだけだからね!」
「おお~チョンマンのやつ正面から行ったぞ」
「でも正攻法はスヒョンさんには利かない、俺が実証済み」
「でもあいつは演技にかけちゃセミプロだからな」
「おいホンピョ、大丈夫か?」
「くぅん…」
見事なノリでステップを踏みスヒョンに近づくチョンマン
「君も僕とお茶しにきたの?」
「踊りたいだけです。スヒョンさんがいてもいなくても」
「ふふ…相変わらずうまいね、踊り」
「おおお~っ”眼中に無い作戦”だっ!」
「いひひひこういう展開って結構スキだぞ」
「監督めちゃくちゃ楽しんでません?」
少しハードな曲になりスヒョンと背中合わせになって踊るチョンマン
「「 あっつ! 」」
「悪い…踏んだ?」
「いえ、かわした時にちょっと足首を」
「ちょっとおいで」
「あ、いいです、大丈夫です!」
「おおおお~!一度断るとこがポイントかっ」
「うん恋のテクニックだな」
「チョンマンのやつ頭の中で台本書いてるな」
「くうぅぅ~!あれを現実で実践できりゃなぁ~あいつ」
スヒョンに強く誘われ足を引きずってカウンターに座る
「どれ見せてごら…」
「あっ!いいんです!触らないで!」
「どうしたの?」
「あ、いえ…あなたに触られたりしたら俺…」
「ぎょええええ!キタキタ!あなた呼ばわりしたぞ!」
「いいっすねいいっすね!きぃ!」
「うーん思わぬ伏兵来たりかな」
至近距離のスヒョンの顔をじっと見つめ目をうるませるチョンマン
「俺って魅力ないですか?」
「魅力的だよ、色気はないけどね」
「色気って…恋すれば出ますよね」
「恋しるんでしょ?」
「…俺…」
「チニさんとずっと会ってないね」
「はぅっ?!」
「今アメリカでしょ?」
「あぁうぅぅぅ…」
「うあああ!あの野郎チニさんの名前で我に返りやがった!」
「ったくっ!チョンマンっ!役に入れーーっ!」バンバンっ
「い、痛いっすよ監督」
すっかり調子を崩したチョンマンに微笑みかけるスヒョン
「今度いつ会えるの?」
「うぅぅ…少しでも早く…でもわかんないんで…俺…」
「今度もし会ったらね」
「は、はい…ぐし…」
「そんなとこで泣くなぁ~っ!チョンマンっ!」がぶっ
「痛いっすよー監督!」
「ところで大丈夫かホンピョ」
「うふん…」
スヒョンは泣いているチョンマンの耳元で囁く
「彼女をぎゅっと抱きしめてこう言うんだ」
「はい…」
「頼むから黙って、ただ愛させてくれ」
「そっそれって」
「知ってるだろう? by ジョン・ダン」
「しっ知ってます」
「ね?文学も活かすといい」
「はっはいっ!」
「「「 ぶぁっかっっっ! 」」」
「「「 はいじゃねぇっ! 」」」
「そしてトドメは君の心からの…」
スヒョンはチョンマンの頬を優しく包み込み濃厚なキスを
…するかと思われたが寸止めすると、ウィンクをして席を立った
「…」
「…」
「…」
「倒れたぞ…あいつ…」
「寸止めなのに…」
「すげぇ…」
「でもってホンピョ、大丈夫か」
「はふん…」
書庫の整理、過密状態決定
実行 ー監督編ー 足バンさん
ダンスフロアの2階で頭を突き合わせるジホ+スヒョン攻略失敗の4人
「思ったより手強かったな」
「まぁ君たちはまだまだってことかな」
「監督!そんなこと言うなら監督が手本見せて下さいよ」
「え?」
「そうですよ!けっこうなコマシだそうじゃないですか」
「そんなことは…」
「「「「 レイクサイドホテル! 」」」」
「あ…ケホン」
「何だかすごそうだよなぁ…監督って」
「そうですよ、俺らのこともあんなに…なぁホンピョ」
「ドンヒに怒られちったよ」
「ほらっ監督っ!」
「コホン…では諸君よく見ていなさい」
「「「「 やんややんや~ 」」」」
フロアに下りて行くジホ
「ケホン…スヒョンさん」
「今度は監督?」
「しっ黙って。そのまま。今からあなたは僕の愛人という設定です」
「監督の?」
「カメラは回っています。早速役に入って」
「キスでもしますか?」
「「「「 あああー!職権乱用だぁ 」」」」
「でででもいきなり腰抱いて耳元で囁いてる!」
「ぞくっ」
「ホンピョぞくってするな!」
「何だよドンヒいつの間に来たんだよ」
ジホが耳元でまた何か囁こうとした時ドンジュンがフロアにずんずん入って来る
「もぉぉぉ~スヒョン聞いてよぉ~!って、ちょっと!監督!」
「な、何?せいしょ…」バッチン!
「痛いなぁ!いきなり!」
「監督!変な企画立てたでしょ!どーもおかしいと思ったんだから!」
「何のことだろうか」
「スヒョンを落とせるかってゲームしたでしょ!」
「ゲームじゃない!研修だ!」
「ほらやっぱり!もうっ!ホントに油断も隙もないんだからっ!」
「ああ監督ってばすぐ白状しちゃって」
「おい、誰がドンジュンにチクったんだ?」
「さあ」
「もうよしなさいって」
「スヒョンもスヒョンだ!スヒョクさんにキスしたでしょ!」
「え?うん、ちょっとだけ」
「ラブ君が胸にもたれていいムードだったでしょ!」
「うん、ちょっとだけ」
「ホンピョの野郎に口移ししたでしょっ!」
「あー、ちょっとだけ」
「チョンマンにまでスン止め技使ったでしょっっ!」
「最短距離だった」
「ぶーっ!もうこの後のラブシーン全部お断…んんっ」
「「「「「 …… 」」」」」
「出た…口封じ」
「生で見ると迫力あるなぁ」
「あ~あんなに絡んじゃって」
「ごくり」
「ホンピョっ!ごくりってするな!」
「で監督、横で何やってんだ?」
「よし!ここでカメラ回りたいなぁ!スヒョンさんもうちょっと腰引き寄せた方がいいなぁ!こうググッと」
スパッコーーーン!
「何やってるんですかっ!監督!」
「ミ、ミンギ君」
「ぜんっっっぜん!撮影進まないじゃないですかっ!」
「青少年にチクったのは君?」
「そうっすよ!もう!ずぅーっとカメラで追ってましたからね!」
「そうなの?」
「そうなのじゃないっす!Nはどうしたんですか!Nはっ!」
「あ、Nね」
「スパイ達を勝手に連れ回さないで下さい!」
「あ、はい」
ミンギに連れていかれるジホ。おかまいナシに絡むスヒョドン
「監督も書庫整理決定だな」
「チョンマンとホンピョもいつの間にか書庫整理になってやんの」
「でさっ!」
「そうっ!」
「結局1番は誰だったっ!?」
「……」
「「「「「 本家天然! 」」」」」
「俺たち元は同じだからできるんじゃない?」
「いろいろ難しく考えなくていいんだよ」
「どうやるの?立って腰に片手当てて…こう?」
「そうそう俯いて額を押さえて」
「こうか?」
輪になって同じポーズをとる5人は何か肝心なことを思い違いしている上に、
撮影のこともすっかり忘れて楽しんだ
三馬鹿 VS 狐 びょんきちさん
ミンチョル「ソンジェ、まさかお前がミスターNを…」
ソンジェ「兄さん、どうして僕を疑うのさ」
ミンチョル「お前は金に困っている。危ない仕事に手を出したとしても不思議ではない」
ソンジェ「兄さん、僕が信用できないの?」
ミンチョル「お前が信用できるとでも思うのか?」
ソンジェ「ひどいよ。あんまりだよ。兄さん」
ソンジュ「まあまあ、兄弟ゲンカはそのへんでやめとけよ」
ミンチョル「こいつとは兄弟じゃない。一滴も血がつながってない」
チョンウオン「血がつながってない兄、僕とヤンスングクみたいなもんか・・」
ソンジュ「それは、ここのオーナーの思い込みだろ?」
チョンウオン「どっちにしろ、ソンジェ君にはミスターNを捕まえる能力などないさ」
ソンジュ「 せいぜいどじょう星人と仲良くなるくらいが関の山だろ」
ミンチョル「ひょえ、どじょう星人とおともらちなんでしゅか?」
ソンジェ「兄さん、今、らりるれしゃべりしなかった?」
ミンチョル「コホンケホン、いやそれは空耳だ」
ソンジュ「確かにミスターNは魅力的さ。金の成る木だよ。僕だって拉致したいもん」
チョンウオン「火山ショーのイベントもマンネリ化してきたし、僕は『ミスターNを捜せ』という観客参加型のイベントを企画したいと思っている」
ソンジュ「僕も同じこと考えてた。うちのテーマパークにも『ミスターNの館」っていうのを作りたいんだ」
ソンジェ「僕の作詞作曲プロヂュースで、ミスターNをデビューさせるってどう?」
ミンチョル「お前はミューズを首になったんだぞ。いつまでそんなこと言ってるんだ」
ソンジェ「だ、だって…」
チョンウオン「BHCの連中、血眼になってミスターNを探してるようだな」
ソンジュ「ここのホテルにもスパイが何人か送り込まれているようだ。ミンチョル、君もそうなのか?」
ミンチョル「いや、僕は違う。ただ君たちのことが心配だ。犯罪に巻き込まれるんじゃないかとね」
ソンジェ「僕達もずっとミスターNとコンタクトを取りたいと思ってるんだ」
チョンウオン「でも、全く行方がわからないんだ。なんせ24時間走り続ける男だからね」
ソンジュ「今、オーナーがねずみーらんどに行ってるだろ?」
ミンチョル「ああ、夏休みの家族旅行だろ?」
チョンウオン「表向きはね。実はここだけの話なんだが、オーナーはミスターNの潜伏場所を突き止めたらしい」
ミンチョル「ミスターNは、ねずみーらんどにいるのか!?」
突然ドアが開く
ギョンビン「ミンチョル、こんなところにいたのか」
ミンチョル「あっ、ミンだぁ!」
ギョンビン「突然いなくなるから、探したんだぞ。心配させるなよ」
ミンチョル「迎えにきてくれたんでしゅか。僕うれしいな。ちゅっ!」
ギョンビン「何の話してたの?」
ミンチョル「内緒なのら、ちゅっ!」
ちゅうちゅうはむはむ うっふん、あっはん…
シュルシュルシュル…
ソンジェ「兄さん、また縮んだみたい」
チョンウオン「また写メール送る?」
ソンジュ「何を送っても信じないだろう。そういう人だよ。ヨンスさんって人は」
縮んで3頭身になったきちゅねは、ミンに手を引かれながら帰っていった
ズボンの裾を引きずリ「殿中でござる。殿中でござる」と叫びながら
拉致現場? ぴかろん
全く…ジホ監督は僕の邪魔しかしないんだからっ!
ちっとも映画の撮影が進まない!
書庫の整理のシーンだって、なんだかんだ言って必ず整理人員と絡もうとするし…
そんでスヒョクさんとラブちゃんに肘鉄くらってたけど…
でも…チョンマンさんとホンピョさん…
あの二人…かなりヤバいかもしれない…
だって監督ったら
「相談にのるよ…」
なんて言ってさ、肩抱いてさ、耳元で囁くようになんかアドバイスしてたみたいだし…
しーらないっと…
ところで…ソヌ先輩が紙袋を持ってきた
中を見たら毛糸と編み棒が入ってた
「なんです?これ…」
「しらない…ジホさんから預かった」
「ジホ監督から?!」
「ジホさんは『せーしょーねんにもらった』って言ってた」
「…これ…何に使うの?…まさか先輩をこれで吊るす?この編み棒で刺す?」
ベコ☆
「ってっ…」
「そんなヤワなもんじゃ刺せないし吊るせないでしょ?」
「…」
「もっとしっかりしたものでなきゃ…」
「…先輩…吊るされたいの?」
べこっ☆
##########
(本部ボスのデスク前シーン)
ー画廊近くでMr.Nが拉致されるのを見たという情報が入り、ラブとギョンジンが画廊に向かう
ボスから紙袋を渡される二人
「これを…画廊のオーナーに渡すように」
「これ…編み棒と毛糸?」
「そうだ。オーナーはこれに弱いらしい…」
「?」
「どういうことです?」
「皆目わからん…とにかく…渡してくれ。Mr.Nの事で何か情報が得られる可能性が高いらしい…」
「これで?」
「そうだ」
「こんなものより僕の人間襟巻きの方が…」
「つべこべ言わずに早く行け!ぶぁかっ!」
「…へい…」
「くふっ」
「なんだよぉぉらぶぅぅ」
襟巻きになろうとするギョンジンを一発なぐるチェミボス
「ってぇぇぇ…」
「はやぐいけっ!」
「…えええ?そんなのむりぃ…だって僕…長持ちするもぉ…」
バキイ☆(チェミさん、ここ、本気で殴っていいです)
ラブちゃんに引きずられて本部を出て行く二人
「ったぐぅぅ!」
完全に二人が出て行ったのを確認してから、机の下に隠していた愛人テスを立ち上がらせ、自分が襟巻きになるチェミボスであった…
(勿論目の角度は8時20分ですよっ!)
(スヒョンの画廊シーン)
ー紙袋を手渡され、中を見てぎょっとするスヒョン
口を押さえ、目を泳がせる
「あ…ありがとう…」
「ところで、こんな人をみかけませんでしたか?」
ギョンジン、挙動不審なスヒョンにMr.Nの写真を見せる
「…さ…さぁ…」
「…知らない?」
「…えと…」
「知っていることがあれば教えてください…情報が得られなければ、その紙袋は回収します」
「そんな!待ってくれ…思い出すから!」
スヒョン、紙袋を自分の後ろに回して隠す
###############
「ねぇ…これ…誰の仕業?またジホさん?」
「そうです!」
「…それで…この後、そのMr.Nの情報を流して、画廊の二階に駆け上がって、隠れて、震えながら…編み物するの?」
「そうです!」
「…」
「お願いしますね、じゃ」
「あっミンギくんっ!…くそう…なんでまた編み物を…」
といいつつ、慣れた手つきで編み目を作り始めるスヒョンであった…
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