はっぴぃ★ぶ~け

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『カリフォルニア物語』観劇報告

テレビ東京・Studio Life・銀河劇場プロデュース公演『カリフォルニア物語』観劇報告

2008年3月1日・2日 銀河劇場にて

*配役*
ヒース=スワンソン:岩崎大/林剛史 イーヴ=ルチアーノ:中川真吾/松本慎也 テレンス=スワンソン:三上真史/HILUMA スウェナ=ランバード:伊礼彼方/及川健 シャーロット:多田直人/吉田隆太  スージー:仁田宏和/栗栖裕之 ケイシー:金景太/三浦孝太 アレックス:兜政孝/荒木健太朗  リロイ:野島直人/廣谷航 インディアン:曽世海司/佐藤滋 マイケル=スワンソン:藤原習作/石飛幸治 ブッチ=ランバード:tekkan/カサノボー晃  ギャラハン:藤原啓児 ジェンキンス:河内喜一朗

*ストーリー*
青い空、緑の大地、光り輝くカリフォルニア。
だが、カリフォルニアだっていいことばかりじゃない。父との確執、兄へのコンプレッスなど、さまざまな人間関係の鬱屈を振り切ろうと、高校をドロップアウトしたヒースは冬のニューヨークにやってきた。
ヒースは、頭は弱いが明るくやさしい心を持つ、イーヴという少年と出会い、ソーホーのアパートで、同居人として 暮らすことになる。貧しい家の出で、文字も読めないイーヴ。この天使のように純粋な心を持つ同居人に、ヒースはやがて心を許すようになってゆく…。
NYで様々な人々と関わりあう中で自らの居場所を探り、自分の父親と兄・テリーとの確執を乗り越えていくヒース。そんな時、テリーが不慮の事故で死んだという知らせが届く。遺された兄からの手紙は、自分は本当はヒースの自由さを羨み、妬んでいたのだと告白する内容が書かれていた。事実を知ったヒースは、激しく動揺する。
また、弟のように慈しんできたイーヴは、ヒースに対し、自分は友人ではなく恋愛感情を彼に抱いているのだと告白し、共同生活に軋みが生じはじめる。そして、ヒースのガールフレンドであるスウェナとの緊迫したやり取りの後、イーヴは、家を出て行ってしまう。アパートにひとり残されたヒースは、初めてイーヴの存在の大きさに気づく…。
そんな時、ヒースのもとへ、イーヴがホテルの窓から墜落死したという事件が飛び込んでくる。イーヴの死に不信感を持つ警察は、ヒースが犯人ではないかと調査を始め、ヒースは窮地に立たされる。 しかし、仲間たちの強力で真犯人を追い詰めたヒースは、誤って相手を銃で撃ってしまう。自らも命を絶とうとしたヒースの脳裏に、イーヴの姿が浮かぶ。カリフォルニアへ、行きたかった・・・。
犯人は一命を取りとめ、ヒースは釈放された。仲間たちもそれぞれの道へ進んでいく中、ヒースは突然姿を消した。しかし、仲間たちの胸には、西から来た青年と、西に行きたがった少年の姿が、消えることはないのだった。

*感想*
ご存知、吉田秋生先生の初期の傑作コミックスが原作です。吉田先生といえば、不肖ぴよりーぬは『BANANA FISH』くらいしか読んでないんですが(その・・・絵が、苦手で)、 吉田先生らしいのかな、と思う作品ですね。
ストーリーの主軸はヒースの成長、だと思うんですが、何せイーヴの生い立ちが切ない。ほんとに貧しくて、スリもかっぱらいも、果ては身売りまでもして生きてきて、 それでいながら前向きで明るい笑顔を見せるイーヴは、魂が靭くて綺麗なんだろうと思います。そんなイーヴと知り合って、保護しているつもりでいながら実は 包まれているヒース。イーヴがいなくなって、初めてそれに気づくんですね。
イーヴに告白されて、『愛=肉体関係』みたいな、単純発想のヒース。そうじゃねぇだろ、ってツッコミを、何度も入れたくなります(苦笑)。そこで悩むなよ、そこで。イーヴの求めてるものは、 そこじゃないよ?みたいな。でも、そこが男性と女性の感覚の違いなんでしょうねぇ(遠い目)。
演出としては、確かに倉田さんの匂いを感じます。そこにライフ以外の出演者の方々が入って、新鮮で濃密な(笑)舞台になっているかな。
で、今回は生バンドが入って、歌が入るんですが、う~ん、やっぱり日頃ストレートプレイを専らに作っていらっしゃるからか、ナンバーの挿入の仕方がちょっと、唐突なんじゃ?と思う部分も否めません。 歌えるメンバーも多くて聞き応えもあるんですが(tekkanさんとカサノボー晃さんはダントツ)、普段歌を中心にやってない方は目立っちゃいますね~。
両チームで、すっごく雰囲気が違う、ってこともないのですが、やっぱりそれぞれの特徴みたいなものは微かに見えました。これにシャッフルバージョンが入ると、 そこでまた違った魅力がある感じです。シャッフルは、岩崎ヒース&松本イーヴのチームしか観る予定がありませんが(日程的に無理)、林ヒース&中川イーヴのチームも、ちょっと観たい気持ちになってきました(笑)。
私にとって、自分の中にあった空虚を、埋めてくれた作品です。ツッコミどころもありますけど、大好きな作品になりました。 再演の際は、もっと私の予定が空いている時期にしていただきたいです(真顔)。



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