絵を描こう!!書も持って外に出よう

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2008.03.16
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流れ流れて 何処へ行く

 深き碧を湛えつつ、流れて入れ 心の宝石箱へ

吉野川

習作  流れ            吉野川

自転車本来の機能を取り戻した。

空気圧を強めにして弾ませると、気持ちよく跳ねるタイヤが

手に頼もしい感触を伝える。

『 まあ、ええじゃないか 』

と、ワゴン車を持ち上げてブン投げる母さん程には 元気はないが、

気持ちの高揚は抑えきれない。星

親指に唾をつけて、1枚しかない千円札をパチッと弾き、手渡した。

『 にいちゃん、得しよったの 』

(にいちゃん、得したね)

「 いや、ほんまに助かります。これで何とか昼飯は食えますけん 」

サイドバッグやテントを取付けた重みにも関わらず、しっかりと

地面からその荷重を跳ね返さんばかりに、頼もしさを感じる。

自転車店の敷居から外へ乗り出した私は、 パンクロックのお父さん の前で、

なぎだ武の演ずるディランのように、爪先まで伸ばした脚でサドルに跨った。

『ほいじゃあのぅえ、気ぃ付けていんできーよ 』

(それじゃあ、気を付けて帰ってね)

「 ほんまに、どうもすんましぇん 」

私が国道へ乗り出す角で振り返ると、 パンクロックのお父さん

それに合わせるように手を振った。

私も頭を下げた。片手を上げて左へと曲がって、

決して無駄な道路ではない国道11号線の利用者となった。

国道192号 は、同様に 国道11号線 と重複しながら

途中で分岐し、前者は、愛媛県西条市から徳島県徳島市に至る国道であり、

11号線 は、観音寺(かんおんじ)へ抜け瀬戸内側へと北向きのコースをとり、

高松市 を経由し、四国の頭をぐるりと周って、同様に 徳島市 へ到る。

当然ながら、ほぼ四国の平面をまっすぐ横切る192号線が最短距離となる。

いくら うどん好き な私でも、讃岐路を走る余裕はなかった。

おまけに当時は、 讃岐うどん の知名度は精々、四国までが圏内で、

迷信と先入観から一般人には本州と呼ばれている海外地方にまで

知れ渡る機会も、紹介するメディアも無かったのである。

現在のように誰もが食への貪欲さを、薀蓄として語る時代ではなかったし、

日本国でご馳走とは精々がステーキ定食という処で、 「定食」 という語尾を

フルコース の代わりに当て嵌めることが何とも言えない

昭和回帰の流行の尻馬に乗ろうとしている訳ではないが、

どうせなら、今後 フレンチ定食 と呼ぶことにしよう。

タイヤ屋が、道を旅するドライバーの利便にと始めた宿泊案内や近辺の食堂紹介が、

いつの間にか肥大し、その格付けにまで信任を置かれることになった。

格式を何より尊び、自己を特別な存在化させることに熱意を持つ層からは

喝采を浴び、その星の数を参考に世界の美食家がその評判を賞味する。

独自の格付けが万人に共通するわけでもないだろうが、

そこに権威主義を尊び、有難たがり、縋り、差別化を図る側につこうとする。

それはそれで、商売繁盛、経済活性、贅沢な海外を旅する者の指針となるのだろう。

( 貧乏旅行をする者にとっては、○その役にも立たないし、地元の場末に

潜り込もうとする旅行者には縁の無い、○そガイドブックであるが...)

人間の基本的な本能から出る意識を応用し、そこに付加価値を付け

利益に繋げる思考が、文化を形成し、生存本能の動機付けの一部となる事に

何の不満も無い。 それはそれで尊重すべきであろうが、妄信するだけの

持ち上げ方に引っ掛かる天邪鬼人間でもある。 そんな性向であるだけに

つい流れに棹挿す事を敢えてするし、流れがあると覗き込みたくなるのだ。

覗きたくなるのは、何も 銭湯 だけではない。  そ、それは中学生で卒業した。 ぽっ

流れと言えば川の流れである。  渓流でもあり、下流の泥や生活廃水の混入した

流れではなく、深山幽谷を人の思惑に関知せず流れる水を覗き込むのだ。

西条市 は、愛媛県の東予地方、西日本最高峰の 石鎚山 を背に、

瀬戸内に向き合う穏やかな街である。

その 石鎚山 は、当時、四国で唯一スキーが出来る山でもあったが、

その東の山麓で、高知県側に 吉野川の源流 がある。

その周辺の険しいV字谷に端を発した小さな渓流が一本の清冽な刃となり、

岩を切り刻み、地床を抉り、山脈を駆け巡る。

1800mの高みから、東へと時間を駆け下り、V字の斜面に芸術を掘りつけながら

北へ進んだかと思えば、 気紛れな 村上ショージのように鼻からドゥーッ!!

と、真東へ徳島平野を貫き通し、河口で クラッカー のように弾けたのだ。

その勢いで淡路島に衝突した返り波が潮目を変え、鳴門で渦が巻く原因となった。

それ位の事は拙ブログを訪問された方なら、どなたもご存知と思われるので、

蛇足であった。 うふふ。






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Last updated  2008.03.16 23:14:28
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