『JAZZYな妖精たち』大空祐飛さんお茶会
12月11日
東京全日空ホテル プロミネンスにて
祐飛さんご到着までに、入場の際の掛け声(笑)の練習がありました。祐飛さんがレコーディングされたと言う、『REVUE OF DREAMS』のテーマソングに乗せて、♪大空に~「ゆうひ!」続く道~「OK!」と(笑)
でもね、手拍子の合間なので、案外難しかったです。でも練習の甲斐あって、入場された祐飛さんは「いや~、早速盛り上がってますね~!」と笑っておられました。
ご登場された祐飛さん、メインテーブルにお立ちになると、まだ流れているテーマソングの中で会場中に向けて投げキッス!「きゃ~!!」と声が上がります。
お洋服は、白い地模様の長めのコートで、襟元と袖にファーがついており、その襟元からシルバーのブラウスが覗きます。そして、紫のベロア(と思われる)のパンツでした。
「え~、お寒い中、また年末のお忙しい中、こんなに沢山の方にお越しいただいてありがとうございました。外は寒いですが、中はもう既に熱く盛り上がってると思うので、最後までよろしくお願いいたします。・・・あ、じゃあ、乾杯しますか?乾杯!」
祐飛さんが着席されると、早速公演のお話を伺っていきます。大劇場公演との最大の変更点として、ラストシーンのお話をされる祐飛さん。大劇場でやってきて、練れてくる部分もあるけれど、変わってはいけない部分もあるので、新しい作品に取り組むつもりでお稽古に臨まれたそうです。
―では、ティモシーのナゾに迫ってみたいと思うのですが
「(笑)はい」
―ティモシーのナンバーで、『惚れるな』と歌っていらっしゃいますが、ティモシーはもてるんでしょうか?作品上では恋愛はされていませんが・・・
「(笑)あれはね、ティモシーが主人公じゃないので描かれていないんですが、実はもてるんですよ。だからついついお金を貸しちゃったりとか。あのナンバーは下級生でもすごく気に入ってくれている子がいて、あ、そうだ、
あれも銀橋を渡り切るという嬉しい変更点がありましたね。大劇場のときは下手にちょこ~っと出てきて、上手の皆様さよなら~って感じだったんですが、今回は上手の皆様にもお会いできて。
で、大劇場ではいつも下手袖に下級生たちが見学に来ていたんですけど、東京の舞台稽古で、『今度は上手だ~!』っと(笑)。で、かっこよかったよ~って言ってくれるんですね。だから、作品上では誰もティモシーに惚れてないんですけど(笑)、てももてるんです。
そんなの、観ていただければ、ねぇ?分かるはず」
会場に拍手がおこりました。そりゃ、客席の人は惚れまくってますから(真顔)
―選挙事務所の場面で、女性の運動員の方に積極的に・・・スキンシップを図っていらっしゃいますが、あれはティモシー的なものですか?それとも演出ですか?(ちなみに、・・・誰だったかな、娘役さんのお尻を触ってますよね・笑)
「スキンシップ(笑)あれもね~、何であんなことになってるんでしょうね?『おまえはすげぇ』ってナンバーなんですが、あの場面はティモシー以外はみんなパトリックの応援をしていて、振付とかも皆が受けているときに側で見てたんですけど、
結局ティモシーは振付とかしていただけなくて(苦笑)『好きにやって』とか言われちゃって・・・どうしようかな~と思いながら、何となく動いていたら、あんなことに」
―では、ティモシー的にああいう行動に出ているということですね?大空祐飛さん的にではなく(その質問も語弊があるのでは・汗)
「はい。普段はやってませんよ、あんなこと」(って、それに真顔で答える祐飛さんも・苦笑)
―今度は、ショーのお話なんですが、いろいろな髪型をされていてとても素敵ですね。あれは、どうやってお決めになるんですか?
「髪型は、大体こんな感じとかは決めておくんですが、実際に舞台稽古でメイクをして、衣装を着て、最終的に決めることが多いですね。私ね、髪の毛かなり少ないんですよ、ご存知だと思いますけど。少なくて猫ッ毛なんですよ。それでもね、鏡とか見てると、自分でも髪型の魔術師だなと思いますね。
おお、こんなに少ないのにこのボリューム感は、と(笑)」
また、ショーもお芝居と同じで、初心を大切にするようにしていると言うようなお話をされていました。
―では、公演以外のお話で、パーソナルカレンダーが大好評発売中ですが、何かエピソードなどありますか?
「こんなイメージで、って言う指示があるんですが、表紙はね、見た感じさわやか系かなと思って撮ったんですけど、『さわやかだけど、夜中』とか、(笑)難しい注文がありまして(笑)
さわやか青年なんだけど、よっとワル、みたいな(笑)後は、フォーマルなスーツのショットがあると思うんですけど、あれは私の得意分野というか(笑)、イギリス貴族の青年、みたいな(笑)」
―では、毎月楽しみにしたいと思います。
「はい。でも、表紙は夜中ですから(笑)」
ここで、握手会のパート1があります。(今回、前半と後半に分けて行われました)こんな機会は滅多にないですから、しっかりお顔と目を見て、握手していただきました。ひとりひとりに、王子様スマイル付きで「ありがとう」とおっしゃって、とっても素敵。
深い宇宙の色のような、吸い込まれそうな目に、ぴよりーぬ心臓が止まりそうでした(苦笑)
握手会の間に、メインステージでは次のコーナーの準備がされています。
メインステージに戻られた祐飛さん。色画用紙の大きなクリスマスツリーに、キラキラしたオーナメントがつけられています。そのオーナメントには番号が書いてあって、祐飛さんに選んでいただき、その番号の質問が司会者から出されてお答えいただくというもの。
題して、『祐飛さんの2005年 何でも1番(「いっちば~ん!」と読んでいました・笑)』のコーナー。
一番頑張ったことについて、いつでも頑張ってるんですけど、と前置きの上、この大劇場公演のお稽古および公演中にかけて、舞踊会に出演したことを挙げられました。
―では、一番美味しかったこと(こと?モノですよね、普通)
「ええっ?・・・私たちね、美味しいもの大好きなんですよ、ほんと。う~ん・・・この1年と言うか、一番最近で美味しかったものにしますね。
この間下級生の誕生日があって、楽屋出お祝いしたんですね。その時のケーキがね、すっごい美味しかったの!えっと・・・なんだっけな、名前・・・クリ・・・
ん?名前なんていいか、チョコレートケーキで」
―栗が乗っている?
「いや、栗じゃないの。丸くて小さいケーキで、土台にコーンフレークみたいなサクサクした層があって、そこがすっごく美味しいんですよ。みんなでおいし~!って感動して・・・
私たち、ちょっと美味しいとすぐ感動するんですけど(笑)それで、楠恵華ちゃんが早抜けして自分で買いに行って(笑)、その後のぞみちゃんのところに差し入れか何かで入ったんですよ。それで、
すっごく美味しいから食べて~!って、何人かのところに持ってきてくれて、あさこ(瀬奈じゅんさん)とリュウちゃん(越乃リュウさん)と分けっこして食べました。ほんとに美味しいの。
確か・・・松坂屋の地下のお店で・・・探してみてください、美味しいです」
―一番『すげぇや!』と思ったことは何ですか?
「(笑)すげぇや!ですか?すげぇや、って言うか、大劇場の初日、まあ、新生月組としてのスタートですよね。あさこがトップになって・・(同期だと)檀れいが、娘役ではトップが出てるんですけど、
男役のトップは、同期では初めてなので、なんか、最後の大階段とか、同期からトップが出た、みたいな感動はありました。
それと、すげぇや、っていうのとちょっとニュアンスが違うと思うんですけど、あさこがトップになって、音楽学校の時から仲がよかったですから、そんな自分が一緒に(舞台を)やれるっていうのは
すごいことだなというか、『運命のすげぇや』みたいな(笑)、そういうのは思いますね」
―クリスマスの思い出など、聞かせてください。
「クリスマスね~・・・子供の頃、私はサンタクロースの正体を知っていて・・・(会場を見渡して)小さなお子様、いらっしゃいます?・・・知っていて、でも知らないフリをしてね、
家の中で『あ~、今年は何々がほしいな~』とか言っていました(笑)」
―サンタさんからのプレゼントは届いたんですか?
「金額によって、届いたり、届かなかったり(苦笑)」
―今年も、願ったら何か届くかもしれませんし・・・
「(笑)はい」
―ちなみに、妖精さんは信じていらっしゃいますか?
「YES(即答且つ断言。一部でどよめきが起こる)。え、『ええっ?!』って!(と、憤慨したようにテーブルを叩く)ちょっと!(笑いながら)どうなの、それ~・・・
でも私、小さい頃、小さい頃?若い頃・・・それもなんか(苦笑)まあ、子供の頃から強運と言うか、絶対こうなりたい、みたいな、物質的なことじゃないことって、3年とか5年とかの時間をかけて
実現してるんですよね。子供の頃は、自分ってすごいかも、とか思っていたんですが(笑)、最近になって、そういうのって自分だけの力じゃないなって思うことがあって・・・例えば妖精って、『あ、ここにいた(と手のひらを出す)』とかじゃなくて、
そういう、人生とか運命とかに関わっているものなんじゃないかなって思うんですよ。・・・純粋でしょ、案外(ちょっと照れたお顔をされました)」
いや、案外ってことないですよ。みなさん、祐飛さんのそういう純粋なところも分かってると思いますよ?
―今年のクリスマスは・・・公演中、千秋楽なのですが・・どのように過ごされますか?
「(笑)今年はね~・・・まあ、公演中、2回公演が3日続いたりしてるんですが・・・千秋楽の次の日には、星組さんのお稽古に行かなくてはいけないので、多分荷造りをしていると思います(笑)」
ここで、握手会後半が行われます。その間、スタッフさんがキラキラのリボンを持って、なんかプレゼントの箱とか持って会場を忙しそうに移動しておられました。
祐飛さんがメインステージに戻られ、抽選会。スチール写真やル・サンク、主題歌CDなどなど。嬉しい祐飛さんのサイン入りです。・・・あたりませんでしたけど(泣)
―最近、オススメのものがおありとか。
「そう、そうなの。これ、トゥウェンティ・キューって言う、ゲームなんですけど、あさこが探してきてね、面白くて、『ようちゃんも買いなよ』とか言われて買ったんですけど(笑)
例えば私が『薔薇』とか『マイク』とか思い浮かべておいて、コイツ(とゲーム機を出す)が20の質問をしてくるんですよ。それに答えていくと、コイツが『それはマイクですね』とか、思い浮かべたものを宛てるんです。
これね、案外当たっちゃうの。20問で当たらないと後5問答えて、それでも当たらなければ私の勝ち、みたいなゲームなんですけど、面白いです。是非遊んでみてください」
と、これも抽選の対象になりました。
―では、今度はサンタさんから祐飛さんにプレゼントが届きました。でも、ただ差し上げても面白くないので、ゲームにしました。お手元に、5本のリボンがあると思うのですが、どれかひとつ選んでいただいて、手繰っていくとプレゼントにたどり着く仕組みになっています。
プレゼントの内容なんですが
『熊のぬいぐるみ』
「ええっ?(笑)・・・いらない~・・・あ、言っちゃった(笑)」
『世界の名水 100選、とまでは行きませんが、7選』
「ああ、ふ~ん・・・」(熊よりはいいらしい・笑)
『あさこさんとのツーショット写真2枚セット』
「(爆笑)そんなの、いつでも撮れるし~」
『旅行のクーポン券』
「おっ、きらん☆」(これがほしそうな様子)
『(・・・すみません、忘れました・汗)』
「え~・・・どれがいいプレゼントかな~、それ・・・・熊はいらない、熊は(そんなにいらないんですか・苦笑)・・・じゃあ、これ」
リボンは会場の隅のほうまで続いており、辿っていると会場の中を歩き回っていただける仕組みです。たどり着いたプレゼントを振ってみたりして
「これは熊じゃないな(そんっっなにイヤなんですか・苦笑)・・・お水でもないですよね?」
メインテーブルにて開封。
「(苦笑)・・・・コレ・・・」
銀色のモールで飾られた、ショーのフォーエバー(あさこさん)とラバー男(祐飛さん)のツーショット写真2枚組みでした(笑)祐飛さん、もう一枚をご覧になり
「って言うか、こっちなんてさららん(月船さららさん)も写ってるし!ツーショットじゃなくてスリーショットだし(苦笑)」
―どこかに飾ってくださいね。
「(笑)はい。サインしてもらって飾ります(苦笑)」
今度は、お客様から祐飛さんにプレゼント。GUCCIの黒いスーツです。リボンタイが素敵。
「ありがとうございます。CSのカウントダウン番組で、着れたら着ます。ので、観てくださいね」
お開きが近づき、今後のご予定を伺います。東京公演後、CSのカウントダウン番組に出演されます。噂のベルばらがらみだそうです。
「ライブですから、一緒にカウントダウンしましょう。未加入の方は今からでも加入してみてくださいね」
その後、星組さんにオスカル役で出演、そして3月には『THE LAST PARTY』が東京で再演されます。
「バウホールでさせていただいて、とてもご好評をいただいたとの事で、再演させていただけることになりました。
るいちゃん(紫城るいさん)が組替えになっていたり、さらんが退団だったりして顔ぶれが変わりますが、その分また、新しいものが作れるんじゃないかなと思っていますので、
こちらも是非見にいらしてください」
来年の抱負を伺います。
「東京公演が終わったら、次に月組全員と合流するのが5月の大劇場公演なんですよね。それまでの間も、私らしい仕事をして、また合流できたらいいなと思っていますので、
これからもよろしくお願いいたします」
最後のご挨拶となりました。
「東京公演もあと少しで、外は暑いですが(会場どよめく)、舞台は熱く繰り広げておりますので(そこでどよめきに気づく)、え、何かおかしいですか?
変なこと言いました?私。外は寒いですが・・・・ああ、暑いって言いました?(目頭に手を当てて)お別れが寂しくて・・・(会場で拍手が起こる)
ええ、外は寒いですが、熱い舞台をお送りしておりますので、千秋楽までよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」
そして、会場を通り抜けて退場されました。
このところ、益々素敵に輝いていらっしゃる祐飛さん。あさこさんのお話をされる真摯な眼差しが印象的でした。オスカルもフィッツジェラルドも、楽しみにしています☆