♪ ぴよちゃんの部屋 ♪

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’02年観た映画 その2

~2002年に観た映画~
Vol. 2


6 『 I am Sam 』   5/28(試写会)   (★★★★☆ 女性向け)
    ショーン・ペン主演

知的年齢7歳程度のサム(ショーン・ペン)が生まれたばかりのルーシーを母親が見捨てたためひとりで育てることになったが、ルーシー7歳の時に児童福祉局に「育てられない」と判断され引き離されてしまい、裁判で闘い子供を取り戻すという感動ストーリー。

スターバックスで仕事をするサム、セブンイレブン、アイホップ、ビックボーイ、ピザハットなど聞き覚えのある名前のお店が次々出てきて親しみが沸く。
「ルーシー」とはサムが好きなビートルズナンバーからとった名前。
ビートルズナンバーのカバーが随所BGMに使われている。

サム役のショーン・ペンは本当に知的障害者かと思うほどの演技。2001年アカデミー主演男優賞にノミネートされた絶賛に値するものだった。
思わず「レインマン」を演じたダスティン・ホフマンを思い出してしまった。
ルーシーがとてもかわいい。青い瞳が本当に印象的だった。
弁護士リタのヒステリックな姿はちょっと浮いてたかも。
サムの友達や、近所に住むひきこもりのピアノ教師のアニーおばさんたち脇役もとてもよかった。
決して暗くなく、笑いも涙もあり前向きな人々を描くのは やはり<アメリカ映画>と思った。
映画で涙したことのなかった私だが、これには涙がちょっと出てきた1本でした。


7 『 スパイダーマン 』  6/28    (★★☆☆☆)
     トビー・マグワイア主演

小さい時に両親を亡くし、伯父夫婦に引き取られたピーターは冴えない高校3年生。6歳の時に隣に引っ越してきたメリージェーン(MJ)とは同級生でずっと想いを寄せている。
大学の研究室を見学中、ピーターは遺伝子組み換えによって「スーパースパイダー」となったクモに刺されてしまう。
その瞬間からピーターの体は異変を感じる。
人間の力では考えられない力を持つことになり、ビルとビルの間を手から出る蜘蛛の糸を使って渡り歩くことができるようになる。(飛んでいるように見える)
この場面が迫力あるシーンでこの映画のメインになっている。
蜘蛛の動きがおもしろい。
ストーリーは単純だが、あらゆる角度から撮影されたスパーダーマンの迫力ある動きがこの映画の魅力。
ゴブリンという悪物の顔がいまいちマンガチックだったのが残念。
もうちょっと、考えてほしかった。
MJの気持ちがよくわからない。(ホントストーリーはいまいち・・。)

ひ弱でいじめられっ子だったピーターがどんどん強くなり、自信をつけていくのが痛快だ。娯楽として充分楽しめた。
ストーリーより、映像のおもしろさを求める人向き。
パート2の撮影も決定されたので、さらにパワーアップしたスパイダーマンに期待したい。


8 『 スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 』  9/11    (★★★★★)
     ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステン
     セン 主演

前作「エピソード1」から10年後の世界を舞台に、青年となったアナキン・スカイウォーカーのジェダイの騎士としての成長とクローン戦争での活躍、ナブーの元王女アミダラとの禁断の恋の行方を描く。

やっぱり、楽しませてくれる作品!
キャラクターが凝っていて、かわいい。観るなら絶対に字幕がオススメ。
全シリーズを観ているので見逃せない作品となっている。
エピ2は恋愛シーンがメインとなっているのだが、イマイチ。
次回エピ3に期待したい。


9 『 Dolls 』  10/3(試写会)   (★☆☆☆☆)
     菅野美穂、西島秀俊 主演

婚約者佐和子(菅野)を裏切り、親の勧める相手と結婚することとなった松本(西島)。結婚式当日、佐和子が自殺をはかったことを知った松本は、式を投げ出して彼女の元へと駆ける。命は助かったものの、言葉と記憶を忘れてしまう。
松本は佐和子と赤い紐でつなぎ、あてのない旅へ出る。そこで様々な人とすれ違う。

北野監督が浅草に住んでいた時代に、人々から「つながり乞食」と呼ばれ、お互いの体を紐でつないで歩く男女のホームレスを見たという。このショッキングなエピソードを元に書き下ろした作品だそうだ。
四季おりおりの風景は息を呑むほど美しい。とくに秋の紅葉は見事。
ラストは思ってもみない衝撃のシーンで終わる。。。。

邦画独特の少ないセリフ、素敵な情景の作品なので飽きがくるが、3つのストーリーを織り交ぜているのでそれらの登場人物たちが楽しませてくれる。
衣装がとても独創的で映画にピッタリで素敵だった。山本耀司さんのデザインだそう。
大人向けの作品であると思う。

10 『 ロード・トゥ・パーディション 』  10/11  (★★★★★)
    トム・ハンクス主演

1931年のアメリカシカゴの大恐慌時代が舞台。
父(トム・ハンクス)はマフィアの幹部の仕事をしていることを2人の息子に隠していた。ある晩長男がこっそり車に隠れて父のことを探り、仕事を知ってしまう。
そのため、組織の掟に追われる。妻と次男が殺され、父は復習を誓う。
長男を連れて逃げるが、次第に組織に追い詰められる。窮地に立たされながら必死にひとりで組織に立ち向かうストーリーである。

雨のシーンが多く、暗い雰囲気が多いので、「あまりおもしろくなさそう・・・」とがっかりしてたのだが、始まりから20分くらいすると話は急展開する。
ここからは、のめり込むような感じでスクリーンを観ていた。
組織から追われながらも、復習していく父子の演技はとてもよかった。
ラストシーンのトムハンクスの表情は「プライベート・ライアン」を思い出させる。
内容で勝負した作品であると思う。
2002年アカデミー賞候補と言われるはずである。


《2002年に映画館で観た作品は10本でした》


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