絵を描こう!!書も持って外に出よう

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2008.05.18
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那智大門坂1.jpg

熊野古道 習作

『神、そらに知ろしめす』  とは、

ブラウニングの詩の一節(海潮音/上田敏 訳) であるが、

まさしく欧米人にとって、神は空より人を見守る存在なのであろう。

しかし、大和民族にしてみれば、神のおわす道の草木、石の階段の其処此処に

その神意が潜み、神の座へ近寄ろうとする善人男女を優しく見守るのかも

しれない。人によっては、底知れない不気味さに包まれて、恐怖するかもしれない。

或いは、余りのスピリッツの洪水に畏怖を感じる方も居るかもしれない。

何れであろうとも、神性とは人をして自然と居住まいを正させる大気が

たちこめた場所である。

題材は那智大社にある大門坂近辺であるが、そんな神意のイメージを

先入観によるものだろうが、原始への単純な畏怖であろうが、

心の内に囁きかける無言の戒めを感じ取ることだろう。 

どんな大げさな遺産として指名されようが、

個人的な思いでは、返上して欲しい気がする。

何故なら、清涼飲料水の空のペットボトルや、空き缶が増える気が

するからだ。 心無い阿、呆門者による阿呆な行為で神意は去る。

あ、ほんでね、これ自体は只の習作ですから、習作。

たまには油絵風で描きたかっただけですのん。

*****************************

さて後は、大きな休憩を挟むことなく、一気に阿波まで上るだけである。

しかし、二つの難局を切り抜けた私であるが、最後の難局が残っている。

県境を四国山脈の残り滓のような尻尾が県境を塞いでいるのだ。号泣

往路では、それほど苦しいと思わなかった。

長い下りの快調さを味わっている最中に、一瞬、帰路の時の困難さが掠めたが、

その時には、これから走破する楽しみと期待が高く、意識の外に追い出していた。

壁が目前に迫るまでは考えもしたくないという、典型的な怠け者の性向として、

私もその例に洩れることなく、その徴候を現し始めていた。号泣

四国の凹み部分の端から端へと辿りつくと、川之江となるが

伊予三島も含めて、いつの間にやら 【四国中央市】 という市が

出来上がっているのに気が付いた。 ♪~びっくらこいた、びっくらこいた~♪

三県の県境に接している位置であり、四国のほぼ中間地帯にあるという理由で言えば、

確かに四国の中央にある市 だからという理由に拠る命名。 

実に簡潔明瞭な命名である。すぼめた唇の間から、ふふっと笑いがこぼれそうな程、

安易且つ、想像力の存在を感じさせない位、直接的な命名である。

ほんの数年前の市町村合併の結果である。

『【虫来ナーズ】という安易な名前で売れています』という虫除け剤のCMが

ラジオで流れているが、同じように、「ああ、あの市かあ!」と知名度を

向上できればよいのだが・・・・

その 【現、四国中央市】 から、

国道11号線 は観音寺を経由して北の高松へ向かい、

阿波 には 国道192号線 が向かう。

四国山脈の外れの山裾を登っているのだ。

たら~り、 たらり と、気だるげなペダル漕ぎの素振りには、

あの有名な ツール・ド・ぉフランス の颯爽とした選手の走り振りとは懸け離れて、

それはそれは、のたくりながら地を這う メメズ のように、

不細工極まりない仕儀であった。

私のようにスタイルも顔も良い男 が見せるザマではなかった。 大笑い

先ほどのカレーと一緒に摂った水分だけ雲散霧消し、舌を上口蓋に

接着させ、カレー味だけが口の中から湧き出てくるのだ。

自然と口からの酸素取り入れに頼り、鼻から呼吸することを忘れているから

余計に口の中が乾く。 鰓呼吸 も出来ればと願うほどである。

残る距離の走破のためにスタミナを残しておく必要があるのだ。

男前でも 、恥を忍び、鯉のような口か、アマゾンの半魚人のような

ぶっ細工な表情も甘んじて衆人に晒す他無いのだ、・・・・ あは、あははは。 号泣

こうなると 、♪~サイクリング、サイクリング、Yahoo、Yahoo~♪

などと歌っていられなくなる、ひたすら続く苦難の登り。

いにしえの同行二人とは、ここを歩いたのだと思うと、泣き言は言えない。

ましてや、 近年の女子小学生の南米縦断のツアー など見聞きすると、

♪~びっくらこいた、びっくらこいた~♪  (気に入っている)

現在は 【境目トンネル】 という県境を貫通しているが、峠を越えるには

6~7kmもつづら折りの寂しい登り坂を尻を高々と上げて、標高400mまで

立ち漕ぎしながら登らなければならなかった。トンネルが完成したのは

これから3年後だったのだ。  悔しいーです。

【境目トンネル】 これも【虫来ナーズ】と同じ......

そのままやん!!






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Last updated  2008.05.18 18:43:23 コメント(21) | コメントを書く


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