絵を描こう!!書も持って外に出よう

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2010.01.26
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針、のち船の旅 オーシャンフェリー  3

撮った写真が圧倒的に少ないのは、 船上の雰囲気に浸りきっていた私が

悪いのですが、 バッテリーがヘタっているのは・・・あっ、やっぱり

気付かなかった私が悪いのですが、 下手な写真より、直接 オーシャン東九フェリー

Web site へ 訪問して 頂いた方がよろしきかなと、ちょっと苦しい言い訳をしつつ・・・

えっ! 貧弱な画像しかないのに、旅日記など書くな! 謝れですって!?

はい、 small

航空機のボーディングボードのような通路が、 ターミナルビルの2階と乗船口を

結んでいる。  徒歩乗船客の待合室で、僅かな時間を潰そうと文庫本を開いたが

没頭する間もなく、乗船のアナウンスが響いた。

私を含めて5、6名の徒歩客が、急かれるように小走りに足を進める。

余りの旅客の少なさに、そうしなければいけないような強迫観念が生まれる。

その焦りを押し隠すように・・・・

Ocean_Ferry_DSCF0014.jpg

乗降口を跨げば、そこは ほれ、もう私の ワンダーランド

そのままレセプションホールとなり、 乗船受付をするスチュアードがにこやかに

私を迎え入れる。  鷹揚に頷きながら、躓いて、 オットット走り にならないよう

細心の注意を払って歩を進める私は、野菜工場を視察に来た 首領様 の如く、

悠揚迫らざる立派な御姿に、人民に感動を呼び起こしていたかもしれない。


正面に広い昇降階段、右側にラウンジ、左側の船首よりが客室のようである。

ホールは吹き抜けとなっており、階上にはホールを見下ろす回廊がぐるりと 囲む

格好である。精一杯お洒落をした感じであるが、  利用者としてはこれ以上の設備は

望むべくもない。  乗りたくて乗る人間にとっては、贅を凝らした調度よりも

頑丈な船殻と逞しい動力の頼母しさこそが嬉しい。

最低限の居住環境が整っていれば良いのである。 

元より、乗用車やトラックを運ぶことが主任務であり、観光船でもなければ

クルーズ用客船でもないのだ。 実用一点張りでも、何ら支障は無い。


既にラウンジでのんびりしている乗客が何組か居た。

北九州と東京間航路であって、徳島は寄港地なのだ。 

正確に言うと、 北九州の新門司港 ~ 徳島津田港~東京港の

各フェリーターミナル 間を結んでいる。

北九州で乗船していた客が、 「 あぁ~、ようやっと半分来たばいね 」 と、

寛いでいるのも当然といえば当然だ。

約15時間、長くて18時間の単調な船上生活に耐えてきた乗船客には、

徳島に入港し、たった1時間余りの停泊でも、更なる16時間近くの船旅に、

覚悟とも諦めともつかぬ折り合いをつけようと努めるのだろう。 

船旅が嫌いな人であれば、居たたまれない気分になるのも察して余りある。

その昔、私が生意気さと 男前だけが取り柄の大学生 だった頃は、

北九州~徳島~千葉の木更津を結ぶ航路だった。

安さが魅力の高速バスより、 学割が効く電車より、

私は カシオペア ( 当時の船名 ) に乗りたいがために、  徳島 から

わざわざ 千葉 まで乗船し、東京湾をぐるり陸路で戻り、 横浜の下宿 に辿り着くという、 今で言えば、ホラ、あの事業仕分けで

蓮舫議員 に、 け〇毛まで抜かれそうな無駄をこきまくっていたのだ

しかし私は、決して金銭的な無駄をしていた訳ではない。

只管、自分の時間を無為に消費していただけである。 大笑い

乗船さえすれば、好むと好まざるに関わらず、時間はたっぷり16時間もあると、

早く船内探索をしたいとはやる気持ちを抑えて、 金持ちに見えるように、

悠然と割り当てられた船室へと向かった。


この航路は2種類のタイプの船が運航している。

スタンダードタイプ カジュアルタイプ というのが、その営業上の区分だが、

この命名にはちょっと気恥ずかしさを覚えてしまう。  技が無さ過ぎ・・・・

あ、会社への悪口ではありません・・・  えっ! 謝れですって???

はい、 small
この航路の兄弟船の スタンダードタイプ なら、 二等船室はカーペット敷きの

固い床で雑魚寝型。  シーズン中には好みの場所を確保するのに、 

客同士のタックルあり、 足掛けあり、倒れた客の上を這って先駆けするなどの技を

競い合う必要がある・・・ んな、馬鹿な!、嘘抜かせ!、謝れですって!?

はい、 small 私が悪うございました。 

シーズン中は、ちょっと焦らされる客室である )

カジュアルタイプの船室は 全室二等寝台室で、二段ベッド3列が向かい合う。

同じような船室が並んでいるので、他の船室も似た作りだと思うが、

カプセルホテルのように筒口から出入りするのではないので、窮屈さは無い。

都合12人部屋であるが、入ったのは5人で、それぞれが下段のベッドを

あてがわれた。 敢えて上段のベッドを望む乗客はいないだろう。

私の乗船券面の指定は、 窓際の下段 であった。

横揺れがあれば一番振れ角度の大きい場所になるが、一切気にならない。

寧ろ私の望んだ場所だった。カーテンを引けば、曲りなりにもプライバシーは在る。

固めのマットレスと、枕元にはコンセントタップ付きの蛍光灯がある。

洗面用具と1日分の着替え、文庫本とデジカメだけの荷物が、

私の寝床で邪魔になろう筈も無く、寝台列車の寝床よりずっと余裕を感じた。

**** 政界への悪口雑言を並べなくて済む記事は清々しい・・・とか何とか・・・ 大笑い






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Last updated  2010.01.27 00:44:01
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