絵を描こう!!書も持って外に出よう

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2007.10.01
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    行き暮れて  惑うバッタの  秋ゆれて

    ――― 日本全国 「俳句でヨイヨイ」 コンクール寄付入選作

                     朝生 世免人 先生                         

薄明かりを頼りに、

道路の右側に沿った線路を走る電車が、一体何線なのか

寄って確認してみようと、駅舎の姿を薄闇の中に捜し求める

私は 首領様 の捜索を諦めるという重い妥協の産物に

心をいたぶられながら、 私の国道56号 に戻り、

もう少し先やろ、何ぼ何でも、 にしの君 の曲がった所は

ちょっと手前過ぎるでえと、自分を納得させながら

道路標識やら、何らかの位置確認となり得る建築物を

探しながら、右へ左に目を配っていた。

それがいけなかった。  号泣

2両連結の電車の 灯り に、家路を急ぐ乗客がちらほら見えて、

余計に里心が美しい胸の内を抉る

2サイクルのけたたましい音が

右から左に抜けていく ♪ 私を追い抜きざま、

右から左に抜けていく ♪

停止した ほんスーパーカブ を運転していたのは

白い開襟シャツを着た中年のお父さんであった。

をいをい・・・また職務質問かよと しょんぼり 私は脱力感の余り、

ご老公 までが口を開けて放心状態に なりそうに なるのを、

凛々しく括約筋に力を込め 毅然と停止した。

『何処へ行くんぞな、もし』

天孫降臨。 みかんの皮を被った伊予のおとうさん。

『どがいしたんぞ?』

「徳島方面に行きたいんですけど・・・」

『そら兄ちゃん、へっちこ向いて走っちょるが・・・』

(あさっての方向に走っているよ)

『こんではいかまい』

(これじゃあいかんですよ)・・・ほとんど変化なし

おとうさんが真面目に指摘するには、

私は既に、 私の国道56号線 を走っていたのではなかった。

(何を馬鹿な事を言い出すんだ、みかんの皮、

目に向けて絞ったろか)

と思うのもあまりに自然な感情の発露であろう。

『ここは、国道とちゃうけんの』

『にいちゃん、何処からきたんぞ?』

私は、ご指摘に従い、慌ててまごまごと説明をした。

決して屁下手こいた事実の隠蔽にまごまご したのではない。

とんでも方向を走っている事情について

連れの失踪 と、 今後の予定 と、 九州一周土産話 の内、

何を優先させて説明するべきか迷っただけのことだ。

絶対、自己の方向音痴による迷走ぶりを

糊塗せんが ために 言い訳を繕うとした訳ではない。

「いやあ、連れとはぐれてしもてからに、

探しとったんですが、徳島方面に行けば

追いつけるかなと思うてたんですけんど・・・」

『そりゃあ困ったことになってちぇっね

うちんとこ寄ってみまいや?』

(私の家によってみますか?)

『もうこのねき(近く)やけん、

ひやい(冷たい)もんでも

飲んで、 ほんでのぅぇえ、休んでいき・・・

土産話聴かせてよ。』

私はこの機会を活用すべきか、

首領様捜索 を尚も続けるのか、 苦しみ抜いて考え、

「あ、はい、ありがとうございます」

あっさり 2秒 で苦渋の決断した。 大笑い /ヾ

首領様にしの君 とて逆の立場であれば、今正に、同じか

それ以上の 喜び組配属 に近い特典を貰ったかのごとく

旧タイプのストッキング を穿いて、 ビキニ水着 でも

着用しかねない。  そんな嬉しい申し出には、頭頂部に

鶏の羽飾り のいでたちでも 厭わない筈だ。それが 首領様 だ。

を取引材料に使わなくても、 マダム米 が無償米を

供与し、 或いは軟弱蛭が、 もそのまま王手飛車取り、

参りましたと投了する位、 首領様 に都合が良い話だ。

私が友を見限る時間が余りに短すぎるとの非難は

的を外れている。

私の自転車に併走して、ゆらゆらと走る カブ の危うさに

ヒヤリ・ハット活動 を励行する工事現場の監督のように

指差し確認をしながら、周囲に注意を払い、併走という

道路交通法違反 をびくびくしながら犯していたのだ。

住宅街へと案内つきで踏み込んだのだ。

もう、追いつかない。

よく見ると、何だか貼り合わせの脅迫状の文面みたいだわ・・・・






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Last updated  2007.10.01 22:12:10 コメント(11) | コメントを書く


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